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2025-02-13 28:44

167. 最も多くの論文を書いた人?オイラーの人生と美しい定理たち

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たとえ目が見えなくても、数学の論文を生み出し続けた天才がいた?異常な計算能力を持つ数学界の巨人レオンハルト・オイラーの人生についてお喋りしました。


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数学の現人神(アラヒトガミ)の一人、レオンハルト・オイラー 一体何がすごいのか

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サマリー

オイラーの人生と業績についてのエピソードでは、彼が目の見えない状態でも多くの論文を残したことや、数学において重要な定理を証明した経歴が振り返られます。また、オイラーがさまざまな数学分野に貢献し、彼の名前が現代数学においてどれほど重要であるかに焦点が当てられています。オイラーの生涯を通じて、彼の数学的業績や美しい定理が探求され、特にバーゼル問題や多面体定理、オイラーの等式など、彼の成果が物理学などの分野に与えた影響が考察されます。さらに、オイラーの人生や数々の業績の背景が掘り下げられ、彼が数学界でどのように位置付けられているのかが探られています。特に、彼の計算能力と影響力、そして他の著名な数学者との比較が印象的です。

オイラーの天才性
スピーカー 1
8桁かける8桁ぐらいの計算は、数秒で暗算できたらしい。
スピーカー 2
やば。どうやって暗算するの?
スピーカー 1
いや、わかんない。どういうことなんだろうね。
どういうこと? 8桁かける8桁だよ。
コンピューターじゃん。 そう、ほぼコンピューター。
サイエントークです。 レンです。
スピーカー 2
エマです。サイエントークは、研究者とOLが科学をエンタメっぽく語るポッドキャストです。
スピーカー 1
もし、目が見えなくなったらどうします?
スピーカー 2
どうしよう。耳を頼りに生きていくしかないですね。
スピーカー 1
そうですね。でも、少なくとも落ち込むじゃないですか。
スピーカー 2
落ち込む。
スピーカー 1
だけど、目が見えなくなって、そのおかげで気が散らなくなって、前より研究に集中できるって言った研究者がいて。
スピーカー 2
やばい人もいるもんだね。
スピーカー 1
これ、結構有名なエピソードなんですけど。
スピーカー 2
それは、自己的に目が見えなくなっちゃったの?
病気でね。
スピーカー 1
病気とか、あとはちょっと研究しすぎてみたいなところもあるんだけど。
スピーカー 2
誰ですか?
スピーカー 1
二大巨頭って言われる数学者がいるんですよね。
スピーカー 2
それが、オイラーとガウスっていう人なんですけど。
スピーカー 1
今日そのオイラーさんの話です。
で、さっきのはオイラーさんのエピソード。
目が見えなくなっちゃったんだけど、頭の中で演算したことを口で喋って伝えて、それを書いてもらって。
目が見えなくても論文出してたし。
スピーカー 2
そうなんだ、すごいね。
少なくとも点字とか使って計算するのかと思ってたら、もう全部頭の中でやっちゃうんだ。
スピーカー 1
点字とかあったのかな?
1700年ぐらいの人なんですけど。
スピーカー 2
きついな。すごいね。頭の中で全部計算してある。
スピーカー 1
子供がそれをね、喋ったことを書き起こしてたらしいよね。
みたいなね、すごい人なんですよ。
それで、目見えないけど、頭の中の計算で月の軌道を計算してたりしてた。
やば。
スピーカー 2
超天才なんですよね。
スピーカー 1
人類の歴史の中でも稀に見る天才。
スピーカー 2
人類史上最も多くの論文を出したとも言われてる人。
数学の問題に取り組む
スピーカー 1
そうなの?
片手で子供をあやしながら、もう片方の手で論文を書いてたって言われてる。
スピーカー 2
それはドタバタだわ。
スピーカー 1
だいぶドタバタなんで。
スピーカー 2
普通にそれだけでもすごいのに、それで目が見えなかったんだね。
スピーカー 1
目が見えなくなっちゃったのは、生きてる間の最後の17年ぐらいなんだけど。
生きてる間に800以上の論文出して、印刷が間に合わないレベルだったらしい。
っていうすごい人がいて、今日はその人の人生とか、
あとはいっぱい功績あるんだけど、
なるべくね、ポッドキャストで話しても面白いなって思える公式とか、
そういう話をしたいなと思います。
最初にちょっと数学の話なんで、ちょっと有名な行跡の話からしたいなと思ってるんですけど、
ちょっと問題出しますね。
1たす2分の1たす3分の1たす4分の1たすって、ずっと無限に足し算していくとするじゃないですか。
はいはい。
これって答えどうなると思います?
