00:10
ちょっと 過ぎたので ぶちぶち始めましょうかね。 It's a little past, so let's start chit-chatting, shall we?
はーい。 Yes.
では、みなさん こんばんは。 Well then, good evening, everyone.
こんばんは。 Good evening.
第4回ですよ。 This is the 4th time.
わー、すごい。パチパチパチパチ。 Wow, that's great. Clap, clap, clap, clap.
ちょっと、ひと月 お休みをしましたが。 I took a month off.
すいません。 I'm sorry.
いやいやいや。仕方ない。だって 流行ってるもん。 No, no, no. It can't be helped. Because it's a trend.
流行り病にやられました。 I was infected by a popular disease.
流行り病。インプルエンザでした? Was it an influenza?
そうです。 Yes.
きつかったでしょうしね。 It must have been tough.
ご家族全員やられたって パターンじゃないですか。 All of your family was infected, wasn't it?
全滅ですね。 Yes, they were all wiped out.
終わらっちゃいかんけど。 Well, it's not over yet, but...
まあ、確か 免疫ついて。 Well, it's true that they were all infected.
さあ、その4回目ですが、今日は初の外国文学です。 Well, this is the 4th time, but today is the first time I'm doing foreign literature.
江戸川、あ、江戸川じゃないよ。 It's not Edogawa, it's Edogawa Ranpo.
江戸川アランポーの黒猫です、黒猫ちゃん。 It's a black cat from Edogawa Ranpo.
黒猫ちゃんですよ。 It's a black cat.
ちょっと短いお話だったので、どうしましょうか。 It was a short story, so what should I do?
江戸川アランポーをウィキペディア先生に教えていただいたところ。 I asked Wikipedia to teach me about Edogawa Ranpo.
ポー夫妻の息子さんなんですが、アランさんのところにもらわれって言ってるっていうね。 He's the son of Poe Fusai, and he's said to have been adopted by Alan.
で、江戸川アランポーらしいです。 So, he's Edogawa Ranpo.
なるほど。 I see.
で、ポー夫妻はお父さんお母さんなんですけど、旅芸人だったらしくて、 And Poe Fusai is a father and a mother, but he was a travel entertainer.
で、途中でね、お父さん失踪、お母さん亡くなるという、ちょっとね、大変な幼い時代だったみたいですよ。 He lost his father on the way, and he lost his mother. It was a bit of a difficult time in his childhood.
で、黒猫読んでて思ったのは、江戸川さん、意外とこれ、自分投影してませんか?っていうのがあって。 I was reading the black cat, and I thought, isn't this Edogawa-san doing a self-portrait?
そうね、これ。 Yeah, I think so.
ちょっとね、亡くなり方が、江戸川さん自体が、どうもお酒を大量にお飯になられ、前後不覚で、ちょっと謎の死を遂げてるんですよね。 He lost a lot of alcohol, and he died a mysterious death.
それが、こう、ちょっと垣間見えるかなと、いう感じですよ。 I think that's a bit of a gap.
結構、なんて言うんでしょう、読んでて不安定になる、あの、なんて言うんでしょう、ヒッチというか、書き方、そうですね。 It's quite, how to say, it's a hitch that makes you unstable when you read it, isn't it?
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誰かが小説を書いてるというよりも、やっぱりその内面がにじみ出てるような怖さがまたありますよね、作品を通じて。 Rather than someone writing a novel, there is also the fear that the content is blurred out, isn't it? Through the work.
だいたいこう、よく言われるゴシック小説みたいな感じなんですけど、ちょっとこう、ホラーのような、幻想的な部分もあり、ちょっと怖い感じ。 It's kind of like a gothic novel, but it's a bit like a horror, it's a bit like a fantasy, and it's a bit scary.
かなりね、ご自身の生活であったり、なんていうのかな、生き方だったり、もちろん考え方だったりとかっていうのが出てきちゃってるのかな、反映されたとかいう言い方じゃなくて、出てきてるんだなっていう感じがね、あるのかなと思いますね。
そんな江戸川アランポンさんなんですけれども、黒猫、どうです?最初に読んだのは、いつでした?
いや、これ、多分、洋文じゃなくて、なんか朗読かなんかをね、テレビで見たような気がするんですよ。
そうですね、あるかもしれないですね。
なんかこう、壁に塗り込められてた、あのあたりとか、なんか映像と一緒に覚えてるんですよ。何で見たんかなっていうのが不思議なんですけど。
結構これにインスピレーションを受けた、ドラマ家とかもあった気がします。別のお話とかで。
そうですね。
ダッシュはね、結構ちっちゃい頃に読んだ気がするんでしょう。高校か中学校入ってからかぐらいだと思うんですけど、
先にね、この江戸川アランポンの名前を拝借した、江戸川アランポンさんの本をね、子供の頃読んでたんです。二重面相とかね。
なんや、名前に似てる人いる、みたいな感じで、こっちが本家やっていうのを後で知ったんですけど、ポーの小説を読んで。
やっぱ黒猫って、かわいいイメージがあるでしょ?
