1. セミラジオ ~生き物とサブカル~
  2. 関西旅行 京都大原~神戸2泊3..
2023-07-25 54:36

関西旅行 京都大原~神戸2泊3日の旅

山梨県在住のインドア派Webエンジニアが、車で京都~神戸に旅をした件についてお話しました!


・車で行く山梨、京都、神戸 約往復1,000kmの旅

・あらゆるものがコケに覆われる異界、京都大原

・平家ゆかりのお寺、寂光院

・砂漠の妖精グンディに初遭遇!

・工業高校農業部のお二人との邂逅!


工業高校農業部

https://open.spotify.com/show/1MhF3CYuGK9zAWUOC8e2CM


大原女(おはらめ)wiki

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8E%9F%E5%A5%B3


神戸どうぶつ王国

https://www.kobe-oukoku.com/


ミヤコヒキガエルの調査(ススムアート) https://open.spotify.com/episode/0IWQRM1ufDeRr12M3ROsyc



【お便り&お知らせ&グッズ】      

                セミラジオお便りフォーム ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/e356yHPcm8P2Qy2A8⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

せみやまのツイッター

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/semibloger⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

セミブログ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://semiyama.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

セミラジオのグッズ(ステッカー・Tシャツ)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://suzuri.jp/semiyama

00:01
みなさん、こんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今日は、山梨県在住のウェブエンジニアが 20年ぶりに関西に行った県についてお話ししたいと思います。
今回、本編の前にツイッターでハッシュタグセミラジオでいただいたご感想を一つご紹介させていただきたいんですけども、
こちらはツイッターで、ボードゲーム製作サークルの大手美車門店さんからいただきました。
読み上げますね。セミラジオ坂場アンバスピス会。 よくこんなニッチで素晴らしいサイトを見つけてくるなぁと感心しました。
そしてフェルト作品だと気づくバクコさんの新美顔。 素敵な夫婦だなぁとほっこりしながら聞かせていただきました。
個人的には工業高校農業部も聞いているので神戸旅のお話も楽しみです。 というとても嬉しいお便りをいただきました。
大手美車門店さん、いつも聞いていただきありがとうございます。 坂場アンバスピス会では古生代水族館というフェルトアートで古生物を作られている
すごいサイトについてご紹介させていただきまして、それについて触れてくださっているんですけども、このサイトを見つけた時は僕も心底驚いてすごいなと思ったので、その衝撃を共有させていただけて嬉しいですね。
工業高校農業部も聞いているので神戸旅のお話も楽しみです。 というふうにも言ってくださっていまして、
大手美車門店さんお待たせしました。 今回は京都そしてポッドキャスト番組工業高校農業部のお二人にお会いした
神戸の旅についてお話しさせていただきます。 結構ボリュームがあるので早速本編に行きたいと思います。
前回の配信でも言ったんですが、仕事柄出勤する必要がないので、特にこういう暑い日が続くとますます家の敷地から出る機会が少なくなります。
たまに日光浴も兼ねて庭に出てアリの巣なんかを見て、アリって働き者だなとか思ったりしてるんですけども。
そんな基本的にはインドアな毎日なんですが、 久しぶりに自分の中ではかなりの遠出をしまして、京都の大原そして神戸に行ってきました。
京都に行ったのは中学生の時に行った修学旅行ぶり。 神戸については今回初めて行きました。
03:04
そして神戸ではセミラジオでもよくご紹介させていただいているポッドキャスト番組 工業高校農業部のお二人、牛若さんとマスボウさんにお会いしてきました。
今回はセミラジオの旅会ということで、そのあたりについてお話ししていきたいんですけども。
ちなみに前回関西に行ったのはもう20年ほど前のことになります。 自分探しの旅と称しまして、なんとなくぶらりと大阪に行ったことがありまして、
万博記念公園にある太陽の塔を見に行ったんですけど、 前知識を入れずに行きまして、
太陽の塔ってなんとなく10メートルくらいのものかなぁと勝手に思って行ったら 50メートルくらいあって
