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はい、おはようございます。コーチングオフィスのしろうず、あつしです。この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、さらにプロコーチや講師として独立企業をする人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
今日はですね、改善なんてやってはダメって話をしたいなというふうに思います。
この人はですね、ある方のコーチングを初めてやってた時に、「自分の改善点はどこでしょうか?」って聞かれたんですよ。
そこで僕は、「改善なんかやったらダメですよ。」って言ったら、「えぇ?」ってすごくびっくりした顔をされたんですよ。
改善とかするんじゃなくて、新しいことができるようにしましょうよって言ったら、さらにびっくりされた顔をされたんですよね。
改善って、基本的に良くないところとかダメなところを直すとか、元に戻すっていうイメージがあると思うんですね。
個人的なことを言うと、人以外のものとか仕組みとかルールとか、そういうものだったら改善って良いと思うんですけど、システムが強くなるからね。
だけど人、人間ってね、改善とか反省したところで全然良くなる気がしないんですよ。
良くなるっていうかね、伸びる気がしないんですね。
以前ね、飲食店のコーチングをやってた時に、社長がね、あるお店を指して、
ここの店長ね、すごく頑張ってるんです。でもね、お店がなかなか売れてないんですよ。お客さんが来ないんです。
そこのところを考えて、店長のコーチングお願いできますか?みたいな話があったわけですよ。
で、そのお店に行くとですね、店長さんがね、すごく元気にね、何か問題点があったらどんどんしてきてください。
改善しますんで、っていうわけですよ。
それで一応僕の視点から、あれやってるかな、これやってるかな、みたいな感じでパッと見て、僕が見た感じで言うと、
一応思いついたっていうか、僕がパッと見て、やってることやってるなっていうふうには見えるんです。
だから、問題らしく問題はね、全然見えないんですよ。
お店もね、そこそこ綺麗だし、従業員の対応よりもね、何か問題があるようにも見えない。
でもね、もう入った瞬間からこれは感じてたんですけど、全然ね、お店に魅力がないんですよ。
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心なしかね、いらっしゃるお客さんもね、居心地悪そうにも見えてしまうんですよ。
で、店長にね、聞いてみたんです。今ね、何に取り組んでるんですかって聞いたら、
いやもう問題はね、ほぼ改善し尽くしたんで、正直何やっていいかわからないんですって言うわけですよ。
なるほどね。
なんかね、改善することがね、仕事だって思ってるみたいな感じを受けたんですね。
なんで、新しいお客さんね、取りましょうよって言ったら、即座にね、どうしたらいいんですかって聞くわけですよ。
いやいやいや、新しいお客さんを呼んでくるのが店長の一番の仕事でしょとまではね、言わなかったんですけどね、その時はね。
だからね、ちょっとね、新しいお客さんを取りましょうって言われた時にはね、え?っていう顔を店長がされて、それに僕はえ?っていう顔をたぶんね、したんじゃないかなと思うんですけど、
それがね、ちょっとね、店長さんのね、なんかこう元気を奪ったような、ちょっとションプリしたような感じがしたんでね、それ以上はね、その時は言わなかったんです。
改善とかね、反省とかって、なんかね、悪いことをしたんなら、私も一生懸命やってるなら、僕はね、しない方がいいと思うんです。
これはネガティブなイメージだからってことじゃなくて、改善とか反省とかからですね、思ってもみなかった成果って、やっぱね、出てこないんですよ。
人がね、大きく伸びる時って、自分のキャパを超えてくる成長っていうかね、なんかね、想定外の伸びみたいなものっていうね、そういう瞬間にね、人って大きく伸びるんですよ。
それはね、改善とか反省からでは生まれてこない。だから、改善とか反省とかじゃなくて、新しいことができるようになるにはって考えるといいと思うんです。
新しいことをやるためには改善とかならいいんですけど、まず最初に改善って考えるんじゃなくて、新しいことをやるにはどうしたらいいかって考えるのが一番いいんじゃないか。
そうすればね、そのことをずっと考えておくと、簡単にはいかないけど、その人がね、大きく伸びる、思ってもみなかった成果とか、想定を超える成長みたいなのがね、見えてくるんじゃないかなと思います。
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改善ではなく、新しいことをやるにはどうしたらいいかって、ぜひ問いかけてみてください。
はい、本日は以上です。では、いってらっしゃい。