スピーカー 2
え、なんか一つの値に収束する感じ?
スピーカー 1
まあそれはちょっと、それも含めて質問なんだけど。
収束するんじゃないですか?
スピーカー 2
あ、収束する。
スピーカー 1
わかんない。収束しそうなイメージだよね。
スピーカー 2
まあ感覚的には収束しそうだなって思うけど、
スピーカー 1
これ実は無限に足し算していったら無限に増えていくんですよ。
あ、そうなんだ。へえ。
何かの値に収束していくわけではないっていうのは証明されている。
意外と分数の足し算を無限にやると無限に発散するんですけど、
じゃあ似てる形の式で1たす2の2乗分の1たす3の2乗分の1たす4の2乗分の1たすっていう。
さっきの分母だけ2乗したやつ。
うんうんうん。
これはどうなると思います?
スピーカー 2
あ、これは収束する?
スピーカー 1
これは収束する。
スピーカー 2
ほう。
スピーカー 1
で、これ何に収束するかというと6分のπ2乗に収束するんですよ。
スピーカー 2
ほうほうほう。
スピーカー 1
なんじゃそれって感じじゃない?
スピーカー 2
すごいね、なんか。
スピーカー 1
なんかよく分からないけど、すごいね。
πって円周率ですけど、どっから円周率出てきたみたいな。
そうだね、うんうんうん。
スピーカー 2
結構不思議じゃないですか。
スピーカー 1
不思議不思議。
みたいな問題に取り組んでた人でもあるんですよね、この人。
これは証明して有名になった数学者なんですけど、オイラーさんって。
スピーカー 2
それが一番有名なの?オイラーさんって。
スピーカー 1
いや、一番ではないかな。
有名になったきっかけがこの式って言われてて、
これバーゼル問題っていう当時の未解決問題なんだけど。
オイラーの影響
スピーカー 1
これを20代で証明して、それですごい有名になった人なんですよね。
スピーカー 2
そうなんだ。
でもオイラーさんって聞いて、そんなにぱっと思い浮かばないんだけどさ。
今最大の功績として捉えられてるのは何なんだ?じゃあ。
スピーカー 1
最大の功績と言われてるのは、これ後でも説明するんだけど、
オイラーの等式とか結構こういう、今のってシンプルな足し算なのに急に円周率みたいなのが出てきたりしたじゃないですか。
で、足し算とか普通の大数学みたいな分野と円周率、πみたいな気化学の分野をまたがってるような公式とか、
そういうの結構作ってる人で。
スピーカー 2
へー、そうなんだ。
スピーカー 1
そうで、数学の三大分野って気化学と大数学とあと解析学なんですよね。
で、この解析学ってちょっとわかりにくいんだけど、前回も微分析分とかの話したんですけど、
あの辺も結構解析学の分野で、そこで出てくるネイピア数って多分高校数学で習うんだよね。
Eっていうやつ。覚えてるかな?
スピーカー 2
覚えてる。何で出てくるんだっけ、Eって。ログとかで出てくるっけ?
スピーカー 1
あ、そうそうそう。詳しく説明しないけど、微分とか析分とかをやるときにもう絶対出てくる数字で。
スピーカー 2
なんかやったなーっていうのは覚えてるけど、マジで忘れてらんなんだって感じ。
でも確かに今ウィキペリア見てるけど、オイラー数と呼ばれるって書いてるね。
スピーカー 1
そうそうそう。オイラーのスペルがEから始まるんだけど、そのEなんですよね。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。めっちゃ使うね。
スピーカー 1
めっちゃ使う。で、なんで重要かって言ったら、音とか光とかって波の性質があると思うんだけど、
その波の性質を計算しようとしたときに、絶対これがないと計算できないみたいな。
物理にも大事だし、数学にも大事な数字。
これオイラーさんが定義してたり、あとサイン、コサイン、タンジェント。
懐かしい。
書き方、あれもオイラーさんだし、相和、足し算していく相和っていう記号のシグマっていうやつも学校で習うと思うんですけど、
あれもオイラーさんだし。
スピーカー 2
オイラーさんすごい。
スピーカー 1
あとベンズ。
スピーカー 2
ベンズ。重なってるやつね。
スピーカー 1
ベンズってオイラーズっていう定義の中に入ってるんだよね。
スピーカー 2
オイラーズのうちの一つみたいなってこと?