しかも太陽の塔って夜に目が光るんですよね。 夜の闇の中で怪しく目を光らせて立っていた巨大な太陽の塔のことは今でも鮮明に覚えてますね。
というところで本題に戻るんですけども、 まずは今回京都に行くことになった経緯についてなんですが、
先日うちの奥さんのバク子が京都の大原で開催された展示のために絵を描きまして、 その絵を京都の大原にあるギャラリーに搬入することになったんですね。
いつもそういう時は基本的にはバク子が一人で京都に行って自力で搬入してたんですけども、 まず山梨から京都駅まで電車で行って、
それからバスで大原に行くことが多かったんですが、このルートが結構大変なんですよね。 京都駅から大原って車で移動すると30分ちょっとなんですけど、
バスだと各バス停で停車しながら運行するということもあって、 1時間くらいかかるんですよ。
今回ちょうど休みも取れたので、 じゃあバク子と僕とで2人で車で京都に行ってみようかということになったんですよね。
で、京都行きを決めるしばらく前に工業高校農業部のお二人とツイッター上でやり取りをさせていただいてまして、
工業高校農業部は同じ工業高校に通っていたのだけど、 今現在はお二人とも農家をされている
牛かえの牛若さんとぶどう農家のマス坊さんがパーソナリティをされている ポッドキャスト番組で、僕は毎回楽しみに聞かせていただいてまして、
で、牛若さんとマス坊さんもこのセメラジオを聞いてくださっていて、 お互いリスナーみたいな感じなんですよね。
06:07
そういうこともあって、しばらく前にツイッター上で、 そのうち飲めたらいいですねなんてやり取りをさせていただいてまして、
いずれ工業高校農業部のお二人と飲めたらいいなぁと思ってたんですけど、 たまたまそんなやり取りをした直後に京都に行くという用事が発生しまして、
お二人は兵庫にお住まいというふうに聞いていたので、 思い切って牛若さんにツイッターのDMで関西に行く用事ができたので、
よかったら飲みませんかーとお声掛けさせていただいたんですよね。 そしたらすぐに返信をくださって、
舛添さんと3人での神戸での飲み会のセッティングをしていただきまして、 本当に牛若さんも舛添さんも心よく応じてくださって、すごく嬉しかったんですけども、
そんなこんなで今回の旅は京都の大原を経由して神戸に向かうということになったわけです。
車で山梨県から京都まで行く場合、いろんなルートがあるんですが、 今回はひたすら内陸を行くルートを選びました。
まずは山梨県を出発後に北西に進路をとって長野県に入ります。 そして諏訪湖のあたりで南西に切り替えして長野県の南端部から岐阜県に入りました。
岐阜県ではエナサントンネルというものすごく長いトンネルを抜けまして、 中津川市というところにあるパーキングエリアで休憩したんですが、
この岐阜県の中津川市というのが栗が名産品みたいで、 パーキングエリアでメオと栗まんじゅうという2人用の巨大な栗まんじゅうを買って、
バッコと2人で食べたんですけど、これがめちゃくちゃ美味しかったです。 そして岐阜県から愛知を横切って滋賀県に至りました。
滋賀県では琵琶湖のほとりを通過する機会があって、 生まれて初めて琵琶湖を見たんですが、
いやー琵琶湖、 シンプルにめちゃくちゃでかいですね。
山梨県にも富士山の近くに5つの湖があって、 富士湖と呼ばれてるんですが、さすが日本一の湖である琵琶湖。
サイズ感が全然違いましたね。 水平線が見えて海みたいに見えました。
琵琶湖といえば日本最大級の淡水魚である 琵琶湖オオナマズの生息地ですよね。
琵琶湖オオナマズはメスの方が大型化する傾向があって、 最大級の個体は1.2メートルにもなるそうです。
ちなみに滋賀県も今回初めて行ったんですが、 琵琶湖の付近とか山梨県では見たこともないような巨大な田園地帯が広がってまして、
09:10
滋賀県では琵琶湖も含めてそのサイズ感に圧倒されましたね。 まあ山梨県が平野部がすごく少ない県ということもあるんですけども。
で話を戻すと、琵琶湖大橋という琵琶湖に架けられた橋を渡って、 琵琶湖の東岸から西岸に移動しまして、
琵琶湖の西岸からしばらく車を走らせて京都に入りました。 目的地である京都の大原までは山道というか割と曲がりくねった道が続きまして、
午後3時ごろ無事京都大原に到着しました。 朝の7時ごろに出発してパーキングエリアで休憩しながら約8時間の道のりでしたね。
今回往路で1回ガソリンを給油したんですけど、 翌日の移動のことを考えてという感じで、メーター的には山梨から京都まで、
自分の車でガソリン満タンの状態であれば、 給油せずに行けてしまうということが今回わかりました。
公共交通機関でしか行ったことがなかった関西に、 自分の運転で行くことができたというのは割と自分にとっては新鮮な体験で、
今回山梨県から最終的には神戸まで往復1000キロ近く移動したんですけど、 自分で運転する車での移動距離としても過去最大の道のりになりました。
景色が目まぐるしく変化して、その道のり自体もすごく楽しかったですね。
で、京都の大原に着きまして、ギャラリーのオーナーさんにご挨拶させていただいて、
