2023-06-30 37:56

S1E60 ドラマ『タイガー&ドラゴン』/落語の思い出とオカちゃんの落研話も!

2005年のTVドラマ『タイガー&ドラゴン』、ご覧になったことはあるでしょうか。ヤクザの組員である虎児(演:長瀬智也さん)が、落語家のどん兵衛(演:西田敏行さん)から借金を取り立てつつ落語を学ぶという、宮藤官九郎脚本作品です。今回はその『タイガー&ドラゴン』が Amazon prime video に現れたことをきっかけに初めて視聴したまいこうと、大学生の頃に視聴済みのオカちゃんで、落語・落研(落語研究会)にまつわるお互いの思い出をゆるくしゃべります。

出演:まいこう、オカ
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みなさんこんにちは、しゃべり足りない部です。しゃべり足りない部は、30代会社員同士のまいこうとオカが時々ゲストを交えつつ、自由に雑談するゆる雑談ポッドキャストです。
卑屈なのに人が大好きなまいこうと、
はい、人見知りなのにおしゃべりなオカです。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。この2人でだいたい毎週金曜18時頃に更新したりしなかったりしております。
はい、今回のテーマは2005年のドラマタイガー&ドラゴンとそれにまつわる、それにちなんで落語の話です。
はい。
はい。
タイガー&ドラゴンってその同世代の方は、ちょうど私高校生かな、の時にめちゃめちゃ周りで面白い面白いって流行ってたんですけど、
うんうん。
なんかうちの家庭その当時めっちゃディストピア家庭みたいな感じで、あのドラマとか絶対見してもらえなかったから、ので見たことがなかったんですよ。
うん。
アマプラに何ヶ月か前かなに来て見始めて、もともとこれって工藤勘九郎脚本作品なんだけど、その工藤勘の中でも好きっていう人も多いっていうあの評判だったから見てみたいなと思ってたんですが、
今ちょっと5話ぐらいまで見て確かにすごい面白いし、私も工藤勘の中でもかなり好きかもなという感じで見ております。
はい。
はい。
なんか簡単なストーリー説明とかした方がいい。
岡ちゃんも見たことあるけど結構前に見たって感じ?
私はね、なんでだっけな、ちょっと記憶がないし当時は別に見てなくて、高校生の時かな、高校生の時は見てなくて、大学生で落ち研に入ったので、落語研究会に。
落ち研に入ってから見とくからと思って全部見たけど、見たの大学生の時なので今はちょっと記憶がだいぶ薄いっていう感じかな。
そうだよね、オッケーです。
なんか大体のストーリーとしては主演が永瀬くん。
時代の。
時代の永瀬くんと岡田くん、V6の岡田くんのダブル主演。
永瀬くんはトラジっていうヤクザの役で取り立てとかを普通にする、借金の取り立てとかをするみたいな感じで、岡田くんは落語家の息子、もう有名な落語家の息子なんですけど、
ちょっと私まだ見てるところで事情は怖がされてないけど、落語家の道には進んでなくて、なんか服屋をやっているみたいな感じで、この2人がダブル主演なんですけど、岡田くんのお父さんの有名な落語家が林当てどん兵衛っていう役名で西田利幸さんが落語家のおじさんを演じていて、
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このどん兵衛が永瀬くんの組に借金をしていて、永瀬くんがその取り立てに毎月行くんですけど、それを落語を教えてくれって言って、どん兵衛から永瀬くんがトラジが落語を習うことになる。
借金の取り立てに毎月行くけど、なんか弟子入りして落語を習ってもいるっていう状態になっているというお話です。
毎回1話ごとにフィーチャーされている落語があって、例えば1話ではしば浜、2話ではまんじゅうこわい、3話が茶の湯、4話がごんすけちょうちんみたいな感じで、
日本人だと大体の話の流れとか聞いたことある人も多いような有名な落語を1話ごとに永瀬くんに教えていくという話ですね。
永瀬くんがこの話の中で全然落語が上達しなくて、いつもいつも1話の始めに、この話の始めに西田さんとかどん兵衛が、今回しば浜講座にかけるから見ててごらんなさいよ袖から、勉強して今度は自分も上がってみなさいみたいな感じで言って、
