えっと、まあ、基本的に蜘蛛っていうのは、あの、対外消化っていう消化方法を取るんですね。
あー、なるほど。なんか、なんか溶かすみたいなイメージですかね。
そうなんですよ。だから、あの、人間みたいにバリバリ食べて、中に入れて、中で消化するわけじゃなくて、もう目の前にある昆虫に対して消化液を流し込んで、
で、ドロドロになった内容物を、ちゅうちゅう吸い取るっていう感じなんですよ。
あ、吸うっていう感じなんですね。 はい、そんな感じです。
もうなんか、ガとか栄養あんのかなって感じしますけど。
確かにそうですね。言われてみれば、ガって栄養あるんかな。
まあでも、タンパク質は取れるか。 そうですね。
いや、なんか、でもイメージ、その溶かして食べるみたいなのと、あとは、ま、毒あるやつもいるじゃないですか。
毒グモみたいなやつも。 どういうパターンあります?毒グモって。
そうですね。ま、まず、毒グモって実際どうかっていうと、あの、基本的に全てのクモが毒持ってるんですよ。
あ、全部。
はい。あの、一部の、あの、クモを除いて、ほぼ全てのクモが毒を持ってるんですけど、
あの、ま、ここで、ま、みなさん、あの、勘違いしてほしくないのが、その毒が人間に効くかどうかっていうと、ほとんど効かないんですね。
ああ、なるほど、なるほど。
先ほども言ったんですけど、クモの餌のほとんど昆虫なので、昆虫に効くは毒を持ってるって感じなんですよ。
なんかすごい、いや、僕、化学系なんで成分気になっちゃうんですけど、麻痺させる系とかですよね、きっと。
あ、そうです、はい。基本的に麻痺させて、で、ま、そのまま捕食するみたいな感じですね。
そっか、全部、なんか毒ないクモいるのかなと思ったけど、あくまで人間目線なんですね。
そうなんですね、うんうんうん。
そうか。
なので、あの、よく巷を騒がせるセアカゴケグモとかいるじゃないですか。
あ、なんか聞いたことありますね。
あの、ま、毒グモでセアカゴケグモっているんですけど、あれとかがなんで危険かって言うと、あの、毒が人間にも有効だってとこですね。
そっかそっか、かまれたり、か、噛むんですかね、毒の周囲。
はい、噛みます、はい。
噛まれたりしたらやばいと。
はい、あの、牙の先端に穴が開いてて、そっから毒液を注入します。
ああ、てか牙あるんですね。
ああ、そうです、牙ありますね。
基本的に牙あるんですか、クモって。
ああ、基本的にクモは、あの、だいたい、うん、牙があって、その牙の先端部分に穴が開いてて、そこから毒液が出てきます。
ああ、じゃあもうほんとにヘビみたいな感じなのか。
ああ、あの、そうです、あの、なんかね、えっと、クモの教科書とか見たら、あの、クモの牙の先端の構造とか載ってるんですけど、それと比較して、あのヘビの、あの、牙の先端の構造も出てくるんで。
ああ、そうなんですね。
はい。
へえ。
おそらくまあその、いわゆる毒を使う生き物っていうのは、そんな感じで似たような、牙の先端に穴があって、そっから毒液が出るっていうのは、なんか共通してるんじゃないですかね。
ああ、なるほど。
いやまあ、クモ噛むと言えば、僕はあの、スパイダーマンの映画でしか見たことがなかったんで。
ああ、そうですね。
はい。
クモに噛まれて、スパイダーマンになるんで。
ただね、あれ、ちょっと見てて思うのが、
はい。
あの、上からバーって降りてきて噛んだりするじゃないですか。
はいはい。
だけど、あの、クモの牙ってそんなに可動域ないんですよ。
そんなサッときてサッと噛むようなもんじゃないってことですか。
そうなんです、だから、しかもクモの牙って、あの、まあさっきも言ったんですけど、昆虫に基本的に、あの、効くようになってるし、
うんうん。
あの、まあその可動域も昆虫に合わせてるので、
うーん。
あの、まずその皮膚を、なんだろう、つかめるほど開かないし。
ああ、そうなの。
そう。
確かにな、溶かして食べるって、さっきも言ってましたけど、そうっすよね、そんな動かす必要ないですよね。
そうですよ、しかもあの、人間の皮膚ってそんなに柔なもんじゃないので、
うふふふふ。
あの、サッと降りてきたちっちゃなクモが、すぐ貫通するかって言うと、そんなことはなくて。
なるほど。
そう、あの、さっき言ったアセアカゴケグモっていう、まあちょっと今日本で、わりと危険と言われるクモがいるんですけど、
はい。
そのクモも、あの、もう自分から牙を皮膚に押し込んだりしない限り、あの、毒が注入されることまずないんですよ。
あ、そうなの。ああ、じゃあ、気をつけなきゃっていうのは、