スピーカー 1
オイラーズは何かのものがあって、集合の相互関係を表すっていう図。
あれは全部オイラーズっていうんだけど、その中の重なってる部分があるとか。
スピーカー 2
完全に独立した2つの丸とかもオイラーズと言えば言うけど、そのうちの重なったやつがベンズっていうことか。
スピーカー 1
オイラーズの特殊なパターンをベンズと呼んでるみたいな。
その辺もオイラーさんですよ。
オイラーさんって結構いろんなことやってて。
スピーカー 2
全部数学ではあるけど、ベンズとシグマとEとかってちょっと違う分野な感じがするけど、いろんな分野やってるんだね。
シグマとEとかはちょっと近い分野なのかもしれないけど。
スピーカー 1
ベンズは数学なんだけど、結局それを使って物理学とかやってたらもうオイラーさんから逃れられないみたいな感じっていう人なんですけど。
オイラーさんに興味持ちましたかね、これで。
スピーカー 2
持ちました持ちました。とりあえずすごい人なんだなっていう。
スピーカー 1
どんな人だったかっていう人生をちょっと説明してみたいんですけど。
スイスの人で、家は牧師だったんですけど、普通に将来牧師になるっていう家系だったんだけど。
とある有名な数学一家みたいな、ベルヌー池っていう一家がいまして、めっちゃ数学者がいっぱい出てる、なんて言ったらいいんだろうな、そういう家系。
その人から父親が数学を学んだりしてたと。
スピーカー 2
オイラーさんの父親がね。
スピーカー 1
その縁もあって、息子にちょっと数学を教えてやってくれと。最初普通に勉強としてね。
そのベルヌー池の人が数学を教えてたんだけど、そこでめちゃめちゃ面白いってなって、数学が。
スピーカー 2
オイラーさんが数学面白いってなったんだ。
スピーカー 1
面白いってなったし、やっぱり才能があると見出されたみたいな。
で、そのベルヌー池の人が父親をなんとか説得して、オイラーさん、この子には数学やらせた方がいいと。
添付の資質が備わってるから牧師を諦めて数学者の道を歩ませてほしいっていうのを、わざわざお父さんに頼んだらしいの。
父親も昔の恩師だから分かりましたって言って、オイラーさん数学者の道に行くんですけど、
この時って数学者結構難しくて、今みたいに数学の教授がいてお給料もらって研究するっていうのはあんまり当たり前ではなくて、
学校の正式な教科として数学がないところも全然あった。
必須教科じゃなかったんですよね。
スピーカー 2
数学一番大事そうな気がするけどね。今の感じだと。
スピーカー 1
それでも教養として教えてる人がいたりとか、そういうのあって、だから数学者の道ってあんまりお金にはならないんですよね。
だけど数学を研究してる人たちがいて、今までの未解決の問題とかに懸賞金をつけて、これ解けた人に賞金あげますっていうのがあったと。
スピーカー 2
それでお金を稼いでいた感じ。
スピーカー 1
そう。20歳の時にそういう懸賞問題とか解いてお金もらってやったみたいな。
さっきの最初に言った1たす2の2乗分の1たす3の2乗分の1がずっとやっていくと6分のパイ2乗になりますみたいなので、それがお金になったりとかしてどんどん有名になっていったっていう人なんですよね。
さっきの最初のこれのきっかけだったバーゼル問題。
なんで6分のパイ2乗になるのか。
これ本当にガチで説明しようと思ったら口で説明するだけじゃ難しいんで、考え方だけ言うんですけど、こういう問題って正直計算をまず手でやるじゃないですか。
2の2乗分の1はこれぐらいで3の2乗分の1はこれぐらいでっていうのをまず小数で出してそれを足していくと。
これ答えが1.645ぐらいになるんですよね。
なんだけどじゃあそれが無限に発散していくのか何かの値に収束していくのかって判別するのって結構難しくて。
スピーカー 2
どうやってすんの?