最初の入りはこのどん兵衛さんが古典落語をやっているところから始まるんですけど、面白いのがこのしば浜だったら、そのしば浜の話をどん兵衛がしてて、なんか演出としてその江戸っぽい感じになって、
寸劇が始まるんですけど、それがだんだんその寅寺とかが生活している世界の中で、しば浜と似たような出来事が起こって、それで寅寺がしば浜ってこういうことかっていうのを納得して、物語のその1話ごとの最後では寅寺が自分の周りで起きた出来事を、
全然もうしば浜の原型ないけど、しば浜みたいな感じで話すっていうのが前話の流れになっています。
で、これを見ながら、実際にはこの永瀬くんがこの寅寺としてやってるほどのアレンジって実際の落語では絶対にないと思うけど、
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この斬新なアレンジによりね、この永瀬くんにファンがどんどん増えていって、すごい面白い。逆にそのいつも鉄板の落語をやろうとしても、永瀬くんにファンが求めていることは、この斬新なアレンジをした身の回りの出来事を落語化した落語みたいな感じで、
いろいろといろんな話を覚えていくっていうストーリーですね。ちょっとまだ最後まで見れてないんで、なんか肝心なところが抜けてるかもしれないけど、そんなような話です。
はい、ちょっと思い出してきました。
思い出してきましたか。そう、なんかね、これすごく今になって思うのが、舞台がやっぱり浅草とかが映ってて、私浅草は関東に引っ越してきてから行く機会が何回もあったから、だからわーあそこじゃんみたいなのがたくさんあって、そういう新鮮な面白さもありますね。
多分当時だと全然意味わかってなかったけど、とか、あとやっぱ西田さんがうまい、落語化らしいうまさあるなーとか、なんか結構そういう、あの、ハマリ役みたいな面白さもあっていいですね。
なんかこれ言ったら怒られるかもしれないけど、永瀬くんは永瀬くんっていう感じで、いつもの永瀬くんという感じなんですけど、まあそれがねちょっと落語が上達しないキャラとは合ってて面白いかなっていうのがありましたね。
なんかタイガー&ドラゴンを見ながら思い出したんだけど、あの私小さい時から商店見るのが好きで、商店はなんかおばあちゃんとかが見てるときに一緒に見てて、なんか私も落語がやりたいなって思って、近所の本屋で落語の本を買ってもらって、あのおばあちゃん家で座布団引いて、おばあちゃんちょっと神みたいな菩薩みたいな優しいおばあちゃんだったかな、おばあちゃんの前で覚えて披露してた。
へー、すごいね、そうなんだ、すごい。
そう、なんか本当にね、この落語家になりたいって本当に思って。
へー。
めっちゃ練習しておばあちゃんに披露したり弟に披露したりしてた。
へー、すご。
いやいやでもなんか。
うん。
うん、いやすごいね、どうぞ。
なんかそれをね、全く忘れてたんだけど、見てて思い出した。
あ、この話知ってる、なんで、あ、おばあちゃんに披露してる。
へー。
そうそう、みたいな感じで。
だから柴浜とか、最初1話目柴浜で、柴浜ってなんだっけって思ったんだけど、見てたら、わー、知ってる回だ、みたいな感じがちょっと面白かった。
うーん。
なんか喋るの好きだったんだろうね、わかんない。
うーん。
で、なんかそれで見ながら、おばあちゃん落語研究会だったから、なんかそういえばなんで落語研究会入ったんだっけとか、
09:05
あとその、ね、このドラマ自体で落語に興味持った人ってやっぱすごい多いと思うんで、
なんか落語っていうもののさ、式を、なんか本来その演芸だし、
あの、たぶん固定客がすごい多い娯楽なような気がするんだけど、落語って。
あの、ね、その演芸場とか行くのも、もうなじみのメンバーで、この劇中でもなじみのメンバーだし、っていう感じで、
なんかその学生落語とかもあったりするけど、なんか結構入ろうと思うと、あのパードルが高いというか、何か組織に属しようとかなると。
だからなんで落語を始めようと思ったのかなっていうのが、ふと気になって、ちょっと今日これを機に聞いてみたいなと思って。
あ、そうね。それで言うとね、あの、お知見入るまでね、落語、何かね、分かってなかった。
あ、そうなんだ。え、そんなことも。
いや、全然あるよ。だからお知見に入ってみて、あ、落語ってこれなんだって。
え、なんとなく入ったってこと?
