1. 山口智史の世界(仮)
  2. 85cafe 蒔田さん vol.2
2025-03-21 19:28

85cafe 蒔田さん vol.2

蒔田さんの開業までの道のり、過去に迫る回。

下田吉佐美の「85cafe」はこちら

⁠https://www.instagram.com/85hachigocafe

サマリー

前回に引き続き、静岡県下田市の85cafeを経営する牧田俊文さんが自身の経歴やトライアスロンへの情熱について話しています。また、地域の食材を活用した飲食店経営の考え方や取り組みについても紹介されています。地域おこし協力隊としての活動や移住の決断について語られ、特に静岡県でのスポーツ振興が焦点となっています。牧田さんは合宿誘致や市民向けの健康増進プログラムを進めており、今後の活動への期待が高まっています。

牧田さんの経歴
はい、今週も前回に引き続き、静岡県下田市の85cafe、牧田俊文さんに取材させていただいております。よろしくお願いします。
お願いします。
前回は85cafe、現状みたいなところを聞いて、若干移住のきっかけとかも伺ったんですけど、
今回、こっちに、こっち、下田に来るきっかけであったり、
以前はトライアスロンのお店の店長さんをされていたということで、その辺も伺いたいと思うんですけど、
トライアスロンの専門店ですか?
そうですね。東京の渋谷にお店があったんですけど、
トライアスロンに特化した専門店で、イベントの運営とスクールの運営と、
あとはそのトライアスロンの自転車、ウェットスーツ、そういったギアの販売っていう、
その3本の授業をやっていた専門店ですね、会社ですね。
そこ何年くらい?
そこはトータルね、それでも4年弱かな。
下田に来る直前までですか?
そうですね。その専門店になる前は、ちょっと自転車のことを勉強したくて、また別の大手の自転車チェーン店で働いていました。
そうなんですね。トライアスロンって学生の時とかからやってたんですか?
僕は学生の時はマラソンとかはやってたんですけど、全店自転車とかはやってなくて、
トライアスロン始めたのは本当に30手前になってですね。
30歳になりそう迎えるにあたって、このままじゃなんかダメだ、どんどんブクブク太っていっちゃうかと思って、
でもやるからには、ある程度真剣に大会とかでも優勝とかを狙えたりして、頑張れたらいいかなと思った時に、
すごくマイナーなスポーツの方がいいんじゃないかと思って、色々探してる中でトライアスロンがあって。
やったんですけど、現実はそんなに上手くなかったです。
そうなんだ、すごいですね。それで自転車の勉強をして。
そうですね。だから本当に趣味、その時は、これまた本当にいかげんな人間なんですけど、
その時は全然関係ない出版社の仕事、出版関係の仕事をしてたんで。
そうなんですか。
全然関係ない出版関係の仕事をしてて、その時も結婚もしてたんですけど、
趣味でそうやってトライアスロンをやろうと思ってやり始めたら、もうハマっちゃってトライアスロンが面白くなっちゃって、
これはもうトライアスロンにシフトした人生、仕事をやりたいと思って転換しちゃったので、
奥さんには詐欺だって言われますよね。
言ってたことと全然人生設計が違うんだけどみたいなことでよく言われますけど。
飲食店経営のビジョン
すごいですね。
勉強するために全然違う業界に飛び込むみたいな感じですね。
もうこれだみたいな。楽しい、面白いってなっちゃいましたね。
今はカフェじゃないですか。
飲食店は?
飲食店は本当に学生の頃からパン屋さんだったりとか、カフェ巡りとかっていうの大好きで、
いろんなお店を回って、お店の内装を見たりとか、お料理食べさせていただいたりとかっていうのがあって、
自分でいずれそういうカフェとかが将来的にできたらいいなーなんていうのはずっと漠然と思って、
いろいろとそういう見識を広めてたっていうと言い過ぎですけど、ところですね。
特に飲食店経営に関しては経験はなかったけど。
学生の時にバイトしててぐらいです。
すごいですね。
独学ですね。
繁盛点を立ち上げて。
まず下田に来て、その時点ではカフェって頭にありました?
やっぱりその物件がすごく大事だと思って、下田に来た時にはなかなかいいところがなくて、
それこそキッチンカーとかも考えてました。
だからその辺はもう店舗構えるのがありきじゃなくて、
飲食っていうことには変わりはないんですけど、携帯はいろいろと模索してましたね。
飲食っていうのは結構決めてた?
決めてました。
やっぱりさっきお伝えしたようにトライアスロンだけでお店構える、
もしくは自転車屋さんということで何か経営を始めても、人口そのものも決して多くないですし、
増えてきてるなっていうふうにはお伝えしましたけど、とても起伏の激しい地域なので、
一人一台車を持っているような環境の中で、