スピーカー 1
それが100番目までやった時までやればなんとなくわかるのかとかあるじゃん。
スピーカー 2
でもそんな永遠にやるわけにはいかないから一般化して証明しなきゃいけないよね。
バーゼル問題の収束
スピーカー 1
そうそうそう一般化しないといけないんだけど、答えがある値に近づいていく時って例えば5回ぐらい足し算繰り返したらもう大体その値の近くになるっていう式もあれば200回ぐらい計算して初めてその値に近づいていくっていう式もある。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
でこのなかなかその値にならないっていうのを収束が遅いっていう風にも言うんだけど。
でこのバーゼル問題に関しては200番目ぐらいまで計算してやっと少数点以下第2位ぐらいまでがわかるみたいなすごい収束が遅い。
だから難しいっていう式だったんだけどこれをまず公式化しましょうっていうのでここでシグマとかが出てくるんだけど足し算していく。
その式を変形して積分とか使うんだけどでそれを公式化すると4番目ぐらいまで計算したら1.64超えるっていうその式の変換がまずすごいできた。
スピーカー 2
どういうこと?公式化すると4番目までっていうのは。
スピーカー 1
ある程度この足し算1個1個じゃなくて何番目まではこれで一気に計算できるとかいう式を高速化したみたいなことなんだけど。
スピーカー 2
Nとか使うの?
スピーカー 1
あそうそうNとか使って。
スピーカー 2
使ってなんかそのシグマで表してで別のなんかNを使う式に変えてでそれでそのNを少しずつ増やしていくのがそれ4番目でできる。
スピーカー 1
そう4番目ぐらいでできる。で結構1.6449なんちらなんちらぐらいまでだっていうのがその式でわかったと。
でも結局それも無限に繰り返さないとわかんないってなっちゃうんだけどで諦めた人が結構多かったんだけど。
だからオイラーさんがすごかったって言われてるのはこの数字を見て6分のπ2乗っぽくねって気づいたらしいんだよ。
スピーカー 2
意味わかんないんだけど。
そっかじゃあそもそもさその1たす2分の1の2乗と3分の1の2乗とみたいなそういうのがイコール6分のπ2乗になるっていうことは知られてなくってただなんか発端するか発端しないかを証明しなきゃいけなかったけど。
スピーカー 1
あーそうねその方が正しい説明だ。
スピーカー 2
そっかそっかそっか初めから分かってたわけじゃないんだね。
スピーカー 1
あごめん分かってなかった。
スピーカー 2
そっかそっかでもその証明していく過程の中で収束するってこともわかったし6分のπ2乗になることもわかったのね。
オイラーの家族と研究
スピーカー 1
そうでそれが実際計算してたやつの小数点以下第11位ぐらいまでが一致しててってことは6分のπ2乗から逆に考えたらわかるかもとかね。
そっからサインとかコアサインとか出てくるんだけどで証明ができたってなってすごい有名になった。
スピーカー 2
なるほどね。
じゃあその6分のπ2乗になるって気づかなければむしろ収束するっていうふうに証明できなかったのかな。
スピーカー 1
いやそれはわかんないけど後は言われてるね。
スピーカー 2
えーすごいね。
スピーカー 1
いやすごいよ。
そもそも式変換してとか簡単に言ったけどそこも難しいんだけど。
それで有名にはなって後はパトロンみたいな人もついてお金出してくれる。
でなんとか生活してはいけるようになって。
でそこから結婚して子供が13人できるんですけど。
スピーカー 2
多いな。
スピーカー 1
多いんだけどちゃんと成人まで成長できた子供は6人って言われててすごい少ないんだよね。
スピーカー 2
当時のものから。
スピーカー 1
当時の医療とかかな。
でその子育てしながらずっと最初に言った子供を膝の上で怪しながら計算して論文を書いてみたいなずっとやつだと。
スピーカー 2
でそれが後々目が見えなくなった時に子供が結構数学とかもわかったんで筆記してもらうっていうのにつながっていくんだけどその子供たちがね。
スピーカー 1
30歳ぐらいの時に天文学の分野でも難しい問題解けたら賞金出しますっていうことをやってたらしくて。
でそれもすごい難しいんで普通の他の数学者は数ヶ月ぐらいかければできますみたいなちょっと待ってくださいって言ったんだけど。
オイラーさんはそれをぶっ通しで3日間で解いたって言われてて。
でその1日間没頭しててそういうのもきっかけでまず片方の目が視力がなくなっちゃったと。
