デジタルカメラにマニュアルフォーカスのレンズをつけて撮るうちに、立ち止まるようになった。生き方が撮り方に現れる──そのことを、逆説的にカメラに教えられた気がしています。 #声日記
サマリー
私が写真撮影において、フィルムとデジタル撮影のスタイルの違いに気づくエピソードです。特に、マニュアルフォーカスのカメラを使用することで、撮影時の意識や丁寧さが変わることを体験し、自分自身のリズムや生き方と写真がどのように結びついているかに気づきました。
カメラに再燃した情熱
如月サラのA Day in the Life この番組はエッセイストの如月サラが
様々なことを皆様にお話しさせていただきます。 皆様お久しぶりです。如月サラです。お元気でしたでしょうか。
なんと1年半ぶりにお話をしております。 今日はね
最近私この1年半ものすごくカメラにハマってまして 昔からハマってたんですけれども
なんと言えばいいんでしょう。再会したって言うんですかね。カメラに再会して 買っては売り買っては売りということを繰り返してきたんですが
実はちょうど昨日ぐらいにものすごい発見をしたのでそのお話をしたいなと思っています 最近フィルムで撮るのとても流行ってませんか
私は昔カメラをフィルムカメラで始めたので フィルムで撮るということにさほど新鮮さを感じなかったんですが
なんか友達がね 娘がフィルムで写真撮るのよって言うので娘さんいくつって聞いたらまだ高校生だ
って言うんですよね お金がかかってしょうがないわって言うんで
フィルムって流行ってるのかとちょっと思ったことがあったんです それで自分の手元にあるフィルムカメラを見てみたところ
Canonの AE-1これがねあったんですけど まあもちろんね長年扱ってなかったので調子が悪かったので
それからいろんなカメラをいくつか買いました まあその話はねまた追々話していこうと思うんですが
フィルムで撮るのってなんだかこう デジタルで撮る時とは感触が違いますよね
それは 1枚
シャッターを押すっていう時の リズムっていうのかなかける時間っていうのかな
デジタルはどれだけ撮っても基本的にコストはほぼゼロに近いわけですから どんどんどんどん気になるものを撮っていくことができます躊躇なく撮っていくことができますね
でもフィルムってここで撮ろうと思った時に このフィルムの写真がいい写真であってほしいってやっぱり思いながら構図を決めて
そして私の持っているフィルムカメラって全部マニュアルフォーカスなので マニュアルを動かしてフォーカスを動かして
フォーカスを合わせて そしてあのせっかくなんで手ぶれがしないようにと脇を締めて息を吸って吐く
というこのタイミングでねシャッターを押す この一つ一つの動作が
後からフィルムの写真ができてきた時に ああそこでこんな風に思って撮ったなっていうのは一つ一つになぜか宿るんですね
これはあのコンパクトでバシャッと撮れば映るカメラとはまた別の話なんですが フィルムの写真ってそういう一面が大きくあると思っています
フィルムで撮る時ってどうしてあんなに丁寧になるんだろうなぁと思ってたんですが 最近もしかしたらちょっと違うんじゃないかなという気づきがあったんですね
それは何かと言いますと あの最近私FUJIFILMのX-E4というカメラをしばらく愛用してましてここ2年ぐらいかな
それに今まではFUJINONレンズをつけてたんです もちろんオートフォーカスですよ早いものもあれば遅いものもある
でもオートフォーカスなので私は基本的にオートフォーカスで撮ってたんですよね まあ撮りたいものに合わせてフォーカス合わせてシャッターを切る
で最近ちょっとね気になるレンズがありましてそれがあのVoigtländer ULTRON 27mm F2っていうレンズなんですがこれがちょっと見た目すごくかっこいいし
FUJINONレンズの27ミリっていうのはF2.8なんですね
なんか F 2が欲しいなぁでもVoigtländerのULTRONって マニュアルフォーカスなんだよなぁと思いました
デジタルカメラというのは私にとっては 利便性が大きいなぁと思っていてだんだん老眼になってきて本当に
フォーカスが合っているのかどうかわからないとかねそういうことをオートフォーカスが カバーしてくれてたわけなんです
でもあのこのVoigtländer ULTRON 27mm F2っていうのを買いましてね FIJIFILMのX-E4につけて
最近撮影をしているんですこの1週間ぐらい するとフィルムで撮っている時と同じような感じがするんですよなぜか
これを撮ろうと思って一呼吸を言ってフォーカスを合わせてシャッターを押す あ
立ち止まって撮る理由ってもしかしたら マニュアルフォーカスだからかな
私は今までフィルムだから丁寧に撮るんだと思っていたんですけれども もしかしたらマニュアルフォーカスだから
構図と呼吸を合わせるという動作が必要になってくるんじゃないかなと思ったんです いつもはねオートフォーカスに甘えてまあある意味撮れてしまうちゃんとフォーカスの
あった写真が撮れてしまうんですけれども マニュアルフォーカスだと撮る前に構図を決める
そしてフォーカスを合わせるこれフィルムの写真撮っている時と同じじゃないか つまり立ち止まって撮る理由はフィルムかどうかではなくオートフォーカスか