バッコの絵の搬入作業を1年きり終わらせてから、まだ明るい時間帯だったので、
せっかく大原に来たんだから3000円を見てきたら、とギャラリーのオーナーさんに言っていただいたので、
じゃあということで、バッコと2人で3000円に向かいました。
で、そもそも京都大原というのがどんな場所なのかなんですけども、
僕も行くまで本当にうっすらとした印象しかなかったんですが、
ざっくり大原という土地の概要についてお話ししたいと思います。
大原は京都市佐郷区の北東部にある四方山に囲まれた人口約2000人の集落です。
天台宗双本山の比叡山のふもとにあり、鴨川の支流である高野川が流れています。
すぐ近くに比叡山遠略地があるということで、その影響を強く受けていまして、
12:03
この後お話しする三千院や爵光院など天台宗のお寺が数多くあり、観光地として人気を集めています。
盆地であり湿度が高く早朝に霞がかかるという気候から湿度を好む野菜がよく育ち、
里野駅大原の直売所には京都の著名な格好屋、イタリアン、フレンチのお店の方が仕入れに来たりもするんだそうです。
そんな場所なんですが、率直な感想としては、まあ湿度が高くてものすごくジメジメした場所ですよね。
で、さっきも言った三千院とかお寺の中なんかは特にそうなんですけど、
地面という地面にびっしり苔が生えてるんですよ。
で、お寺なので木造の建物とかがあるじゃないですか。
その屋根なんかにも隙間なくびっしり苔が生えてるんですよね。
ものすごく湿度が高いのでそうなるんですが、本当に他では見られないすごい光景でした。
車で京都の中心部から30分で行けるところにそういう場所があるのってすごいなと思いましたね。
三千院とか他のお寺とか、歴史的建造物が多いというのもあるんですけど、
この京都の大原という場所は異界という感じがしました。
異次元の異に世界の異で、異界ですね。
で、大原には漁船と立船という川が流れてまして、
この2つの川も湿度の高い大原の独特の気候を作り出す要因になってるんですね。
大原の旅館で一泊したんですけど、この旅館の近くにも川が流れてまして、驚いたのが川の音の大きさでした。
朝起きた時最初に思ったのが川の音すごいなということでしたね。
山の斜面を流れている川なので流れる勢いがすごいんですよね。
大原というのはそういう山に囲まれて湿度が高くて川の勢いがすごくて、
至るところに苔がびっしり生えている水と苔が支配する異界という感じのところです。
で、初日に訪れた三千院は8世紀に日本の天台宗の階層である
西朝によって混流されたお寺に起源を持つとても長い歴史のあるお寺で、
滋賀県やいろんな場所への移転を繰り返しつつ1871年、明治4年に現在の位置に移転し、それ以来大原の地で歴史を紡いでいます。
15:09
三千院という名前になったのも大原に移転してからなんですね。
そんな三千院を見物したわけなんですが、とても広い敷地のあるところですごく見応えがありましたね。
あらゆる地面がさっきも言ったように苔に覆われていて、しかも敷地も広大なのでかなり爽快でした。
歴史あるお寺ということで、本当にいつの時代に作られたんだろうというような全体的に摩耗した石造りの大きな仏像なんかが鎮座しているお堂とかもありましたね。
三千院で印象的だったのは境内の底かしこにあるわらべ地蔵という小さなお地蔵様でした。
このわらべ地蔵、普通のお地蔵様と違うのは、どれもだいたい二頭身くらいの小さいお地蔵様で、表情が本当に豊かで、思わずこちらもにっこりしてしまう可愛らしいお地蔵様なんですよね。
このわらべ地蔵は彫刻家の杉村隆さんという方の作品なんだそうです。
大原自体が観光地ですし、三千院は特に有名な観光スポットでもあるので、外国人観光客の方も多く訪れていましたね。
で、初日はこの三千院を見物した後、早めに宿にチェックインしまして、旅館内の露天風呂なんかに浸かりつつ、夜はぐっすり眠って旅の疲れをとることができました。
で、翌日の宿の朝ごはんでは湯豆腐が出まして、朝から湯豆腐って食べたことがなかったので、どんなもんかなと思ったんですけど、意外とハマるというか、いいなぁと思いましたね。
なんとなく湯豆腐という食べ物はこの大原という都市で食べるのにふさわしい感じがしましたね。
で、腹ごしらえもできたので、宿をチェックアウトしまして、2日目は僕は神戸で、バクコは京都で、それぞれ予定があったんですが、その前に前の日に行った三千院とは別のジャッコウ院というお寺に行きました。
このジャッコウ院というのは寂しい光と書くんですけども、ここは初日の三千院のような大きな境内があるわけではなくて、割とこじんまりとしたひっそりした趣のある場所なんですけど、
今回いくつか訪れた大原のスポットの中でも特に印象深いのがこのジャッコウ院ですね。
大きな木が何本も生えている林の中に、大昔からあるような用水路が静かに流れていて、その周りの地面も木造の建物の屋根もあらゆる場所が苔に覆われていて、本当に名前の通り静けさのある良いところで、思わず長居をしたくなるそんな場所でした。
18:23
今回訪れるまでジャッコウ院というお寺の存在も、もちろんその由来なんかも全く知らなかったんですが、このジャッコウ院、平家の頭領である平之清守の娘として生まれ、後に天皇の母にもなった平之徳子、またの名を県令文院徳子という人が隠世した場所として知られています。
