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2022-09-29 10:23

【第41回】落語作家井上のかたち出版記念落語会22/09/25

豪華な顔付けによる井上先生作品の落語会。楽しかったですねえ。

#井上新五郎正隆
#柳家小せん
#立川談慶
#立川寸志
#柳家ひろ馬
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はい、シェアする落語のshikeです。
9月25日、夜ですね。 高田のババ、ババンバに行ってまいりまして。
落語作家井上の形第8回 落語作家は食えるんですか?出版記念落語会ということで行ってまいりました。
前座が柳矢広場さん。いやー、達者でしたね。手紙無室。 あのちょっとくすぐりも新しいのが入ってたりとかして
なかなか良かったです。というところで口を切られたこの落語会は 井上慎吾朗正隆先生という落語作家がこの度出版したというですね
落語作家は食えるんですか?という本の出版記念の落語会で3席お三方 それぞれ井上慎吾朗正隆作品を披露するという会でした。
で、1席目が立川すんしさんですね。で、すんしさんがですね 広場さんの手紙無室を
捕まえて、ただいまのは井上慎吾朗正隆作手紙無室ですというですね なかなかにキュートな
ギャグを飛ばした後で 会の趣旨を説明しすんしさんに当て書きされた井上先生の作品
正体見たりを 書けられました。僕はこの正体見たりの
初演を すんしネタ卸しで見てるんですが
聴いてるんですが 明らかに進歩してましたね。ネタ卸しの時から面白いネタではあったんですけども
明らかにですね 主人公8だったかなの
幽霊を演じるところがですね まあ面白い
面白くなっている。やっぱり全体のこのリズムの グルーヴ感みたいなところがもう50%増しみたいなところで
やっぱりこのあたり特に新作のネタ卸しと その後稽古してレベルアップさせてきた時ってのはここは差があるところだなぁというところでしょうね
で 2席目がですね今度は立川断結賞
僕は個人的にはかなりお久しぶりですが オノボリの母という落語ですが
これもねー これは
確かにこれは断結賞に 当て書きされたこれは断結賞のキャラクターだけではなくてその断結賞の
経験されたこと まあ断結賞のね元で経験されたことが
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反映されているネタであることはまず間違いないし 断結賞もこれは俺じゃなきゃできないネタだねというふうにおっしゃっていたと
いうところで いささかあの
なんですかねあのテレビドラマ的昔のテレビドラマ的なですね 展開を含みつつも
断結賞がポンポンポンポンポンとこう前に押していくテンポによってやはりこれもしっかり と落語になっていたらっていうかですね
しっかりと楽しい落語になっていたというところがですね よかったなというふうに思います
まあこれも一つ技巧店の形なんだろうなぁというですね ところですね
で中入り挟みまして3席目が柳屋湖泉賞の五楽院ですね 五楽院の私あのこの楽屋作家井上の形というこのシリーズの
中でネタ卸しを聞いております でこれも明らかにネタ卸しの時より面白くなってますね
で何かやっぱりネタを立つネタというかそのくすぐりを足しているとかそういうことでは なくてやっぱりテンポ感ですね
でこの話は本当にこう ご自身も湖泉賞もおっしゃってましたけどとにかく登場人物が多くて登場人物が増える
たん b に話がどんどん拡大していく 騒動がどんどん拡大していくというまあそういう話なんですね
いろんな人が出てきて話が広がって広がって広がって広がっちゃってどうするんだろう というところでギュッと収束収束する
ここにこの話の面白さがあるわけですがこれがですねやっぱりこの広がって広がって 広がっていくのネットのテンポの部分がもう明らかに前より面白い
ですごくいい落語になってました だからどのお登りの母は初めて聞きましたけれども正体見たりも
娯楽院も共通しているのはあの 土台の部分は変えずに上に乗せてくるものを落語家が工夫することによってこの新作
落語が面白くなっていくというこの形ですね でこれあの神方の落語家どなたかがおっしゃってたことでこのどなたかを忘れてしまって
本当に申し訳ないんですが 新作落語をやる上で落語作家がやる仕事というのは全体の3割ぐらいだと
ただその3割の土台がないと落語家はその7割の仕事ができないというようなことをですね おっしゃってたんですねで今回のその落語作家井上の形のこの3席
特にこの正体見たりと娯楽院は僕は初演も見てますから 聞いてますからあのつくづく思ったんですけど3割の土台がしっかりしてると
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残りの7割で落語家がまあ遊ぶことができる 同じセリフなどは変えなくてもテンポ環境によってまあ話をさらに進化させて楽しく
させることができる ただしそれはその力量のある落語家に限られているなということがですね
今回わかってとても面白かったで 水産があの
もう断形書に向けて書かれたと思われるおのぼりの母を あ俺もあのネタをやってみたいというふうに思われたっていうことなんですよ
でこれはつまりその土台の3割の部分がよくできているというこの証の一つであって 多分
あの水産がやるともうちょっとドライな感じになるんじゃないかなっていうですね あの機体がありますそういう期待をあの
抱かせてくれる 3割の土台を作る仕事をやる人として湯上信吾朗正高先生っていうのは本当に素晴らしい
仕事をされている今日今回の3席もいいですしまたここにもう僕は絶対に押したいのは 一菌師匠柳屋一菌師匠に当て書きされた満腹バント
これももう 一菌師匠の満腹バントがまあめちゃくちゃ面白い
多分 古典落語あんまり知らない人は多分古典だと思っちゃいますそれぐらいよくできている
こなれている ただその一菌師匠の満腹バントがあれだけ面白いそして一菌師匠に向けて当て書きされた
ものだからこそあのネットまた誰か別の人がやってほしいなと 一菌師匠が誰かに教えて誰かがやったらまた変わるだろうなというようなですね
期待があるんですねだからそういうことがですね2台3台繰り返されていくと まあ例えば試し酒とか
そういうですねあの比較的新しくできた もう今は古典扱いされている猫と金魚ですとか
まあそういうレベルまでですね行くんじゃないかなというふうに思います ですから井上さんも3作られた3割の土台が強固な話というのは
これからの成長が楽しみ で井上さんはまた今度また別の誰かに向けて当て書きで新作を作り
井上さんのテーマは技巧店ですから技巧店の新作をまた別の誰かに向けて作り でそれが3割の土台の部分の普遍性をもってまた別の落岡にバトンタッチされていくという
この一連のですね流れを僕らはあと何回見ることができるのかなというのがとても 楽しみです
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でそこがとても楽しみでありますが今回の書籍は正直それほど かなという感じがしました僕は単純にあれはもう
あの井上慎吾郎正高作品集として出すべきだったかなというふうに思いますがそこ はもう書籍の音マーケティングの話なので素人は口出せるところではないですが
井上先生はまだまだこれからあのさらに進化発展していく人なので ここで何かこう手法について本にまとめるというのはどうだったのかなという気がしております
後半ね即帰というかネタが乗っていますのでここを読むだけでもですね読む価値は ある本ではあります
まあ僕はですねそれよりも次の井上先生の3割の土台 この部分にすごく期待をしているということで
本日は終わりでございますシェアする落語の式でございましたではまた
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