マニュアルフォーカスかという違いだったんじゃないかなということを本当に昨日 ぐらいに閃いた次第でした
デジタルカメラの体験
まあもちろんねもうそんなことはとっくの昔に気づいてるよというね フォトグラファーの方はたくさんいらっしゃると思いますが私にとってはこれはねものすごい
開眼ポイントだったわけですね であの私がカメラを再開した理由というのがありましてもちろんね仕事では撮って
たんです 必要がありますからね
仕事でインタビューに行ったら撮るとか 旅行の取材に行ったら撮るとかをやってたんですけれども
自分の楽しみのために写真を撮ろうとか普段のストリートスナップを撮ってみようとかね そういうことを思ったのが
ちょうど2年ぐらい前かなにGRⅢx というRICOHのカメラを買ってからだったんですね
買ってからだったんですね このGRっていうのが本当に優秀なカメラでして
あの パッともうポケットから取り出すときにオンボタンを押してそのまま
あのシャッターを切ると思うそれで立派な写真でいっぱいって言い方も変かな 素敵な写真が撮れちゃうんですね
でもこれで私は本当にこのGRⅢxというカメラにハマりまして1年半ぐらいGRⅢxどういう風に写真を撮ろうかっていうのを試行錯誤しながら様々とって
この写真の撮り方っていうのもねだんだんこう これだけかなカメラの楽しみってこれだけかなと思いながら様々ないろんなデジタル
カメラとかフィルムカメラが増えていったわけです それでそのX-E4というFUJIFILMのカメラを
使った時にVoigtländerの
ULTRONをつけた時にGRみたいに撮ろうってやっぱり私ね体が覚えちゃっているね パッと取り出してパッと撮りたくなるんですけどあ
マニュアルフォーカスだったと思って1回立ち止まるんですよ そこがねやっぱり違ったということなんですね
で撮るテンポが変わると見えるものがね変わってくるんです
ファインダーをファインダーを除くあのX-E4ファインダーがついてますからねGRⅢx はファインダーがついていません
なのでもうファインダーを除くとかではなくとにかく液晶もね昼間はもう全然外だと 見えないので大体この辺が取れているかなっていうので
バチバチバチバチ撮っていくって撮り方だったんです それをきちっとファインダーを除く
これを撮ろうと考える それから構図を決めるフォーカスを合わせるシャッターを切るっていうその間
マニュアルフォーカスとの出会い
その間がねぇ いいんですよでその写真てねなんかね私ストリートをGRで撮ってる時っていうのは
動くもの 例えば人が横切るとかなんかそういうようなところをパッと切り取るような
写真が好きだったんですが今は ちょっとこう
静かって言うんですかねなんかこう ちょっと静けさのあるような写真を撮るようになったんですねX-E4で
これはねあの今X-E4とかGRとかVoigtländerとか私言ってますけれども これは機材の話じゃないんです
何で撮るかはどう撮るかに影響するっていうのは一つ一つの機材の名前が重要なん じゃなくて
カメラに支配されるんじゃなくて そのカメラをそのカメラ
とあの構えた時に どういう自分であるかっていうものが
出るっていうのかななんかうまくこう喋ってて説明できないんですけれども
なんかこう一呼吸立ち止まって撮るっていう動作が なんて言うんでしょう今の自分のリズムとかテンポにあってるのかもしれないですね
だからの撮り方の違いっていうのが 自分の今の生き方の違いとなって重なってきてそれが写真に現れる気がするんですよ
だから今私は マニュアルフォーカスのリズ
すみません話が途中でバチッと切れてしまいましたね これは理由はね私があまり携帯を見ないように
22時ちょうどで一旦全部の機能が落ちるようにしていてそれに引っかかってしまった からです
はいじゃあ続きなんですがあの カメラの音お話で今マニュアルフォーカスのリズムが自分にちょうどいいんじゃない
かなーという気づきがあったということをお話ししました だからあのもしかしたらこれってすごく逆でね
立ち止まって一呼吸を言ってシャッターを押すっていうことは X-E4にVoigtländerをつけてマニュアルフォーカスの
レンズをつけてるからではなくてそのカメラのせいではなくて もしかしたら自分が今そうありたいそう
あったほうがいいなと思ってるから そういう行為を選ぶんじゃないかなと思ったんですよ
だからなんか今ね本当に一旦立ち止まって深呼吸をするということが自分に必要なんだ なということを
略説的にカメラがそうせざるを得ないということで気づかせてくれたっていうのかな 昨日はね
2025年の夏至でしたけれども夏至って陽の極みなので
昨日から陰に向かってくるっと変わったんですよね暦とかそういうものの方向性が
だからちょうどそこでねそういうことに気がついた っていうのもまた暦的にはすごく
象徴的だなって思っていますし そのきっかけをくれたのがマニュアルフォーカスのレンズであり
FUJIFILMのX-E4だったというお話でした
なんかねあの こうやって気づいたことを自分で皆さんにシェアしていくようなことがまた今後
定期的にできればいいなぁと思っていますのでぜひぜひ
気に入ったら フォローしてまた聞いてみてください
今夜は聞いてくださってありがとうございました
15:51
コメント
スクロール