はい。
なので、猫ちゃんの話だと思って読んだら、なんだこりゃっていう衝撃でしたね。
ねえ。
でね、壁に埋めるモチーフって、結構いろいろ出てくるんですけど、このポーの小説でも、たぶん何個か出てきてる気がしますね。
あ、そうなんですか。
06:00
そうなんです、そうなんです。
おお。
で、もちろんね、他の数字小説であったりとか、そういうちょっと怖いお話とかでもね、壁にっていうのはあるんですけど、
はいはい。
このモチーフが強烈なのが、たぶんこの黒猫な気がしますね。
そうですね、やっぱクライマックスで出てくるんで、やっぱ他のよりもだいぶインパクトが強く、そのまま終わっていく感じがしますよね。
そうですね。
はい、じゃあまあ、そんな黒猫さんなんですけど、あらすじをちょっと追いながら話しておきましょうかね。
はいはい。
はい、じゃあまず、最初は一人称で、一人称っていうか、ひとりがたりで始まるんですね。
ひとりがたり、うん。
誰がしゃべってるのか、特に名前は出てこないんですが、私は明日死ぬべき身、という一言が出てくるんですけど、これは何を意味してるかというと、処刑される前日。
そうですね。いわゆるもう、デッドエンドの直前から始まってるわけなんですよね。
そうですね。
でも、一番書き出しが、私がこれから書こうとしている、という書き出しが始まるんで、最後、極中で主旗のような感じで残したのかなと、いう体裁で物語が語られていくんですけども、
はい、もういきなりどうしたどうしたですよね。
じゃあ、なんで、このね、公主刑、公主刑というか、死刑になるのかと。
でも、最初からちょっと、正気を失っているわけではないっていう、本人はしっかり話してるっていうふうに言ってるんだけど、かつ幻想のような話と言ってたりとか、
これを聞いても、理論的に考える人には、ただ平凡なことに聞こえるかもしれないみたいな言い方であったりとか、ちょっと変ですよね。
正気の差だとは言えないと思うって言いながらも、自分は正気を失っているわけではない。
そうそうそう。信じてもらえなくてもいいけれど、みたいな話し方ですね。
そんな書き出しで始まる、ちょっと怖い話なんですけれども、
まず子供の頃、この人のね、子供の頃を振り返っているんですけど、
子供の頃は、おとなしくて、情け深くて、優しくて、
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で、動物が大好きだったと。
ね、いきなりこのキーワードが出てくるんですけど。
そうですね。子供の頃は好きだったと。
両親にも、いろんな生き物を 飼ってもらったと。
飼ってもらったというか、ね。
子供の頃だけではなくて、大人になってからも、さらに、
とりあえずとっても、彼にとって楽しそうな思い出としてね、語られるんですけど、
主な楽しみの源泉とまで言ってますよ。
主な楽しみの源泉の一つになったっていうぐらいなんで、大きくなっていったんやろうなと思うんですけども、
一番最初にその動物に感じてた気持ちっていうのは、
たぶん、今の現代のペット飼っている人たちも感じるような、
単なる人間の寂しい友情や薄っぺらな心儀をしばしばなめたことのある人の心を直にうつす何者かがあるっていう書き方をしてて、
そうですね。
言葉が通じないからこそのね。
特に、犬の話がちょっと書いてあったと思うんですけど、犬なんかは忠実じゃないですか。
はい。
私は飼ったことがないんですけど、なんかペット飼ってます?
いやー、僕もね、自分では飼ってないんですよ。
近所の預かったりとか、迷い犬行を預かったりとかする。
私はね、犬があまり得意ではなくて、実は、大きいちっちゃいにかかわらず。
で、妹もたしか犬苦手って言ってたんですけど、
何年前かな?もう十何年前かな?
犬を飼い始めたら、もうね、我が子以上に可愛がってるから、びっくりしますよね、あの代わりを。
でも、まだ生きてるから、すごいもう長生きじゃないかな。
おいこたちがちっちゃい頃に飼ってたイメージとか、たぶん10年以上生きてると思うんですけどね。
そうやって、人が変わるぐらいね、ペットって、家族としてね、大事にしてる方多いと思うんですけど、
この本人も、ご本人も、というか彼も、とっても大事にしてたようなんですよね。
はい。
で、結婚して、奥さんもそれにすごい同意をしてくれて、
12:00
いろんなものを飼ってるんですよ。
ねえ、これなかなか理解のある奥さんというか。
ですよね。理解のある奥さんというか、まあ奥さんも好きだったんでしょう。
ねえ、鳥類、金魚、犬、うさぎ、小猿、そして猫とか。
だんだん大きくなってきますね。
そうですね。小猿はなかなか可愛いなって思います。
小猿飼ってるってすごいですよね。
ねえ、ジョージ飼ってる感じですかね。
お猿のジョージは可愛いですよ。
あれ、ペットフォーはアメリカの人ですよね。
当時アメリカは、そんな猿飼う人なんかいたんですかね。
ねえ。
いいんですけど。
新たな疑問が。
そこでね、最後にわざわざ手を打って、1匹の猫っていう、強調された猫が出てくるんですけど。
この最後のものは、この猫ですね。
非常に大きな美しい動物で、体中黒く、驚くほど美好だったと。
これが黒猫ちゃんですね。
とってもこの猫を愛していて、唯一、名前が出てきますよね。
本人も、奥さんも、名前は出てこないですよ。
そうですね。小雄名詞出てくるのは、この猫ちゃんの名前だけですね。
で、プルートという、話題のプルートですね。
話題のね、ネットフリックス。
見てないんですけど、話題になっているのは知ってます。
このプルートという、唯一、名前が出てくる猫ちゃんなんですけれども、
とてもお気に入りで、常に一緒にいたと。
連れてくるとか、どこでも一緒に来ると。
これはね、猫ちゃんにはまると、人がダメになるという話もありますし。
かわいいし、やっぱ賢いですよね、猫ってね。ちゃんと知ってますよね。
犬とは違って、無条件というか、完全に信頼関係を形成して出たりというわけでもなく、
猫は猫でやりたいことをやって、都合のいいときに寄ってきてて。
そこがかわいいらしいですけどね。
ね、その距離感がたまらないらしいですね。
犬とはまた、ちょっと違う感じがありそうな気がしますね。
そんな、できあいしている、かわいい黒猫ちゃんプルートなんですけれども、
15:05
ここで、困ったことに、この人が、なんと酒におぼれてしまうと。
へー、何があった?