はい。
なんだろう、まあそんな、いきなりバーッと来てバッと噛まれるみたいな感じじゃないってことっすね。
じゃないし、その、むしろクモ自身が、あの、触ろうとしたら死んだふりとかするぐらいなんで。
えー。
うん、あの、すごく臆病なんですよ、基本的にクモっていうのは。
あ、そうなんすね、死んだふりするんだ。
はい、あの、なんか、コロッて石ころみたいな感じになりますね。
うーん、なんかイメージはありますね、見たことは。
ありますね、うーん、そう、だから、あの、うわ危険だと思ってもね、その、よっぽどのことがない限りは、噛まれないと思いますよ。
あ、そうなんだ、そんなに凶暴なクモはいないってことですね。
なんか、けっこう映画とかで、クモとかって、わりと凶暴に描かれがちだと思うんすよ。
ですね。
イメージですけど。
うーん。
あんまそんな凶暴なクモはいないってことなのか。
じゃないですよ、そうそうそうそう。
だって自分より大きい生き物が目の前にいたら、そりゃ逃げるしかないですよ、クモからしたら。
いや、まあそうですね、たしかに。
いやー、でも、ガーとか、さっき言ってたガーとかは、でも自分より大きいっすかね、だいぶ。
大きいっす、はい、大きい。
そういうのは、いけるのか。
だからやっぱりその、クモの巣っていう、自分のこう、武器さえあれば、そうやって大きいものだって捉えれるってことですね。
あ、そっかそっか、自分のテリトリーだと強いみたいな。
そうそうそういうことです、はい。
へー。
いや、このクモの糸とか、めちゃくちゃすごいじゃないですか。
すごいですね、はい。
なんか、クモの糸を研究して、それを衣服に使おうみたいな会社があるぐらい。
よくご存知ですね。
ですよね、スパイバーっていう会社、僕知ってるんですけど。
すごい、はい、そうですね、スパイバーさんがやってらっしゃいますね。
はい、完全に、僕はニュースで見ただけなんですけど、いやすごいなと思って、人工クモの糸みたいな。
スパイバーさんの会社は、僕実際に行ったことあるんですよ。
おー、そうなんすか。
会社が山形のほうにあって、2年前に日本クモ学会大会っていうのが、毎回いろんな県で各地であるんですけど、
2年前が山形だったんですね。
それで、大会の後に会社見学みたいな感じで、スパイバーさんにお邪魔したことがありました。
めっちゃ面白そうですね。
いや、めっちゃ面白かったですよ。
どんな感じなんですか?
実際に作ってるところみたいな。
でもね、見たのが、やっぱりクモから糸出してましたよ。
それ、巻き取るみたいなことですか?
そうです。クモが仰向けにされて、ひたすら糸を出されてました。
えー、そんな感じなんだ、すごいな。
で、あとクモもいっぱい飼育されてましたね。
なんか、より切れにくくするために、いろいろ研究してるみたいですよね。
糸として使うために。
そうですね、やっぱりクモの糸っていうのは柔軟かつ強靭みたいな、そういう売りがあるんでね。
でも柔軟すぎたら衣服に使えないですよね。
そうですね。
びよびよすぎたら。
だから、そういうのを研究してるんだろうなと思って、想像はしてたんですけど。
そうですね、もう今、クモの糸の研究って言えば、スパイバーさんが一番有名ですし、
あとはスパイバーっていう会社自体が、慶応義塾の学生さんがベンチャーで起こされた会社。
で、だから慶応義塾大学のほうでクモの糸のゲノム解析とかやったりしてて。
あー、そうなんですね。
はい、なので、クモの糸の研究って言ったら、もう慶応が思いつきますね。
あー、そうなんだ。クモの糸の研究か。
おもしろいですよね、あれ。
いやー、おもしろいですよ。
ほんとに、使う日来るかもしれないですもんね、全然。
そうですね、確かに。
クモ、毒は全員出すって話でしたけど、糸も絶対出しますよね、きっと。
そうですね、糸も、基本的にどのクモも、糸栓っていう糸を出す機関があって、
基本的にどのクモも糸の糸栓っていうのを持ってます。
あー、そうなんですね。だからそこはイコールなのか。
糸出さないクモはあんまりいないってことですね。
ただ、その、クモの巣を張るクモと、クモの巣を張らないクモもいるんですよ。
えー、あ、張らないクモがいる。
はい、で、実はクモの巣を張らないクモと、クモの巣を張るクモって半々ぐらいなんですよ。
だからちょっと僕ね、いつかね、ちょっとクモの脱皮殻図鑑作りたいんですよね。
はははは、むちゃくちゃマニアックですね、それ。
いやでも、あの、あれなんですよ、その、クモやってる人なら、脱皮殻からだいたいわかるんですよ。
