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こんにちは、サイエントークです。
サイエントークは、科学マニアの研究者レンと国際交流に興味があるエマが自由に語るラジオ番組です。
おはようございます。サイエントークのレンです。
今日も世界の面白い科学者の話をしていきたいと思います。
今日紹介する人は、スティーブンホーキングさんです。
非常に有名な方で、ホーキング博士ということで、車椅子に座っている姿を想像される方も非常に多いんじゃないかなと思うんですが、
2018年の3月14日に、今から3年前ぐらいにお亡くなりになったんですが、
全身の筋肉が徐々に動かなくなっていくALSという病気と戦い続けてきた車椅子の天才科学者というところで、
いろんなところでも取り上げられている先生になります。
なんで今回ホーキング博士のお話をしようかなと思ったきっかけが、
ポッドキャストで宇宙系の話をしている方々というのが何番組かありまして、
例えば今科学系ポッドキャストでも毎日投稿されている佐々木亮の宇宙話の佐々木亮さんですとか、
コペテンナイトという春名誠さんと足原瑞穂さんというお二人の大学生の方が宇宙のことについて語っている番組ですが、
非常に大人気番組お二つともでして、
サイエントークも科学系ポッドキャストの端っくれとして、最近ちょっとお声掛けをいただきまして、
もともと僕自身もすごいポッドキャストのリスナーとして科学系のポッドキャストというのは色々聞いていた番組なんですけども、
この番組の中でもどういう番組なのかというCMみたいなものを挟ませてもらおうかなと思ってまして、
せっかくCMを流させてもらうんだったら、ちょっとそのCMにつながりそうなことを話した方が面白いんじゃないかなって思いまして、
今回はホーキング博士の宇宙にまつわるような話も絡むというところで選んでみました。
スティーブン・ウィリアム・ホーキング博士ですが、イギリスの理論物理学者ですね。
大体僕、科学者の紹介するときに、この人がどういうことをまずは見つけたり成し遂げたりしたのかということと、
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その次に生涯にわたってどんな育ち方をして、どんなところで研究をしていて、
パーソナリティのところも非常に興味があるというところがあったりとか、
どんな逸話があったりするのかというところについて順を追って話していきたいなと思います。
こういう逸話の話って研究に全然関係ないことでも、自分は結構好きで、大体科学者の逸話って面白いんですよね。
その人の特徴的な性格だったりとか、あとは単純にエピソードとして滑らない話みたいなエピソードって結構いっぱいあって、
そういうのも一緒にこのコーナーを通して紹介していきたいなと思います。
ホーキングさんがやっている研究っていうのは、理論物理の分野になるので、
1963年にはブラックホールの特異点定理っていうのを発表して、これが非常に出世作になったみたいですね。
特異点定理っていうのは、ペンローズ・ホーキングの特異点定理っていう名前で知られていて、
中身としては、重力は重力の特異点を必要とするかどうか。
重力の特異点っていうのは、この重力の力場が無限大になるような点、場所っていうところですね。
これについて、一般相対性理論によってどうやって説明できるかということに関してまとめているのが、この特異点の定理っていうことです。
あとはこれによって、この理論っていうのが出た後に、1971年には宇宙ができた直後に小さなブラックホールが多数発生するっていう理論を提唱していたり、
ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱めて、やがて爆発によって消滅するっていう理論を発表して、
こういう理論っていうのは、量子宇宙論っていう一つの分野になるぐらいの研究に成長していっています。
この量子宇宙論っていうのは、量子力学によって説明される宇宙のことだったり、
あとは宇宙ができた直後に、宇宙がめちゃめちゃ小さかった時代にフォーカスしたような宇宙の話というのがこの量子宇宙論というみたいです。
さっきのブラックホールは最後に爆発により消滅するっていう理論、これがホーキング放射っていう、ホーキング博士の名前がついている現象として残っていて、
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このホーキング放射っていうのは、一般相対性理論によって予想されるブラックホールっていうものは、熱的な放射があるっていうのを証明した話みたいですね。
このホーキング博士、今僕がつらつらとどんなことを成し遂げたのかっていうのを説明している話って、結構わかりにくくて難しい話だと思うんですけど、