ご本人とちょっとつづるかな、という話をしてたところなんですけど、
非常に酒癖が悪かったと。酒癖という悪気。
ここについても、わりと唐突にきますよね。
そうそう、そうなんですよ。
幼いころはね、優しくて、動物が好きで、
奥さんと結婚して、いろんな動物を飼って、幸せでしたよ、というとこから、いきなり、なぜ酒に走った?って。
何かあったんでしょうね。
理由は、とくに書いてないんですけど、
白状するのも恥ずかしいが、というぐらい急激に、悪いほうに変わってしまったと。
で、日に日に難しくなり、感触持ちになり、他人の感情など、ちっともかもわなくなると。
姉妹にはね、奥さんに乱暴な言葉を言ったり、手を挙げるまでになってしまって。
で、外出してたはずの、ペットにも手が出るっていうね。
これはもう、ほんとに何があったんや。
何があったんでしょうね。何かイライラすることがあったんですかね。
この時点では、裕福そうだし、何だったんでしょうか?っていうね。
ただ、ここでね、ペットにまで手を挙げ始めたけれども、
このプロ父ちゃんにまではまだ、いじめないでおくだけの心が残ってたんですよね。
何か、やっぱり特別ではあったんでしょうね。
ただ、アルコールは恐ろしい。
まあ、たしかにね。酒くそ悪い人は悪いそうね。
飲んでも飲まれるなと、よく言ったもんね。
まあ、どこかにそういう気持ちがあったにもかかわらず、このプルートにも、とばっちりが行ってしまうと。
ある日っていうところで始まるんですけれども、息つけの酒場に行って、ひどく酔っ払って帰ってきたら、
このプルートちゃんが、可愛く酔ってきたはずなのに、ちょっと傷をつけられた、引っかかれたんでしょうね。
手をピッと引っかかれてしまった。
その途端に、急激に、フンヌが私に乗り移ったとありますけど。
18:04
あれを忘れてしまったっていう。
いやー、だから、いわゆるプチンと来てしまったんでしょうね。
でも、いますよね。こういう人ね。
いますね。
ちょっとしたことで、急にキレてしまうっていうね。
小魚食えって思うんですけど。
カルシウムの問題?
それ問題じゃない。その前、酒やめてってこと?