大喜利の、本当に商店のことだと思ってた。
あ、そういうこと。
だから、あの大喜利のことやるものだと思ってた。完全に。
やっぱ商店ってすごいね。みんな商店かよ。
だからそれで、そうで、ちょうどね、私たちの時言われてたのが、タイガー&ドラゴンと、あとアサドラでチリトテチンっていうのやってて。
あ、あったね。あれも落語なんだ。
そうそうそうそう。
そうなんだ。
チリトテチンっていう落語もあるんだけど、そう。
で、だから、第何時落語ブームみたいな、ちょっとブームだったらしいんだよね、たぶん。
そうなんだよね。
だからね、まあでもそれ見て入ってきた人、同級生なんかいなかったけど。
タイガー&ドラゴン見てお知見入りましたって人いなかったけど。
まあでも、うん。なんかそれでちょっとやっぱ、一般化されてるっていう感じ。
そうだね。
で、で、まあ私が入ったのは、まあそもそも大喜利だと思っていて。
そういう芸、だからその、頭の回転と。
お題に。
そうそうそうそう。だから漫才とかとまたちょっと違う芸としてのものって面白いなと思っていて。
コーナー的なやつね。
そうそう。で、別にでも入ろうってめっちゃ決めてたわけじゃないけど、大学に入るからには、なんか大学生でしかできないサークル活動に入りたいなと思っていて。
確かに。
だからあの、なんだっけあの、ラクロスとかも見学行ったし。
へー。
あとはまあフットサルとかも体験に行ったし、サークルで言うと。
で、お知見もあの、その一つで見学に行ったんだけど、なんかね、お知見すげーなと思ったのが、
あの普通にその、うちの大学のお知見のその先輩たちのユーモアのレベルが高かったっていうのもすごいあるから普通に面白い人たちだったっていうのもあるし、
あの、入ってみて気づいた、見学とかに行ってわかったんだけど、あのね、結構上下関係がしっかりしてたのよ。
12:04
へー、なんかほんとにあれだね、落語の感じ。
そうそう、ゲーの世界だよね。で、それって別に上下関係しっかりした人が入ってるわけじゃなくて、だって落ちケンってね、人気ないよ普通に考えて。
確かにそうだよね、あったんだってなったやっぱり。
だから野球部とかだとわかるじゃん。野球部とかだと入って上下関係厳しい人がそれで入ってくるのわかるけど。
大会系で育ちましたみたいなね、方も多いから。
だからね、落ちケンの構造がめちゃめちゃ面白くて、まず当たり前だけど部員が多い方がいいと。
それは色々部費とか物質とかもらえるとかそういう関係で部員が多い方が良い。だからたくさんの新入部員を入れたい。
で、実はうちの大学で文化系サークルの中で落ちケンってね、トップ3ぐらいの規模を誇る、実は地味にでかい組織で、みんな引き付いてないけどそう。
1位はね、オーケストラとかそんなレベルのやつね。OKとかそんな。
まあまあ実はでかいので、それでなぜそれが人気のない落ちケンがそんだけできてるかっていうと結構戦略的なのよ。
だから新入生を入れる手口も割と巧みで、パフォーマンスが結構高かったり、パフォーマンス力というか、
なんて楽しい空間なんだっていうのを結構演出するのも上手いし、
で、私は自分から行ったけど、自分から行かない人たちをバンバンキャッチしていくコミュニケーション力も高いし、
その辺歩いてる子も捕まえてくる。営業力も高いのよ。
だってさ、エピソード21のさ、面白いやつの時にさ、言ってたお母ちゃんのさ、面白い友達はさ、その辺歩いてて捕まえられてる。
そうそうそう、そういう同級生ばっかだから。
だから才能が開花してる。
だからね、ある意味内輪だけど内輪じゃなくて、意外と社交性じゃないんだけど、意外と営業的だったり戦略的だったりしていて、
それを下支えしている組織力があったのよ結構、上下関係も厳しいし。
で、それを大学生のうちに、このある意味組織的な、上下関係もめっちゃ厳しいから、
本当にそれこそ先輩の荷物持つとかお水をね、ご飯食べてる時お水つくとかが結構徹底されていて、
これをこのユーモアと両立させて、大学生のうちに体験できるっていう、厳しいというか、この世界観を。
その秩序で生きてるってことだよね。
そうそう、だからちょっと修行的なノリで、楽しくゆるゆるとフットサーブやってるよ、来ても来なくてもいいよっていうフットサーブサークルよりも、
この組織に所属した方が、大学生の4年間充実しそうと思って。
組織力に惹かれて入った。
運動系も見学行ってっていうのがすごいなって思ったけど、やっぱり、それで独自性というかでお知見に入ったの。
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そう、だから社会人になる前に、このある意味理不尽な上下、理不尽か知らんけど。
上下関係に、結構ね、だから本当にゲイの世界って多分そうだけど、
うちのサークルで言われている、4年生までで卒業なんだけど、4年生までの位置づけでいくと、
まず、えっとね、ちょっと忘れちゃったな。
4年生はね、神。4回生は神。神です。だからもう逆らうことなんてありえませんと。
で、3回生が人間ですと。普通の良い人もいれば悪い人もいるよね。
それってさ、概念じゃなくて神って呼ばれてるってこと?
