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OKファームのOKです。この番組は、農業歴12年の私が、皆さんの思い出をもとに、今夜のこんだてを紹介するラジオです。
今日は、ラジオネーム、育ちの違う兄と妹さん、女性の思い出です。
我が家は、ずっと母がご飯を作ってくれていたので、わしは料理のできない大人に育ちました。
母が高齢になり、夕ご飯の当番を変わってくれと言われたとき、わしが作れたのは、カレー、スパゲティ、焼きそばだけでした。
本やクックパッドを見ながら、自分でも作れそうな簡単なものばかりを食卓に出していたところ、
こいつに任せてたら、食べたいメニューは一生出てこないと気づいた、私の兄が料理をするようになったのです。
兄もチャルメラか、チャーハンくらいしか作っているのを見たことがなかったのですが、
自分でスーパーに行き、買い物をしてくるようになりました。
兄の場合は、仕事が休みで時間のある日に作ってくれるので、
煮物や煮魚、カツから揚げるカツ丼など、わしが絶対作らないものを作ります。
ある日、もつ煮込みを作っていたので、
これの作り方ってどこで知るの?本?クックパッド?と聞いたら、
お母さんが作っているのを見てたから、記憶をたどってなんとなくこんな感じかなって、
ん?私は母がもつ煮込みを作っているとこなんか見たことないぞ。
出来上がった鍋のふたを開けて中身を確認したことはあるけど。
また別の日、
今日はこの魚とこの魚が安かったよ、と買い物自慢をする兄に向かって、
わしはサンマとサケとシシャンボシか魚はわからん、というふうに思ったので、
お兄ちゃんは生の魚を見てこれは何かってわかるの?と聞くと、
そんなものを見ればわかるだろう、常識だろう、と言われ、
お兄ちゃんとは育った環境が違うからわからん、と答えます。
しかし兄は、
俺とお前は同じ家で同じ環境で育ってるんだよ、と言います。
えーそうかな、お兄ちゃんとは違う家で育ってる気がするんだけどな。
また違う話として、なるべく自分が楽をしたいから何も言わず黙っているけど、
兄が作る料理は味付けが好みじゃないからあんまり食べたくないんだよね。
逆を言えばわしの作るご飯は兄の口に合っていないんだろうな。
文句を言ってご飯作らなくなると困るので黙って食べてるけどね、
という育ちの違う兄と妹さんからのお便りでした。
同じ家にいる兄弟といえど、
趣味が違ったり、嬉しいとか悲しいの基準が違ったり、不思議なもんですよね。
このお話の中でも、
5兄弟で味付けの好みが結構違うっていうことをおっしゃっていたのが、
リアルだよな、というふうに思ったり、
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でも一緒にご飯を食べるっていうことはね、
味覚は違っても仲がいいんだろうな、というふうにも僕は思ったりしました。
僕自身も姉が2人いるので、今は仲がいいんですけども、
年を取るにつれて姉との関係とか距離感も、
どんなものになっていくのかなーとかね、
ふと考えてしまいました。
そしてOKファームがおすすめする今夜のこんだては、
和風パスタです。
今回のお話の中で、
作れる料理としてスパゲティというものがありましたので、
それに乗っからせていただきました。
そして和風パスタを作るときにおすすめなのが、
僕が作っている加工品、
ごぼうが香るオニオンスープなんで、
普段はスープとして飲んでくださいというお話をさせてもらっているんですけども、
ごぼうの粉末と玉ねぎの粉末みたいなものが入っているので、
茹でたパスタをフライパンに移して、
ちょっと炒めるような感じというのかな、
味をつけるときに、
一袋パパッと入れてもらって、
味がちょっと薄いなと思う方は、
そこに醤油を追加してもらってもいいですし、
薄味が好みとかね、健康志向の方は、
ごぼうと玉ねぎの香りを入れてもらって、
ごぼうと玉ねぎの香りとかだけでも楽しんでいただけるかなと思います。
僕自身はこれだけでもいけるんですけども、
家族はやっぱりちょっと味が薄いというので、
薄口醤油みたいなものを足したりしていますね。
定番ですけど、きのこ類みたいなものをちょっと入れたりして、
和風パスタとしてこのスープを使ってみていただけたらと思います。
概要欄にAmazonリンクを貼っておりますので、
まだ購入されていない方はぜひチェックしてみてください。
改めまして、育ちの違う兄と妹さん、
お便りありがとうございました。
この番組ではあなたからの食べ物の思い出を募集しています。
日常的なものから壮大なエピソードまで、
どんなものでも大丈夫、匿名でもかまいません。
概要欄のリンクをクリックすれば簡単に記入できますので、
ぜひよろしくお願いします。
今日のご飯があなたの人生で大切な一食になりますように。
素敵なお話、ごちそうさまでした。