自転車が根付いたり、自転車を使われている方って全然少なかったので、
自転車屋さんでは整形は成り立たないだろうなっていうのは思ってたので、
花から飲食っていうのを持っていました。
これから自転車を広めていこうみたいな感じですか?
そうですね。ちょっと壮大なプランですけど、
20か年計画は自分の中で立てていて、
20年くらいかけて自転車文化っていうとね、
大げさですけど、ちょっと定着できたらなあっていうのでやっていきたいと思っています。
ちょっとカフェに戻るんですけど、八郷に関しては、八郷カフェじゃないですか。
そこに関しては元々やってたことがあるんですか?
八郷に関しては、私の妻が八郷マイスターといって、
八郷のスペシャリストっていうと変ですけど、
ずっと八郷について勉強して、いろいろと詳しくお料理作ったりするようなのが得意なものだったので、
その彼女のスキルを生かして、お店に何か食品を提供できるようにっていうのがありますね。
地域の食材を使っているようなイメージがありますけど、そういう感じですか?
そうですね。下田は野菜がいっぱい、自分たちで採れたり、果物もいろいろなったりするので、
直売所もそうですし、地域の農業をやっている方にいただいたりとか、買ったりとかして、
地元の野菜とかは積極的に使うようにしています。
僕が今やろうと思って、食材をどこから仕入れるかとか、多分大変だと思うんですけど、そこって大変でした?
物件選びと地域活動
そこがやっぱり前回お伝えさせていただいた人脈というか、
例えばお肉にしても、下田ってお肉の市場とかないんですよね。
なので、お肉屋さんはあるんですけど、市場に行って自分で買い付けてとかってことができないので、
紹介してもらうとかっていう時に、じゃあお口聞いてあげるよみたいな感じで紹介していただいたりできたので、
その辺は本当にスムーズにいろいろとできたので感謝しています。
その辺は大丈夫なんですね。何か立ち上げの苦労とかあります?
結構協力してもらってスムーズに進んでいった感じですか?
本当に物件だけですね。物件が決まらなかったので、どうしようかなっていうところがずっとあった中で、
たまたまコロナの影響もあってお店がちょっと閉めちゃうんだけど、良かったらなんていうところがあったんで。
もともと別のお店が入ってた?
そうです。そこを射抜きっていう形で入らせていただきました。
すごい。ラッキーというか。
本当に運が良かったなっていう。
ちょうど奥さんと2人でやるにも良さそうなサイズというか。
そうですね。
すごいな。ここまでまだ説明してなかったんですけど、
地域保守協力隊をやってた。
それはスポーツ?
そうですね。スポーツ振興ということで、お世話になりました。
運命的な出会いで物件を見つけてから、結構早い段階でもうそっちに移す?
そうですね。地域保守のスポーツ振興でいろいろお仕事させていただくのもすごく充実して楽しかったんですけど、
その相手、ご紹介いただいた物件が、さっき山口さんが伝えてくれたように本当に海に近くて良い物件だったので、
早くその物件を契約しないと他の人には会っちゃうよっていうのがあったので、
これはちょっと待たせてもらうわけにもいかないし、今しかねえなって。
そこの判断は大事ですよね。
そうですね。だから本当に人気途中っていう形にはなっちゃいましたけど、
物件を抑えるっていうために離れたっていうところはありますね。
結構ね、人気満了する人がほとんどじゃないですか。
そうですよね。そこは本当申し訳なかったなと思いますね。
結構大きい決断でしたね。
いつタイミングが来てもお店が開けられるようにとかっていう準備は自分の中ではしていたつもりだったので、
すぐに動ける体制は取ってはいたんですけど、
お世話になっていた方たちに対しての地域お越しに関しては、
ちゃんと結果が出て恩返しができたかっていうとそこは決してそうではないので、
そこだけはちょっと心残りでありましたけど、
でも先々の人生と自分のやりたいことっていうことを考えた時には、
今は動かないとっていうのは思いましたね。
地域お越し協議会ってもともと定住を目的とした制度なんで、
そういう意味では早い段階で事業を立ち上げてそっちに行こうっていうのは、
逆にモデルケースになってもいいぐらい気もしますよね。
そう言っていただけるとちょっと救われます。
この地域を盛り上げるようなお店を、地域の人に愛されるお店を立ち上げて。
恐縮です。
結構準備されてたってことで、運営面というかオペレーションみたいなところの苦労は少なかった?
そうですね。もう妻と2人で回すことは決めてたので、
食材だとかメニュー構成とかに関しても、
移住と決断の経緯
あまりボトルネックで詰まっちゃわないように、
お客様に提供する時間も踏まえて、
どういう食材をどういうふうに扱ったらいいかなっていうのも日々考えていたので、