いやいや、概念として、だから4年生は神だから逆らってはいけませんっていう概念として教えられる。
神だからとは言われるんだ、でも。
言われる言われる。普通にそういう格言がある。
面白い。そんなことが。
それみんなが本気で信じるかどうかは別だけど、格言として、4回生は神なんだよって言われる。
で、3回生は人間なんだよって言われると。
で、2回生はもううんこであると。
うんこ?もう?どうなったの?
で、1回生が何かっていうと、1回生はうんこにたかるハエであると言われるわけです。
だから、1回生の方がちょっと偉いんだよ、2回生より。
そうだよね。うんこになっちゃってるもんね。
2回生が一番底辺なんだけど、それが結構面白くて、要は1回生って新入部員だから、ちょっとおもてなしをされるわけよ、やっぱり。
なるほどね、そういうことか。
家になってもらっても困るし。
そう、だから1回生の間は楽しいし、ちやほやされるし、あと全おごりだから、先輩たちが。
そうだよね、サープルだとあるよね。
マジでお財布いらない、先輩と一緒に出かけるとお財布持たなくていいぐらいの、それも人にもよったりもするし、あとお金事情にもよるけど、雰囲気的には全おごりぐらいの時代、まだ時代だから。
その代わり、言うこと聞くってあれだけど、ドア開けたりとかね、お水を汲んだりとか荷物持ったりとかするけど、お金はもういらないでしょって感じだから。
1回生はそれでちょっとお金がかからない大学生活で、こんなの持っていいんですかみたいな、これおかわりしていいんですかみたいな感じでやる。
そしたら2回生になったら急に底辺になって、裏側の組織を守るための執行部みたいなのがあったりして、それが意外と結構しっかりしていて、組織が。
表には見えなかった裏の大変さを知り、あと普通にお金のやりくりも必要だし、もちろんそういうのもあるから。
おごる立場にもなっちゃうしね。
あとは大学の中でね、やっぱりね、あるのよ、大学の中の根回しじゃないけど、大学側と関係性を良くしなきゃいけないっていうのがあったりして。
確かにね、そうだね。
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あとは、ちょっと目をつけられているサークルだったりすると政治が働いたりするから、そういうのがあったりするのを2回生でやって、こんな大変なんだみたいな、あんな楽しくてユーモアがある先輩たちって裏でこんなことやってんだっていう。
大変や。
ちょっとピアノやってくれてたんだみたいなことに気付くみたいな。
なるほどね。
で、そこから3回生はそれを指導して、4回生は逆にそれを仏のように見守るみたいな。
なんかね、その、ほんと組織としてのあれがね、すげーしっかりしてる。
うーん、そうなんだ。
へー、なんかさ、他のサークルの中でも上下関係って多少なりあるとは思うけどさ、荷物持つとかって相当独特だよね。
いや、古いよね。
そこまでのことってなかなかない。
ほんとにさ、落語の師匠にお付きの人が荷物持ったりっていう、浅草とかで見るような感じの。
うん、だよね。
そう、だから、それも別に言ってね、うちらゆとり世代だから、そんなに密集徹底してたわけじゃないんだけど、
なんかそれはもうある程度先輩もさ、そんなでかい顔しないし、いいよいいよとかなることももちろん多くあったんだけど、
でもその背景には、これはちょっとだいぶいいように言うと、やっぱり芸の世界って住み込みで落語とかってやるんだけど、
そこで何を学ぶかっていうと、別に下積みして我慢を学んでるわけじゃないんだよね。
