タケノコの思い出
OKファームのOKです。この番組は、農業歴13年の私が、皆さんの思い出をもとに、今夜のこんだてを紹介するラジオです。
今日はラジオネーム、バンブーフェスティバルさん、女性の思い出です。
同級生が結婚したお相手は、お父さんが会社を経営していたり、山を持っていたりしたそうです。
山にはタケノコが生えるらしく、同級生は旦那のアウトドア仲間と一緒にタケノコ掘りをしてきた、とのこと。
その話を聞いたときに、「タケノコ掘りしたことある?」と聞かれたので、
私の家の裏は竹山だから、子供の頃から毎年タケノコ掘ってる。
というか、うちの場合、タケノコを掘るのは家の手伝いと一緒で、畑に行って人参を掘るとか大根を掘るとかと同じ意味だから、
わざわざ山に行ってタケノコ掘りたいとは思わないなぁ、と返事したら、そこで話が終わってしまい、
以降この同級生がタケノコの話をすることはありませんでした。
いや、私に処生術がなかったことは反省してます。
えーすごい羨ましいとか言っておけば円満に収まったんだと思うけど、
まだ子供だった私には嘘の会話をすることができなかったんです。
このことは何年も何年も引きずって、ずっとどういえば正解だったのか考え悩んでいました。
それからだいぶ年月が過ぎ、普段はプライベートの友人のことなんか全く話すことのない私の兄と、
たまたまこのタケノコの話をすることがありまして、どういう返事をするのが正解だったんだろうと聞いてみると、
それはな、タケノコ掘りが楽しかったんじゃなくて、
私はタケノコの山を持ってるくらいのお金持ちと結婚できたのよって自慢話をしてたんだよ。
なるほど、兄はこの同級生を全く知りません。
この時話した内容しか伝えていません。
なのにこんな的確な答えが返ってくるとは。
自慢話をされてたのなら、あの時の私の返事は正解だったんじゃん。
なんだ、長年の悩みが解決した瞬間でした。
タケノコ料理の提案
せっかくなので食べ物の話も一つ紹介させてください。
我が家は鍋に水を入れ、火をかけてからタケノコを掘りに行き、皮を剥いて包丁で刻んで鍋に入れ、それが味噌汁になっていました。
だからアク取りをしたことがありません。
大人になってからぬかでアク取りとか舌処理とか他の人が言っているのを聞いても、その意味がわかりませんでした。
掘ってから時間がたったタケノコを食べたことがなかったんですよね。
あっ、食の自慢話しちゃいましたね。ごめんなさーい、というバンブーフェスティバルさんからのお便りでした。
このお友達がどういう意味でこのタケノコの話を振ってきたのかは不明ではありますが、
確かに言われてみるとお金持ちと結婚したマウントみたいなものを取りたかったのかもしれませんね。
そして少し前のお便りでも紹介した、新鮮なタケノコはアク抜きが不要というお話がこちらでも言われているので、やっぱり新鮮なものは直で行っても大丈夫ということのようですね。
僕自身もタケノコ掘りをする機会が何年かに1回くらいはあったりするので、今度やるときは下準備をしておいて、掘ったらすぐに焼くとか茹でるとかして、取れたてのものを調理してみたいと思います。
そしてOKファームがおすすめする今夜のこんだては、タケノコのチンジャオロースです。
シャキシャキとしたタケノコの食感が楽しめると思いますので、ぜひチンジャオロースにも挑戦してみてください。
そしてタケノコのチンジャオロースと一緒に飲んでいただきたいのが、OKファームが作っているごぼうが香るオニオンスープです。
僕が作った広島県のごぼうと淡路島の玉ねぎがたっぷり入っている粉末スープなんですが、お湯を注ぐだけで出来上がりです。
スープを作る暇はないという方はぜひお試しください。
概要欄にごぼうスープのAmazonリンクを貼っておりますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
改めましてバンブーフェスティバルさん、お便りありがとうございました。
月曜から金曜の正午にお届けしているこの番組では、あなたからの食べ物の思い出を募集しています。
日常的なものから壮大なエピソードまで、どんなものでも大丈夫、匿名でも構いません。
概要欄のリンクをクリックすれば簡単に記入できますので、ぜひよろしくお願いします。
今日のご飯があなたの人生で大切な一食になりますように。
素敵なお話、ごちそうさまでした。
