みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今日は、ハッピードリンクショップの話をしたいと思います。
狂ったように暑い日が続いてますが、みなさん元気でお過ごしでしょうか?
こういう時はあまり無理をせずに、なんとか夏を乗り切っていきたいですね。
本編の前に、過去回にいただいたお便り、コメントを2件ご紹介できればと思います。
3つ目は、さちこさんからDMでお便りをいただきました。
最新回聞きました。前リプライしたハキリバチの巣の写真が出土したので、こちらでお便りします。
とはいえ、これは移住した後に見つけた抜け殻なので、これが出てくるまでベランダに生息していたことを知らなかったのですが、
なお私は子供の頃、足長鉢に泣かされたことがあるので、ちょっと蜂が怖いです。
わら。
それにしても、アオヤンとお友達だったとは驚きました。
子供がもう少しちびっこの時はよく見ていたのですが、アオヤン、可愛くて好きでしたよ、とのお便りをいただきました。
さちこさん、ありがとうございます。
こちらは、日本蜜蜂の会へのお便りですね。
以前、Xでさちこさんとやりとりさせていただいた時に、さちこさんのお住まいのベランダにハキリバチらしき蜂が巣を作ったというお話が出てまして、
その写真が出てきたということで、DMで送っていただきました。
写真を拝見したんですが、葉っぱを幾重にも重ねて作られた筒状の形をしていて、
ネットの画像検索でヒットするハキリバチの巣に酷似してました。
おそらくハキリバチの巣で間違いないんじゃないかと思います。
僕はハキリバチの成虫は観察したことがあるんですが、巣は実物を見たことはないんですよね。
小さな体の虫が非常に巧妙な構造物を作るというところに、蜂の面白さがありますよね。
DMをいただいた時にもやりとりをさせていただきまして、
さちこさんは足長鉢には子供の頃にかなり手ひどく刺されてしまったということで、それ以来蜂が苦手ということなんですね。
子供の頃にそういう経験をされると、なかなか蜂好きにはなりにくいですよね。
そういえば僕は小学生の頃、学校の教室で机に座ってたら、青い蜂が飛んできたことがあったんですよ。
生徒が大勢いる中で、なぜか僕の机に向かって飛んできたんですよね。
小学生の頃、僕は熱心な昆虫少年だったので、それが蜂にもわかったんですかね。
この子なら手荒なことはしないだろう、みたいな感じで。
で、見たことがない蜂だったので、授業中だったんですけど、仲のいい友達と、これ新種かもしれない、みたいなことを言って、わーわー騒いでたら、
先生が、図書館で調べてきなさいって言ってくれたんですよ。
授業中に騒ぐ生徒をスマートに体積させた、なかなか巧みな先生だなぁと、今となっては思うんですけど、でも図鑑に載ってなかったんですよ、その蜂。
で、しばらく箱とかに入れて飼ってたんですけど、ちょっと元気がなくなってきたので、逃がしてあげたと思います。
それ以来ずっと、あの青い蜂って何だったんだろうって気になってたんですよね。
で、最近になって、蜂ハンドブックという、いろんな蜂が載っているポケット図鑑を買ったんですけど、
その図鑑にどうやらこいつじゃないかっていう蜂が載ってたんですよ。
それはルリモーハナバチっていう黒地の体に青い模様が走った、とても綺麗な蜂なんです。
実物を見たのが相当昔の話なので、自信はあまりないんですが、多分その蜂だと思います。
このルリモーハナバチ、幸せを呼ぶ青い蜂なんて風にも呼ばれてるみたいです。
すごく綺麗な蜂なので、いつかまた見れたらいいなと思いますね。
それと青やん、前回お話した吉本芸人の加藤さんが声を当てている、英語で遊ぼうのキャラですね。
幸子さん、英語で遊ぼう。お子さんと一緒にご覧になってたんですね。
青やん、可愛いですよね。
巨大な黄色い眼鏡をかけた青い鳥って、なかなか奇抜なデザインなんですけど、不思議と可愛く見えますよね。
この青やん、NHKの現役のパペットキャラの中ではかなりの古株ということで、
これからも元気に活躍してほしいなと思ったりしています。
というところで幸子さん、お便りありがとうございました。
続いてビジネさんことビジネスいい人さんにXでコメントをいただきました。
なんてワクワクするプロジェクトなんでしょう。
ミツバチとかマルハナバチとか可愛いですよね。
経過が楽しみとのコメントをいただきました。
ビジネさん、ありがとうございます。
