00:01
はい、シェアする落語のシケです。 昨日1月13日新春立川志らく一門会
に行ってまいりました。 場所は阿佐ヶ谷地域区民センターというですね、大変綺麗な
建物ですね。できたばっかりなのかな。 志らく一門会なんですが、志らく一門から
立川志良師匠、 立川楽平さん、立川楽人さんのお三方が登場です。
この企画は2回目だそうで、1回目は 立川志楽師匠も参加されたというようなお話を伺っております。
トップバッターからですね、 立川志良師匠なんですよね。
この日、新内一人しかいませんから、当然普通鳥だと思うんですが、 今回の企画はですね、
非常に、なんていうか、レアな、 面白い、凝った企画になっておりまして、
とにかく私初めて知ったんですけど、 立川志良師匠がですね、
シナプソロ寺の
インストラクターの資格を持ってらっしゃると。 シナプソロ寺というのも、僕今回初めて知ったんですが、
フィットネスクルーブでルネサンスってありますよね。 このルネサンスが昭和大学かなと共同開発した、
すごい平たく言っちゃうとノートレみたいな感じですかね。 ですからその認知能力の低下を防ぐようなプログラムです。
で、この日、
志良師匠が実践された、
このシナプソロ寺というのはですね、例えば、 ジャンケンを、
例えばグーならグーを出すので、それに負ける手を出してくださいと。
あるいは片手でグー、片手でパーにして、 グーの方は太ももをトントン、パーの方は太ももをスリスリすると。
つまりですね、これをこういったですね、そのシナプソロ寺を お客さんにやってもらうんですね。
だから、全員のお客さんがジャンケンのグー、ジョキ、パーを出したり、 トントン、スリスリしたりするんですね。
03:00
これだけ聞くと、ただの健康セミナーみたいな感じじゃないですか。 志良師匠がすごいのは、これを落語にしちゃうんですよ。
この落語の話の中で、
落語の登場人物がお客さんに向けて、 こういうのをやりましょうと言って、お客さんがそれを実践すると。
これはすごいですよね。びっくりしました。 ウディ・アレンの映画の中で、
スクリーンの中のウディ・アレンが観客に向けて話しかけるっていうシーンが いくつかあるんですが、
これと同じように、落語の中の人が客に向かって話しかける。 このパターンもあると思うんですが、
話しかけられた客の方がそれに合わせて動作をすると。 これはね、画期的ですよ。
ここではっきりするのは、
ここで違和感がないんですよ。 落語の世界は全く崩れていないのに、全員が参加する
シナプソロジー、脳トレみたいな感じの動作ですね。 軽い体操みたいなもの。座ったままできる軽い体操みたいなものなんですけど、
それが、全員がやって、ある意味落語の世界の中に入っていってるんですよね。
すごい画期的なことだと思います。 もともと落語というのは、お客さんは参加しています。
お客さんに合わせてお話を落語家が作っていく お客さん参加型のエンターテインメントだと思うんですが、
ここまで明示的というか、はっきり誰でも見れるような、わかるような形で、 お客さんに参加させて
落語の世界がきっちり作られているっていうのは、 すごいですね。
ちょっとびっくりしました。衝撃が走りました。 伊達川しらら師匠。
もちろん、師楽一門で、師楽師匠のお弟子さんですけども、 高田文夫先生のツキ人もずっとやっていらっしゃって、
その人脈もものすごいものがありますし、 野税陳平先生の流れだと思いますけど、流れって言い方おかしいか、繋がりだと思いますけど、
大正大学ともご一緒にお仕事をされているという、 ガモール師学庭ですか。
06:00
定期的に落語家へもやってらっしゃったりするという、 そういう落語家さんなんですけど、
このシナプソロジー落語はちょっと衝撃でした。 素晴らしいですね。
で、これでグッと盛り上がったところで、 この次がまた2つ目になりまして、伊達川楽人さん。
楽がひらがらに人ですね。 この人はね、僕も久しぶりに聞きますけど、前座の頃からちょこちょこ聞いてるんですけど、
上手くなった人ですね。 最初ね、ちょっと首ひねってたんですけど、上手くなってますよね。
今回もまた進歩してるなっていう感じが見受けられました。 なんかあの、麻雀のプロの資格を取ったそうで、
やっぱり落語家はいろんなことやらなきゃいけないよねっていうところがありますが、 これくらいの間で、
間を取って喋る人はすごく少ないんじゃないですかね、今。 そういう意味でちょっとどっかしらクラシカルな雰囲気もありつつ、
今っぽさもありつつの時そばでした。会場を受けておりました。 で、中入りが入った後にですね、
鳥が伊達川楽平さん、今度シェアする落語、 3月16日、深川東京モダンカーに出ていただくわけなんですけど、
この、伊達川楽平さんの火炎太鼓。 火炎太鼓、先日も聞きましたけども、全然飽きませんね。
まあとにかく虫攻めのとこが面白すぎます。 で、あの、
楽平さんの落語は多分みんなそうだと思うんですけど、 そのいわゆる昭和の名人と呼ばれる人たちが好んで使いそうなフレーズを
引用しつつ、そこに自分のオリジナリティをこう足していくというところで、 懐かしさはある。懐かしさがいいんですけど、
古さではないんですよね。 そこがすごくいいなっていうふうに改めて思いました。
会場はもちろんドッカンドッカンを受けておりました。 ということでですね、三者三様のこの個性が
爆発しているあたりが、いかにも竹川志楽一門という感じでございますね。 この前、小品師匠聞いてきたから、僕は最近、志楽一門ばっかり聞いてるんだな、不思議な話でございますが。
大変楽しかったです。 多分また次回もあるんじゃないかと思いますので、朝ヶ谷お近くの方はですね、
区役所あたりが広報するんでしょうかね。
09:01
ちょっとですね、確認してみたりすると、 チェックしてみたりするとよろしいんじゃないかなと思います。
半年に1回ぐらいやるような雰囲気でしたけど、何とも言いませんけど、 でも本当に今回もものすごいお客さんいっぱい来てたんで、多分次回絶対あると思います。
チェックしておきましょう。 シェアスルーラク号のしけでした。ではまた!