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2023-07-16 15:14

サカバンバスピスと古生代水族館

ツイッターでバズった古生物「サカバンバスピス」と、古生物のフェルトアート+CGで構築されたウェブサイト「古生代水族館」についてお話しました!


・現代社会に欠かせないゆるふわ生物

・尋常じゃない熱量のオンライン水族館


サカバンバスピス(wiki)

https://tinyurl.com/4nn4jxre


#サカバンバスピス(ツイッター)

https://tinyurl.com/4bnbnnaz


古生代水族館

https://www.paleoaqua.jp/


特別展 恐竜図鑑(セミブログ)

https://semiyama.com/kyoryu-zukan/


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みなさん、こんにちは。
自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今日は、ツイッターでブレイク中の古生物、サカバンバスピスとフェルトアートの古生代水族館についてお話したいと思います。
今回のエピソードは、7月16日に収録してるんですが、iPhoneの天気予報アプリで見ると、僕の住んでいる山梨県では気温が35℃という恐ろしい数字が出ています。
全国的にもとても暑い日ということだと思います。今後も暑い日が続くようなので、みなさんどうぞお体にお気を付けくださいね。
僕は職業柄、その気になれば一日中家の中で作業をして、家の敷地から一歩も出ないということも可能ですし、実際そういう日の方が多いんですけども、
そういうインドアな人なんですが、先日車で往復1000キロ以上移動して関西方面、京都や神戸の方に行ってきました。
普段ほとんど家の中にいるのに、急に往復1000キロも車で移動するという割とアップダウンが激しい人生なんですけども、
神戸ではセミラジオで何度かご紹介させていただいているポッドキャスト番組、工業高校農業部の牛若さんとマスボウさんにお会いしまして、神戸ビーフのお店でとても楽しい時間を過ごさせていただきました。
この関西旅行についてはまた別の回で詳しく話せたらいいなと思っています。
京都の大原とか神戸の動物園に行った話なんかもしたいなと思ってますね。
あとですね、7月16日に収録していると言ったんですが、明日7月17日は僕がやっている生き物サブカルノブログセミブログの開設7周年にあたります。
最近はラジオと並行してなので前ほど頻繁に更新できてはいないんですが、今日一つ新しい記事をアップしました。
題材としては7月22日まで東京の上野の森美術館で開催している特別展恐竜図鑑という展示についてです。
これは時代ごとに大きく変化してきた恐竜の復元モデルとそれを元に描かれた恐竜の復元画にスポットを当てたもので、
過去の恐竜の復元画というのは昔のゴジラのようにまっすぐ直立二足歩行で立っているティラノサウルスとか、
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今では爪だと考えられている部分が鼻から角として伸びている奇妙なイグアンヌドンとか、
そういう今では正しくないとされる復元に基づいて描かれた作品が多数残っているんですけども、
そういう最新の恐竜図鑑では見ることができない、今では正しくないとされて失われてしまった過去の恐竜の復元画にアートとしてスポットを当てた展示です。
この展示がとても面白くて見応えがありまして、一部の展示物を除いて基本的に撮影OKということだったので、
たくさん写真も撮りましてブログに載せています。
特別展恐竜図鑑のブログ記事、概要欄にリンクを貼っておきますのでぜひチェックしてみてくださいね。
それでは本題の方に行きたいと思います。
最近ツイッターのタイムラインを眺めているとちょいちょい目に入ってくる生き物がいまして、
結構バズっているので見たことある、知ってるという方もいらっしゃるんじゃないかなと思うんですけども、
それはサカバンバスピスという大昔の海に住んでいた古代生物なんですね。
このサカバンバスピスはムガク類という原始的なセキツイ動物の一種でして、
原生の生物では川に住んでいるヤツメウナギなんかがこのムガク類に分類されています。
あと海に生息していて敵に襲われると体中から大量の粘液を出して身を守るヌタウナギという生き物もこのムガク類の一員ですね。
ヤツメウナギは形状的にはウナギのような細長い見た目をしています。
ウナギなどの魚類との大きな違いとしては顎がないんですね。
今ツイッターでバズっているサカバンバスピスも同じムガク類ということで顎がない水の生き物だったわけです。
ヤツメウナギとかヌタウナギとかは細長くてヌルヌルして割とクリーチャーっぽい生き物なんですけども
サカバンバスピスは丸くてコロコロして割と愛らしい印象の生き物です。
サカバンバスピスやヤツメウナギを含むムガク類なんですが
顎がないという最大の特徴の他には通常の魚類のようなヒレが未発達で泳ぎがあまり得意ではないという特徴もあります。
サカバンバスピスだと尾びれはあるんですが胸びれや背びれはなくて確かに形状的には泳ぎはあまり得意ではなさそうです。
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それでもサカバンバスピスなりに頑張って泳いでいたんだろうなと思います。
フィンランドのヘルシンキ自然史博物館にこのサカバンバスピスの復元模型が置いてありまして
この復元模型がバズるきっかけになったんですが
この復元模型の造形がめちゃくちゃ緩いんですよね。
目はまんまるで口は逆三角形のちょっと微笑んでいるような絶妙な表情なんですよ。
風雷の試練というゲームに出てくるマムルというモンスターに似ているとも言われてるんですけども