僕が日本ミツバチの捕獲飼育を目指しているということで、そこに触れていただいてます。
日本ミツバチの捕獲を目指す場合、四角い箱を重ねた10箱式の巣箱を用意することが多いんですが、
自然の木に近い形をした丸銅式というタイプの巣箱の方が、ミツバチの入居率が良いという話があるんですよね。
そこでフリマサイトで中心部をくり抜いた丸太を注文して、巣箱として仕上げようとしているところです。
蜂の捕獲シーズンとしては春が一番いいんですが、夏も可能性は春よりは低いけど捕獲できるケースもあるみたいなので、望みを捨てずワンチャン駆け込みで捕獲を目指しています。
まあこの夏に捕獲できなくても用意した巣箱はまた来年の春にも使えますしね。
そう、ミツバチとかマルハナバチなどの花鉢って毛がモフモフして可愛いですよね。
あれって花粉を集めやすくするためみたいですね。
僕が捕獲を目指しているのは日本ミツバチなんですが、マルハナバチも大好きな生き物です。
最近日本産マルハナバチ図鑑という本を買ったんですが、この本いいんですよね。
モフモフなマルハナバチの写真が多数収録されていて、眺めているだけで幸せな気持ちになれます。
マルハナバチはハウス栽培のミニトマトやメロンの樹粉を助ける農業用の家畜として、
僕らが思うよりはるかに人間に貢献してくれている生き物だったりするんですが、
そもそもの前提としてマルハナバチがいてくれるだけで、
マルハナバチの写真を眺めるだけで人は幸せになれるということですよね。
あとマルハナバチというのは結構知能が高い生き物なんじゃないかというお話もありまして、
というのは遊ぶということをするんですよ。
海外の研究所でマルハナバチにボールを与えてみたところ、
コロコロと転がして遊んでいる様子が観察されて、動画も撮影されてるんですよ。
その動画概要欄に貼っておきますので、ぜひチェックしてみてください。
別にボールに甘い蜜とかが塗ってあるわけじゃないのに、
ただただコロコロ転がして遊んでるんですよ。
これにはちょっと驚きました。
少なくともマルハナバチやミツバチなどの社会性昆虫の知能や心というのは、
僕らが思った以上に高いのかもしれないなぁと最近思ったりしています。
というところで、ビジネーさん、コメントありがとうございました。
それではそろそろ本編に行きたいと思います。
今回はハッピードリンクショップというとてもハッピーなお店についてお話ししたいと思います。
山梨、長野、群馬、そして神奈川の一部に約1000店舗を構えるこのハッピードリンクショップ。
僕は略してHDSと呼んだりしてるんですけども、
皆さん地元であるいはこれらの地域に足を伸ばした時に立ち寄られたことはありますでしょうか?
このハッピードリンクショップどういうお店かというと、言ってしまえば自販機の集合体です。
店舗によって台数は違うんですが、多くの店舗では4台か5台の清涼飲料水や缶コーヒーなどが購入できる飲み物の自販機が置かれ、
車数台分の駐車スペースが確保されている。
そして大きな看板あるいは小さな看板でハッピードリンクショップと書いてある。
それがハッピードリンクショップです。
自販機の集合体をハッピードリンクショップと称して多店舗展開しているということなんですが、
この名前をつけなければただの自販機を並べた場所でしかなかったものがハッピードリンクショップと命名されたことによって一つの世界観が育まれ、独自の引力を発生するに至ったということがとても興味深いことだなぁと思っています。
このハッピードリンクショップ、さっき山梨永の群馬、神奈川の一部と言ったんですが、僕の地元である山梨県もハッピードリンクショップが至るところにあります。
車で山梨県内を移動すると至るところにハッピードリンクショップを見かけます。
車を走らせている時、横目でチラリと見て、あ、ここにもあるんだとその度に思ったりしてますね。
実際利用しているかと言われると、正直僕自身はそんなに頻繁には利用してません。
稀に利用するくらいですね。というのは山梨県は完全なる車社会ということで、広い駐車場があるコンビニも割と至るところにあるので、ちょっとした外出時に喉が渇いた時、そういうコンビニを利用しやすい環境なんですよね。
ただ、ハッピードリンクショップを展開している企業、これは山梨県の株式会社フローレンというところなんですが、このフローレンさんもおそらくそこはよく検討されていて、
周辺にコンビニが少なかったり、高い利用率が見込めそうなところを狙って、ハッピードリンクショップを出展しているんじゃないかと思います。