前雑用なんだからやっとけっていう理不尽さを学んでるんじゃなくて、相手の気持ちに立つ。
要は自分が世の中の上の上というか、何かをやってもらう側の人間なのではなくて、何かをやる側の人間に立つことで、
この人は今何をしてほしいのかな、何を考えてるのかなっていう人間観察なんだよね。
で、それを先読みしたりとか自分の方で組んだりすることで、落語って人間観察した人間を表現するものだから、
どういう気持ちでこれ言ってるんだろうとか、そういうのを常に考えるっていうのが落語で必要なことだから、
そういう人のために動くっていうのは、その人間観察の修行の一歩目だよねと捉えることもできる。
ただの権力の話ではないと捉えることもできる。いいように。
なるほどね。確かにそうだよね。何かその本当の落語の社会みたいな感じでやることで、
何かでもまぁちょっと多少緊張感があったりして良さそうでもある。
そう、何か私がすごい良いなと思ったのが、私は結構従順というか割とそのルールに従うタイプだから、
落語でその予選を地権で予選をする時に順番を決めるんだけど、うちのサークルでは上手い人が一番後ろ。
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それ大体そう、鳥って上手い人が一番後ろだったりとか、ポジションが決まっていて上手い順に鳥、中鳥とか色々こうポジションが決まるんだけど、
でもその上手いって判断難しいじゃんか。人それぞれ感じ方も違うし。
それをどうやって決めるかっていうと話し合いで決めるんだけど、それを多数決には絶対しなくて全員一致になるまで話し続けるっていうのをやるんだよ。
で、普通に部員50人とかいるから、50個の席を全部話し合うみたいな。
まぁ50多いかな、30ぐらいかな寄せ出してる人は。
だから全部話し合うわけよ、一人ずつ。
それって超時間かかるから。
めっちゃ大変そう。
普通に例えば土曜日の朝から始めて、朝から披露して全部見て、見た後に話し合い始めて、
で、普通に次の日の朝まで寝ずにずっと議論に参加して。
朝ぐらいに終わるかな、次の日の。だから24時間かけてやるんだけど、休憩とかもご飯ぐらいしかないんだよね、休憩する時間。
で、これってどう考えても非効率なんだよね。
そうだ、非効率ではあるよね。
そう。だし、これが本当に公平な決め方かっていうと、実際そうじゃない。
話し合いったって結局声がでかい人が決めるだろうとか、
ね、そうだよね。
そうそう、押し方とかによるし、好みとかもあれだし、先輩が卑怯にしてるとか、そんなんも出てくるんだろうとか、
結局、こんだけ時間かけてるのにめっちゃ公平なやり方とは言えないって、なんか非効率すぎるだろうって思うんだけど、
一年生はだいたい、え、なんでこんなことするの、帰りたい、眠いみたいな感じで、意味わからんって感じで、結構反発があるんだよね。
いや、特にゆとりだし、ちょうどゆとりの世代だし。
だけど私はそこで学んだのが、理不尽さを体験してるのよ。
だから、非効率で、理不尽であればあるほど面白いとか、この場って意味あるなと思ってて。
へー。
だから、社会に出たら全部が合理的なわけじゃなくて、声が大きいやつが話し通すみたいなこと全然あるわけで、
それを今、私たちは自分たちの国を知ってながら、その社会に出る準備をしてるって、
芸って結構そういうとこあるからさ、なんでもかんでも。
ビジネスとはまたちょっと違うベクトルの話だから、
非効率だったり、人間の意地らしさだったり、理不尽だったり、そういったドロドロしたものを全部包含したものを知ってるっていう経験はすごく大事で、