平家というのは歴史の教科書で習いましたけど、平安時代の末期に絶大な権力を誇った一族ですよね。
その平家が源氏という一族と敵対して、最終的に断能浦の戦いで源義経の軍勢に滅ぼされたわけなんですが、この時息子である幼い安徳天皇と一緒に海に身を投げたのが平之徳子さんだったわけです。
結果平之徳子さん自身は敵の兵士によって助け出されて身柄を確保されたわけなんですが、息子である幼い安徳天皇はそのまま海の中にという状況だったんですね。
この平之徳子さんが出家して身を寄せていたのがこの大原のジャッコウ院だったんです。
平之徳子さんはこのジャッコウ院で天として平家一門と幼くして亡くなった安徳天皇の冥福を祈り続けたそうです。
有名な平家物語の大原悟公というエピソードで、ジャッコウ院に隠世する平之徳子の元に御白河法王が訪れ、その寂しげな生活ぶりに涙するというシーンが描かれています。
御白河法王というのは元天皇で兵器が滅亡して源氏が大統するという激動の中でもうまく対応して自分のポジションを守ることに成功した権力者だったんですけども、
その人が何かを思ってジャッコウ院に隠世する平之徳子の元を訪れたという話で、真偽のほどは定かではないと言われてるんですが、ジャッコウ院というのは諸行無常という言葉を強く意識させられる場所でした。
21:04
ちなみにジャッコウ院で平之徳子の次女として仕えていた阿波の苗字という人がいまして、この人も出家していて山仕事をするときは頭に手ぬぐいをかけた独特なスタイルの作業姿でいたそうなんですが、その姿を見た大原の女性が阿波の苗字の服装を真似して着るようになったそうです。
で、大原は野菜とか柴漬けとかが当時から特産品で歩いて京都の中心部まで売りに行ってたんですね。
片道何十キロもあるんですけど、で、頭に手ぬぐい引っ掛けて手には鉄鋼という独特のスタイルで何十キロも歩いて柴漬け売りに来るわけですから、
まあ目立つんですよね。そういう徒歩でやってきて京都の中心部で行商をしていた大原の女性はおはらめと呼ばれて当時とても話題になったそうです。
今でも当時のおはらめのスタイルに大勢の女性が奮して大原を練り歩くおはらめ祭りというお祭りが開催されています。
というところで大原を後にしましてここからは幕府と別行動になりました。
京都の中心部から神戸まで1時間ちょっと車を走らせて神戸港にある人工島ポートアイランドに入ってそこにある
神戸動物王国という民間運営の動物園に到着しました。 ここを神戸での最初の目的地にしてたんですよね。
神戸動物王国は後になってから由来を工業高校農業部のお二人に教えていただいたんですけど、もともとは花鳥園だったんですね。
花鳥園というのは字は花に鳥と書くんですが、その名の通りいろんな花や鳥と触れ合うことができるテーマパークです。
僕の地元の山梨県のお隣、静岡県には掛川花鳥園や富士花鳥園という施設がありまして、僕は静岡県藤宮市にある富士花鳥園に行ったことがあります。
ここは本当にいろんな種類の花や鳥、特にフクロウの種類が充実していて、フクロウと一緒に記念写真を撮ってもらえるサービスなんかもあったりします。
あと富士花鳥園で印象的なのは、園内の一番奥のエリアにかなりたくさんのエミュウが飼育されているゾーンがありまして、
エッサーをあげたりできるんですけど、それだけじゃなくてエミュウが放たれている柵の中に入れるようになってるんですね。
24:03
この富士花鳥園のエミュウの柵が、入ってはいけませんとも、ご自由にお入りくださいとも何も書いてない上に周りに人もいなかったので、かなり恐る恐る入ったんですけど、
特に荒ぶったエミュウに攻撃されることもなく、むしろこちらが近づきすぎるとエミュウの方からスッと距離を取るんですよね。
ソーシャルディスタンスという言葉、既にちょっと懐かしい響きがありますけど、エミュウというのは生まれ持ってのソーシャルディスタンスの達人だなぁと思いました。
すごく平和的な生き物で、10頭くらいのエミュウの群れの中で一時を過ごしたんですけど、この時の体験でエミュウという生き物がすごく好きになりましたね。
はい、ちょっと脱線したんですけども、で、かつて神戸花鳥園というのがポートアイランドにあったわけなんですが、
運営が変わりまして、2014年からは神戸動物王国と名前や業態を変えてリニューアルオープンしたという流れになります。
で、この神戸動物王国なんですが、民営の動物園ということで、多摩動物園とか横浜のズーラシアとか、そういう公営の動物園のような広大な面積があるという感じではないんですが、
コンパクトにまとまっていて、結構密度が濃い動物園なんですよね。ここしばらく動物園に行っていなかったんですけども、
というのも、以前セミラジオでもお話しした山梨県唯一の動物園が今大規模リニューアル中ということで閉園しているんですよ。
4年後の2027年再開を予定しているということで、結構な期間閉園してるんですよね。
なのでこの神戸動物王国とても楽しみにしていまして、実際に行ってみてすごく楽しい動物園でした。
日本ではこの神戸動物王国と、あと埼玉県の埼玉県子ども動物自然公園の2箇所でしか見ることができないという