30歳で。
スピーカー 2
どんだけ没頭したらそんな視力なくなるんだろうね。
スピーカー 1
いやわかんないけど。
そうだから30歳から片目になっちゃうんですよね。
スピーカー 2
そうなんだ。
まあ当時の医療とか衛生状況とかそういうのもあるのかもしれないけどね。
スピーカー 1
まあそうだね。
スピーカー 2
ちなみに何年くらい生きてたんだってオイラーさんが。
スピーカー 1
それ言ってなかったか。1707年生まれですね。
だから前まで話してたニュートンとかライプニッツの次の世代って感じ。
スピーカー 2
次の世代か。
スピーカー 1
で割とこうやってる分野も似てたんで、罵倒受け取ったみたいな感じだよねオイラー。
そっからまあいろんな業績、後でちょっとまた何個か紹介するけど。
出しながら30年くらい経ったらもう片方の目も白内障にかかっちゃったって言われてるんだけど。
目が見えなくなってしまって。
最新の研究は目見えないけど他の教授と喋ってインプットして。
で頭の中で計算してローム書いてたんだけど。
8桁かける8桁ぐらいの計算は数秒で暗算できたらしい。
スピーカー 2
やば。どうやって暗算するの?
スピーカー 1
いやわかんない。どういうことなんだろうね。
8桁かける8桁だよ。
スピーカー 2
コンピューターじゃん。
スピーカー 1
ほぼコンピューター。
スピーカー 2
ソロ版みたいな暗算のメソッドがあったのかな当時。
スピーカー 1
いやわかんない。でも記憶力も異常に良かったって言われてて。
読んだ古典文学とかも何ページに何書いてるとかも記憶してたりとか。
スピーカー 2
なるほどね。
じゃあそもそも九九の幅が広いみたいな感じかな。
私たち九九だったら全部覚えるじゃん。
スピーカー 1
それを8桁かける8桁ぐらいだったらもう全部覚えてるみたいな。
スピーカー 2
覚えてるのか出してるのかでも覚えるの無理じゃない?
覚えるのは無理だよね。
スピーカー 2
6分のパイ以上っぽいなっていうのをわかるっていう時点で
それなりにこれはこの数だみたいな覚えてそう。
スピーカー 1
その感覚あったから多分わかったんじゃない?
スピーカー 2
覚えるのプラスも頭の回転が異常に早いとかかな。
スピーカー 1
そうそう。
で、ある時に二人の弟子に同じ結構何十行もかかるような計算をさせて
オイラーの定理と影響
スピーカー 1
50行目ぐらいまで計算したところでその二人の計算が合わなくなったらしいの。
どっちかがこれ計算ミスしてるぞってなった時に
頭の中で暗算してこっちが正しいよって言い当てたりとか。
どういうこと?
ちょっと異常はないよね。
なんでかはわかんない。
すごい人だったっていう。
スピーカー 2
やばい人だね。
スピーカー 1
他の人とかがね、人が息を吸うように、鳥が空を飛ぶように
オイラーは計算してたっていう言葉を残してて。
スピーカー 2
すごい。何のために?
スピーカー 1
究極の数学教みたいな感じなんだな。
スピーカー 2
そうだね。数学教だね。
スピーカー 1
でもなんか意外と人柄は普通だったみたいなのが残ってるな。
スピーカー 2
そうなんだ。子供ね、めちゃくちゃ育ててたしね。
スピーカー 1
どっかなんかさ、変なとこあるよと思うんだけど。
人間としてめちゃおかしいみたいなのあんのかなと思ったけど
意外とそんなことないみたいな。
スピーカー 2
いい人じゃん。ただの天才で別にそんなにねじ曲がったところはないっていう。
スピーカー 1
いい人だね。
残ってる情報的にはね。
まあっていう人で、あとどんなことやってたかっていうと
オイラーの多面体定理っていうのがあるんだけど
これもね、また全然違うちょっと幾何学っぽい話で
立方体ってあるじゃん。
一番簡単なのはサイコロの正六面体とかを想像しやすいと思うんだけど
あれの頂点の数と辺の数と面の数。
あれってちゃんとルールがあるんだよね。
頂点の数引く辺の数足す面の数は絶対に2になる。
これは全ての突多面体っていうんだけど
凹んだところがないような立方体は絶対これが成り立つっていうのを証明してる。
だからさっきのサイコロの例で言うと頂点は8個ありますよね。
で辺は12本ある。仕掛け1個が4つでそれが2つとそれ繋いでるので12個で
で面は6面あるじゃないですか。
だから8-12たす6イコール2なんですよね。
これすごい綺麗だなと思って。
これもオイラーさんの名前がついてる式。
スピーカー 2
それはオイラーさんがそもそも発見してプラス正面の下の?
