アブダクション推論の概要
おはようございます。コーチングオフィスのしろうず、厚志です。
この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、さらにプロコーチや講師として独立起業をする人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
はい、今週はですね、仮説についてちょっとお話をしています。
昨日はですね、昨日ね、機能法と演役法についてお話をしてきました。
簡単にちょっとおさらいすると、機能法は正確な事実が数多く集まるときに使うといいよと、演役法は強力な法則が分かっているときに使うといいよという、そういうお話でした。
今日はね、3番目の推論、アブダクション推論についてお話をしたいと思います。
実はこのね、アブダクション推論っていうのが一番強力というかですね、すごい重要で、いいアイデアのほとんどはこのアブダクション推論から生まれていると言ってもですね、過言ではないかなというふうに思います。
まず最初にですね、めちゃくちゃ簡単にアブダクション推論について説明しますね。めちゃくちゃ簡単に説明しますよ。
まずね、アブダクションってどういう意味かっていうと、これね、結果から原因を推測するっていうニュアンスがあるというふうにざっくりと覚えておいてください。
結果から原因を推測する。だからアブダクション推論って文字通り、結果から閃いた仮説を立てるっていうふうなやり方です。
ほぼね、こういうふうに理解しておけばいいです。
結果、出た結果からどういう法則が成り立っているのか、どういう仮説があるのかっていうことを推測するという、そういうものですね。
アブダクション推論の応用
なんかめちゃめちゃ乱暴に聞こえますよね。でね、実際乱暴なんですよ。結果から見て閃いた仮説を立ててるわけなんですけども、
でも何でも適当に当てはめればいいっていうものではないんです。
一応ね、アブダクション推論の定義の中には、最も適すると思われる仮説、法則を当てはめましょうっていうふうなことになってるんですけど、
まあでも、そんなたくさんの法則を覚えつくわけじゃないので、言ったらひらめたことを覚えつくということですね。
具体的に言うと、わかりやすい例で言えばね、例えばスポーツの世界でうまくいった方法とかね、そういうものをビジネスに生かす。
よくありますよね。何かワールドカップで成功した監督の部下の、監督の選手の使い方を会社で部下の育成方法に使うとか、
プロ野球の優勝した監督の作戦の立て方みたいなものをね、それをビジネスに生かすみたいな。
共通点がありそうだなというふうに閃いて、それを他のものに応用するみたいな。そういうふうなのがアブダクション推論ですよね。
スポーツを見てて、あ、これはうちの会社の部下育成に使えるなとか、そういうふうに思う。
問題点としてはですね、すぐわかると思うんですけど、論理がかなり飛躍してるんですよ。
だから間違いの可能性が高いってことなんですね。だから当然仮説検証は小さく始めて何回もテストをする必要があるわけです。
ただ、このアブダクション推論っていうのは、一気に論理が飛躍してるってことは、これ成果も飛躍するんですよ。だからね、大きな成果が出る原因になるものなんです。
もっと今ね、大きな成果をあげるビジネスはもうね、そのほとんどがアブダクション推論によるものだっていうふうに言われています。
だからね、極論を言うと、私たちはアブダクション推論を作るために事実や実証を眺めているっていうふうに言ってもいいんじゃないかなと思うんですよ。
昨日お話したね、機能法と演劇法って、正確でたくさんの事実が集まるか、それから強い法則が成り立つときにすごく有効ですよっていう話をしたと思うんですけど、
でもね、現実に正確でたくさんの事実を集めることってやっぱりめちゃくちゃ大変なんですよ。
さらに強い法則っていうのはね、さらに少ないんですよ。確実に儲かる方法とかそんなのないじゃないですか。
だから、私たちの普段のビジネスでもプロジェクトでも、とにかくアブダクション推論をどんどん使っていく必要っていうのがあるわけですよ。