先輩に言われて、じゃあ意味あるんだ、これ。理不尽なほど意味あるんだって丸め込まれて、
24:00
普通に徹夜してた。
受け売りだった。
自分で導いたのかと思って大人の後。
違う。
なんでだよって思う。だいたい一回目、なんでだよってね。
先輩、これ無駄じゃないですかってみんな言うと、なんでだよって。
無駄ですよねって言ったら、無駄なことに意味があるんだよって言われて、へーってなるみたいな。
まあまあまあ。
人によっては、いやいやとは思わんって言って、さぼる人ももちろんいるけど、私はそうなんだ、ここで理不尽な体験をさせていただいてるんだ、みたいな。
もう取り込まれてる。
そう、めっちゃ従ってた。
すごい、従順だ、確かにそれは従順だ。
へー、すごい。
ちょっとね、言ったら割と比較的現代というか、そんな上下関係のない世代だと思うんだけど、あんまり。
ないのがいいとされてる世代で、そういうちょっと古い場所で、必ずしも新しいことばっかり取り入れるのがいいわけじゃないよねっていう、その空間が面白かった、個人的に。
うんうんうん、確かに独特で面白そうだ。
ちょっとごめん、だいぶタイガー&ドラゴンの話じゃなくなっちゃったけど。
あー、でも全然その落語の話聞いたかったから。
まあ落語って落ち犬のね、落ち犬の話。
そう、落ち犬の、そういえばなんで始めたんだっけみたいな。
いやそう、なんか落語ね、そうなんか落ち犬、今思うとめっちゃ良さそうだなって思うけど、ね、キャンパスが違ったりとかして。
そうそう、だしね結構ね、制約っていうか、ゆるくない、活動は全然ゆるくなかった。
そうだよね、なんかさ、その茶道とかと同じでさ、今日は休みます、いつ来てもいいよみたいな雰囲気ではないのかなって思った。
あ、そうそう。
ね、なんかその道を極めるようなさ、コンテンツの部活ってさ、なんか茶道部もそうだったんだけど、結局普通のサークルを引退した後に茶道部入ってるから、行けないからさ。
だからなんか、なんかそういうね、なんかちょっとハードルも高かったりもするよなとか思いつつ。
そうすごい、みんなちゃんと通ってたから、あのうちのキャンパスからもさ何人かいたから、みんなちゃんと通ってすごいなと思いながら。
だからそういうコミュニティだったのね。
落ち犬はだから留年率もね多分高いと思う。結構留年、普通に留年してる人いるし。
え、そうなんだ。
落語のために留年したわけじゃないけどね。別にぐーたろな人多いってだけだけど。
だけどずっと文室に入り浸ったり、その時間やっぱね、ちょっとね、そういう感じになる。
人間、それこそさ、ゲイの肥やしじゃないけどさ、そういう感じになって、みんなが卒業して社会人になったのに自分だけまだ留年して大学生とかで、我に帰って、なんで留年したんだろうってなってる同級生とかいた。
だから落ち犬マジックにかかっちゃって留年したけど。
27:00
いやそう、アホだなーと思って、そんな落ち犬仲いいても留年はしねーよって言うのさ。
あれ我々はちゃんと卒業してるから。
でもいるよね。多大の人でもさ、スポーツの部活にすごい専念して、今思ったら留年してるってなったけど、そのためで留年したっていう人も見たことあったし。
なんかそれはもう、逆にそんだけ打ち込めるのもいいよなとか思って。
だからさ、スポーツならいいんだよ、打ち込んでるから留年してる間に。落ち犬ってさ、別に留年してる間に落語に打ち込んでるわけじゃなくて、そうやって人間の堕落する姿、経験っていうのがかっちょいいよねっていう。
そういうさ、わかる?