スピーカー 1
そうだと思う。
世界で2番目に美しい式だって言ってる人とかもいて。
スピーカー 2
一番ではないんだね。
スピーカー 1
でも一番のもオイラーさんの式なんですけど。
一番はこれすごい有名でオイラーの等式っていうのがあるんですよね。
これが良さを伝えるのがすごく難しいんだけど
最初に言ってたネイピアスEのiπ乗たす1は0になるっていう式なんだけど
何がすごいかというとEってさっき言ったように微分積分とか重要な数字で
iって巨数。
これって大数学の時に巨数すごい発見面白いよねみたいな話したんですけど
そのiとあとはπっていう円周率これ気化学で出てくる数字
それが組み合わさって1足すと絶対0になるっていう
これすごい不思議なんよね。
不思議って言ったら悪いかもしれないけど。
スピーカー 2
それはさっき言ってた3つの数学の分野が1つの等式に入ってるみたいな感じ?
解析学と大数学と気化学。
スピーカー 1
全部繋がってる式Eのiπ乗に1足したら0になる。
へーって感じなんだけど。
スピーカー 2
個人的にはさっきの2番目の式の方が美しい感じがするけどね。
スピーカー 1
多面体定理。
スピーカー 2
多面体のやつの方が直感的に分かりやすい。
これもすごいと思う。
そのEのiπ乗プラス1っていうのはすぐ直感的に分かる感じじゃないから
ちょっと凄さがパッと聞いて分かんない感じはするけど。
スピーカー 1
だけど物理とかで最初の方にも言ったけど
波の性質とかを解析したい、計算したいってなった時に
こういう他のジャンルを繋いでる式があると変換できたりするじゃないですか。
だからただの物理現象を数学でちゃんと証明してっていう計算ができるようになるんで
すごい重要なんですよね。
スピーカー 2
なるほどね。役立ちそうだね。
スピーカー 1
ぐらいかな言えるの。
細かい話結構、ここを全部理解してるわけじゃないけど。
とにかく数学の天才であり、それが物理にも繋がっていくっていう人なんですけど
最後おじいさんになってもずっと最後まで数学とか天文学やってたんですけど
なんかね、これ諸説あると思うんだけど
1783年、77歳の時かな?に天王星が結構離れてるじゃないですか地球から
でそれがちょうど見つかったみたいな
でそれの軌道を計算してた時に
死ぬよって言って死んだらしい。
本当かって思うんだけど
スピーカー 2
どういうこと?
スピーカー 1
死ぬよと言って息を引き取ったっていう
スピーカー 2
今から私死にますって?
オイラーの業績と影響
スピーカー 2
しかもそれがよくわかんないけど天王星の軌道を計算したい時だったんだ。
スピーカー 1
なんかね、脳卒中になって倒れたっていう説もあったりするんだけど
とにかくもう最後までそういう天文の計算とかもずっと計算し続けてたらしいの一生。
スピーカー 2
ちなみにさ、その時代ってさ天動説から地動説になってた?
スピーカー 1
地動説になってますね。
全然世代的にはガリレオよりかなり後なんで
てかその話しなかったっけ?天動説、地動説の
スピーカー 2
うん、したけど時代がどっちが先だったかなって思って
スピーカー 1
最近あれか地を見て
思ったっていうことね
スピーカー 2
地めっちゃハマってる
スピーカー 1
めっちゃハマってるよね今
スピーカー 2
天動説だったら軌道全然違う風に考えるじゃんなんか
スピーカー 1
そうね、都合を合わせて計算するやつね
スピーカー 2
だからどちらだったんだろうなーって思って
スピーカー 1
普通に地動説だと思うな
っていう人でした、オイラーさんは
スピーカー 2
数学界のヒーローみたいな人でしたね
スピーカー 1
そうだね、だから数学界の巨人と呼ばれてる人です
冷静に8桁かける8桁の計算、手でもできるかな?
