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クマには気を付けよう、地球の外周を知りたい人々、スタディオン、メートルの定義


▶OPトーク

クマには気を付けよう 

【ゆっくり解説】歴史に残る『福岡大学ワンゲル部ヒグマ事件』の恐怖

https://m.youtube.com/watch?v=ZdlYTuT6Yic


エラトステネスさん

紀元前275年 - 紀元前194年

エジプトで活躍したギリシャ人の学者

地球の大きさを初めて測定した人物

▶スタディオン(スタディア)

▶メートルの定義

▶次回、単位のお話に続く!!!


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00:06
おはようございます。
おはようございます。
今日も何か紹介したい動画あるの?
いや、まあ、動画というか注意喚起をしたくて。
あ、注意喚起、はい。
あの、キャンプとか行く人は、くれぐれもクマに気をつけてくださいっていう話なんですけど。
はいはい。
はい。
どうした?
いや、もう、クマって結構かわいいイメージとかあると思うんですけど。
うん。
だけど、凶暴な時は凶暴だから、
特に北海道の地域とかでキャンプとか野宿とかしようとか思ってる人は、
あんまりおすすめしないし、
かつ、もしもしたいと思ったら、ちゃんとクマの習性とかを理解してから行ってほしいなと思います。
すごい、あれだね。
うん。
そういうのも、いっぱいちょっとクマの怖い実際に起きた動画とかを見て、
詳しいことは言われてないんだけど、
語り形式で実際に起きたことを伝える動画があって、
それを見たら本当に怖くて、
ただその動画の最後に、
クマの習性とか、もしもあった時どう対処したらいいかっていう、
そういう正しい知識も伝えられてるので、
ぜひその動画を見たい人がいたら見てみてください。
見たくねえな、それ。怖そうだな。
ちょっと注意だけど。
でもグロい動画が出てくるわけじゃなくて、
語り形式だけだから、まだマシだと思います。
なんでいきなりクマのそれを見ようと思ったの?
ちなみに。
これは友達が教えてくれて。
友達からキャンプ行くとき気をつけてね、みたいな。
そうそうそうそう。
私も見たくなかったんだけど、見たら、
これはちょっとみんなに伝えなきゃダメだって思って、
大切な人によくキャンプ行きそうな人に伝えなきゃって思ったんですよね。
なんか使命感すごいな。
ダメですよ。
気軽な気持ちでクマがよく出没するようなところに行ったら、
命ないですからね。
結構キャンプ行くからな。
気をつけて。
気をつけよう。
何の始まり方これ。
注意喚起。
改めましてレンです。
エマです。
サイエントークは、おしゃべり研究者と普通のOLが
世の中の気になることについて語るポッドキャスト番組です。
03:03
今日のコーナーは、すごい科学者のコーナー。
ちょっと久々になっちゃったな。
確かに。
すごい科学者のコーナーをやります、相変わらず。
今日紹介する人は、エラトステネスさんです。
多分知らんよな。
エラトステネス、知らないですね。
エラトステネス。
この人は紀元前275年から紀元前194年まで生きていた古代ギリシャの人です。
そんな昔なのに、いつからいつまで生きてたって正確にわかるんだね。
記録とか残ってんの?
ちゃんと書物みたいなのが残っているらしい。
やばいよな。2250年前くらいだよね。
すごい。そんな2000年前にも人って生きてたのか。
古代ギリシャすげーよ、ほんと。
すごい。
面白い人いっぱいいるもん、そして。
このエラトステネスさんは、エジプトに住んでた学者さんなんだけど、
ジャンルは地理とか天文学とかの分野で、
地理学っていう、地理っていう言葉を生み出した人って言われてて、
数理的地理学の父って言われてるんだけど。
ちゃんと論理的に数を使って地理を考え出したのが彼だったのか。
そうそうそう。
今日しゃべろうと思ってる業績としては、地球の大きさを初めて測った人っていう風に言われてる。
