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2025-11-05 07:41

Youtube動画|なぜ官僚は複雑怪奇な図を作るのか?

この YouTube の音声要約は、行政資料における複雑でわかりにくい図表、通称「ポンチ絵」がなぜ作成されるのかについて、「霞が関文学」という難解な表現様式と共に深く考察しています。当初、視聴者はこれらの図を見にくいと批判していますが、専門家との対話を通じて、ポンチ絵が網羅性と正確性を担保し、膨大な関係者の合意を得るためのチェックシートや目録として機能している側面が明らかにされます。また、予算配分や政策決定(EBPM)に直結するため、単純化によって情報が欠落することを避ける必要があり、むしろ今後はエビデンスを盛り込むことでさらに複雑化する可能性が示唆されています。
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政府の資料って、時々ものすごく複雑で、一見して、え?となることはありますよね。
あなたも目にしたことがあるかもしれません。矢印とか図形、吹き出しがもう、わーっと入り乱れてるやつ。通称ポンチ絵。
あー、ポンチ絵ですね。パッと見ると、これ何が言いたいんだろうとか、どうしてこんな形なのかなーって不思議に思いますよね。
でも、複雑さには、実はちゃんとした理由があるんですよ。
ほう。
今回はですね、あるYoutube動画の書き下ろしがありまして、それをもとに、このポンチ絵と、それによくついてくる霞が関文学と呼ばれる独特の言い回し、その世界を一緒に探っていこうかなと。
いいですね。なぜあの図が必要で、どういう意図で作られているのか。単に分かりにくいって切り捨てるんじゃなくて、その裏側、背景にあるロジックを理解するというのが今回の目標ですね。
その通りです。
まず、そもそもなんですけど、ポンチ絵っていうこの呼び方、これ元々は漫画とか風刺画とか、そっち系の言葉だったんですよね。
あ、そうですそうです。語源はイギリスの雑誌パンチ。
へー。
それが日本に入ってきて、風刺画なんかを指すようになって、それがいつの間にか展示て、観光庁で概要を示す図とか、下書きみたいなものをポンチ絵って呼ぶようになったみたいですね。
なるほど。それが今やもう複雑な行政資料の図の代名詞みたいになっていると。
そんな感じですね。
図の見た目もかなりインパクトありますけど、一緒に書かれていることも独特じゃないですか。いわゆる霞が関文学。あれも分かりにくさに拍車もかけている気がするんですが。
まさにおっしゃる通りですね。霞が関文学。例えばですけど、普通にビジネス外って言えばいいところを、特定商業集積とか。
うわ、特定商業集積。
あとは失業者のことを、非自発的離職休職者みたいに表現したり。
非自発的離職休職者。一気に難解になりますね。
ですよね。他にも例えば、単純にエレベーターを設置しますっていいと思うんですけど、それを円滑な垂直移動ができるように施設設備を進めていくとか。
えー、長いですね。
こういうちょっともってまわったような言葉遣いが、図の複雑さと相まって、内容をさらにつかみにくくしている面はいなめないかなと。
なるほど。でもその複雑さとか、一見分かりにくい感じには、ちゃんとした理由があるということでしたよね。
そうなんです。しかも、ある程度はこれ意図的なものだとも言えるんですよ。
意図的?