とにかくゆるふわな造形で見ているだけで全身の力がスッと抜けていくような感じがするんですよね。
このすごくゆるい造形がストレス社会に生きるみんなの心を揺さぶったのか
最近サカバンバスピスがツイッターでものすごくバズっていまして
サカバンバスピスのイラストや3Dモデル、ドット絵、編み物、おにぎりなど
あらゆるものでサカバンバスピスを表現するのがムーブメントになってるんですよね。
サカバンバスピスの躍動感あふれる3Dアニメーションとかも制作されていまして
僕もこのサカバンバスピスの何とも言えない造形に魅せられて
ツイッター上でハッシュタグサカバンバスピスでウォッチをしたりしています。
せわしなくストレスフルな現代社会にサカバンバスピスのゆるゆるな存在感がフィットしたのかもしれませんね
まだご覧になったことがないという方はぜひツイッターや検索エンジンで
サカバンバスピスと検索していただくといろんな画像が見られて楽しいんじゃないかなと思います
このサカバンバスピスをグーグルで画像検索していたら
すごいサイトを見つけたので皆さんにぜひご紹介したいんですけども
それは古生大水族館パレオゾイックアクアリウムというサイトなんですけど
まず僕がこのサイトを見つけた経緯からお話ししますね
さっきお話ししたようにサカバンバスピスの画像を
グーグル画像検索でいろいろと見ていたときに
ちょっとレトロな雰囲気のCGとして描かれたサカバンバスピスの画像があったんですよ
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でその画像を気になって開いてみたんですけども
そしたら同じタッチというか雰囲気で描かれた
複数枚のサカバンバスピスのCGが置いてありまして
その画像が置いてあったのが古生大水族館というサイトだったんですね
で古生大水族館というからにはサカバンバスピス以外にも
かつて地球に生息していたいろんな水中の生き物が展示されているんですよ
アンモナイトとか山羊虫とか他にもいろんな古代の海にいた生き物が
泳いだり砂に潜ったりしているCGがたくさん展示されていて
でこんなサイトあったんだこの雰囲気いいなぁと思いながら
その海の古生物のCGを眺めて楽しんでたんですけど
横で見ていたうちの奥さんのバクコが
このサカバンバスピスCGじゃないんじゃないと言い始めたんですね
CGじゃなくてこれフェルトアートじゃないって言うんですよ
フェルトアートというのは羊やラクダの毛
場合によっては化学繊維を圧縮して
針で形を整えて動物などの形を作るクラフトのジャンルなんですけども
最近だとフェルトアートで作ったかわいいハムスターのキャラクターが活躍する
プイプイモルカーというアニメが有名かなと思います
改めて古生大水族館に展示されている
海の中を泳ぐサカバンバスピスの画像を目を凝らして見てみたらですね
確かにバクコの言うようにそのサカバンバスピス自体はフェルトアートだったんですよ
正確に言うとこの古生大水族館というサイトに展示されている画像は
フェルトアートとCGを組み合わせて制作された
かなり手が込んだ作品であることが分かってきたんですね
どういうことかというとサカバンバスピスとか三幼虫とかアンモンナイトなど
それぞれの画像で主役となる生き物は
このサイトを制作された方がそれぞれフェルトアートとして制作したものを
いろんな角度で撮影した写真だったんですよね
でそのフェルトアートの写真に合うように
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GIMPというフリーの画像編集ソフトを使って背景をCGとして描写してたんですよ
サイト内に画像の作り方についてすごく細かく書いてあったんですけど
ものすごく手間暇かけて作ってあるんですよね
例えば仮にゼロベースで砂に潜ったサカバンバスピスの絵が欲しいとなったら
まずサカバンバスピスをフェルトアートで制作するわけです
その時点ですでに作品なんですが
さらにそのフェルトアートのサカバンバスピスをいろんな角度で撮影して
写真をパソコンに取り込んで画像ソフトで切り抜きして背景をCGで描いて
という工程が画像一枚ごとに発生するわけなんですよね
しかも一つ一つのフェルトアートごとにかなり綿密な設計図も描かれていて
それに沿って制作されてるんですよ
サイト内のバックヤードというページに載ってたんですけども
この設計図を見た時はこのサイトはちょっとただ事じゃないなと思いました
でサカバンバスピスもそうなんですけど
このサイトに展示されているフェルトアートや
それを素材として制作されたコラージュCGがどれもすごく素敵なんですよね
有名な古代生物のアノマロカリスなんかもフェルトアートで作られていて
古代生物の色というのは基本的には残らないものなので
古生物の復元図の色というのはどれも想像上の色なんですけど
この古生代水族館に展示されているアノマロカリスの色が個人的にめちゃくちゃツボなんですよ
黄色を効果的に使った配色をされていてすごくいいんですよね
この古生代水族館館長の香谷博之さんという方が運営されてるんですが
この方がフェルトアートからCG加工からサイト制作まで一人でやられているみたいで
いやー本当にすごいですし素晴らしいと思います
この古生代水族館本当に尋常じゃない熱量と手間暇をかけて作られたサイトなので
概要欄にリンクを貼っておきますのでぜひ見ていただければと思います
セミラジオではお便りを募集しています
概要欄のフォームやツイッターのハッシュタグセミラジオでご感想いただけると嬉しいです
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今日はツイッターでブレイク中の古生物
サカバンバスピスとフェルトアートの古生代水族館についてお話しさせていただきました
ご視聴ありがとうございました
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