00:00
はい、シェアする落語のshikeです。本年もよろしくお願いいたします。
ということで、新春一発目の落語回、一発目と言って私が聞きに行ったという落語回でございますが、
深川東京モダンカー、また行って参りました。新春演吉一問回ということで、三友邸演吉一問ですね。
の回でございました。これ私毎年行っております。 開講一番は三友邸まんまるさん、三友邸まんきつ師匠のお弟子さんです。
松竹梅。 枕がもたつき気味なあたりがまだ2つ目だなという感じではございましたが、
話の方は楽しくて、松竹梅の歌いのところもいろんなやり方あるんだなーっていう感じでしたね。
松竹梅さんのなったあなたっていうのが、すごく機械的なまんま本番でもやるっていうのがちょっと面白かったです。
次に出てきましたのが久しぶりですね。三友邸長吉師匠、僕大好きでございます。大好きだけどなかなか聞けていないというところで、
新春ということで箱根駅伝の枕でワッと沸かせるあたりはやはりこの人の腕の見せ所ですね。
しっかり自分の空気を作ったところでちょっとエグいのかけてきました。 たのきゅうでございますね。
上浜美が出てくる話でございますけども、やっぱり上手いですね。この方は、今はもう痩せていい男になっちゃいましたけど、
2つ目の頃はよくゴリラゴリラって言われててですね。 とある落語家からはゴリラだけど実は繊細な人なので繊細ゴリラと言われてましたけども。
細かいところがきっちりしてるんですよね。 こういうちょっとね
ある意味ちょっとダークな世界ですよね。 アマチュアと言っていいのかな。役者さんが
上浜美に食べられそうになるという、そういうお話です。 たのきゅうは。
なんですけども、 ダークなところをチラチラ見せつつ、笑いに持っていくのがすごく上手い。
そういうところをしっかり見せて、新春からエグいの持ってきたなぁと思ったんですけど、考えてみるとこの話もラストはとってもめでたいので、
03:08
新春向きだということがわかるというですね。なかなかにくい仕掛けだなというふうに思いました。 狂気辻書をじっくりまた聞きたいですね。
はいで中入りを挟みまして、人気者さんゆうてい満喫称でございます。 満喫称はですね、毎年もう枕が面白いですよね。
今年は子供のお話だったかな。
子供のお話でガッと笑わせた後に、おなじみの初天神。 正直僕はですね、初天神はあんま好きじゃないんですよ。
なんでかって言うと、もうみんなやりすぎでしょ。 1月のね、正月ではないけど、本当は正月じゃないけど1月のお話。
なので、まあ1月にね、正月とか1月にやるのはいいんだけど、なんかのべつやってるでしょ。
まあ確かによくできた話なんで、かけたくなる。 あと切るところがね、切りやすいのもあって、使い出のある話だなと思うんですけど、
まあそれにしてもね、みんなやりすぎだよなと思ってるんですよ。 ただやっぱりね満喫称の満喫
独特の角度っていうのかな。 あのギャグの一個一個がいいところからこう入ってくるんですよね。
で、これね、僕満喫称の初天神聞いてて、あの思ったんですけど、例えばの春風帝一之助称の初天神も面白いんですよ。
で、どちらもお子さんがいらっしゃるんで、父親の視点で、そのあの話を組み立ててるのかなっていうふうに思ってたんですけど違いますね。
お二人とも子供ですね。子供の視点ですね、あれは。
あの満喫称が語る初天神も子供が満喫称っぽいし、一之助称の初天神はあの子供が一之助称っぽいです。
あのそっちから見てんだなっていうところで、もちろんその父親のね、あのなんでしょうね、あの
真田小僧なんかもそうですけど、生意気な子供にこう手を焼くっていうところには父親の愛情の裏返しみたいなのが必ず入っているわけですけども、そういうところも実体験では必ず反映されてくると思うんですけど、個性が自分の個性を注ぎ込んでるのは明らかに子供だなっていうふうに思いました。
すごく満喫称っぽい子供がですね、お父さんに物をねだるっていうあたりがですね、あのすごい面白いですね。
06:01
これちょっともう1回聞いてみたいな。初天神そんなに好きじゃないのに満喫称の初天神はちょっともう1回聞いてみたいななっていうふうに思いました。