ええ。理由は大きく3つほど考えられます。まず1つ目は、網羅性ですね。
網羅性。
とにかく関係者が多いんです。
あー。
省庁の中の各部署はもちろん、他の省庁とか関連団体、有識者の先生方とか、もう関わる全ての人の立場とか意見、担当している業務範囲、これを図の中に全部反映させようとすると、どうしても要素が増えてごちゃっと複雑になっていく。
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例えば、内閣に設置される〇〇本部みたいな組織だけでも、関係省庁が25団体ぐらいある、なんて話もあるくらいですから。
25団体。
それは。
大変だ。
ええ。だから、もし一部でも抜けちゃうと、後から、あれ、われわれの意見は?とか、うちの担当範囲が書かれてないぞって問題になりかねない。
なので、いわば関係者全員を納得させるためのチェックリストとか、作員みたいな役割もあるわけですね。
なるほど。全方位へも配慮が必要。
そういうことです。で、二つ目の理由は正確性。
正確性。
これは、分かりやすさを優先してあんまり単純化しすぎると、かえって誤解を招いたり、大事なニュアンスが抜け落ちちゃったりするリスクがあるということです。
ああ、なるほど。
例えば、専門用語の定義とか、精度の対象になる範囲とか、そういうのを正確に厳密に書かないと、後々、大きな誤解とか解釈の違いを生む可能性が出てくる。
特にやっぱり行政の文書っていうのは、その正確性が強く求められる場面が多いですからね。どうしても記述が詳細で厳密になる傾向はあるんです。
確かに、単純化が必ずしも良いとはかびらないと。そういう場面もありますよね。
ええ。そして三つ目が、これがまた重要なんですけど、予算との連動です。
予算、お金ですか?
そうなんです。あの図の中に、特定の項目とか事業を示す矢印があるかないか、これで実際に予算がつくかどうかが左右されることがあると言われています。
え、そんなことが?
ええ。この図にちゃんと記載されているんだから、この事業には予算措置が必要ですよね、という根拠というか、アリバイ作りのような側面も指摘されているんですね。
ああ。
あの矢印1本がですね、我々の税金、つまり欠税の使い道に関わってくる可能性があるというわけです。
欠税。なるほど、税金が絡むとなると、それはもう一つ一つの要素ががぜん重要になってきますね。
でもそうは言っても、やっぱり分かりにくいとか、こんななんかごちゃっとした図だけで予算が決まっちゃうのはおかしいんじゃないかみたいな、そういう批判の声も根強くありますよね。
はい、その通りです。まさにそうした批判を受けて、近年すごく重視されるようになってきたのが、EBPM。
EBPM?
はい。エビデンスベースドポリシーメイキング、つまり証拠に基づく政策立案ですね。
証拠に基づく。
ええ。ポンチエに盛り込む一つ一つの要素についても、ちゃんとデータとか分析結果とか、そういうしっかりした根拠、エビデンスが必要ですよ、という考え方です。
あ、それは良い流れじゃないですか。ということは、これからはもっとすっきり分かりやすくなっていく?
いや、それがですね、金田寿司もそうとは言えないかもしれないっていうのが、またこの話の面白いところ、というか難しいところで。
え、どういうことですか?
EBPMを徹底しようとするとですね、図の各項目に対して、その根拠となったデータはこれですとか、出典はこの論文ですとか、分析結果はこうでした、みたいな注釈を全部付け加える必要が出てくるかもしれないんです。
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ああ。
そうなると、結晶的に情報量がどんどん増えちゃって、図はむしろもっと複雑化してしまう可能性すらあるんじゃないかって、そういう指摘もあるんですよ。
うーん、それは良かれと思ったやったことが逆の結果を招くかもしれないと、なんとも皮肉な話ですね。
そうなんです。
つまり、ポンチ絵が複雑なのには、やっぱりそれを使う側、作る側にとっての、ある種の合理的な理由があったということなんですね。
ええ、作る側から見れば、その多様な関係者への配慮だったり、正確性の担保だったり、あるいは予算確保のためだったり、そういう彼らにとっては合理的な選択の結果が、私たち読み手から見ると、分かりにくいという形で現れちゃってる。
このなんか構造的なジレンマみたいなものが、ポンチ絵問題の核心と言えるのかもしれないですね。
なるほどな。深いですね。
だから、一見すると非効率に見えたり、不快に思えたりするものにも、その裏には何かしらの内部の論理とか、歴史的な経緯とか、必要性とかが書かれてるってことは結構あるんですよね。
今回の話をちょっとヒントにしてもらって、例えば、あなたの身の回りにある、なんでこれこんなにめんどくさいんだろうって感じるような会社のルールとか、手続とか、あるいはいつも使ってる提携書類とか、そういうものを少し違った角度から、これ、なんでこうなってるんだろうって、その背景を探ってみると、案外面白い発見があるかもしれませんよ。
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