ゲッシュ類のグンディという生き物がいまして、事前にこれは絶対見るぞと心に決めていました。
このグンディはアフリカの砂漠地帯に生息しているゲッシュ類で、見た目は茶色くてコロコロしていて可愛らしい感じの生き物です。
仲間同士重なり合って休んだり眠ったりする習性があるみたいで、その様子が見られるかなぁと期待してグンディのブースに行ったんですが、
2匹いたんですけど、割とお互いソーシャルディスタンスをとっていて、そういう重なり合うグンディは今回見ることはできませんでした。
27:08
で、意外と動きも少なくて、動くときはすばしっこくサササーという感じで動くんですけど、止まってるときはずーっと止まってるんですね。
僕は写真を撮るためにしばらくグンディのブースにいたんですけど、他の方も砂漠の妖精グンディというキャッチに引き寄せられてグンディのブースを見に来て、
何これ可愛いみたいに一瞬は食いつくんですけど、あんまり動きがないので割とすぐにじゃあ次行こっかとなってました。
滞在時間で言うと平均30秒くらいですね。
このグンディ、いまいちマイナーな理由がわかったというか、なかなかグンディだけでユーザーの顧客満足度を上げるのは難しいのかなという印象がありますね。
で、グンディのブースを後にして、次は猛獣のエリアに行きまして、
虎がいたんですけど、かなり広々としたガラス張りの部屋の中を行ったり来たりしていて、
お子さん連れのご家族なんかがお子さんを虎の前に立たせたりしていたんですけど、
シンプルに虎が怖かったです。
あんなに広々とした空間をのし歩く虎をわずか数メートルの距離から見るという体験をしたことがなくて、
本当にただただシンプルな恐怖を感じました。
日常でああいう根源的な恐怖を感じる機会ってあんまりないと思うんですけど、
虎という動物園の定番の猛獣なんですけども、今まで見た動物園の虎の展示は狭い檻の中に虎がいて、
あんまり動かなかったり、虎が遠かったりして、そんなに恐れを感じたことがなかったんですけど、
同じ種類の動物でも見せ方によって受ける印象って全然違うんだなぁと思いました。
あと猛獣のブースでは狼がいましたね。
いかにも狼という感じの灰色の毛色の個体や、全身真っ黒な毛色の狼もいました。
ちなみに全身が黒い狼というのは北米大陸にしかいないそうで、
ユーラシア大陸には真っ黒な狼というのはいないみたいなんですね。
これはかつて北米大陸に生息していた真っ黒な毛色を持った犬科の動物の遺伝情報が北米大陸の狼に残っていて、
その遺伝情報によって黒い狼が出現すると考えられているそうです。
30:03
その未知の黒い犬科の生物と狼が交配してたということなんですね。
あと神戸動物王国で印象的だったのは、
ミヤコカナヘビという宮古島の固有種の緑色のトカゲですね。
このトカゲ、全長は最大で30センチ近くになるんですが、
その全長の75%を占めているのが尻尾です。
ぱっと見、全身緑なだけで山梨県にもいるカナヘビとそんなに変わらないかなぁと思ったんですけど、
体と尻尾のバランスが奇妙だなぁということにすぐに気づきまして、
すごく不思議なバランスの生き物なんですよね。
このミヤコカナヘビは遺伝的には沖縄本島に生息している沖縄カナヘビとは遺伝的に遠くて、
むしろ中国南部に分布する北カナヘビと遺伝的に近いんだそうです。
宮古島を含む宮古列島は、かつて完全に海の中に沈んで、
その後は一度も大陸と繋がらなかったというのが定説なんですが、
このミヤコカナヘビは宮古島が水没していたと考えられる時期よりも古い種類で、
実は小さいながらも定説を揺るがす存在なんですね。
あと2001年には宮古島固有種の陸生のサワガニも発見されていて、
これも宮古島が海の中に完全に沈んで以来一度も大陸と繋がらなかったという説を揺るがす存在なんですよね。
これについてはいろんなふうに考えられると思うんですが、
一つは定説が正しくて、宮古島は一度完全に海の中に水没して以来大陸とは一度も繋がらなかった。
そしてミヤコカナヘビやサワガニ、やはり固有種のミヤコヒキガエルなんかは大陸から何らかの手段でやってきたということが考えられると思います。
何らかの手段というのは例えばウキシマですね。
南米大陸に生息しているサルはシンセカイザルと呼ばれてるんですが、
このシンセカイザルと近い種類がアフリカから化石として発掘されてまして、
どういうことかというと、もともと南米大陸にはサルは生息していなかったんですが、
アフリカに住んでいたサルの一種が豪雨なんかによって陸地から切り離されたウキシマに乗ってアフリカ大陸から南米大陸にたどり着いた。
そしていろんな種類に分岐してシンセカイザルと呼ばれる集団に成長した、そういうふうに考えられてるんですよ。
これは現在かなり定説に近い有力な説とされています。
33:00
なので中国大陸からウキシマに乗ってカナヘビやサワガニが宮古島にやってきたというのは結構考えられる話なんですよね。
で、さっきも少しお話しした宮古島の固有種であるミヤコヒキガエルというカエルがいるんですが、
これは琉球列島に自然分布する唯一のヒキガエルなんですね。
これについていつもお世話になっているイラストレーターのススムさんがご自身のポッドキャスト
ススムアートのミヤコヒキガエル界で津波説というとても興味深い説をお話しされています。