で、鳥が円吉称なんですが、満喫称に時間をある程度渡して最後は軽く締めるみたいな感じで、新春の小話ですね。
で、えっと僕が知らないやつウグイスの話があってなかなか粋な感じで、で僕も一度この多分この新春に聞かせていただいたあの七草粥の歌とつまみ食いをするオイランの小話っていうのがですね、これがまたなかなか良くてですね。
やっぱりあのいいですよね、こういうこのあの円吉の回、毎月の円吉の回は結構大ネタがドーンときて、円吉称のもうすごいその力を明神芸を見せてもらえるわけですけども、やっぱ明神芸ってのはこの軽いところにも宿る、軽いところでもキラッと見せてくれるので、
あのやっぱり何がいいってやっぱり正月の気分になれるっていうね、実際そのこの小話の中に出てくる七草粥のわらべ歌なんていうのは聞いたことがないわけですよ。
私正直言いますけど、今55歳ですけど七草粥食べたことないです。ついでに言うとね、落とそうってのも飲んだことない。なんかねそういう家だった。でまあそれはいいや。
で七草粥なんか食べたことない人間に七草粥を作る時に歌うわらべ歌を聞かせて正月だなっていう気持ちにさせるっていうのはやっぱりこれは落語家のマジックだなというふうに思います。
縦川すにしさんがこの前、くしゃみ公爵の中でのぞきからくりの工場というのを何度も何度もやるわけですけど、そんなもの見たことも聞いたこともないわけですよ。でもなんか情景が浮かんでしまうと、こういうところがやっぱり落語家のすごいところで、そういう意味でこの七草粥のわらべ歌。
とんとんぱたりとんぱたりって言うんですけども、いいですよね。正月のこの温かい気持ちになれるっていうところがすごく素敵だなというふうに思いました。
最後、年末から引き続きですけども、弁護士の園尾先生ですね。日本の放送界の重要人物です。おととしから勲章も授業されているという方なんですが、この方の紹介をちゃんとした方がいいんじゃないかということをちらっと僕がブログに書いたところですね。
09:22
それが演技室に伝わってしまいまして、指揮さんという方がちゃんと紹介した方がいいというふうにおっしゃったのでっていうことを講座でおっしゃってですね。講座だったかな?講座降りたかな?ビビりましたけども。
一問の方全部揃いまして、園尾先生が音頭を取って、新春の三本締めということでおしまいでございました。
やっぱりね、いろんな行きたい落語がいっぱいあるんですけど、僕はやっぱり演吉師匠を都合がつく限りは聴いちゃうだろうなというふうに今年もそうだろうなというふうに思いました。
次回は2月26日だったかな?正しい情報は文字で残しておきますが、またね、冬の大ネタがありますので是非来ていただきたいなというふうに思います。
演吉一問、もう一ついいお話がありまして、惜しくも亡くなられた6代目山友廷遠楽師匠の最後のお弟子さんでまだ前座なんですけども、山友廷楽太くんですね。
山友廷楽太さんが満吉師匠のお弟子さんになることが決まりました。
彼はね、本当にいいですよ。この日は来てませんでしたけど、多分両国に行ってたと思うんですけど、彼はね、やっぱ10代で演吉マニアになるというすごい人なので、
あの普通、多分遠楽師匠のあの年になったら前座はもう、前座っていうか弟子は取らないと思うんですよ。
なぜなら親打ちになるまで自分が生きてられるかどうかわかんないから。でもそれでも取ってしまったというのはこの才能を楽合界に引っ張り込まなきゃダメだっていうふうに判断されたんだろうなっていうようなところです。
まあ山友廷の若き期待の星ですね。 そろそろ2つ目に上がると思うんでとっても楽しみです。
満喫師匠のないとこ行ったったらいいですよね。楽しみです。そのうちまたこの演吉一問会にも出てくるかもしれません。
ということで今年2023年ますます楽しみな山友廷演吉一問ですね。ぜひ一度は聞いてみていただきたい。
12:00
別にいつじゃなくてもいいです。何度でも聞いていただきたいというふうに思います。それぞれ皆さんいいです。
ということで新春一発目の放送でございました。シェアする落語の式でした。ではまた。