ここで、ちょっとひどい、なんて言うんでしょう、これね。
ちょっと、見てると、読んでるとつらくなるんですけど、
ペンナイフを取り出して、プルートちゃんの片目をえぐってしまうと、痛い。
痛いっすね。
しかも、この記してる私も、この憎むべき教皇を記しながら、私は表をあからめ、体がほてり身ぶるいするって、自分で言ってるんですよね。
ね。
でも、これが、この主題にある、やってはいけない、嫌われて悲しくなるはずなのに、天の弱な心が出てしまうって、ひとつの主題ですよね。
これは、でも、よく今でもありますけど、酒を飲んで、彼女に暴力振るって、朝になって、お酒が抜けて、ごめんって、っていうやつと一緒ですよ。
それは、女性のほうにも、教皇依存のあれがあるでしょうけどね。
いわゆる、ダメ鬼。
ダメ。
ワレナテペニトジブタ、なんて言わないですけど、そういう感じですよね。
そうですね。
でも、相手は猫ちゃんですからね。
そう、猫ちゃんなので、それは成立しないんですよね。
ね。
単純に、やってはいけないけど、邪悪な、愚かな行為をしてしまうって。
かつ、これは、永息的な成功というふうに、言ってるんですが、みんな持ってるでしょ?っていうふうに、言ってるんですよね。
バカ野郎ですね。
確かにね、多少、あまり弱なとこは、私もあるので、わからんでもないですけど、この教皇に至るとこの心理っていうのは、ちょっと同意はできない。
そうですね。この辺って、酒で酔ってたし、理性もなかったしっていうので、若干、自分を正当化しようとしてるんですよね。
21:00
そうそうそうそうそう。
で、ちょっとしたことで、やっちゃいけないってわかってるけど、やっちゃうでしょ、みんなっていう。
まさに、正常性バイアスに働いてる、この1ページの間にね。
自分を正当化するのに。
そう、これやっちゃったら、もう怖いけど、これでもみんなやるでしょ?みたいな。
やらねえよって。
やらねえよ、ほんとにそうだよ。
まあ、でも、これはね、お話だし、猫なんですけど、
たとえば、普通に犯罪を起こす人とかも、こんな感じの人って、多いんじゃないかなって気はしますよね。
そうですよね、なんか、よくニュースとかで、DVとかで、ニュースなるじゃないですか。
そういうところも、やっぱりきっかけは、こういうとこから始まったりするんかなって。
なんか、やってはいけないし、でも、自分のものって思うと、やれてしまうというか、
従順だからこそ、やれてしまうとか、そういうところがあるのかなって。
いやー、理解はできんけどね。
理解はできんぞ。
ちょっと、こわい一面があらわれてきたのが、ここですね、まずね。
一番、ターニングポイントというか、ここが、もう分水嶺ですよね。
もう、破綻をきたしたところですよね。
で、これが だんだん ちょっと ひどくなっていくんですけど、
この 固めの猫ちゃんが、ようは、1回、そうやって 傷つけられたら、寄っていかないわけですよね。
自分に対して、顔をそむけるというか、
そりゃ、寄らないですよね、猫だって、って思うんですけど。
それがまた、気に食わないと。
それが、気に食わないが、達したところが、
ひもで首をくくり、猫ちゃんをつるしてしまうという。
木の枝に つるしたって。
ねー、これは ちょっと ひどいなーって。
ひどいですよね。
読んでて、ちょっと あれーって、思うんですけど、
そうは思いたくないんですが、ばちがあたるんです。
24:02
ばちがあたるんです。
ということで、つるした その夜、火事になります。
火事になって、全財産、家ごと焼けてしまうと。
幸いというか、奥さんと、召使いと、本人は火災から逃れて、生き残ったんですよね。
はい。一応、外に逃げましたと。
で、焼けてしまった家なんですけれども、
この家の一か所が、ちょっと 不思議なことになってたと。
はい。
家の真ん中あたりにある、しっくいの壁ですけれど、
ここだけ、なんとなく 残ってましたと。焼けずに。
それ以外はね、全部 焼け落ちてるのに。
最近 塗ったところだったからかな?って 思うんですけど、
そこに なんだか 模様が 出てくるんですよね。
この模様が、彼には 猫に見えましたと。
で、その猫の姿が、不思議なことに、首のまわりに 縄があるように 見えた。
ねえ、もう、これは こわいですよ。
こわいけど、
まあ、自分のやったことですけどね。
ね。自分が吊るしたもの。
で、彼が考えたのは、この吊るしたものを 火事の途中に 誰かが部屋に投げ込んで、
で、そのまま しっくいの壁にね、
写し出されたんじゃないかと 書いてあったら、
死骸から出たアンモニアで、このような像が 出来上がったのだっていう、
まあ、へんとこな解釈をするんですけれども、
それよりも、思うのは、かなりアルコール中毒が 症状として 進んでて、
なんかそういう、なんて言うんでしょう、 幻影を見たというか、
そんな感じじゃないかなっていうふうに ちょっと想像しますけどね。
もう、ここまで来ると、ロールシャッハーテスト みたいになってきますから。