でもさ、その時期って地球が丸いっていうことすらまだ分かってない時代じゃない?
そう、はっきりは分かってないんだけど、そこもちょっと面白いんだよね。
地球が丸いって言ったのは、
ガリレオ?なんか中世なイメージ?
そうだね、地球球体説、古代のギリシャの文献で丸いんじゃないかっていうのは既に言われてたみたいだけど、
中世、そうだね、中世ぐらいまで引っ張ってるね、ずっと。
実際にさ、旅行、海渡って世界一周とかってさ、全然、もっともっと後の時代だから。
この時代になんで地球が丸いのかっていうのを考えてたのは、この紀元前の時代とかで、
これちゃんと理由があるんだけど、
そもそも古代ギリシャの人って、というか自分たちがいるところってどんなところなんだみたいな情報が全くない時代だから、
めちゃくちゃ形とかに興味あるんよ。
で、アリストテレスってめっちゃ有名な天才の人が紀元前4世紀ぐらいにいたんだけど、
06:00
この人が地球丸いんじゃねっていうのを言い始めてて、
その理由が、月食ってあるじゃん。
太陽、地球、月みたいな順番で並んでるときに、
太陽からの光が、地球が影になっちゃって、月に地球の影が見えるわけよ。
それがさ、曲線になってるからさ。
で、アリストテレスはそれを見て、あれなんか地球って丸いんじゃない?みたいな。
すごい、そこから?
そこが最初らしくて、天才すぎだろうと思って。
なるほどね。じゃあ、太陽と地球と月の位置関係みたいなのはそのときわかってたのか。
そうそう、天文学は結構。
これ多分、昔の人さ、暇すぎてずっと星空見てたんじゃないかなってめっちゃ思うんだけど。
暇だったのかな。そういう時期とかって、でもさ、食料とか今みたいにすでにあるわけじゃないから。
食料狩りとか行かなきゃいけなさそう。
でもあれじゃない?昼はさ、そういうのに行ってさ、夜はやっぱ出歩くのも危ないし、しかも電気もないからめっちゃ星きれいだったと思うんだよね。
ずっと星眺めてたんか。
そうそう、だと思うよ。
で、あとは南のほうに行くと、自分が住んでるところから南のほうに行くにつれて、今まで見えてなかった星とかが徐々に見えてきたりっていうので、
やっぱちょっと球体になってて、見えなかったものが見えてきてるんじゃないかみたいな。
すごいな。
どんだけ南行ったんだよって感じもするけど。
確かに。しかもどんだけ星見てるんだよ。
そう、めちゃくちゃ星見てるで。なんかだいたい星見てて、たぶん時計とかもさ、別にあるわけじゃないからさ。
なんつーの、季節の概念とかもね、そんなはっきりはなかっただろうし。
で、そんなところに今日紹介するエラとステネスさんが登場するんだけど、みんな興味あるわけ。だから地球は丸いっぽいみたいな、とりあえず。
丸いっぽいけど、実際それどれぐらいでかいんだろうっていうのをめっちゃみんな興味があって、いろんな人がそれにチャレンジしてたみたいなんだよね。
どうやったら測れるかなみたいな。
一応丸いっていうのは共通認識だったわけね。
そうそうそうそう。で、このエラとステネスさんはね、地図作りてえなっていう、地理学的なところはすごい図書館みたいな、図書館はあったらしいんだけど。
図書館とかで勉強したり、いろいろ今までそこの時代までで分かってたこととかを測量みたいな、どうやってものを測りますみたいな。
たぶん数学とかはあったから、そういうのでいろいろ考えてたんだけど。
で、この人が35歳ぐらいのときに、エジプトのアレクサンドリアっていう街、エジプトの北の方かな、海の方に住んでたんだけど、そこから南に結構行ったところにシエネっていう別の街あって、
09:11
そのシエネっていう街には井戸があって、下死の日の正午になると太陽の光が自分の真上まで来て、それが井戸の底まで光が差し込むっていう噂を聞いたんだ。
なるほど、そこでは太陽が真上に来るのかっていう。で、太陽の光って、太陽がめちゃくちゃでかくて、光が平行に地球まで向かってきてるから、あの月食みたいなさ起きてるみたいなのは分かってたから、
この情報だけで地球の大きさ当てたんよ。今ある情報は、自分が住んでるところより南に数百キロとか行ってる街では、井戸の底に太陽の光が届くっていう、この情報だけよ。いける?これで。
