00:06
OKファームのOKです。この番組は、農業歴12年の私が、皆さんの思い出をもとに、今夜のこんだてを紹介するラジオです。
今日は、匿名希望の方、女性からの思い出です。
学生の頃、付き合っていた彼の住む地域へ、電車で訪ねることになりました。
いつもは、私の住む町のレストランで食事をしていましたが、
彼が申し訳なさそうに連れて行ってくれたのは、
三角巾を巻いたおばちゃんがいる小さな夜間のお茶と、
裏返しの湯呑みが席に置いてある地域の食堂。
お店の名前は、ヨーロッパ圏。
名物のパリ丼を食べました。
丼ぶりには、もち米が混ざっている地元のツヤツヤもちもちコシヒカリが、
ぎゅうぎゅうにイチゴが入っていて、
ソース味のミンチカツがご飯が見えない勢いで乗っかり、
蓋からはみ出しているため、
ミンチカツを一つ蓋へよけないとご飯が食べられないほどでした。
ミンチカツにかぶりつくと、
熱々の肉汁が小籠包みたいにあふれて、
初心者はやけど必須。
ハフハフ、ガツガツ、夢中で食べました。
食後は、どくどくしい緑に真っ白なアイスと、
これまた体に悪そうな真っ赤な缶詰サクランボがのったクリームソーダを飲み、
大満足。
それから30年、そこの市民として暮らす時間の方が長くなりました。
県外に住む家族が帰ってきた時の定番、
週末はSNSで見たバイカーたちでにぎわう、という、
知る人ぞ知るレストランとして今も残っています。
ただ当時と比べてミンチカツの大きさは半分くらい、
値段は倍になっちゃいました。残念。
ヨーロッパに行くというと普通は旅行かと思われますが、
市民にとっては食事に行くことだってすぐ分かる地域に根差した食堂です、
という特命希望の方からのお便りでした。ありがとうございました。
お便りの最後にある、ヨーロッパ行ってくるわっていうのが、
なんとも通な呼び方でいいなというふうに思いますね。
地元の人にしか伝わらない暗号っぽいのがなんかこう最高です。
学生が喜びそうなどか盛りの丼、そしてクリームソーダ、
読んでいてなんだかよだれがめっちゃ出てきました。
全国チェーン店ならではの安心感みたいなものもあると思うんですが、
その地域でしか味わえない味っていうものや、
お店の雰囲気みたいなものの魅力が伝わる素敵なお便りでした。
余談になりますが、メンチカツ、ミンチカツ、
お聞きになっているあなたはどちらで呼んでらっしゃいますかね。
ちょっと調べてみたんですが、どちらも基本的には同じ食べ物のようなんですが、
03:04
地域によって方言みたいな感じで、
メンチカツ、ミンチカツっていうふうに呼び方が違ったりするそうです。
僕の住んでいる広島県はメンチカツのほうが一般的なのかなというふうに思っています。
そしてOKファームがおすすめする今夜のこんだては、
メンチカツです。もしくはミンチカツです。
この噛むと肉汁がジュワーっと出るという表現に完全にやられてしまいました。
ハンバーグを作る手順に加えて、
衣をつけて揚げないといけないので、
少し手間はかかると思うんですが、
ハンバーグと違ったサクッとした食感だとか、
肉汁ジュワーっていう特命規模の方のお便りそのままなんですが、
あの味がなかなかたまらないと思いますので、
よかったらいつもよりひと手間加えて、
ミンチカツ、メンチカツを作ってみてください。
そしてメンチカツと一緒に飲んでいただきたいのが、
OKファームが作っているごぼうが香るオニオンスープです。
僕が作った広島県産のごぼうと、
淡路島の玉ねぎがたっぷり入っている粉末スープなんですが、
お湯を注ぐだけで出来上がりです。
スープを作る暇はないという方は是非お試しください。
概要欄にごぼうスープのAmazonリンクを貼っておりますので、
OKファームのごぼうスープ、まだ飲んだことがない方は是非チェックしてみてください。
改めまして今日は特命規模の方だったんですが、
お便りありがとうございました。
この番組ではあなたからの食べ物の思い出を募集しています。
日常的なものから壮大なエピソードまで、
どんなものでも大丈夫、特命でも構いません。
概要欄のリンクをクリックすれば簡単に記入できますので、
是非よろしくお願いします。
今日のご飯があなたの人生で大切な一食になりますように。
素敵なお話、ごちそうさまでした。