落語者、それこそ人生の落語者であるみたいな。
落語者になるね。
アウトローであるっていうことを真面目に生きてきて、ちゃんと勉強して、親とか先生の言うこと聞くんじゃなくて、みんなができることをできないから単位落としちゃったっていうこともまた人間の意地らしさなのであるっていう美学ね。
なるほど。
だから別に打ち込んでたわけじゃない。
真面目に生きてるだけではダメっていう。
そうそうそうそう、ダメだなっていう。
なるほど。
その間、芸を磨いてたわけじゃなくて、平らなことを経験しとくのもいいよねっていう。
それも一つみたいな感じだよね。
でもそれが後になって解ける、魔法が解けて、ああ、一回取っておけばよかったって。
留年したみたいな、で、なんか就職とかでなんて説明したらいいんだろうみたいな。
そう、だからそれもさ、留年した瞬間は堂々としてるんだよ、自分で選ばれたら。
だけど同級生がみんな卒業して、ならたら二流とかして、後輩も卒業して、遊ぶ相手がいなくなったときに、あれって急に寂しくなるっていう。
あれ、何してたんだっけみたいな感じ。これがいいと思ってやってきたけど。
そっからは一人で単位取るわけだから、孤独に単位を取らなきゃいけないわけだから。
孤独だよ。
せめて一流にしとけばよかったなみたいなことになりがち。
確かにそれは大変かも。そういう現実的な問題もある。
これ分かんないけどね、全国的なオチケンがそうなのかは全く不明。
大学は結構古いオチケンだと思う。
そうなんだ。
学語も割としっかりしてたしね。だから分かんないけどね。
今急に思い出したけど、たぶんそのうちのオチケンから出身の人でローカルテレビとかに出てた芸人の人いるよね。
分かんない。そうなんだ。
フリップ芸とかで。
ちょい上の先輩ね。
そうそう。
いるいるいる。
インスタとかでよくイラストをあげてるけど。
その先輩も二流くらいしてると思う。
めっちゃ面白い。そうなんだ。
だから芸人になる人はたまにいるよね。
そうなんだ。いいよね。
全然知らなかったオチケン話を聞けて面白かった。
意外とそういう感じ。
そうかそうか。
30:01
ちょっと落語自体もね、最近というか何年か前、コロナ前かな。
一回だけね、小優座師匠の落語を見れたことがあったのよ。
そうなんだ。
そう、会社の人が誘ってくれて。やっぱめちゃめちゃ面白かったし。
商店に出るまんまでめっちゃ感激したけど。
なんか初めてさ、市民ホールみたいなところで会って、演芸場ではなかったんだけど。
その一門の人たちがいろいろと芸をやって、最後小優座師匠で締めみたいな感じだったんだけど。
すごい生で見ると面白かったから。テレビとかラジオとかでしかさ、見たり聞いたりしたことなかったから。
またぜひ浅草とかでも見てみたいなって思います。
そうそう、落語ってなんか、生がいいよね。
ね、そうそうそう。
あとなんかその、おじさんがやってるからこそいいっていう意味もわかった。
これ誰が言ってたんだっけな。なんかその活服のいいおじさんがやってるこそ面白い。
そうそう。
それこそ西谷俊幸さんもさ、そうだけど。
なんかやっぱり、そういうちょっと貫禄のあるおじさんがやることに特化してる芸というか、
伝統的なもんだからさ、歌舞伎とか能とかも繋がるけど、なんかこういうものなんだなというのもわかって面白かった。
ね、うん。
うんうんうん。
だから別に落語ってそのストーリーが面白いっていうのもあるっちゃあるけど、っていうよりも結構雰囲気ものというか、
リズムで笑うと思うんだよね。リズムテンポで笑うから内容が。
だから絵本とかになってたりすることもあるけど、本当の落語自体の面白さってストーリーが限らないこともある話によっては。
そうだよね。なんかさ、演技力で面白いみたいなのも面白いよね。
そう、それね、でもね、多分正確に言うと演技力じゃないと思うんだよね、きっと。
本当に?