こちら、宮古島にミヤコヒキガエルの調査に行かれたススムさんのお話と合わせてとても興味深く面白い内容になってますので概要欄に貼っておきますのでぜひチェックしてみてください。
で、もう一つの考え方としては、宮古島はかつて大部分が海の中に沈んだんだけど一部のエリアは水没せずに
宮古カナヘビや固有種のサワガニなんかはそこで命をつないでいたという考え方ですね。
あるいは大陸からの生き物の流入と水没しなかったエリアと両方の現象が起きてたのかもしれないですね。
実際に今も宮古島に生息している生き物を調べることで、宮古島自体の歴史を深く追求していくことができるのってすごく面白いなと思いました。
というところで、神戸動物王国、本当に見所いっぱいで結構何時間も過ごしまして、人気者であるコツメカワウソの生態園とか
珍しいコビトカバも展示されていて、コビトカバもムチムチして瞳がつぶらですごく可愛かったですね。
夜に神戸ビーフの焼肉屋さんに行くことになっていたので、お昼も神戸動物王国のフードコートでドーナツ1個とコーヒーくらいで軽く済ませまして、
神戸動物王国を後にしてポートアイランドから本土に戻って、ホテルにチェックインしてから工業高校農業部のお二人との合流まで少し時間があったので、神戸で有名な生田神社に参拝しまして、本当に大きくて立派な神社で遅い時間帯でしたけど、結構他の方も来られてましたね。
で、集合するお店はそこからすぐ近くだったんですけど、Googleマップの入力をミスってしまいまして、なぜか検討違いの方向へ行くという失態をやらかしてしまいまして、貴重な時間をお待たせしてしまってお二人には申し訳なかったです。
僕はGoogleマップでどこに向かってたんだろうと思って、今見てみたんですけど、事前に集合するお店のリンクを送ってもらってたんですけども、駅を挟んで真逆にある系列店舗の方にうっかり行ってしまっていたようです。
36:14
そんなハプニングもあったんですが、なんとか無事に集合場所のお店にたどり着くことができました。
で、牛若さん、マスボウさんに初めてお会いしまして、いやーめちゃくちゃ楽しかったですね。
牛若さんは僕がスズリというネットショップサービスで販売しているマンモスTシャツを着てくださってまして、それもすごく嬉しくて、
牛若さんは牛という大きな動物を扱う関係上、日頃かなりハードに筋トレをされているというふうに伺ってまして、
その日々のトレーニングの際に着るトレーニングウェアとして僕のマンモスTシャツを着てくださっていて、
ご本人は言われてたんですが、頻繁に着すぎてちょっとマンモスが色褪せてましたね。
でもそれくらい着てくださってたということでめちゃくちゃ嬉しかったです。
マスボウさんも以前ツイッターでやり取りさせていただいた際に、大の藤子F藤尾好きというふうに伺ってまして、
セミラジオでも藤子F藤尾特集をしていたり、マスボウさんのツイッターでドラえもんについてのツイートをされたりしてたんですけども、
当日はドラえもんのワンポイントに入ったTシャツを着られていて、藤子F藤尾会のお話で改めて盛り上がったりして、すごく楽しかったです。
で、みんなで乾杯しまして、本当に美味しい牛肉、神戸ビーフをいただきました。
どの部位も本当に美味しくて、私服の時間だったんですけど、特に印象的だったのが牛のトロの刺身でしたね。
山梨県は馬刺しをよく食べる地域で、馬肉の専門店があったり、スーパーの生鮮コーナーで馬刺しが買えたりするんですけど、
牛の刺身というのは初めて食べました。馬刺しが結構癖があるので、牛の刺身も癖があるのかなと思って食べたんですけど、
これが全然癖がなくて、それでいて舌の上でとろけるんですよ。ビールがめちゃくちゃ進みましたね。
で、そんな美味しい神戸ビーフをいただきながら、お二人のパーソナルなところも含めていろんなお話を伺いました。
工業高校農業部を聞かせていただいてて、感じていたことではあるんですが、
藤岡さんとマスオさんにお会いしてみて、このお二人本当に面白い人たちだなぁと思いました。
それはお二人のキャラクターやお話が面白いというのももちろんそうですし、大げさな言い方かもしれないんですが、
39:03
自分のやり方で世界と向き合ってるなぁと思ったんですよね。自分の武器を持っているというか、そういう感じがしましたね。
工業高校農業部でもお話しされてますが、お二人が携わられている牛飼い、
ブドウ農家というお仕事自体が改めてすごく興味深いなぁと感じました。
牛若さんだと飼われている牛が子供の時点で300キログラムもあって、
牛に突進されてお怪我をされてしまったこともあるそうで、そういうこともあって日々トレーニングされてると思うんですけども、
そういう巨大な生き物を制御して飼いならしていかないといけない、牛飼いというお仕事は本当にすごいことだなぁと思いました。
マスボさんもちょうど工業高校農業部の最新回第7話でもお話しされていましたけど、
ブドウは苗を植えてから3年は身がつかないから、新規に植えた苗に関しては回収できるまで最速で3年かかるんですというお話をされてまして、
こちらもとても興味深く聞かせていただきました。
お二人が出身校である工業高校で過ごされた3年間の密度がとても濃くて、
