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OKファームのOKです。このラジオは、リスナーの皆様からの食べ物に関する思い出を紹介しながら、ほっこりする時間をお届けする番組です。
今日のお便りは、ジャンボたこやきロボットさん、40代男性からのお便りです。
小さい頃から母子家庭で育った自分は、母の仕事が遅いということもあり、ほぼ日中はおばあちゃんに育ててもらったようなものでした。
晩御飯もおばあちゃんが作ることが多かったのですが、おばあちゃんが作るご飯はだいたい煮物。
それも食材一品が炊かれたものが多く、なっぱを炊いたもの、じゃがいものを煮たもの、大根を煮たものなどが主でした。
小さい頃はそれでよかったけど、育ち盛りに入ったとき、肉や魚がなかなか食べられないのが苦痛でした。
ある日胃を消しておばあちゃんに、せめてもう一品くらい欲しいと伝えました。
次の日から煮物に卵を落としたものが加わり、実質もう一つ具材が増えました。
今はおばあちゃんが天国に旅立っているので、もうあの煮物が食べられないのは寂しいです。
素敵なお便りをありがとうございました。
各家庭の状況とか事情とか、自分自身とお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんとの距離感とかにもよりますけど、
このおかずとかね、ご飯の内容にこの意見物申すときっていうのは結構勇気がいったりしますよね。
僕はこの味があんまり好きじゃないんだとかね、友達の家のこんなものがあったらしいよみたいなことを言うときって、
なんとなく自分の親とかね、自分の気心が知れた人であっても、
この何か伝えるのに勇気がいったみたいなことをちょっと何か思い出すようなね、エピソードですね。
そしてジャンボたこ焼きロボットさんのおばあちゃんはもうお亡くなりになっているということなんですけども、
ナッパを煮たものとかジャガイモを煮たものとかね、大根を煮たものっていう料理を全然関係のない場所で見かけた時でも、
ふとおばあちゃんのことを思い出したりされているんじゃないかなというようなことが僕の脳裏には浮かびました。
ジャンボたこ焼きロボットさん、素敵なお話ありがとうございました。
この番組ではリスナーのあなたからの食べ物のエピソードを募集しています。
日常的なものから壮大なものまで何でも結構です。
概要欄にあるアンケートリンクからあなたのエピソードをぜひ教えてください。
今日のご飯があなたの人生で大切な一食になりますように。
素敵なお話、ごちそうさまでした。