農家の背景と現状
皆さん、こんにちは。にしえみどりのビジネスチャレンジチャンネルです。
私は、岡山県の県北、標高500メートルの山の中で、お米と野菜を作る農家をしています。
お米は、全部JAに出荷していて、野菜はメルカリやインスタグラムなどで販売しております。
今日のテーマは、しっかり稼ぐための畑を作る、というテーマでお送りさせていただきます。
私は、山の中で農業をしていまして、
岡山県の、ちょっと標高の高いところに畑と田んぼを持っております。
農家の嫁に来て、農業大学校で農業のことは学んでいるけど、
実際、農業というものを実践する経験値が少ないんですけどね。
農家の嫁になって、夫や義理の母にいろいろなことを教わって、今農業をしています。
その嫁に来る前に、人参を作る農業法人で働いていました。
会社勤めをしていましたね。サラリーマンの農業って感じでやってました。
その時に、どうやってたくさん収穫を上げる畑を作るかっていうことを勉強させてもらったので、
落ち葉の収集とその重要性
それを今、このお嫁に来た農家でもやっております。
それがどういったものなのかっていうことを、今日お話しさせていただきたいと思います。
今日この話をしようと思ったのは、今秋になって山に落ち葉がたくさん落ちるんですね。
この落ち葉っていうのは、畑に入れるといろいろな恵みをもたらしてくれるので、
今日いっぱい落ち葉をかきました。
フレコンバッグに詰めて、フレコンバッグっていう大きな布があるんですけど、
それに詰めてですね、それを4つぐらい満杯にして、
それを今、畑に後々入れるために置いています。
そういう作業をしたので、今日そういう放送をしようと思いました。
この落ち葉なんですけど、昔はね、集落の人が取り合いになるぐらい取ってたんですよ。
みんなこれを畑に入れると、おいしい野菜ができるっていうのを知っていたんでしょうね。
この岡山県の県北ではピオーネというブドウが栽培が盛んで、
ピオーネの栽培されている方はですね、本当にもういろんなところを車で行って落ち葉を集めて、
ピオーネの畑に入れるためにね、たくさん詰めてね、袋に詰めて取っていって、争うようにじゃないですけど、
取っていっていたんですけど、だんだんと農家の方の高齢化が進んでいて、
その落ち葉を、集落の落ち葉を取る人が少なくなってきたんですよ。
で、それがいいことなのか悪いことなのか、うちとしてはまあラッキーという感じで、
集落で落ち葉を取る人が少なくなってきたので、我が家がもう取る放題なんですよ。
多分もう我が家以外、私の住んでいるこの集落では落ち葉を取っている人がいなくてですね、
たまに他に落ち葉を取っている人いるんですけど、それは隣の集落の方だったりするんですよ。
青空市とかに直売所に出荷を熱心されている方とか、JAにプロで農家でね、
出荷されている方たちとかは遠くの方まで落ち葉をとにかくかけ集めに来たりとか、
そういうことをされていますけど、もう全然ね、それ以外の方、私の住んでいるところは取っている人がいなくて、
というのももう畑や田んぼをしている人がだんだん数が減ってきているんですよ。
だから落ち葉を取るっていうことがないんですね。
で、そうなるとうちとしてはありがたくて、たくさんその落ち葉を取って、
それを畑に入れることができるんで、おいしい野菜これでできるっていうことで、
嬉しくはあるんですけど、そういうことをする人が少なくなると、やっぱり道が荒れてきますね。
冬の準備と今後の計画
この山の中の道っていうのは、両サイドに木がいっぱい生えているんで、
その木から落ちる毎年の落ち葉の量ってすごい量なんですよ。
だから我が家で一生懸命取るんですけど、取り切れなかったりして、
だけど車でよく通る道にたくさん落ち葉が落ちていると、
冬になると雪が降って、その落ち葉の上に雪が乗ると、
車で運転しているときに、それが元で落ち葉と雪でさらに滑りやすくなるんですよ、雪だけの時より。
落ち葉だけが上滑りして、車が滑ってしまうということがあるので、危険でもあるんですよね。
だから山に暮らしている人にとって、雪国の人にとって、やっぱり道をきれいにしておくっていうことは、
ちょっと死活問題的なところがあって、
だからその道の掃除も兼ねて、我が家はね、集落中の落ち葉を拾っています。
ほぼ独り占めできる状態になっちゃっていますね。畑をしている人がもう少ないので。
なので、今の時期そういう作業をしていまして、
今日はフレコンバックっていう、先ほど言った大きな袋に4つぐらい満パンになったんで、
もう少しのスペースを取っただけで4つぐらいになっちゃうんですよね。
これを毎週取っていかないと、もう追いつかないぐらい多分いっぱい落ち葉が広がっちゃって、
車が滑ったり、バイクで来た郵便屋さんが危ない思いをしたりとかいうこともあるので、
毎週のようにこれから週末はね、私普段平日はパートで働きに行っているので、
週末の土日のどちらかで、そういう落ち葉を掻く、落ち葉を取るという作業が入ってきます。
この落ち葉を畑に直接入れるんじゃなくて、我が家にある動物の家畜の堆肥の中に一緒に混ぜ込みます。
それで春まで置いといて、厳密に言うと途中大きなショベルカーでひっくり返したりして切り返しっていう作業を行うんですけど、
その動物の糞と落ち葉を混ぜて良い堆肥を作るっていうことですね。
これが結局春になって苗を植える、そして夏野菜ができる時に野菜が美味しくなる元なんですよ。
だから冬だからといってやるっていうことがないということではなくて、
春夏の野菜を摂るための準備、言ってしまえば1年間の準備をこの冬になっているということで、
冬も家の中ばかりいても、投油の燃料をたくさん使うだけなので、
外で体を動かして落ち葉を掻いて、それをビジネスに生かすっていうね、そういうことをしています。
だから冬もね、2月頃になるともうやることがないので、スノーボードに行ったりとか遊びに行ったりしてますけど、
それまでは比較的お正月も割とそういう落ち葉を拾ったりする作業をしています。
ただですね、冬、雪国は雪が降ると道路に塩をまくんですよ。
塩って塩化カルシウムだったかな、雪が溶けるものをまくんですね。
そうなると落ち葉を取るときにその塩が落ち葉の中に入ってしまうので、それを畑に入れたくはないので、
雪で塩をまく前までに取っていきたいっていう感じですね。
そういうことで冬もいろいろやることがあるということで、これをしっかり良い野菜を取るために今から準備して、
良い野菜作りをしていきたいと思っています。
ということでですね、今日はタイトルを忘れてしまいましたが、
夏、良い野菜を作る、良い畑を作るための準備を今からしていますというような、
タイトル全然違っていたかもしれません。すいませんけど、そういう内容でお話しさせていただきました。
今日もここまで放送を聞きくださり、本当にありがとうございます。
コメント欄に感想などありましたら、ぜひ宜しくお願いします。
それじゃ、またね。バイバイ。
by H.