なので結構人口密度が少ないエリアにもこのハッピードリンクショップというのはあったりします。
この写真集、表紙も当然ながらハッピードリンクショップの写真なんですが、これがなかなかいい写真なんですよ。
表紙の店舗はハッピードリンクショップ 藤見町6号店ということで、5台の自販機を正面に捉えて撮影されてるんですけど、逆光になっていて5台の自販機の影がこちらに向かって伸びてるんです。
日差しはおそらく今みたいな猛暑日ではなく、遥か秋のうららかで暖かな日和で、ちょうど何か飲み物が欲しくなる。
そんなハッピードリンク日和なんですよね。 自販機の上に建てられているポップは左から安心価格、
奉仕価格、いらっしゃいませ、ハッピードリンクショップ、 奉仕価格、安心価格とあります。
自販機の先にはすぐ近くに山が見えて、青空と白い雲が広がっています。 この写真集を作った吉村さんという方は写真関連のショーをいくつも撮っていて、
個展には多くの方が足を運ぶ人気の写真家なんです。 最初に出した写真集はカナダのプリンスエドワード島を題材にしたもので、他にもヨーロッパ各国の美しい村を巡る
ベルギーの最も美しい村全踏破の旅や フランスの最も美しい村全踏破の旅などの最も美しい村全踏破シリーズも代表作になっています。
一つのテーマに絞って徹底して掘り下げるという人なんですね。 このハッピードリンクショップの写真集では、そんな吉村さんの狂気に近い徹底ぶりを見せつけられることになりました。
吉村さんはハッピードリンクショップを展開する株式会社フローレンに連絡して 特別に全店舗のリストを入手することができたそうなんですが、
全店舗もあると知ったときはさすがにたじろいだそうです。 ただ続けていればいつかは終わると自分に言い聞かせて約3年をかけて全1044店舗を撮影
そしてその後1年かけて写真の整理や写真集の構成を行い、 ついに今年出版にこぎつけたということなんですね。
全店舗のリストはもらえたものの、そのリストは地盤が中心で、 Googleマップでもズバリそのハッピードリンクショップがある場所を特定できないことも多くて、
そういう時は現地を訪れて近隣の方に尋ねたり、 交番で取材の趣旨を説明して地域の詳細な地図を見せてもらったり、 あらゆる手を尽くしてハッピードリンクショップを尋ね歩いたということで、
これは本当に吉村さんだからできた偉業だと思います。 この写真集について吉村さんも言及されているんですが、単に自販機を並べた写真集ということじゃなくて、
自販機を通じて日本の多様な風景を垣間見ることができる。 そこが一つの見どころなんですよね。
例えば写真集の裏拍子は大雪で笠地蔵みたいに雪をかぶった ハッピードリンクショップの自販機が写っています。
あるハッピードリンクショップの自販機は数を減らしつつある昭和風建築の前に、 ある自販機の前ではいがぐり頭の少年が欲しい飲み物のスイッチに手を伸ばしています。
夕暮れの水田の前、古びたゴミ箱からはペットボトルがはみ出して、
秋の一駒、前景の二宮金次郎像、奥にハッピードリンクショップ。 一列に6台並んだ自販機。
背景にはただただ青空が広がって。 日傘をさした男性とツタに覆われた家。
ツタの一部は自販機の上にも伸びて。 そんな多様な風景とハッピードリンクショップが調和してるんですよね。
自販機の上についているポップも全く同じ画像を使っているものもあれば微妙に違っていたりします。
このエリアはこのポップが使われていることが多いんだなぁとか、この自販機ちょっと傾いてるとか、少しの差に目が行くようにもなったりします。
じわじわ来ますし、開くたびに発見がある。 いろんな角度で楽しめる写真集かなと思います。
吉村さんは youtube チャンネルも開設されてまして、 ハッピードリンクショップに関してもいくつか動画を配信されています。
そのあたりの動画のリンクや、 ハッピードリンクショップの写真集の amazon リンクなんかも概要欄に貼っておきますので、
このハッピードリンクショップという奇妙でコミカル、 レトロでノスタルジックな世界観に、ぜひそのあたりから触れていただけたらと思います。
セミラジオではお便りを募集しています。 x のハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームからお送りいただけると嬉しいです。
今日はハッピードリンクショップについてお話しさせていただきました。 ご視聴ありがとうございました。