あー、じゃあ、もう種類わかるぐらい綺麗に、だから脱げるっていう。
そう、あの、なんか一回面白かったのが、僕の、そのまあ先輩のクモやってる人いるんですけど、
はい。
その人になんか脱皮殻ちょっと見せたら、ああ、ここの目の配列とあとまあ足の感じからまあ何々クモやねとか言って当てるんですよ。
はははは、クモの脱皮殻クイズみたいな。
そう。
ははは。
まあ、極一部の人たちにだけ需要があるかもしんない。
はははは、いやでも、え、クモって、いやあの、目っていう話も出ましたけど、目がいいみたいな、結構目複数というかいっぱいあったりするじゃないですか。
はいはいはい。
あれも結構種類によりますか。
あー、いい質問ですね、あの、基本的にクモの目は8個なんですよ。
あー、でもなんかそんなイメージはありますね。
だけど、あの、まあおっしゃる通り、種類によっては、あの、退化して6個になったものもいれば、あの、4個もいれば2個もあれば0個もいますね。
えー、そんないっぱい種類あんな。
はい。
てか0個あるんですか。
やっぱあの、まあどんな生き物もそうなんですけど、洞窟性の生き物とかって目が退化しがちなんですよ。
うんうんうん。
で、クモで言うと、あの、ホラヒメグモっていう、あの、洞窟性のクモがいまして。
はいはい。
で、そのホラヒメグモの中では、あの、目がないクモっていうのがまあ、いたりしますね。
えー、それ、どうやってるんですか、その場所とか。
えっと、まあそのクモ自身が、まあでも詳しい生態はわかってないんですけど、まあおそらくですけど、そのクモはあの、不規則な形をした立体的なクモの巣を作るんですけど。
はい。
その糸がこう、センサーのような形で、こう、その糸が振動したら、ああ、獲物がいるなみたいな感じで。
あー、すごいな。
基本的にその網、クモの巣を張るタイプのやつっていうのは、あの、そうやって振動が自分のセンサーになってるっていう感じですね。
うーん、まあでも結構、明体化してるやつって、まああと、聴覚がすごいとか、嗅覚がすごいとか。
あー、はいはいはい。
ありますよね。
そうなんですよ、クモって実はね、聴覚が発達してるんですよ。
あ、そうなんですか。
はい。
聴覚、発達してるんだ。
あの、蝶毛っていう、聴覚の蝶に毛っていう、そういう特殊な毛が生えてるんですよ。
え、それは、毛ってことは、外側なんですか?
はい、外側、あの、足に生えてるんですよ。
足に生えてるんだ、へー。
足に耳があるみたいなことですね。
ほうほうほう、それ結構すごい。
多分他の昆虫とかないんじゃないですかね、そんな聴覚として、耳としてのこう、手みたいなもの多分生えてないんじゃないですかね、他の昆虫だと。
え、それってでも、どうなんだろう、なんか糸を伝ってなんか情報を得るみたいなのって、結構やられてるんだったら、足に耳みたいなやつあるの、結構理にかなってそうだなっていうのもあるでしょ。
うーん、そうですね。
糸電話的な、なんか音拾えそうじゃないですか。
そうですね。
で、なんか、この、ま、クモにとって音、どんだけその、機能してるかっていうと、あの、例えば、確かね、なんだっけな、ハイトリグモの仲間だったかな、ちょっと何の仲間か忘れたんですけど、
はい。
あの、ま、餌じゃないか、えっと、さっきその寄生鉢の話しましたよね。
はいはい、最初に。
あの、実はその、クモにも寄生する鉢いるんですよ。
へー、そうなんだ。
なので、クモにとって、実はその寄生鉢っていうのが、あの、ま、天敵だったりするんですね。
ふんふんふん。
だから、ま、いち早く天敵の、あの、接近を知りたいわけですよ。
ふんふん。
で、クモは、あの、どうしてるかっていうと、なんか歯音が聞こえたら、わかるらしいんですよ。
あ、そうなんだ。
その、蝶毛っていうか、その器官を使って。
なので、例えばその、ハッ、例えば後ろの方に、こう、蜂が接近してきても、あ、いるなってわかって、すぐに逃げることができる。
へー、すごいっすね。
視覚も聴覚も結構すごいのか。
そうですね。基本的にクモは、あの、視覚が悪いの。
あの、目が発達してないんですよ、基本的には。
あ、そうなんですね。発光ある、結構デフォルトが発光だけど、あんま良くはない。
そう、数はあるけど、視力自体は良くないんですよ。
だから、その、振動とか、その、聴力とかっていうのに頼ってるんです、基本的には。
だからその、一部のハエ取りクモみたいなものは、目が、あの、発達してる感じなんですよね。
