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おはようございます。コーチングオフィスのしろうず 厚志です。この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、
さらにプロコーチや講師として独立起業する人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
はい、ここのところですね、意思決定についてお話をしてるんですけども、意思決定の質を上げるのは仮説です、みたいなね、そういうふうなお話をしました。
意思決定が大事だっていうのは、実際に仮説を作る作業をやっていくと、むちゃくちゃよくわかるんですよ。
とにかく行動だ!みたいな感じで、やみくもに行動しても絶対うまくいかないなっていうのは、仮説を作っていれば作るほどよくわかるんです。
ただ、一応ね、ここで注意をしておきますけど、机の上で仮説を作ることばっかりやってても、もちろんうまくいかないです。
ちょびっと行動して、仮説に対するヒントを得るとか、材料を探すとか、リスクが少ない形で実際にちょっと試してみるとかね、
そういうことをやりながら行ったり来たりするっていうのが、仮説構築っていうことのポイントですからね。両方ちょっとやっていく必要があるということです。
まあまあ、その辺は明日以降にお話しするとして、今日は仮説の作り方みたいなことについてお話をしたいなというふうに思います。
昨日の例はね、会社員を辞めてカフェをやりたいっていうふうなお話をしたんですけど、
カフェをやるときに、こういう感じでやるとうまくいくんじゃないかっていう仮説を立てて、
それを検証しながら進めていくと良い意思決定ができるよっていうふうなお話をしたんですけども、
実はね、いきなりそういう仮説を作る、プロジェクトの仮説を作るっていうのはね、これは結構難しいんですよ。
要はね、何にもないところからね、こうやったらうまくいくんじゃないかっていうふうなものを作り上げるのって、なかなか難しいんですよね。
だからどうしたらいいかというと、まずはね、うまくいっている人、うまくいっている会社、うまくいっているものをですね、ちょっと分析するんです。
例えばね、カフェだったら、他のところのカフェでうまくいっているのをですね、自分がやろうと思っているところに近いところでもいいです。
いくつかね、3つぐらい分析したいなと思うんですけど、例えばどういう立地で、どういう客層で、客観がいくらぐらい、回転率いくらぐらいかなみたいな感じ。
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で、これがうまくいっているからうまくいっているんだなというふうな、うまくいっている原因っていうのはね、もちろんこれも予測でしかないんですけども、自分なりにね、突き詰めていくんですよ。
これね、とても重要なところなんですけど、うまくいっている、こういう理由でここはうまくいっているんだっていう理由をちゃんとね、自分なりに突き詰めておくんです。
これね、分かんないまま放置しないんです。当たってなくてもいいんで、このカフェはこういう理由で成功しているっていう答えを出しておくんですよ。
で、それを踏まえて自分はどうするかっていうことを考えるわけです。これ本当に重要なポイントなんですけどね。
とにかく競合とか、それから相手ですよね。あるいはライバル。競合とライバルでしょかな。まあいいや。
とにかくそこが、これが理由で勝ってるっていうのを自分なりに突き詰めて、その上で自分はじゃあどういう感じでやろうか、どういうポジショニングでやろうかとか、
どういうリッチでやろうかとか、どういう形態でやろうか、どういうコンセプトでやろうかっていうふうなことをちょっと考えるわけです。
つまり、競合とかマーケットとかに勝つっていうふうな仮説を立てる必要があるんです。
自分と勝負しない。よくあるのが、自分はこれをやりたいんだとか、自分はこれがこうしないと納得できないんだっていうふうなことあるんですけど、そういう視点では考えてはダメなんですよ。
というのもね、少なくともね、今の日本とかね、もしくはもうちょっと広げて、この世界の中でも、例えば先進国とかってね、とにかくマーケットは飽和してるんですよ。
つまり、壁なんか全然知らないし、行ったこともないっていう人がめちゃくちゃたくさんいる地域とかって、日本とか先進国ではあんまりないんですよ。
だから、必ずどこかで誰かとの競争になるんです。
だから、競合とかマーケットとかをちゃんと分析して、勝てるところを探して、そこで勝つっていうこと以外に考える必要はないんですよ。
よくね、僕おっさんなんでね、プロ野球好きなんですけど、プロ野球で解説の人がね、時々こういう解説するんですけど、このピッチャーは自分と戦ってる感じがしますね。
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この場面は相手を抑えればどんな形でもいいので、カッコ悪くても抑えればいいんで、相手に合わせて戦えばこのピッチャー有利なはずなんです。
でも、自分と戦ってて、かえって自分を追い込んでますね、みたいなね、そういうふうな解説をするケースがよくあるんですよ。
要は、相手を抑えればいいわけですよ。だけど、自分と戦ってしまってね、こういう球投げないといけないとかね、こういう感じで投げないといけないとか思いすぎて、それで失敗して上手くいかなくて、自滅するみたいなね。
要はね、戦う相手を間違えてるんですよ。ビジネスとかね、仕事って、これね、商売だけじゃないですよ。仕事でも会社員でもね、もちろん。必ずね、比較される相手がいるんです。
そこに勝つ戦略を立てるんですよ。それがね、仮説なんです。比較されるものに勝つというところが重要で、自分と戦わない。戦うべきはですね、競合とかマーケット。それをね、ぜひね、覚えておいていただきたいなというふうに思います。
はい、今日はですね、自分と戦わないって話でした。いかがだったでしょうか。さて、僕は週3日、ゲスト意見配信のメルマガを書いています。
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