でも、自分の住んでる街では、その太陽がどういうふうに差し込むかみたいな情報もないってこと?
そう、それは今からそれやるかっていう状態。だけど、その街では、別に井戸の底に太陽が映ることはないっていうのは分かってる。
なるほどね。で、自分の街と、そのシエネの街の距離は分かってるのか?
そう、距離は分かってる。
でも、なんか図形を書けばさ、それで自分の街のところの井戸の光の入り具合みたいなのの情報を得られれば、なんか頑張って計算できそうだね。
そうそうそうそう。なんかいけそうな雰囲気がするじゃん。で、じゃあ実際にどうやったのかっていうと、めっちゃシンプルで、日時計みたいなのあるじゃん。棒をさ、地面にさ、垂直に立てて、その影がどういう方向にどれくらい伸びるかみたいなのあるんだけど、
このエラトステネスさんが自分の街で、その棒を地面にさして、で、そのちょうどシエネの街の井戸に太陽が映る。つまり、太陽が真上に来るっていうタイミングのときに、そっから離れた自分の街では影がどれくらいできるっていうのを測ったの。
で、その影がどれくらい伸びるかっていうのをさ、測ってみると、その角度が分かるよ、太陽の。
確かに。
シエネでは真上だけど、自分の街では太陽がこんぐらい傾いてるみたいな。
分かるかも。
分かる。
そうそう。で、それが7.2度だって、まず求めたわけ。で、この7.2度がちょうど360度の50分の1の角度だってなって、ってことは、自分との住んでるところとシエネの距離を50倍したら、それも360度になって地球の周りの長さ分かるじゃんってなって、地球一周の大きさそれだけで概算で出してる。
12:14
え、それで正確だったの?
実際にこの時に概算したのは、48,000kmぐらいみたいな。で、今知られてるのもだいたい4万kmぐらいって言われてるから、もうほぼ、まあまあちょっと離れてるけど、もう結構。
結構近いね。
近い。
すごい。
これ相当やばい。
っていうか、自分の街とシエネが地球の外周の5分の1ってさ、めっちゃ遠くない?
あ、50分の1ね。
50分の1?
うん。いや、めっちゃ、でもギリエジプト内には収まってんのかな。
あ、そうなんだ。えー、なんかめちゃくちゃ遠いよね。
エジプトのなんか、北と南って感じ。
あ、そうなんだ。
そう、それだけで地球の大きさ、でもこれ何すごいってさ、別に誰でもできちゃうみたいな。誰でもどこでもできちゃうような方法。
確かに。
だからこれに気づいたひらめきがすげえなと思って。
そうだね。なんか言われてみたら、今の高校生でもできるような感じだけど、だけどそれを思いつくのがすごいよね。
そう、当時なんかいろんな学者がそれ測りたいみたいな、もちろんやってたみたいなんだけど。
あ、そうなんだ。
へえ。
うんうん。あの丸いってなった瞬間にさ、どんぐらいの大きさで体積がどんぐらいなんだろうみたいな。
うん。
のを結構いろんな人が調べようとしてたみたい。
他の人も調べて概算してたりはしてたの?
いや、数値としてはね、あんまり残ってないね。他の人がどんぐらいって言ったみたいな。
もうとりあえずこの人が最初に思いついて出しましたっていう記録はあったけど。
うん。
うん。アルキメデスとか結構有名な人だけど、この人もエラトステネスさんの友達らしいけど。
うん。
別にこの人も出してないし。
へえ。
すごいよね。
すごいね。
で、あともう一個面白いのが、
うん。
あの当時メートルとかないよね。
うん。
距離の単位が。
うん。
だから、このエジプトとシェーネの間の単位は5000スタディアって言われてて。
スタディア。
スタディア。で、まあ50倍だから、まあ外周は25万スタディアですっていう記録としては残ってるんだけど。
うんうん。
5000スタディア。これなんかイメージめっちゃしにくい単位。
確かに。なんか1スタディアの定義ってどうやってるの?
俺の身長0.01スタディアぐらいかな。
へえ。ちびっこじゃん。
0.01スタディアは持ってるぐらいかな。
15:01
あ、そうなんだ。