仮説を立てるための方法論
ということを前提にすると、私たちはね、取るべき行動っていうのがわかってくるんですよ。
実はこれがね、僕はとても重要なんじゃないかなっていうふうに思うんですよ。
まずね、アブダクション推論っていうのは、結果から法則を閃くものなんで、いろんな分野の様々な法則を知っていると有利になります。
当然、いろんな世界のいろんな法則を知っていれば閃きやすいんですよね。
たくさん趣味を持っているとか、いろんな体験をしているというふうになると、その世界、独自の法則とか常識とかあるんで。
例えば、あれ、このビジネスの問題って池原のあの教えが使えるかもみたいに思うとか、
このチームの問題ってあのゲームの世界観と同じかもみたいに、全然違う分野の法則が閃いたりするわけですよ。
だから、実際の普段の行動から、いろんな分野に好奇心を持って何かやってみようとかね。
もちろんやるだけじゃなくて、なぜこうなっているのか、どういう歴史でこうなったのかみたいなことをね、
普段から思う、調べる、知ってみる。そうするとね、アブダクション推論による仮説をね、ひらめくこの厳選になります。
で、アブダクション推論というのは、かなりね、正確性がないので、かなり飛躍するんでね。
だから、小さく始めて仮説を何回も試すっていうふうな必要があるわけです。
だから、小さく始めて仮説を何回も試すための方法論っていうのをね、ちゃんと持つ必要があります。
時々ね、何回失敗しても大丈夫ってマインド持てとか言われるんですけど、これ断言しますけど、マインドの問題じゃないです。
小さく始めてね、失敗を何回もしてもね、どんな人でもね、めげますよ。
だから、あまり失敗するとね、小さな失敗でも結構めげるんですよ。
だから、これマインドの問題にするっていうのは結局、これね、精神論の問題になっちゃうので。
だから、小さく始めて何回も仮説を回すにはどうしたらいいかって聞かれたときに、こういう方法がありますよっていう方法論をちゃんと持つ必要があるんですよ。
ちょっとね、ここで補足しておくと、まずね、何か仮説を立てようと思ったときに、機能法っていうのが当然仮説としては強いので、正確で多数の事実を集めようとするわけですよ。
お客様インタビューをしたりとか、あとは実際にフィールドに出ていろいろ調べたりとかいうふうなことなんですけど、大変なんですけど、
これは集めたらうまくいくんで、まずは集めようとするんですけど、その集めていってる過程の中で大変なんで、いろいろやってると、
あ、待てよっていうふうな形で、最初は機能法をやるつもりで事実を集めているうちにアブダクション推論がひらめくっていうのが実はほとんどなんですよ。
事実を集めようとしてね、なかなか集まらないと、なかなか本当のこと分かんないなっていうふうになったときに、休みの日にですよ、
弱ったなと思ったけど、子供の運動会があるからもうちょっと行かないといけないって言ってみたら、そこで運動会を見ていて、あ!って思いついたとかね、そういうことってあるわけです。
だからね、普段からいろんなことに首突っ込んでね、もうなぜなんだろうとか、どういう経緯でこうなったんだろうって考えて聞いたりとかして、
で、いざね、プロジェクトになったときは、最初にね、正確で多数の事実集めをまず最初やろうと。
集まればいいんですけど、でも集めていく途中でアプダクション推論がひらめいたらね、今度はそれを小さく始めて何回も回すっていうふうにね、やっていく。
これがね、一般的なやり方です。
なんかね、こう考えるとね、なんかやっていきそうな気がしますよね。
で、皆さんが知りたいのは、あなたが知りたいのはね、この小さく始めて何回も仮説を回すための方法についてですよね。
これがね、ちょっと長くなったんでね、明日お話したいと思います。
これ本当に重要なことなので、ぜひ明日また聞いてくださいね。
はい、今日はですね、あなたの成果が飛躍する仮説の立て方って話でした。いかがだったでしょうか。
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はい、本日は以上です。
では、いってらっしゃい。