うんうんうん。演技力っていう言葉。
なんて言ったらいいんだろう。
でも多分だけど、だから別に落語家の人が演技うまいわけじゃないからさ、落語うまい人が。
だからやっぱりそれ和術っていうことだったりテンポというか。
テンポか。
だからこれ難しいんだけどさ、やっぱさ、表情とかもさ、なんだろうな、きっと舞台の俳優さんとかテレビのドラマの役者さんとはまた全然違うだろうから、作り方も。
魔がなんか独特っていうか、一人二役とかもさ、絶妙に、なんだろう、絶妙な魔で面白いみたいなのとかもさ。
そう、だからやっぱり喋り方、多分結構本当にその、なんて言うのかな、声の芸っていうところはすごい大きいと思う。
顔とかもしむさんもちろんあるけど、なんかそれってなんかね、やっぱり独特っていうか、落語ならではだから。
確かに確かに。
必ずしも。
33:01
ストーリーとかその別にその、なんていうのかな、なんか情景が見えるみたいなことよく漫画とかであるんだけどさ、落語を見たらその後ろで情景が見えるとかうどんが見えるみたいなのがあるけど、個人的には別にうどんが見えるのがいい落語だとは思わなくて、
情景が見えるっていうことじゃない気もしているんだよね。なんか耳が気持ちいいみたいな、目で見ると視覚情報ではないからさ。
どんどんどんどん進んで。
なんか生理的に笑っちゃうとか、なんかよくわかんないんだけど笑っちゃうなとか、ストーリーはよくわかってないんだけどとか、そんなこと多分全然。
ある、確かに。
でも時代も違うしさ、江戸時代のさ、価値観とかで必ずしも笑える話じゃないこともあったりするけど、でも面白いなってなるっていうのは、そういうのを体験するためにはリアルでいった方が面白いよねと思うけど。
なんか永瀬くんが演じるトラッジと伊藤美咲さんが演じるめぐみちゃんっていう知り合いの遊び人の女の子がいて、その2人がどん兵衛師匠の落語を見に来てて、なんか永瀬くんが落語でみんながアハハって笑ってるときにアハハって一緒に笑うんだけど、
めぐみちゃんは今のって何が面白かったの?とか言ったら、なんかわかんねーけど面白かったんだって感じでわかってないんだけど、なんかちょっと様子とかテンポとかで笑ってるみたいな、でもそれもちょっとわかるなとか、自分がテレビ見てるときの感じとか思い返してもわかるなっていうのもあるし、
なんかそのドラマの中でもさ、どん兵衛さんが落語で一人二役とかによくなるじゃん、なんかこう話部分と会話部分をやってて、それでその様子がパッてその、あの情景で言うとこうですみたいなシーンに切り替わったりもするんだけど、なんか絶妙なまで映像としても繋がれてて、やっぱテンポ重要だなっていうのは見ながらも思ったかな。
なんかちょっと多分一歩間違えるとこうもっさりしてなんか気になる、割れに帰っちゃうっていうか、次々立ち続けに映像として見てる感じが、なんか実際にその、なんだろう、演芸を見てる感じと近くなるようにしてる意図とかあるのかなって見ながら気になったりもした。
ね、ちょっとタイガー&ドラゴンもちょっとね、アマプラにあるんだったら。
そう、アマプラに来てるよ、今。
久々に見てみたいかも。
そう、ぜひね。面白い、すごく。なんかネットフリックスにもあるらしくて、その2、2、2配信サービスにちょっと前に、何ヶ月か前に来て見れるようになったみたいで。
なんかほんと軽い気持ちで見れるし、まあ話の内容が内容だからずっと見ていた方が面白いんだけど、ながらとかで見るよりは。
36:02
まあそれでちょっと結構ね、あの、一話完結だし。
あ、そうだよね。
つながってるっちゃつながってるけど、楽しいので、ぜひまた見てほしい。
まあなんかあの、単純にその昔のドラマ見た時の懐かしさもあるしね、2000年代ってこんな感じだよな。
そうだよね、結構古いからね。
そうそう、みんなガラッケーやしとか、そうそう、いろいろ面白い。
なんかそのどん兵衛師匠が携帯を手に入れて、ちょっとそのあのメールっていうのをやってみたいんだけど、みたいな。
さゆりちゃん、奥さんのさゆりちゃんにメールを送りたいんだみたいなことを弟子に言って、
あの旬風邸翔太さんが演じる弟子だったかな、その方だったかが、
え、じゃあ送ってあげますよ代わりに、みたいなこと言って、
え、アドレス何ですか?みたいなこと言ったら、
あ、アドレスって何?みたいな、手紙送るにも住所があるでしょ?みたいなこと言って、
え、台東区浅草?みたいなことを言うんだけど、
なんかそういう、
時代のね。
そう、ガラッケーを初めて持ったおじさんの、たぶん今で言うとiPhoneとか、
今っていうかちょっと前で言うとiPhoneとかだけど、
なんかそういうメールわかんないおじさんみたいな描写とかも、
なんか懐かしいなっていう面白さもあるっていう感じだね。
なので是非見てみてください。
皆さんも同年代の人見たことある人も多いと思うんですけど、
是非是非、アマプラにもネットフリにもあるんで、
タイガー&ドラゴンまた見てほしいなと思います。
はい。
はい。ということで今回はタイガー&ドラゴンとそこからちなんで派生しての、
落語落ち件の話でした。
はい。
はい。ありがとうございました。
はーい。ありがとうございました。
はーい。
37:56

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