なんかの形に見えるっていうね。
で、天井のしみとか模様とかが 顔に見えるような、パレイドリア現象とか 言うんでしたっけ、なんか。
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パレイドリアでしたっけ? なんとか現象って言いますね。
たしかにね。3点あれば人の顔に見える。
だから、そのへんがもう、たぶん 正常な精神を保ててないので、
もう、そうにしか見えなくなってくるんですよね。
おそらくね、そんな感じだったんじゃないかなと。
だから、やっぱ、やってはいけないっていうのが ずっと心の中にはあったんですよね。
ね。
それが、そんなふうに、見えてしまったって、 見せられてしまったという感じでしょうかね。
で、そんな、一切合切なくしてしまった 彼なんですが、
なぜか、死んでしまった猫を 探そうとするんですよね。
これはまた、ちょっと怖いですよね。
なんか、執着ですよね。
自分が手を下したというか、自分のせいで 亡くなってしまった猫を、なんとなく、探してしまうと。
そうだね。また、探してる間に、開墾に似た、漠然とした感情が、私の心の中へ戻ってきたって言うね。
うーん、ですね。
なんて言うんでしょうね、ほんとに最近のDVとかの話が すごい出てくるんですよね。
彼氏、彼女から暴力を受けた、逃げた、 でも、やっぱりいないと寂しいって言って。
ちょっと寂しいとかってね。
で、その姿を探そうとすると。
そうやって、よなよな、なんとなく猫を探してるんですけれども、
突然、そっくりな黒猫ちゃんに出会うんですよ。
はい。
しかも、自分を待ってたかのようにね。
ね。また、僕たちの悪い酒場に行ってるんで、やっぱ酒に逃げていってるんでしょうね。
そうですね。酒に逃げてるでしょうね。
こう描かれると、その猫もまぼろしじゃないの?と思ったりするんですけどね、なんとなくね。
そうですね。この時点でも、現実が見えてない感じがします。
そうですね。
もしかすると、ぜんぜん似てないんじゃないかなとかね。
黒ですらないかもしれないですよね。
そうそうそう。
そっくりだと言いながら、前のプルートちゃんは真っ黒、ほんとに全身真っ黒だったんだけど、
この新しい、新しいというかね、酒場で見かけた猫ちゃんは、体の胸のあたりに、白い反転で覆われてるんですね。
30:12
かつ、ついてきたので、おうちに連れて帰るんですが、帰って翌日、酔いがさめてみると、なんと片目がなかったんですね。
うーん、うーんですね。
うーん、どういうことかな、これはな。
これね、これはちょっと解釈に悩むところですね。
悩みますね。
連れて帰って、奥さんにすごいなついたような描写があるじゃないですか。
ここが、すごくまた、奥さんになついてる姿を見て、嫉妬心が湧いたとか、そんなことを考えてしまいますよね。
重ね合わせた、前の猫ちゃんとプルートと重ね合わせているのもあるだろうし、もしかしたら、目また傷つけたんじゃないかとかも想像できるし、
でも、奥さんはね、それだけ動物たくさん飼ってたぐらいだから、やっぱり新しい猫ちゃんが来たのは嬉しいだろうし、みたいなね。
いやー、またね、これ困ったことに、この猫ちゃんのことをね、その固めがないということで、やっぱり嫌いになっていくんですよね、この私が。
でも、嫌いになればなるほど、猫のほうは逆につけまわしてきたりね、寄ってくるっていうのは、これが最初の黒猫との違いですよね。
そうね。
本来であれば、前の飼ってた黒猫のときに、本当は好きだったのに、本当は来て欲しかったのに、っていうのに叫び寄ったときに、ちょっと手を引っかかれて、
で、キッてなってしまったところがあったはずなのに、逆にね、いざ自分のことをね、好き好きってついてこられると、それはそれで何かまたイラっとくる、この私のややこしさですね。
嬉しい。
で、やっぱり後悔の念もある気はするんですよね、前のプルートに対する後悔の念。
恐怖を感じていくんですよね。
はい。
で、その表現の仕方が、その怪物を嫌いって、怪物になってますからね。
猫ちゃんですよ。
33:01
できるなら、思い切ってやっつけてしまいたいって、また同じようなことを考え始めるんですよね。恐ろしいものとしてね。
でも、これをちょっと後悔するような、みじめさを感じていたりとか、
ちょっとこの辺もあれですね、死刑になる前日っていうのもあるかもしれないけど、
一匹の畜生がっていう表現であったりとか、
やっぱりね、ちょっとおかしい、おかしいって言ったらあれだけど、サイクパスというか。
もう正気ではないですよね。
正気ではない感じが出てきてますね。
で、そんな猫ちゃんとの暮らしなんですけれども、
ある日、突然、また怖い日が出てくるんですけど、怖い日がやってくるんですけど、
奥さんと家の用事で、貧乏のために私たちが仕方なく住んでいた古い穴蔵の中へ入っていくんですけど、
古い穴蔵ってすごいですよね。