このホーキング博士自身は一般人の人向けにこういった理論的な宇宙の話っていうのをより簡単に解説するサイエンスライターみたいな才能を持っていて、
それによって非常に知名度も高いっていうことになっています。
車椅子の天才学者っていうふうなイメージというか、そういうふうにALSを発症しているにもかかわらず、通常はALS発症して、
当時は5年程度で寿命が尽きてしまうんじゃないかっていうふうに考えられていたんですが、途中で進行が弱まって、
そこから50年以上にわたって研究活動を実際に続けていたっていうのが非常に有名なエピソードです。
晩年はアイトラッキングっていうこの目の動きによって、例えばパソコンのカーソルを動かすみたいなことを使っている、
石伝達の装置っていうものを使ったり、スピーチとか会話っていうのは、実際ALS発症した方っていうのは喉とか発声っていうところにも筋肉を使うので、
だんだんそれが難しくなってくるというところで、会話とかはコンピュータープログラムによって合成音声で行っていたみたいです。
これは相当すごいなって思います。
あともう一つ言われている業績としては、タイムトラベルが不可能であるということをまとめている時間順序保護仮説っていうのを提唱していて、
過去に行くことを実際に可能にするためには無限大なエネルギーが必要だ、だからそんな無限大なエネルギーは存在しないのでタイムトラベルは無理だっていう理論を言っています。
後々これも面白い通話があるのでそこで紹介します。
宇宙って難しそうという社会の認識を根本から変える大学生2人の宇宙再発見プログラムコペテンナイトは、
理系女子と文系女子が宇宙をゆるーく楽しくわかりやすく語るポッドキャスト番組です。
くすっと笑えて宇宙に詳しくなれるコペテンナイトはあなたの知的好奇心を刺激します。
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毎週水曜土曜に更新していますのでぜひ一度聞いてみてください。よろしくお願いします。
難しそうな宇宙の話をおばあちゃんでもわかるぐらい噛み砕いてお届けする佐々木亮の宇宙話。
天文学で博士号を取得した私が1日10分宇宙タイムをスローガンに最新の宇宙ニュースをポッドキャストで毎日更新中です。
これからの時代に取り残されないように宇宙の最前線で活躍する方々も登場する佐々木亮の宇宙話で毎日の宇宙習慣を作ってみませんか。ぜひ聞いてみてください。
ホッキング博士の生涯については、かなり戦争の時代を生きている方なんですが、
小学生ぐらいの時に仲良い友達といろいろ遊んでいたみたいです。ボードゲームをしたり花火を作ったり、模型の飛行機で遊んでみたり、いろいろ遊んでいたみたいなんですが、
この数学の先生の助けもあったみたいですが、この友達たちで時計の部品とか電話とかの中古の部品を使って計算機を作ったらしいです。
これ結構ぶっ飛んでる遊びしてるなぁって思うんですけど、この計算機作りますかね。皆さん計算機作りましたかね。
学校ではアインシュタインとして知られていたみたいなんですけど、学問的にそこまで抜群に全部優秀というわけではなかったみたいです。
そこからだんだん科学に興味があるっていうのが自分でもわかってきて、この数学の先生にもいろいろと応援されて、大学では数学を学ぼうと若かりしホーキングさんは決意しました。
ただこの父親が数学専攻で卒業した人は職が少ないっていうことから医学を学ぶのを非常に勧めたみたいですね。
これもなんかちょっと今っぽいなっていう感じなんですけど、なかなか数学の分野は非常に重要ですけど、どういった職業に就くのかっていうのは確かに今難しいところはあるのかもしれないです。
結局数学はやりたかったみたいなんですけど、オックスフォードに入った時に数学が選択できなかったっていうこともあって、そこでホーキングさんは物理学と科学を学ぶことにした。
ここが大きなターニングポイントだったみたいです。
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オックスフォード大学には試験を受けて小学期を受けてとびきゅう入学みたいな、17歳でオックスフォード大学に入学してるんですけど、若かったこともあってちょっと孤独気味だったみたいですけど、
と言ってるのは大学の教育内容が馬鹿らしいほど簡単と思えたからって書いてて、これちょっと天才感あるエピソードですよね。
ここでまた新しい転機が訪れるんですが、そうした大学でちょっと孤独感もあった中、2年生とか3年生になってくると周りと溶け込むっていうところで、
クラシック音楽とかSF、サインエンスフィクションに興味を持っている人たちと交流をするようになっていきます。
そういう方と交流をしていったみたいなんですけど、あんまり学習態度が良くなかったみたいで、結構最終のテストまでにそこまで勉強を詰め込んでこなかったっていうところで、
