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デイサービスで、あの人にこんなこと言われたのよ。
病院にこの間行ったんだけど、先生、聴診器も当ててくれないのよ。
娘は私のこと嫌ってるのよ。全然顔も見に来ないのよ。
そんな時に、「あー、それ分かります。あなたの気持ち分かります。これ絶対にダメ。」
ボブです。
今日は、共感の大間違いについてお伝えしたいと思います。
知り合いのケアマネージャーが、うつ病になりかけています。
今回、それを聞いて、改めてハッとさせられました。
今まで、研修や心理学の本とか、いろんなもので、
共感することと同調することは違いますよ、ということは散々言われてきたんですが、
普段の仕事では、ついつい、
あー、そうなんですね。分かります。
相手のところまで、上下はないんですけど、降りていって、
相手の気持ちに完璧に一旦寄り添って、
向こうも喜ぶからですね、
あー、この人は聞いてくれてるんだ。私の気持ちに同調してくれてるんだ。
その上で何か解決する。
それがいいと思ってました。
いくら研修や本で言ってても、なんか突き放してるような感じがして、
いやー、ちょっとこれ自分に合わないなみたいな、そんな感じで捉えてたんですけど、
こんなことやり続けると、
例の鬱病になりかけているケアマネージャーみたいになっちゃう、
ということがはっきり分かりました。
ケアマネージャーが鬱病になっている方がいたりですね、体調を崩したり、
精神科の先生が鬱病になりやすいとか、聞いたことがあります。
これ、確かにこういうことなんだと思います。
マイナスや否定的な発言によかれと思ってずっと同調し続けると、
自分も相手と同じ状態になってくるんですね。
鬱病の人だったり、マイナス的な発言をずっとしちゃう人、
高齢者でそういった方も多いです。
普段の生活でもそうでしょう。
そういった方に接しているときに、
共感だと思いながら同調しては絶対にいけない。
マイナスな波長に合わせるという感じですかね。
そういうことをしていれば相手は喜ぶかもしれません。
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何の解決にもならないということを覚えておきましょう。
じゃあどうしたらいいのか。
あなたはあくまでそういう気持ちなんですね。
あなたはそう考えてるんですね。
というスタンス、距離感を保つ。
本来あなたの気持ちを100%分かることなんて本来できないんです。
なのに分かりますなんて嘘言ってるのと同じです。
なので分からなくて当然なんです。
あなたの気持ちは分かりませんというぐらい突き放してちょうどいいんです。
困っているからといって何でも手を差し伸べてはいけない。
心の問題というのは誰かが解決してくれるわけではない。
最終的には自分が解決していくしかないことなんです。
次の話は100%継承して、その上であなたはそう思ってるんですね。
私はそうは思いません。
その距離感を作ると相手はその距離を埋めようとするんです。
埋めてマイナスな部分から上っていこうとするしか方法がなくなるんです。
それを辛抱強く待つ。
自分は前向きで積極的な気持ちを持っておく。
発言をする。そこをぶれないようにしないといけないですね。
自分自身がマイナス的な発言や感情を持ってたら
どんなことも解決できないですし、ましてや人の解決なんてできっこないわけです。
普段の会話でもどうでしょうか。
マイナスな発言だったりとか悪い話って盛り上がるんですよね。
でもそれって何にもいいことないんですよね。
そういう感情を持たない勇気、強さも大事なのかなと思います。
利用者さん相手にしていると特にその気持ちわかりますの方が楽です。
なのできっぱり自分はそういうスタンス、あなたはあくまでそうですねというスタンスをしっかり取る強さも大事だなと思いました。
今日はありがとうございます。またよろしくお願いします。