僕ら貧乏とはいえ、穴蔵に住んでるんですか?って感じなんですけど、
そう言ってるだけで、おうちの手は取ってそうですけどね、階段があったり。
イメージとしたら、半地下のあるみたいな感じですね。
そうですね、そうですね。私もそんなイメージでした。
ちょっと薄暗い、なんでしょうね、家ではあるんだけれど、
窓もないくらい、ちょっとじめっとしたような感じのおうちですよね。
で、階段を降りていくときに、猫ちゃんが、後ろからついてきてたんですけど、足にまとわりついたんでしょうね。
突き落とそうって、猫が突き落とそうなんてしないからって思って、
まあ、ころびそうになったんでしょう。
でも、ここはもう決めつけで書いてますもんね。
もう少しのことで、私を真っ逆さまに突き落とそうとしたのでって。
したのでって、もう人間じゃないんだからって思いながらね。
で、ここでまた、カッと火がついて、
はい。
はい、怒りのあまり、斧、斧どっから出てきました?って思ったんですけど、
斧どうしたんですかね。
斧、その辺にあったんですかね。
巻き割りでもしてたんですかね。
そっか、それもあるかもしれない。
暖炉みたいなところがありそうですからね。
で、斧をふりあげて、と思ったんですがですよ。
36:02
ここで、奥さんが止めに入りました。
で、猫ちゃんは助かったんですけれども、
今度は、この奥さんに怒りがうつりまして。
はい。
で、彼女の脳天に、
ああ、ああ、ああ、ですよ。
これは、もうかなりのホラーだし、スプラット映画ができますよね。
脳天にですよ。
うめき声も立てずに、その場で倒れて死んでしまいました。
やっぱりね、これね、この憤怒に駆られてって、一時の怒りでやったような感じで言ってますし、
この後にね、この恐ろしい殺人をやってしまうとって書いてしまってるんですけども、
そう言ってる割には、極めて慎重に、死体を隠す仕事に取り掛かったってね。
そうなんですよ。
急に、すんとなってるんですよね。
すんとなってるし、なんかちょっとほっとした感が出てませんか、ここって。
そうなんですよ。
で、ここに来て、猫に対する視点がなくなるんですよ。
だから、最初から、奥さんに対する何かがあったって感じるんですよね。
そうなんですよね。
なんかこう、今までペットを通じて、何か奥さんとやりとりというか、猫との交流をしてたところで、何かそごがあったのかなとか。
特に、奥さんについて、触れてるとこは ほぼないんですけど、
そのね、動物を一緒に飼ってたっていうぐらいしか書いてないんだけど、
だって、お酒を飲むきっかけも、もしかしたら、奥さんとの何かがあって、
お家に帰りたくなくて、酒飲んでたのかもしれないなとか、想像できるし。
そうですよね。
で、奥さんを殺してしまったことで、何か1個、吹っ切れてる気がするんですよね。
そうなんですよね。急にこう、静まってるというか。
そう。
それまで、何かね、ペットを見るごとに、何か爆発してたような。
そうそう。そういうのがね、ふっと消えて、遺体を処理することに、急に、
なんて言うんでしょうね、そこだけが目的になっていくんですよね。
すごく冷静に考えてるんですよね。
いろいろ考えてましたよね。
39:01
何でしたっけ、いろんな計画。死骸を細かく切って、火で焼いてしまおうとか。
穴蔵の床に埋める穴を掘ろうと思ったりとか。
決心したりとか。
井戸に投げ込もうとかね。
本当に、いろいろ考えてますね。
で、これらのどれよりも、ずっといいと思われる工夫を考えついたと。
はい。
これ、中世紀の僧侶たちが、彼らの犠牲者を、壁に塗り込んだと伝えられているように、という一文があるんですが、
実際、これを書いた、この前に出てくる壁に、あれは生き埋めにしたっていう表現が、何かの本に出てたんですけど、某の作品で。
それを書く数年前に、この事件があったらしいです、本当に。
はー、なるほど。
壁に、死体を埋め込んだっていう、僧侶たちの話がね。
はいはいはい。それがモチーフになってるんですね。
かもしれないですね。
まあ、それにぴったりの穴蔵、穴蔵というか、お部屋だったと。
で、粗い漆喰が、一面に塗られたばかりだったので、まだその漆喰が固まっていなくって。
はい。
で、見せかけだけの煙突が、暖炉のためにできていたと。
はい。
その、できているところ、レンガをね、積み上げているところに埋めちゃいましょうと。
はい。
ですね。
怖い怖い。
怖い怖い。
で、すんごく完璧に、死体を隠すんですけれども、良い習得ですよね。いろんなものを準備して。
ね。いろんなものを準備するだけの、やっぱり冷静さもあるし。
そうなんですよ。
しかも、完璧にやってしまう。
実行するだけの、力も残ってるし、むしろ、心をやむ前のような感じに戻ってる。
ちょっとね、冷静な彼に戻って。
狂ってはいるんですけどね。
ここで言った独り言が、ちょっと狂ってる。
ここで言った独り言が、ちょっとひどいですね。
さあ、これで少なくとも、今度だけは。
え、俺の骨折り、え?骨折りも?