理論の勉強だけに絞って勉強していたみたいで、当時のケンブリッジ大学の大学院で宇宙の勉強をしたいとなった時に、そこの理論物理学の問題だけはめちゃめちゃ勉強していたみたいです。
大学院の時代になるんですけど、そこの時点でかなり体の調子も良くなかったみたいで、この時からALSの症状が出てきていて、
ただ病気の進行は医者の想像よりも遅くて、ちょっとずつ支えが必要になったり、話すことがちょっとずつ難しくなったりということはあるんですけど、それでも研究は続けていたと。
実際にホーキングさんが大学院で自分の研究をしている時に、ビッグバンとかの話が物理学界を賑わせていて、実際それは正しいのかどうかっていうのをいろいろ議論されていた時代みたいで、そこにホーキングさんも一席を閉じていて、その議論の中にはブラックホールの話もあったみたいで、
これについてホーキングさんは実際に論文を書いて、その論文を通して、最終的にはそこから研究を続けていたんですが、2018年にケンブリッジの自宅でお亡くなりになったということです。
そこはアイザック・ニュートンとか有名な科学者のお墓がロンドン近郊にあるらしくて、ホーキング博士のニュートンの近くに現在は埋葬されているということみたいですね。
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いろんな偽りもあるんですけど、例えばこのタイムマシン、やっぱりちょっと僕タイムマシン乗りたいと思っている派なんで、そこがちょっと気になっているんですけど、このタイムマシンが不可能という立場の根拠は我々の時代に未来からの観光客が押し寄せたことはない、このことからも裏付けられる。
これは確かにという感じですね。
例えばホーキングさんは非常に賭け事、ギャンブルが好きだったみたいで、例えばこの白鳥座X1にブラックホールは含まれない、ヒックス粒子は発見できない、みたいな話を理論としてこれが正しいかどうかという賭けをよくやっていたみたいで、
結局これ賭けに負けた時っていうのは自分の研究が成功した時になっているらしくて、要は自分の研究が失敗した時はまあまあでもこれこっちに自分は賭けてたからっていう慰めを得るためみたいな言われ方をしているみたいですね。
実際にさっきのヒックス粒子は発見できないっていうのは間違ってましたっていうのをホーキングさんは認めて実際に賭け金を支払っている。ギャンブラーですよね。
そんな賭け事をするホーキングさんが賭けをしなかったのはこのタイムマシンの話で。
で、なんで賭けしないかというとこれを賭けた相手が本当にタイムマシンができてたらそれ使って不公平に未来を知っているかもしれないみたいなお話がありました。相当負けたくないんでしょうね。
1988年にホーキング宇宙を語るっていう本を出版していてこの発行数は世界で1000万部で日本でも110万部を超えているベストセラーになっていてこれがかなり日本でも印象的だったというか有名になった一つの理由であると言われています。
2010年に宇宙人との接触についてのコメントを出されていまして、この人類と宇宙人の接触は良い結果をもたらさないよと、宇宙人とのコンタクトは試みるべきではないと主張しているんですけど
2017年に中国にある500メートルあるでっかい望遠鏡というのが初めて宇宙から信号らしきものを受信したという風にニュースが出たみたいなんですけど、その時は応答するな応答するなっていうのを非常に厳しく警告していたみたいですね。
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普通に応答しちゃいそうですけどね。そのために電波飛ばしてるんじゃないのっていう感じはしますけど。
2010年にはこのホーキング宇宙と人間を語るっていう本を出していて、この実際に科学で全部説明できるんだから宇宙が誕生しているっていうことについては神様はいらないっていう主張をしていて、これは宗教関係の人からものすごい批判を受けたらしいです。
それはそうですね。よく科学と宗教がぶつかるんですよね。
ということで今日は宇宙関係のお話ということでホーキング博士を紹介してみました。
宇宙っていいですよね。ロマンがあって無限に可能性が広がっていてそこをどんどん解き明かしていこうっていうのは宇宙の研究も実は結構自分は興味があったところだったんですけど。
全く逆のめちゃめちゃミクロの世界の研究とか今だったり学生の頃はしていたので、共通点はあんまりないかもしれないですけどこうした宇宙の話も実際にいろんな人に聞いてみたいなって思いました。
それでは今回はこの辺でありがとうございました。
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よろしくお願いします。以上、サイエントークでした。