だからこそ何でも言い合える関係性につながっているのかなぁと感じました。
工業高校農業部を聞いていてもそのわきあいあいとした関係性が聞いていて心地いいというのがあって、
それをリアルに同じ空間で体験させてもらえてとても楽しかったですね。
関係性が心地いいということで言うと、僕がポッドキャストを始めるきっかけになったポッドキャスト番組である
生物をざっくり紹介するラジオ仏作のトヨさんとシロさんもそうですし、
その他の二人体制でやられているポッドキャスト番組もその二人の関係性が好きでファンになるというところはあるんじゃないかと思います。
あと、マス坊さんが工業高校農業部のフリートーク会でお話しされていた
新世界よりというアニメの話で盛り上がりましたね。
このアニメどういう切り口で話題に上がってたかなんですが、詳しくは工業高校農業部の第4話
ブドウは忙しすぎるし、子牛は可愛すぎるを聞いていただければと思うんですけども、ざっくり説明しますと、お二人が同じ工業高校に通われていた時、お二人のいたクラスのクラスメイトの方々はお二人を含めてみんなアニメがお好きだったそうなんですね。
42:03
僕も高校生の頃にエヴァンゲリオンにドハマリしまして、エヴァの下敷きを常に高校の机の上に置いていた時期があるのでめちゃくちゃ共感したんですけども
マスボウさんはその頃に新世界よりというアニメが好きになって、しわかさんを含めてクラスメイトの方たちに布教されたそうなんですけど、リアルタイムでは一人も最後まで見なかったそうで、3話くらいまで見たけど全然刺さらなかったという方が多かったみたいなんですね。
ただ終盤の展開はとにかく神がかっている、神アニメであるということをおっしゃっていて、でこの新世界よりというアニメに化けネズミという裸デバネズミが進化した生物が出てくるんですよ。
言葉も喋れて人間と意思疎通もできるんですけど、それを工業高校農業部のフリートーク会で聞いてすごく気になって見たくなりまして
先日Dアニメストアというアニメが見放題のサブスクに登録しまして、全25話を2日で見たんですよね。
確かにマスボウさんがおっしゃってたように後半加速度的に作品のテンションが上がっていって一気に見ちゃいましたね。
その辺りのお話なんかも飲み会で盛り上がりまして、当日ありがたいことにマスボウさんにセミラジオで新世界よりについて扱ってほしいですとテーマのリクエストもいただきまして、いずれこの新世界よりという作品についてはじっくりご紹介できればと思っています。
牛若さんもマスボウさんもセミラジオのことをすごくたくさん褒めてくださって、お二人にも直接言ったんですが本当に承認欲求が満たされるひとときでした。
印象的だったのは牛若さんがセミラジオの逆襲の社会を例にセミラジオのいろんな要素を分かりやすくまとめているところがすごいと思いますというふうに言ってくださって、それがとても嬉しかったですね。
このセミラジオを聞いていただいている皆さんはすでにご承知かと思うんですが、毎回テーマがバラバラで生き物とサブカルと銘打ってはいますが、そのどっちとも言えないような話もしちゃっているので、
一つのテーマを掘り下げていく番組であればある程度は端折れる箇所も出てくると思うんですけど、なかなかそれが難しいんですよね。
新潟ロシア村の話とか唐突にしますから、まずそれは何なのというところから話さないと何の話をしているのかよくわからないというところがあるんですよね。
45:05
なのでどのエピソードから聞いても自分が感じている面白みが伝わるように話せればいいなぁと思ってやっています。
牛若さんとマスオさんにそこを拾って評価していただけて本当に嬉しいなぁと思いましたね。
で、美味しい牛肉をいただいた後はエンジニアが集まるバーというコンセプトのバーに誘っていただきまして、二次会をそのハックバーというお店でやりました。
こちらスタッフさんが全員エンジニアで提供しているカクテルもそれぞれプログラミング言語にちなんだ名前になってるんですよ。
僕は自分がよく使うプログラミング言語であるPHPというカクテルをいただきました。
PHP美味しかったですね。麦焼酎が入っているということでちょっと懐かしい味わいがしましたね。
牛若さんはカウ言語という牛にちなんだプログラミング言語のカクテルを、
マスオさんはラダーズというプログラミング関連用語のカクテルをそれぞれご注文されていました。
このハックバーは現役大学生のエンジニアの方が始められたお店ということで、
多分当日カクテルを作ってくださったのもその方だったんじゃないかと思うんですけども、
この店長の井出さんという方の経歴がハックバーのホームページに書いてあったので、読ませていただいたんですけど、すごい経歴なんですよね。
井出さんは2000年生まれで、2022年にハックバーをオープンして、同じ年にウェブ製作会社も立ち上げて、
代表取締役に就任されてまして、2000年の9月生まれと書いてあるので、まだ22歳だと思うんですけど、すごい人がいるなぁと素直に思いました。
僕がそれくらいの年代の頃なんかは、さっきも言いましたけど、自分探しの旅と称してフラフラ大阪行って太陽の塔を見るくらいしかやってませんでしたから。