無駄じゃなかったぞと。
うん。
いや、完璧にできたぞと。
うんうんうん。
42:02
そう、で、ここでね、少なくとも今度だけは、っていう言い方をしてるんですよ。
そうそうそうそう。
だから、今まで、前のプルートの目をえぐったりとか、つるしたりとかっていうのは、
中途半端やったなっていうのが、自分の中であるんでしょうね。
うん。
で、奥さんを殺し、壁に埋めたことで、何かが完了してるんですよ。
うん。
でも、これもやっぱり、奥さんとペットと猫とかを、全部、自分の生活の中から取り除いて、
で、取り除けば、以前のように普通の生活ができるみたいな考えになってきてしまってるんだと思うんですよね。
ねえ、そういう幻想を抱いてるんでしょうね。
うん。
で、ここでね、奥さんの死体を隠したところで、やっと、あの獣を探すことを始めるっていう。
もう、獣扱いですからね。
はい。
例の黒猫ちゃんをね、探して、で、この猫ちゃんも殺そうとしてたんですけれど、
なかなか見つからないと。
うん。
ここで、この獣を殺すことで、完璧な殺人ができるというか、この上なく幸福な安堵の感じが来るというふうに考えているっていうのが、
やはり、自分以外のものをすべて、この世から抹殺していたいという感じがあるんですかね。
何か、この人は他人のせいにしてるんですよね。今、この自分がこうなっていることに対して。
そうそう。
奥さんのせいであり、猫のせいであり。
猫のせいであり。
じゃあ、いなくなれば、元に戻るにちがいないみたいな。
実際、この一晩だけは、くっすりとやすらかに眠った。
うん。
何の後悔もないですよね。
ねえ。
たぶんね、お酒に逃げてたところを見ると、夜もほとんど、ちゃんと寝れてなかったりとか、っていう生活がずっと続いてたんでしょうしね。
続いてたんでしょうけどね。
で、全財産を失い、家も失い、それはいいことないので、でもそれはすべて、奥さんのせいであり、猫のせいであり、っていうふうに考えてたんでしょうね。
45:09
で、その猫が見つからないままなんですが、ある日、警察がやってくるんですよね。
はい。
まあ、そうでしょうね。奥さんいないわけですから、まわりの人からの通報なり、なんなりがあったんでしょう。
うんうん。
で、その警官が入ってきて、部屋の中を調べるんですけど、まあ、きれいに隠してますから、何も見つからないんですよ。
うん。
で、しばらく、何回か来るんですよね。3度目か4度目に、穴蔵へ降りて捜索をするんですけれども、
はい。
上手に隠しているので、何も見つからないと。
うん。
しかもね、捜索を見てる私の心臓も、罪もなく、眠っている人の心臓のように穏やかに行動していた。
ね。平然としてたんでしょうね。
ああ。
ただ、ここでまた、天邪悪が出るんですよ。
はい。
いいのか悪いのかわかんないですけど、
その、帰ろうとする警官を、わざわざ呼び止めるんですよね。
はい。
で、みなさんと、ここに、なんて書いてあるっけ。
なかなかよくできてる家ですぜって。
何かをすらすら言いたい、激しい欲望を感じてって。
もう、言いたくてたまんないですよね。上手に隠してるのをね。
ここ、私が塗りました、みたいな感じ。
そうそう。
素敵に、よくできてる家だと言っていいでしょうなって。
この壁は、わざわざ言って、この壁は頑丈にこしらえてありますよって言って、手にした杖でゴンゴンと。
いやいや、もう、おもしろいんですけど。
ね。
もう、正気じゃないですね、ほんとに。
うん。正気じゃない。
でも、見つかりたいのもあるんでしょうね。
よく言うじゃないですか。
捕まりたい心境とかって、やっぱり隠しておけないとか。
いや、わかんないな。彼の場合は、ほんとに上手にできてるでしょっていうのを見せたかっただけかもしれないな。
そう、どっちかわからないんですよね、また。
わかんないね。
本来、彼の幼少期の優しい心根っていうのは、どこかにあって、
それが、結婚したあと、どんどんとドスグロイに追いかぶされていった中で、残ってた両親がここで言ったのかなと思えなくもないけども、
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こいつ自身がこういうやつやったやろうなと思えなくもない。
そうだね。
ゴンゴンと強くたたいたときに、何かが壁の奥で泣いていると。
はい。
聞こえた声をたよりに、警察が壁をはがすんですよね。
はい。
すると、中から何が出てきたかっていうと、
奥様の遺体。
不乱した死骸。
不乱した遺体、死骸。
そして、その頭の上に、赤い口を大きくあけ、らんらんたる片目をひからせた、あのいまわしい猫ちゃんがいたんですね。
つまり、この猫によって、この人は自分が首をつられる目にあうよ、という教訓メーターではないですけどね。
いやー、でも、この最後の最後にきて、またね、この猫のせいにするんですよ、こいつが。
そう。
こいつの観察が、私をおびき込んで、人殺しをさせって。
ほんとね、観察がって、すごい言い方ですよね。
こいつが計画したんだろう、ぐらいの感じですもんね。
こいつの手に持ってしまった、あげく人殺しをしてしまって、最終的につかまってしまったんだ、みたいな言い方になるんですよね。
言い方ですよね。
ただ、警察にこの猫は見えていたんかな、って思ったりします。
奥さんの死体が、フランスルぐらい、壁に塗り込んであるのに、一緒にそこに猫を入れてたら、死んじゃうでしょ、どう考えてもって思うし。
だから、その、痛めつけた猫っていうのが、次の猫ちゃんだよね。
次の猫ちゃんっていうのは、ほんとに存在していたのかどうかが、もう怪しいなって思いますね。
そうなんですよね。
次の猫ちゃんって、奥さんがかわいがっていた、みたいな描写があるんですけども、そこで奥さんと一体化してしまってるというか、
奥さんに前の黒猫を投影して、その憎しみがまた奥さんに投影して、みたいな。
どっちとも取れる感じですよね。
どっちとも取れるし、後ろから突き飛ばしたというか、当たったのも、階段降りるときにね、穴蔵に入って。
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それも、もしかしたら、奥さんそのものだったかもしれないなって思ったり。
そうですね。
結局、それも猫のせいにしてね。
抵抗する奥さんを、実際、奥さんしかいないのに、斧で切りつけてるような気もするなとかね。
やってはいけないことを、やってしまうっていうのが、ひとつ根底にいって。
この主題で、いくつか作ってるみたいですね。
天の尺。天の尺って、タイトルの本もあるらしいです。
ただ、何か訳されてないのかな?
