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2023-06-04 09:55

【第85回】鉢山落語 三遊亭わん丈 23/6/3

喋り忘れたけど、わん丈さん、まくらも相変わらず面白かったです。幼稚園のはなしとかね。
抜擢昇進はめでたいけれど、やっぱりいろいろと大変な目にあっているわん丈さん。その大変さもまた笑いに変えて、客席に届けてくれます。
「上り調子の芸」が心地よい四席でした。

#落語
#三遊亭わん丈

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湾城さんの真打ち昇進についての話
はい、シェアする落語のshikeです。
昨日6月3日土曜日、八山落語山友亭湾城行ってまいりました。 八山落語さんの名前はもうかねてからもう有名ですから聞いておりましたわけですが、私は八山仙でございまして、
配信はね、コロナの時に配信をやっていて、宮城省だったかな、大変落語聞きに行けないんで助かったと言いますか、救われた感がした思いがありました。
非常に小さな会場なんですけども、落語への思い出がすごく感じられる会でね。
普段話題ですから、結構大物の真打ちが出てるところなんですけど、こういう会によく出てくるのが二つ目時代から宮城さんと、今でも二つ目、来年真打ち昇進の湾城さんといった感じでございましょうか。
湾城さんもここで牡丹道路の投資をやったりとかしてるみたいでございます。そういう有名な、少人数でじっくり落語を聞きましょうという、そういう会でございます。
湾城さん、抜擢による真打ち昇進が決まって、人生が3、4年分狂っちゃってるというですね、大変な状況ですけど、本当に大変みたいで、
まず声がちょっと枯れてるのと、枕でもぼやき通しみたいな感じでございましたね。
でもそれに耐えられるという、抜擢真打ちの重圧に耐えられるという、期待のもとの抜擢でございますから、ここはもう頑張らなきゃいけないというところですね。
ご自身も頑張ってるんだと思います。ただ、ちょっと面白いなと思ったのは、様々な仕事に、昇進、真打ち昇進に関わる様々な仕事、様々な判断に持っていかれるわけですよね。
それで絶対に、これはいろんな方がおっしゃってますが、絶対にしくじるらしいんですよ。お詫びしなきゃいけないみたいな、もう心動がたたる、疲れる、ストレスが溜まる。
で、その時に、何がいいって落語をやることなんだそうです。だから落語をやる講座が、気分転換というか、心を休ませる場所になっていると。
で、そこでいろんな落語の中に、特に古典落語の中に含まれている様々な人生の機微みたいなものがグッと感じられるというお話を、ちょっと言い方は多分違うと思いますけど、大体そんなような話をされていて。
で、僕も二つ目の方が新討ち昇進決まってから、グンと芸が伸びる瞬間というのを何回も見てるし、昨日のワンジョーさんもやっぱりちょっと違うステージに入ったなという感じがすごくしたんですけど。
ワンジョーさんの前座話と新作落語
その中で、ああ、そういうことかという感じがですね。やっぱり江戸落語か東京落語かにとっての新討ち昇進ってのはやっぱり芸が伸びる瞬間になるんだなというところがあって、なかなかこの辺は興味深いですね。
で、そんなわけで四石、一石軽く前座話をやりたいという、ワンジョーさん的な原点回帰みたいなところでしょうか。あの後でから抜け、ああもううまいですよね。
こういう前座話もやっぱりワンジョーさんの技を感じられるところで、やっぱりね、与太郎をどれくらいバカに仕立てるかっていうところで、その人なりの、その人に合った形で与太郎をうまくバカっぽく仕立てるっていうのはね。
どんな落語もそうだと思いますけどすごく大事で、やっぱりワンジョーさんの持っている明るさと軽さがちょうどいい感じで与太郎になっているところがいいですよね。
で、やっぱり細かく細かく独自のフレーズが入ってくるあたりもワンジョーさんらしい楽しい前座話になっていました。
で、2席目が前座の頃作ったお話ということらしいんですが、これ沿目ボンボンでいいのかな。
先日ボンボンでしくじった方が、首相なんとかのところでしくじっちゃった方がお辞めになった方がいらっしゃって、その連想でですね、昔やった話をかけ直したみたいなんですけども、
最初から話すくんでうまかったんだなっていうのがすごくよくわかる、いい感じの新作でしたね。尺もちょうどいい感じだし、
まあ、新幹線のチケットを持たずにグリーン車には座れないってあたりが落語の嘘としてもね、逆に面白いなっていうふうに思ったし、
あそこからなんかね、この話ね、検索してみるとボンボンって出てくるんですけど、元人って書いてる人もいて、人が犬になっちゃう話なんですけど、
人が犬になるわけないんで、人が犬のふりをすると言いますか、話なんですけど、犬になっちゃうから途中からワンワンとしか言えなくなるあたりが推しの釣りみたいな感じがして、なかなか面白いですよね。
こういう武器も持ってるのかっていう、やっぱりワンジョさんの多彩さを感じられるなというふうに思いました。
3席目がね、なんとネタ卸しの後の2回目だったそうです。松山鏡、お見事でしたね。
落語家のキャラと田舎っぽさ
これもやっぱり、田舎の言葉をどれだけ田舎っぽくやるかっていうところの加減にかかっていて、
これもやっぱり落語家のキャラによると思うんですよ。
ワンジョさんは、わりと田舎を押し出し気味にしたとご自身ではおっしゃってたんですけど、やっぱり持ち前の明るさと軽さと明瞭さがあるので、そこまで臭くならないのがいい感じですよね。
ネタ卸しの次にやるときって結構難しいって聞くんですけど、見事な講座だったと思います。
3席目はねずみですね。
ねずみはですね、この方はひょっとしたらと思ったら、やっぱりですね。
山友亭健康首相からということで、非常に健康首相っぽいフレーズの生駒屋さんのキャラがね、すごく健康首相っぽいなっていう感じがしましたけども、
やっぱりご自身の工夫もそっちこっちに見られる中で、もうちょっと早くやってもよかったんじゃないかなって思うぐらいワンジョさんに似合う話ですね。
忍者を感じさせるものお話でもありますし、名工伝でもあるんですけど、そこまで高段っぽくないっていうか、そのあたりがいいなっていうふうに思いますね。
やっぱり左神五郎って、出てくる演目であったり、例えば高段だったり狼曲だったり、年齢もあるとは思うんですけども、キャラ全部違うんですよね。
どれが本物の神五郎なんだって思うぐらいキャラが違うんですが、
このワンジョさんのネズミに出てくる神五郎っていうのもすごい納得感があって、軽い茶目っ気も入っていてとてもいいですね。
神五郎とワンジョさんのネズミ
僕はなぜかこの話に出てくる、ちらっとしか出てこないんですけど正五郎が好きなんですよ。
あの正五郎、正五郎二代目なのかなあれは。若い正五郎ですね。
正五郎のセリフもね、いい感じでございました。
4席綺麗に並べていただいて、少人数のところでじっくりとワンジョさんの芸を味わえるというところで、八山楽をなかなかお値打ちなんじゃないかというふうに思います。
ワンジョさんね、来年3月ですから、それまでですね。
どういうふうに真打ちをするのか、どんな真打ちになっていくのか、だいたい名前はそろそろ決めなきゃいけないんじゃないのかとかですね。
いろいろ考えるところはありますが、引き続きウォッチしていきたいなというふうに思います。
ということでシェアする楽護の四家でした。ではまた。
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