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はい、シェアする落語のシケです。 10月4日日曜日深川東京モダン館にて『シェアする落語第44回特別企画 笑福亭べ瓶』開催いたしました。
いつもは二ツ目クラスの落語家さんを主にお招きしている会なんですが、今回は単純に僕がべ瓶さん好きで一緒に喋ってみたいのと、落語をみんなで聴きたいというのがありましたので、僕が決めたルールを僕があっさり変えて。
上方落語協会なので真打制度がないんですけども、誰がどう見ても真打クラスである笑福亭べ瓶さんをお呼びしてしまいました。
1席目がですね、1席目というか、もうずっと30分以上かな、漫談ですね。まくらにしては長すぎるんで、最近「布団」とよく呼ばれているというやつですよ。次から次へと面白い話が出てくるというところで、すっかり温まってこのまま滑稽噺に入るのであろうというふうにほとんどの人が思ってたところでですね、なんと、
人情噺というかね、泣ける噺に入っていくんですよね。『錦木検校』です。この話を聞くのは僕は2回目、いや今回は他のいろんな仕事を裏でやりながら、ちらちら聴いているということで、ノーカウントにしたいなと思うんですけども、これは間違いなく名作ですよ。
簡単に説明しておくと、彦六の正蔵が『三味線栗毛』という元々の噺を作り変えて、それをさらに柳家喬太郎師匠がやるようになり、喬太郎師匠経由で笑福亭鶴瓶師匠がやるようになって、そこで笑福亭べ瓶さんという。この噺の流れはですね、しっかりしたものがあるわけなんですが、
何しろ、これは僕は、今年いつだったかな、大和田落語会でべ瓶さんの『錦木検校』を聴かせていただきましたけども、まあその人物の一人一人の魂を入れ込む、それがビタッと決まって、泣く。泣かざるをえない。
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裏で、断片的に聴いていた人間の話という風に聴いていただきたいんですけども、マッチというかね、同じその『錦木検校』がいる長屋の人たち、『錦木検校』を励ます、ちょっと口悪いけども、励ます人の人物の作り方は本当にうまくて、非常に心惹きつけられる、ちょっとね裏でも泣いてしまうというような流れです。
どうもべ瓶さんとしては、重い噺の流れから、トークに入るのがちょっと嫌だみたいなところがあったんでしょう。珍しいですよね、1席目に人情噺をね、それも極上の泣ける人情噺を掛けておいて、仲入りで整えた客席かと思ったところに。
古典落語の中でも一二を争うクソくだらなさを誇る『地蔵の散髪』、昭和57年会では『ケツ毛地蔵』と呼ばれてましたけど、この噺、まあもう死ぬほどドッカン!ドッカン!ドッカン!ドッカン!ね、建物揺れるんじゃないかと思うぐらいドッカンドッカンも受けてましたね。
そもそも『地蔵の散髪』ってこんな面白い話だっけ?よくわかんないんですけども、もうこれ完全にもうべ瓶さんの噺になっちゃってるでしょ。
TBS落語研究会にもこの噺で呼ばれたっていうし、他のいろんなベテランの落語家さんにも、この噺面白いねって言われるんだそうです。
『地蔵の散髪』よく覚えておいてください。まあ面白い!これはもう落語の世界、滑稽噺の世界じゃないと成立しない。そこにべ瓶さんが自分の魂を突っ込んでいく。そんで笑えるって、いいですよね。
2席終わった後に私がのこのこ出ていきまして、2人でトーク、シェアタイムという対談をやらせていただいたんですが、話したいこといっぱいあるんですよ。本当に本当に話したいこといっぱいあって、その中で絞って絞って絞って「上方落語家であるべ瓶さんと東京との関係」という話題に絞ったんですよね。
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もう本当はもう一個Youtubeの話をね。べ瓶さんのYoutubeがすごい面白いんで、これをねあのフィーチャーしたいなっていうふうに思っていたんですが、
絞りに絞ったのに、どんどんどんどん次が次へと面白い話が出てきて、どこで切ろうかなと思っているうちに10分15分経ってしまうというですね。とても楽しい修羅場でした。
二ツ目クラスの人を呼んでくるというこの会のかつての趣旨にのっとって人選された人たちも、落語は面白いけども、トーク・対談って、そうそうまとまるもんじゃないんですよね。
だけどチラッと話を振っただけで、面白いし、笑えるし、深みのある自分の体験を語れるっていうのは、本当に笑福亭べ瓶師匠すごいなというふうに思いましたね。
というわけでですね、自分としては、まあいい会になったかなというふうに思うんですがご来場の皆様におきましては、ぜひご意見ご感想などをお寄せいただければなというふうに思います。
シェアする落語の四家でした。笑福亭べ瓶さん、スタッフの皆さん、ご来場の皆さんどうもありがとうございました。では失礼致します。ではまた。