何かには入っているのかもしれないですが、ちょっと読めないんですけど、日本語で。
やっぱり、やってはいけないことをやると、こういうことになるよっていう、教訓めいたものであったりとか、
あとは、お酒怖いよねっていう。
お酒怖いよねっていう話であったりとかね。
そうですね。
人生の悲しいところが、ちょっと出ているようなお話かなと思いますね。
ゴシックって、まさにそうですね、機械小説というか、奇妙な話というか。
現実だけではなく、本当にどこまで現実なのか。
どこまでが、その人の心に見えてたものなのかっていうのは、区別されてないんですよね。
そうですね。しかも、かなり残虐ですよね。
タイ猫ではあるんですけど、かなり残虐な内容ですね。
猫を、よくニュースなんかでも言われたりするんですけど、猫を傷つけると、次は人間に行くとかっていう話をよく聞いたりするじゃないですか。
昔、そういう事件もありましたね。
そういうのも、ちょっと反映してるというか、気がしますね。
そうですね。
猫って、魅力的な動物であるがために、特に黒猫ってね、最初、冒頭にもちょっとありましたけど、魔女の使いみたいなところがあったりとか、ちょっと神秘的な感じがあったりとかしますもんね。
やっぱり、どうしても不吉な感じのイメージがついてまとってるような。
そうですね。
そこを、うまくというか、黒猫をモチーフにして、ちょっと機械な小説です。
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はい。
いやー、読み直しても、ちょっと衝撃は衝撃でしたけど、
そうですね。
子供のころは、ただ気持ちが悪いと思ったんですが、
大人になって読み直すと、もっと人間のドロッとしたところが、会話見えるというかね。
ドロッとしたところ。
ドロッとというかな。
私がすごく弱かったんでしょうね。
うん。
お酒に逃げる。
あらがえない弱さ。
お酒に逃げるのもそうですし、奥さんのせいにしたり、猫のせいにしたりという。
自分で自分のことを見ないというか。
あとは、やっぱり弱いものを痛めつけるとか、
あと、何?自分を孤児したいところが出てきてたりとか。
はい。
やっぱりこう、誰もが持ってるとは思うんです、そのちっちゃな種はね。
でも、それがドーンと前に出てきてしまった人の話だったのかなって。
小さい子供のときに、ある程度、ちょっとずつ克服していくような部分っていうのは、そのまま残ってしまってたというか。
そうね。あんまり成長してない。
子供のときが優しかったからっていう対比が出てるのかもしれないね。
はい。
それがね、成長が足りなかったのか、お酒によってそうなってしまったのかっていうのが、また怖いですね。
いやー、不気味な話でしたね。
まあ、後味はあんまり良くないんですが。
そうですね。
はい。この人は、明日死ぬ人です。
明日、猫死刑にあうんでしょう。
そんな終わり方で。
どこまでもやっぱり、この人が書いた手記っていう、題材をとってるんで。
どういう書き方でも、正当化されてるというか、その人の頭の中の構造って考え方が出てるんで。
やっぱり、生々しいというか。
あんまり反省してない感じとかね。
ちょっと悔やんではいるのかもしれないけど、特に反省はしてないですね。
そんな黒猫ちゃんだったんですが。
はい。
みなさんの感想も、ぜひ聞かせていただきたいなと思います。
はい。ぜひぜひ。
じゃあ、次回の話を ちゃいご、ちょっとしたいなと思うんですけど。
ちゃいごちっちゃいますか?
ちゃいごちっちゃいますか?
もう、口が回ってないね。
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最後に、次回どうしましょうかね?っていう話を さっきしてたんですけど。
はい。
これね、どうしましょうかね、ほんとに。
海流作家行きましょうよ。
行きますか、樋口一夫さん。
はい、樋口一夫。
知らない人、多いでしょ。お札の人ですよ。
そうですよ。
5,000円今、樋口一夫ですよね。
5,000円札、ですです。
これね、私も読んだことないんですけど、12月なので、大つごもり。
はい、こもっちゃいましょう。
はい、ただ、旧金使いです。
30分ぐらいで読めそうなんですけど、金使いが難しいので、ちょうどいいかなと思います。
竹倉部もね、すごいかわいいお話なので、よかったら合わせて読んでもいいかなとは思いますけど。
そうですね。
はい、竹倉部やみどりちゃん。
みどりちゃん、私、これほんとに中学校ぐらいのころに読んだかな。みどりちゃんに感情移入しながら読みました。
おー。
はい。
さあ、じゃあ、次回は大つごもりで、またみなさんにお会いしたいと思います。
はーい。
はい、じゃあ、週末。
はい。
ちょっと寒くなりそうなので。
ね、ちょうどね、寒くなる瀬戸際に、俺もやってますけども。
みなさん、インフルエンザ、大変やで。気づけや。
こんなこった。
はい、温かくしてお過ごしください。
はーい。
はい、では、おやすみなさい。
はい、おやすみなさい。ありがとうございました。
ありがとうございました。