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皆さんこんにちは、パリのアパルトマンからお届けします。
キャリアライフコーチのSAKIです。
このラジオは、私SAKIがフランス生活やビジネス特集で学んだことを配信しています。
皆さんお元気でしょうか。
朝読書をちょいちょいしてるんですけど、めっちゃいいですよ、朝読書。超おすすめ。
もうだいたい15分ぐらいでいいんですよ。いいんですって。
結構あの、ちょっと乗ったらもうちょっと読んでしまうんですけど、朝って結構忙しいじゃないですか。
だからなんかまあ割とすぐ終われる、短いエッセイとかがおすすめなんですけど、朝読書をするとね、すごい幸福度上がるらしいんですよ。
私は余裕があって、自分の時間を有意義に自分のために自由に使えているっていう感覚を得れるから、
10分とか15分とかするだけでもすごいいいらしいんですね。
だから学校で昔朝読書の会とかなかったですか。
私はなんかやってる先生の時、1回か2回あったんですけど、
すごいよくて、でもよくよく調べたら結構意味あるみたいで、朝読書したらね、
小学生とか実施をしたら、
ご威力も増えるし、落ち着きがない子が落ち着きがあるようになるだったりとか、
いじめがなくなるだったりとか、本が好きじゃない人が本が好きになるとか、
もうメリットだらけらしいんですよ。
他にも新しい知識とか情報が脳がリセットされてるから入りやすかったりとか、
新しい発想が生まれやすかったりとか、
あとリフレッシュできたりとか、なんかもうめっちゃメリットしかないみたいな感じで、
でも無理をすると本末転倒なので、できるときにやるといいということなんですよね。
私も朝1からズームでセッションがあるときとかもあるので、できないときもあるんですけど、
週に何回かな、3回か4回ぐらいやってるんですね。
良いですよ。
今日は西かな子さんのごはんぐるりっていう短編エッセン集、エッセン集?エッセー集を読んでるんですけど、
とても良いです。
久しぶりに読もうかなと思います。
このエッセめっちゃ短いんですけど、
1、2、3、4、ちっちゃい文庫もんで4ページ。
That's Beerでもビールっていう本で、おもろいんでちょっと聞いてください。
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お酒についてのエッセーをよく依頼される。
美味しいお酒の飲み方やお酒の種類についてなどのエッセーを。
ではなく、編集者の皆さんがお求めなのは、もっぱら私の酔っ払い体験のようである。
悲しいことにその依頼に間違いはなく、
飲み物やお酒を原因し、みんなの前で醜態をさらすということがよくある。
飲むのはずっとビールだ。
食事はお腹が膨れるのであんまり口にしない。
ひたすらビール。
でも最近はビール以外のものを飲むようになった。
というより、飲み方そのものが変わってきた。
もともとどうしてビールを飲んでいたのかというと、
味が美味しくて好きなのはもちろんだが、
ワインや日本酒などと比べて悪酔いしない、二日酔いにならないという理由もあった。
また私はタバコを吸わないのですぐに手持ちぶさたになり、
家でも外出先でもペットボトルの飲み物を持っていて、
少しの暇ができればすぐ口にするという癖がある。
なのでビール以外のもの、
ビールと同じようにごくごく飲んでしまう。
そうするとその日もその次の日も大変なことになってしまうのだ。
ビール以外を飲むようになったのは料理のためである。
お酒は酔うだけでなく料理の味をより美味しくするもの、
または料理によってより美味しく飲むものなのだということを知ったのだ。
つまりお酒を味合うことに気がついた。
味噌汁すぎて何当たり前のこと言っとんねん、と誰かに怒られそうだが、
本当に最近気づいたのだから仕方ない。
お酒は味合うに関して言えば、もちろん今までだってビールを美味しくいただいていた。
夏、のどが渇いても何も飲まずに我慢に我慢を重ねて、
やっと口にしたビールは声にならないほど美味しかったし、
冬の寒い日、乾燥した空気の中、こたつで飲むビールも笑いが止まらないほど美味しかった。
でもその美味しさは長続きするものではなかった。
肺を重ねるうちビールはただの飲み物、酔うものになっていて、
種類が変わろうが発泡酒になろうが気づかなかった。
飲んだらそのままおしっこである。
それはもったいない。もっと有意義にお酒を飲みたい。
きっかけは消耗酒だった。
編集者さんに連れて行っていただいた中華料理屋さんで半生のカニの絡み合いを食べた。
ピリリとした刺激と冷たくて甘いカニの実が絶妙で、これはビールが進むわ、そう思っていたが、
でもビールのような苦味だけじゃなくて、もう少し甘いお酒がいいかも、と思った。
だからといってカクテルでもないし、ワインも甘さが足りないし、と思っていたとき、
編集者さんが、「西さん、消耗酒飲みませんか?」とおっしゃった。
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消耗酒は私の中で料理に使うお酒だったのだが、
蓋を開けたときに嗅ぐあの甘くて生めかしい匂いは、確かにこのカニに合うかも、と思った。
美味しかった。
カニは3割増しで美味しくなったし、料理用だったはずの消耗酒は、
カニの甘さと絡みが手伝って素晴らしい美酒となった。
ごくごく飲んでしまうという心配も、口にするカニの量とバランスを測って飲むので余裕のクリアであるし、
たくさん飲んだのにきちんと食べ物も胃に入っていたので、二日酔いにもならなかった。
これはいい。
よく考えると、お料理にはそれに合ったお酒が必ずある。
ピザやトマト味のものには、やっぱり少し苦味のあるワインが断然良い。
死刀なんてお酒を盗むほど美味しいって意味なのに、きりりとした日本酒を飲まなかったのはもったいなかった。
テキーラは苦手だったが、ハバネロのフライやタバスコのスパイシーな味に負けないものはそれしかないと確かに思う。
ジャンの甘辛さには、まっこりの深みのある甘さが抜群に合うし、
レバーのパテ、ねっとりとした身からもそれにはシリーシュの可愛らしい刺激がちょうど良い。
しかし、こうやって書いた料理全てにオールマイティーで合うビールって、
お前マジですごいな。どんだけポテンシャル高いね。
という短いエッセイでした。
おもろいですよね。
こんな食べ物を感じて、感じれる感覚があったら、人生楽しいですよね。
私、昇降酒あんま飲んだことないんですけど、今度飲もうって今無理ですけど、思いました。
西金子さんはね、関西弁で結構小説とか書いてて、小説だったらもっと関西弁なんですけど、
西金子さんの生まれ育った場所と私の地元が近いから、多分イントネーション一緒やと思います。
何の字前ねって感じですけど。
だから何か音読の時、ちょっとこれでもかみたいな感じで大阪弁を待ちながら読んでたんですけど、
ちょっと久しぶりに読んでみました。
今日は以上になります。朝読書みんなでしましょうよ、ぜひ。
世界中でちょっとね読書タイムみたいな感じで、楽しそう。
それでは今日はこの辺でお開きということで、また次回のポッドキャストでお会いしましょう。
それでは皆さん今日も素敵な一日をお過ごしください。
ボンジョブネ、アビアント。