確かに今、結構僕、特殊なケースばっかり聞いてますね、気になって。
ははは。
そうなんだ、いやー、不思議だなーと思って、クモ目いっぱいあるの、不思議だなーと思ってましたけど、そうなんすね。
退化してるっていう感じなのか、増えてってるってわけじゃなくて。
うーん、そうっすね、デフォがそう8で、やっぱその、環境によって、その、そんなに光がない環境とかにクモ居がちなんで、
まあ別に8個なくても6個でいいや、みたいな。
ははは。じゃあなんで、なんで8個になったんだろう、みたいな感じなんですかね。
いやー、まあそうですよね。
まあ、最初にワーって増えた時が8個だったんですかね。
だから多分そういうとこは、なんかその、クモの進化みたいなところを、多分、たどっていくと、答えがあるのかもしれないですけど。
クモの遺伝子的なとこ調べたらわかるのか。
どうですかね、多分クモの祖先とか、どんどんこう、たどっていけば、いずれ答えがあるかもしれないですね。
クモに近い虫とかっているんですか。
クモに近い虫で言うと、えっと、ダニとかサソリとか、その辺です。
あー、その辺になるのか。
まあ確かにちょっと似てはいる感じです。
うんうんうん。
まあグループで言うと、胸郭アモンっていうグループ。
あ、胸郭、あ、そっかそっか。
胸郭っていうのが、あの、なんかハサミみたいになってるみたいな感じで。
うーん。
まあクモのあの牙の部分とかがあれ、胸郭っていうんですけど。
あ、そこを胸郭って言うんですね。
なるほど。
はい。
まああとちょっと細かいかもしれないですけど。
はい。
クモって自分でまあクモの巣張ったりして、
はい。
結構動き回るじゃないですか。
そうですね、はい。
それってなんか工夫されてるんですか。
自分にはくっつかないけど、他の虫にはくっつくみたいな。
あー。
はいはいはい。
クモの巣っていうのは、あの、まあ放射状の部分と、あの、グルグルになってる部分があるじゃないですか。
で、その放射状の部分っていうところが縦糸っていう名前がついてて。
おー。
あの、グルグルになってる部分が横糸って名前がついてるんですよ。
あ、なるほど。
もう服、服みたいですね。縦糸、横糸。
はい。
そう。
で、その縦糸っていうのが粘つかなくて、横糸ってところが粘れましてるんですよ。
あー、なるほど。ってことは、めちゃくちゃ上手いこと縦の部分を伝って移動してるってことですか。
そうなんですよ。あの、クモの足の部分って、あの、爪が生えてて、あの、そこでこう糸を握れるようになってるんですよ。
あ、握ってるんですか。
はい、あれよく見るとギュって握ってるんですよ。
あ、そうなんだ。
なんか乗ってるだけじゃないですね。
うん。じゃないですよ、ちゃんと握ってて。
まあまあ、そっか、くっつかないんだったら、ちゃんと掴まないと落ちちゃうか。
そうなんですよ。だから、あの、動くときは、その縦糸の部分をギュッギュッとこう握りながら移動していくっていう感じですね。
んー、なんかぼーっと見てるだけじゃわかんないですね、全然クモ。
んー、なんか、その、足の部分とかクローズアップとかしたら、ちゃんと握ってんなってわかりますよ。
いや、ちょっといろいろクモの話聞きましたけど。
はい。
あの、まあだいぶこのクモのイントロダクションで時間使っちゃったんですけど。
イントロ長かったっすね。
いや、すいません。僕がいろいろ聞きたいこといっぱいあったんで。
いやいやいやいやいや。楽しかったです。
で、実際に今、どんな研究を自分ではやられてるんですか?
はい、そうですね。実はイントロ部分に、あの、本当の僕のこの研究のイントロも含まれてて。
おー、あ、そうなんですね。
あの、鳥のふんだましの話をしたじゃないですか。
はい。
基本的に、その、クモはいろんな、あの、餌を食べるジェネラリストだけど、その、鳥のふんだましみたいに、特定の、ガみたいな特定な餌だけを食べるスペシャリストがいるって話をしたじゃないですか。
はい。
で、僕の扱ってるクモ自身がスペシャリストなんですね。
だから、さっきはガを食べるっていうガのスペシャリストだったんですけど。
はい。
今回は僕の場合はアリ、アリのスペシャリスト。
えー。アリのスペシャリスト。アリばっかりを食べるクモ。
はい。
そう、アリばっかり食べる。
おー、あんまりイメージない。
で、これの何が面白いかって言うと、あの、まずアリ、アリに対してどういうイメージを持ってます?
アリに対してイメージ?
あの、この、なんだろう。生態系においてアリの立ち位置どう思います?