で、これ1スタディア。
うん。
え、違う1スタディアじゃない。スタディアってね、複数形なんだけど、あの単数形ね、スタディオンっていう単位なんだよね。
あー。
そう、これスタディオンっていう、なんかさ、ちょっとイメージつかん?スタディオンっていう単語。
スタジアム。
そう。これね、スタジアムの語源になってる言葉で。
あ、でもまずスタジアムとの関連は、だいたいね、1スタディオンスタジアム1周ぐらいって言われてて。
あ、1周なんだ。
うーん。
そうそう。まあ物によるけど、スタジアムのデカさが。
うん、そうだよね。
なんか、昔の走るトラックの長さとか、あれとかは1スタディオンぐらいみたいな。
うーん。
なんだけど、これ1スタディオンっていうのは、地球、地球じゃないや、太陽が日沈むときに、太陽の下の丸んところが地面に接してから、沈みきるまでに人間が歩く距離って言われてて。
え、じゃあそれだったらさ、割と正確に何メートルっていうのは難しいよね。
そう、そう。めっちゃガバガバ単位なんだけど。
うーん。
これでもだいたいね、諸説あるけど、だいたい185から192メートルぐらいって言われてる、1スタディオン。
じゃあさっきさ、なんだっけ、48,000キロって言ったっけ、地球の。
うん、うん。
それもさ、スタディオンの大きさによってちょっと前後するっていうわけか。
そう、だからちょっと幅はあるね。
だからだいたい25万スタディオンで、だいたい40,000から46,000キロメートルぐらい、今のに変換すると。
だから結構幅はあるんだけど。
あ、でも一番下が40,000だったらほぼ一緒だね。
だいたい40,000ちょいみたいなぐらいにはなるから、そこそこ外れてはないなみたいな。
そうだね。
そうそうそう。だからこのメートルっていう概念がないのに、まずさ、俺が理解できなかったというか、この街の距離が5,000スタディオンだみたいな、5,000スタディアか。
で、測ったやつも結構クレイジーだなって思うんだけど。
確かに。
そこがさ、そこがそこそこ正確じゃないとさ、この計算式成り立たねえよなみたいな。
そうだね。
だって今のメートルとかって、今のメートルもさ、あれって地球の大きさから定義されて昔はそうだったんだけど。
えー、そうなんだ。
1メートルの元々の語源というか、最初の定義が確か北極から赤道のラインの長さの1,000万分の1ぐらいみたいな。
18:06
それがメートル元気として一番最初に作られたやつだったはずで。
今ね、変わってて、光の速さを元に出してるのかな、今は。
へえ。
光の速さのこれぐらいみたいな定義で、光がものすごい短い時間だけどに進む距離が1メートルですみたいな。
めっちゃ短い時間だね、じゃあもう。
そうそうそう。
でも光の速さって別に変わらないから、それはすごいユニバーサルな定義らし方というか、だよね。
そう、なんかなるべく変わらないような。
多分、北極点から赤道までの距離の1,000万分の1って多分微妙にぶれるんだろうね。
ぶれそう。
だから今ではそういう光をベースに単位は作られてるみたいですね。
だからその正確に単位をするっていうのは難しい世界だなと思って見てたけど。
でも確かに自分の街から別の街までどうやってスタジオを測ってたんだろう。
多分歩いたんじゃない?
歩いてどれぐらい時間がかかるかとか、何歩歩くかとか全部数えて、
1スタジオ何歩だからみたいな感じで計算してたのかな。
多分そうだと思う。
すごい。
やばいよね。
やばい。
で、ちょっと俺これを調べてるときにさ、
このスタディオンが気になりすぎて、もっと変なやばい単位ないかなと思って調べてたんだけど。
ここまでいかがだったでしょうか。
ここからは後半の単位の話が盛り上がりすぎて長くなってしまったので、続きは次回のエピソードにします。
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それではまた次回お会いしましょう。
20:25

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