イチゴの思い出と味覚
OKファームのOKです。この番組は、農業歴12年の私が、みなさんの思い出をもとに、今夜のこんだてを紹介するラジオです。
今日は、ラジオネーム、酸っぱいイチゴさん、女性の思い出です。
我が家は、自宅でイチゴを毎年作っていましたが、昔からの苗なので、酸味が強い酸っぱいイチゴでした。
今時のイチゴは品種改良で甘くなっていると聞きますが、畑にただのイチゴがあるのに、わざわざお金を出してイチゴを買う気にはならず、甘いイチゴは憧れのままでした。
ある日、親戚の家に行ったときに、お茶菓子としてイチゴを出してくれました。
おお!憧れの今時の甘いイチゴを食べられる日が来た!と喜んでいたのですが、
あれ?うちのイチゴと変わらない?大粒で食べ応えのある立派なイチゴなのですが、酸味はうちのイチゴと同じくらい?と思っていると、
一緒にイチゴを食べていたこの家の幼稚園生のお孫ちゃんが、甘くておいしい!とニコニコしています。
え?これって甘いの?私は今までこれくらいの酸味のイチゴを酸っぱいイチゴだと思って食べてたよ。
この酸味の具合は甘いの?自分の味覚が信用できなくなった出来事でした。という酸っぱいイチゴさんからのお便りでした。
イチゴ栽培の経験が私自身は少しだけあるんですが、
おっしゃる通り、酸味と甘味のバランスによってイチゴのおいしさが決まると聞いたことがあります。
その中でも甘味に関してはまた二つ決まる要素があるということで、
一つは品種ですね。この品種は甘いイチゴができるとか、この品種は酸っぱいようなイチゴができるというのは、
甘味の具合がどうかというのが生まれつきのご先祖様というんですかね。
イチゴの苗を植えた時にもう味が、甘さが決まっているという要素が一つあるのと、
もう一つはですね、栽培期間とか収穫時期とかによってこの甘さが左右されるということを聞いたことがあります。
僕も農業研修施設みたいなところに半年ほど勉強に行かせてもらったことがあるんですけども、
そこでビニールハウスの中でイチゴを栽培しているという畑があったんですよね。
やっぱりイチゴというと春とか暖かくなってからのイメージがありそうなんですが、
冬の方のイチゴの方が成長が遅いので、お日様が出てこないとか気温が低いので成長が遅いんですが、
成長が遅いのでその分ゆっくり成長することによって甘みをしっかり蓄えることができるんだよみたいなことを
そこのスタッフさんがおっしゃっていました。
なのでこのお便りをくださったスッパイイチゴさんのイチゴも品種が何だったのかがわからないという感じだと思うんですが、
収穫時期が良かったんではないかということと、お手入れをするね。
水やりをしすぎたらスッパくなるとかいう話も聞いたことがあるので、
手入れをする方の栽培方法が上手だったのかなとかそういうふうには感じますね。
我が家で良いものがあったが故にその良さに気付かない。
そして別のところでそれを食べた時に我が家の良さを再確認できるというようなエピソードだったのかなというふうにも感じました。
そしてOKファームがお勧めする今夜のこんだてはチキン南蛮です。
甘酸っぱいというところからアイデアをいただきまして、甘酸っぱい料理というので色々調べたらチキン南蛮が美味しそうだったのでチョイスさせていただきました。
概要欄に簡単なレシピ紹介みたいなリンクを貼っておりますのでこちらもぜひチェックしてみてください。
そしてチキン南蛮と一緒に飲んでいただきたいのがOKファームが作っているごぼうが香るオニオンスープです。
僕が作ったごぼうと淡路島の玉ねぎがたっぷり入っている粉末スープなんですがお湯を注ぐだけで出来上がり。
スープを作る暇がないという方はぜひお試しください。
概要欄にスープのAmazonリンクを貼っておりますのでそちらもぜひ確認してみてください。
改めまして酸っぱいイチゴさんお便りありがとうございました。
この番組ではあなたからの食べ物の思い出を募集しています。
日常的なものから壮大なエピソードまでどんなものでも大丈夫、匿名でも構いません。
概要欄のリンクをクリックすれば簡単に記入できますのでぜひよろしくお願いします。
今日のご飯があなたの人生で大切な一食になりますように。
素敵なお話ごちそうさまでした。