まぁ、でも結局誰しも一人一人自分らしくしか生きられないとは思いますから、愉快にそれぞれの道を時に刺激を与え合いながら歩いていけたらいいですよね。
そういう意味でも、このハックバーというお店でもすごく刺激を受けましたし、本当にお二人に誘ってもらえて嬉しかったですね。
走行しているうちに終電の時間が近づいてきたので、ハックバーを出て駅で次回は是非山梨に遊びに来てくださいねと言って、
48:00
虫若さんとマスボウさんとの今回の飲み会はお開きとなりました。
で、今回山梨土産ということで、黒玉という山梨県のお菓子をお二人にお渡ししてたんですけど、
マスボウさんはLINEで感想をくださって、虫若さんはTwitterで実食レポートをアップしてくださってたんですが、
面白かったのがお二人ともその黒玉というお菓子に全く同じ感想を抱かれたみたいで、それはパッケージが不穏ということだったんですよね。
工業高校農業部の最新回でもそのことを話題に挙げてくださってたんですけど、
どういうことかというとまずお菓子本体のお話からしますけど、
この黒玉というのは山梨県の沢田屋さんという老舗のお菓子メーカーが作っているお菓子で、
えんどう豆のあんこを羊羹でコーティングした甘いお菓子なんですよ。
この黒玉は沢田屋さんの主力商品でもありまして、
そのため沢田屋さんというのは日本一そして世界一大量にえんどう豆を使っている会社でもあるんですよね。
えんどう豆をたくさん使ったお菓子を主力にしているお菓子メーカーというのが他にないんでしょうね。
で黒玉自体はそういうお菓子でして、黒玉8個入りの箱をお持ちしたんですけど、
牛若さんはガンツという漫画の黒い球体をその黒玉から連想されたみたいで、
箱を開けた瞬間に奥さんとガンツだ、箱入りのガンツだというお話になったそうで、
その流れもすごく面白かったです。
ガンツという漫画は黒い球体によって無作為に集められた人たちがデスゲームに巻き込まれるという、
映画化もされた人気の作品ですよね。
黒玉とガンツを結びつけて考えたことなかったんですけど、
今後自分で黒玉を食べるときはおそらく僕もガンツを連想するような気がしています。
でそんな黒玉のパッケージなんですが、
黒字に赤い文字で漢文がびっしり書いてあって、
僕自身は見慣れてしまって黒玉があるなくらいにしか思わなくなってたんですけど、
言われてみると確かにただ事じゃない雰囲気を放っているんですよ。
風鈴火山という中国の孫子の兵法に書いてある戦いについての教えがあるんですけど、
早きこと風のごとく、静かなること林のごとく、侵略すること火のごとく、動かざること山のごとくという内容なんですけど、
51:10
黒玉のパッケージにはこの内容が漢文でびっしり書いてあるんですよ。
これ実は山梨県を代表する戦国武将である武田信玄が好んで自分の軍勢の旗に書いていたことから来てるんですよ。
山梨県って何かと武田信玄推しなんですよね。
武田信玄のいた戦国時代というのは言うなれば山梨県が最もイケイケだった時代でして、
長野県とか当時はもちろん県という枠組みはなかったんですけど、今でいうところの周りの県にも領土を拡大してかなりイケイケだったんですよね。
なので黒玉もパッケージに武田信玄にゆかりのある文字をプリントして不穏な空気を放っているというわけなんですよね。
あと山梨県の名家だとその名もズバリ信玄餅というお菓子がありまして、これはきな粉がまぶしてある餅に黒蜜をかけて食べるお菓子なんですけど、やっぱり武田信玄推しなんですよね。
ということで、牛若さんとマスボウさんが一瞬で感じ取ることができた黒玉のパッケージの不穏さというのを僕は今まで全く気づかずにいたんですが、
逆にとても新鮮でした。
で、話を戻しますと、お二人と駅で別れてからホテルに戻って一泊して、翌日は京都に戻ってバッコと合流して、
滋賀県の大津というところに美味しいスパイスカレーのお店があるということで、僕もバッコもカレーが大好物なものですからちょっと寄り道してみたんですけど、
そのスパイスカレーのお店が大行列ができてまして、ちょっと残念だったんですが、そのお店は諦めてグーグルマップで近くにあった昔ながらの定食屋さんでのんびりご飯を食べて、
行きとほぼほぼ同じルートで山梨に無事到着しまして、2泊3日の関西旅行から無事帰ってくることができました。
いやー、本当に久しぶりの関西だったんですけども、工業高校農業部のお二人に本当に温かく迎えていただいて、すごく楽しい時間を過ごすことができました。
牛若さん、マス坊さん、本当に今回はありがとうございました。
今度は山梨県に遊びに来てくださいね。
神戸動物王国も大原の蛇行院も本当に印象深くて素敵なところでしたし、いずれまた関西に足を伸ばしたいなぁと思っています。
54:08
ということで、今回はこのあたりで締めとさせていただければと思います。
セミラジオではお便りを募集しています。概要欄のフォームやツイッターのハッシュタグセミラジオでご感想いただけると嬉しいです。
今日はセミラジオ旅場編関西旅行京都大原神戸200日の旅についてお話しさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。
54:36

コメント

スクロール