その辺はあまり困難にはならなかったですね。
すごいですね。
すごいわ。
もともと飲食店やってるのがあったらわかるんですけど。
でもそうですね、それは僕は開業にあたって、
静岡県の移住の事業を起こす補助金を利用させていただいてるんですけど、
その補助金を利用するにあたって、やっぱり申請の項目っていうのがすごく細かくて、
かつ具体的に内容を盛り込んでおかないと、補助金申請っていうのがなかなか審査が通らないので、
そのためにいろいろと事前に具体的に落とし込んで作ってたっていうところがあります。
細かい申請が逆に良かった?
そうですね、良かったっていうのがありますね。
移住とか開業を含めてでいいんですけど、大きい決断とか判断のタイミングってありましたか?
そうですね、自分の場合は妻がいて子どももいるので、
まずは子どもたちの生活っていうところも考えて、
中学校、小学校とか引っ越すっていうタイミングがいつならいいのかなとかっていうのも考えたところはありました。
ただ、本当わがまま勝手でおこがましいんですけど、結局自分の直感に従って今だと思って、
もう行くからっていうのはありましたね。
実は僕は地域おこしで左右で帰った時には、家族はまだ埼玉に住んでて、
自分だけ単身1人で下田で入ってきて、下田で単身2年かな、先に生活していて、
ある程度の基盤と先々のことがちょっと見通せた中で、家族を呼んで移住してきたっていう形なので、
最初から一緒に家族と来たわけではないので、
そういった意味では、決断としては1人で行くときと家族を呼ぶときっていう2段階あったかな。
スポーツ振興の取り組み
後から奥さんとお子さんから移住。
それは息子長男が中学校に進学するタイミングで、環境が変わるのはそこに合わせてもいいかなと思って呼んだところはあります。
なるほど。ある意味、二拠点とかそういう雰囲気にもなるのかなと。
そうですね。その時は定期的に車飛ばして埼玉まで毎月帰ってたので、二拠点でしたね。
なるほど。
なんかでも結構、あれですね、運がいいっていうか。
本当そうっすよ。何も参考にならない感じ。
かなりトントン拍子に会場まで行った感じですね。
本当に運がいいですね。
スポーツ振興の話をちょっと聞かせてもらおうかな。地域おこし協力隊の。
承知しました。
地域おこしのスポーツ振興だと三つの柱で活動させていただいてまして、一つは合宿誘致、スポーツ合宿の誘致ということでさせていただいたのと、
二つ目がイベントの開催ですね。スポーツイベントを何かできないかっていうところでやっていたのがあります。
三つ目が市民の方への健康増進っていう形で、私がトランアスロの指導者の資格、コーチの資格を持っているので、
そのスキルを活かして体を動かす。スポーツっていうとなかなかご高齢の方とかは腰が引けちゃうところもあったりもするので、
体を動かすっていうことで気持ちよくなれますよっていうところをコンセプトに市民の方向けに教室を開いて、
ご指導させていただくっていう三つの活動をさせていただいてました。
なるほど。それって地球腰が終わっちゃうと終わっちゃう?
自分としてはその三つの活動っていうのは、本当に生涯のテーマにも据えているところだったので、
お店をやっている現在も続けてやらせていただいています。
地球腰ではやっていなくて、牧田さん自身として同じことをやっている。
そうですよね。地球腰協会が終わっちゃうと、その人がやらなくなっちゃって、
そのプロジェクトが立ち入りになっちゃうみたいな話もいろんなところで聞くことはありますけど、
そうやって個人ベースで引き継いでやってもらうと、さすがに3年で定着って難しいじゃないですか。
なので離れた後に自分の場合は、きさみスポーツツーリズムっていう組織を立ち上げて、
そこで合宿誘致とかイベントの企画とか、一般市民の方への健康増進のプログラムとか、
そういうのをご提供できるような環境を自分で作って、それを副業としてやってるって感じですね。
今もうそれ立ち上げてやってらっしゃるんですか?
そうなんですね。きさみスポーツツーリズム。NPOとかそういうやつですか?
一般社団法人。
一般社団法人で、なるほど。そこでスポーツ振興の事業をやっていくと。
いいですね。日本だけというか。
そうですね。前回お話ししたところにも関わってくるんですけど、
どうしても寒産期、秋冬とか、そういったところのお客様が飲食店であまり見込めないところで、
どう売り上げを立て、生計を上手くなっていくかっていうことを考えたときに、
何か自分で違う事業をやっていった方がいいのかなっていうところがあったのも大きいですね。
なるほど。じゃあちょっと今回はここまでにして、
次回、きさみスポーツツーリズムの話ももうちょっと聞けたらなと思うんですけど。
はい。
こんな感じで、今週はここまででした。ありがとうございました。
ありがとうございます。
19:28

コメント