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2024-02-26 11:05

【#147】第57回談吉百席 24/2/24 #立川談吉

#立川談吉 #落語
ネタおろしは冬らしく。新作はゆるりとイリュージョン。談吉さん、相変わらずいい感じですよ。
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サマリー

24/2/24の池袋談吉百席第57回では、談吉百席の出早しのタイミングがイマイチだったことを謝罪しながら、ダンキさんの講座が紹介されます。5畳級の落語、コンプライアンスに関する話、新作の「何でもない日」、うどん屋の話など、ダンキさんの魅力的な落語を楽しむことができます。

出早しの謝罪と5畳級の落語
はい、シェアする落語のshikeです。
2月24日、深賀東京モダン館で円吉賞の会に行った後、そのままもう一回東西線に乗りまして、
飯田橋で乗り換えて、池袋談吉百席第57回行ってまいりました。
この談吉百席は、私は一応スタッフの端くれみたいな、端くれくれくれみたいな感じのところにおりまして、
先にお客様にお詫びをしておきます。この日ご来場のお客様にお詫びをしておきますが、出早しのタイミングがイマイチだったのは私のせいです。
申し訳ございません。言い訳しますけど、ラジカセって難しいのよ。
ラジカセってボタン少ないので、なかなか思う通り動いてくれなくて、CDもね、3枚組のCDから操作するので、あれを入れこれを入れみたいなのがですね、なかなか難しくて。
僕も時々、あんまり大きくない回で出早しの出るタイミングがちょっと気になるなっていう時がね、自分でもあるんでわかるんですけど、
CDでやるとね、CDラジカセしかなくてですね、CDでやるとちょっとね、うまくいかないところがあります。
すいませんでした。ちょっとね、これは僕は次回も関わるんだったら改善します。
その改善を約束した後でですね、お話しさせていただきたいと思いますが、
お兄様がちょっと病気されたみたいなお話、決して笑えるようなお話ではないんですが、
そこから愉快な歩行に持っていけるのがダンキさんの腕の見せどころというところで、
1席目がですね、5畳級ですね。
これはもうすぐかな?来月かな?来月ですね。3月ですもんね。
サダンジッションの追前興行を、サダンジッションが最後までずっと出られていた、
僕もそこでサダンジッション最後の講座を聞いた渋谷落語で行われるんですが、
これがちょっと都合でダンキさん出れないということで、別の追前興行には出るみたいなお話されてましたけども、
そんなことで、サダンジッションに習った話をやりますということで、5畳級。
これね、5畳級は、これはもうサダンジッションだなっていうところがありまして、
お給据える人なんですよ。ミネの給を据える神給師ですか。変な感じで喋る人ですね。
ちょっと変態っぽい感じの人。あの辺がサダンジッションだなっていうところです。
あとは結構ダンキチさんが自分の得意な形に変えてやってるんですけど、もう実に愉快に聞けたなというふうに思います。
もう一石がですね、コンプライアンス的にどうなの話ということで、某寄せでは欠けてはいけないと言われている話。
これはダンキチさんがこのエグいっちゃエグい話じゃないですか、をちょっとファンタジーに振って面白くしちゃってるんですよね。
だから、女性の外見をいじるっていう不快感からは少し逃れられてるかなっていう感じですね。
コンプライアンスとファンタジーフォローの落語
それを逃れるだけじゃなくて、そこにそのファンタジーを、ダンキチ的ファンタジーを足した分だけ面白くなってると。
ダンキチさんじゃないと聞けないくすぐりですよね。あれはダンキチさんから習って誰かがやってもあんま面白くはならないかなっていう気もしますね。
で、この流れで新作に入るんですね。で、この新作が何でもない日というですね、新作で。
これがね、なんといったらいいのかな。僕が一番連想したのは柳屋コマン師匠のアチタリコチタリなんですよね。
連続して事件、事件ってほどじゃないんだよな。出来事がちょっとずつ起きて、ちょっとずつ起きるとその話が進んでいくという話で。
で、コマン師匠も実はイリュージョンとまでいかないかもしれないけど、ちょっと古典にはないシュールな感じっていうのをお出しになるところもあるんですが、
ダンキチさんの場合はもうイリュージョンですから、何かが繋がっていなかったり、非現実、現実から理路が繋がっていない。
例えば今回だと、これ現代の日本の話なんですけど、現代の日本の話にいきなりバイソンが出てくるとかですね、いうところにいくんですけど、
それをあの口調で持ってすんなり聞かせてしまうっていうのは結構とてつもない技量だなっていつも思うんですけど、
この話の場合、一つの行くべき目標が決まっていてそこに行くという話ではなくて、つらつらつらつら繋がっていくっていうですね、シーンが繋がっていく。
その辺がコマン師匠のアチタリコチタリにちょっと似てるなっていうふうに思ったんですけど、これはこれで魅力的ですよね。
古典、神作学語っていろんなパターンがありますけど、一つドーンと課題が現れて、その課題をどうやって回収していくんだろうっていうような話で結構多いと思うんですけど、
ここにはそういうものはなくて、時空がねじれた生活があって一日が終わるみたいなんですね。何でもない日ですから。そういうタイトルの中なんですけど、
でも時間空間はあげらげにねじれちゃってる。何それというようなところですね。あと、ダンキさんらしいのはね、動物が好き。動物が出てきます。
そんな感じでですね、相変わらずダンキさんの新作楽しいなというところがありました。中入り挟んで4席目がですね、ガラッと変わって、これぞ柳屋というですね、うどん屋ですね。
この日は寒いからね、この話がぴったりですよね。難しい難しいって言って始めて終わってから難しい難しいって言ってました。確かにそうでしょう。若い人でやる人ってあんまりいない。
どうしてもね、上面をなぞっちゃう子さん子さん児の、僕は五代目子さんのイメージ強いですけど、になりそうな罠がありますから。
ダンキさんに聞いてみたら、ダンキさんは仙台場所のが好きらしくて、そっちを意識しているというようなお話でしたね。一つやっぱり思ったのは、結局この話って自分なりの酔っ払いが作れるかどうかっていう。
酔っ払いがうどん屋でくだまく話ですから、そこでその酔っ払いを自分なりのものとして作れるかどうかっていうところなんですけど、作れそうですね。完全にものにしたっていう感じはネタ下ろしですからもちろんないです。
ただ、客としては楽しく聞いちゃうんですよ。客としては楽しく聞いちゃうんだけど、この先はあるなというような感じで、まだね、酔っ払いのダンキ地度がまだ低い。これからダンキさんっぽくなっていくと思います。
それはもう、今回はこれでダンキさんはうどん屋行けるなっていう手応えを感じることができたような、そんな講座だったかなというふうに思います。
会場の豊島区民センターが結構人気が出てきてしまって、なかなか以前のホールが取れずに和室での開催になっています。
やっぱり和室だとちょっとね、敬遠されがちでございまして、以前に比べると予約もね、正直なところ言うとね、当時来られる方結構いらっしゃるんだけど予約がちょっとね、おとなしい感じになってますけど、ダンキ地客席は聞いて損はしません。
ぜひぜひ足をお運びいただきたいなというふうに思います。次回は4月の27日かな、豊島区民センター家袋の駅から歩いてほどいいところにありますので、ぜひぜひご来場いただきたいなというふうに、スタッフの端くれの端くれの端くれとして申し上げたいというふうに思います。
シェアする落語のしけでした。ではまた。
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