スピーカー 2
いや、できないわ、私
スピーカー 1
ミスりそうじゃない?
スピーカー 2
絶対ミスる
スピーカー 1
だって8桁ってことは1000万でしょ?
スピーカー 2
うん、そんぐらい
スピーカー 1
何千万かける何千万のかけ算だよね
スピーカー 2
うん、やばい
意味がわからん
どうやってやってたのかが気になるけど
スピーカー 1
そこらへんの記録が残ってないのかな
どうやってやってたんだろうね
それは本人に聞かないとわからないですよね
スピーカー 2
その8桁かける8桁の計算の方法も残しておいてほしかった
スピーカー 1
方法とかいう話なのかな、これ
スピーカー 2
オイラーさんしかできない方法なのかもしれないけど
ちょっと気になるね
スピーカー 1
頭の中でどうやって考えてるかみたいな
スピーカー 2
そうそうそう、オイラーさんの頭の中がちょっと気になるね
スピーカー 1
そうだね、どうやってんだろうね、わかんない
スピーカー 2
数学界でさ、この人が一番すごい、この人が2番目にすごいみたいな
そういうランク付けみたいなのがあるのかな
スピーカー 1
ランク付けね
でも現代の数学界ですごい人って言ったら
結構このオイラーさんと、これ次回話すと思うんですけど
ガウスっていうもう一人
その二人がよく名前出てくる
スピーカー 2
そうなんだ、これまでもアイプニッツとか出てきたけど
それよりもやっぱオイラーさんとガウスさんがすごい
スピーカー 1
でもどういう文脈で言うかにもよるけどな
スピーカー 2
そうだよね
とりあえずオイラーさんは格別な感じがしましたね
スピーカー 1
有名な数学者って感じですね
あとは時代によってもちょっと違うかもしれないけど
古代ギリシャだったらピタゴラスが有名ですとか
アルキメイスがいましたとかもちろんあるし
でも17世紀18世紀ぐらいになると
ニュートンの次の時代になってるんで
結構有名な数学者とかもいっぱい出てきてっていう時代でもあった
スピーカー 2
時代が進めば進むほどもうすでに分かってることが高度だから
新しい発見がさらに高度で複雑化して
一般の人にはすごいのかすごくないのかすらも分からないみたいな
レベルになるよね
まだピタゴラスがあったら分かるけど
スピーカー 1
すごく分かりやすいのが
ニュートンがプリンキピアみたいな本出して
みんなすごいぞこれはってなったりしてたわけじゃないか
でもそれが普通に教えられたりして
そこがスタートラインになって新しい数学者とか生まれてってるんで
レベルはどんどんどんどん上がってってる
実際1700年代とかはそういう感じだったみたいな
スピーカー 2
時代が進めば進むほど頭がいい研究者が求められるっていうことかな
スピーカー 1
どうだね頭がいいをどうやって測るか
だけどそもそもねそういう
どうなんだそれまでに8桁×8桁の数学の計算できた人いたのかとか
気になるところであるけど
スピーカー 2
てか今もいんのかなそういう人
今そういう人いたらそういう人に聞いてみたいねどうやってやるのかって
スピーカー 1
そうね有名な公式とかめっちゃ思いついちゃう数学者とかいたりするけど
そうそういないよな
っていう人でしたオイラーさん
数学者たちの比較
スピーカー 1
結構有名知ってる人も多いんじゃないかな
名前聞いたことある人は絶対多いと思いますね
公式の名前に結構入ってるんで
スピーカー 2
じゃあ今回はその人の人生とか人となりが分かる回でしたね
スピーカー 1
なんかドタバタ具合が伝わったかわかんないけど
静かにドタバタしてたかもしれない
スピーカー 2
なんか発見のヤバさがヤバすぎてドタバタみたいなところもあるよね
スピーカー 1
そういうドタバタもある
せわしない感じだったかな
という感じでした
他の数学者の話とかも過去のやついろいろ出してますんで
気になった方は聞いてみてください
それでは皆さんウルトラフォー
スピーカー 2
さようなら
28:44

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