ギチ完関西定例会in京都で初めてお会いして、7/31に福井に行く道中でも一瞬お会いした茅葺職人のかぜおりさん
福井から折り返して8/2の午前にもお伺いしてお話を伺いました!
収録日:8月2日
シュウ放公式サイト:https://sakashushu.wixsite.com/shuhou
シュウに何かしらインプットしてくれる方:https://bit.ly/346qgnr
ギチ青柳貴哉さんゲスト回!その1~前回の「乞うご期待!」の続きに巻き込んじゃったの巻:https://spoti.fi/3Ch7CWG
ケージくんゲスト回#1~主客転倒?!シュウ入門回~シュウ放5つのキーワード:https://creators.spotify.com/pod/show/sakashushu/episodes/15-e29spol
シュウ放インプッターさんご紹介:https://bit.ly/3sHPrGj
シュウの放すラジオDiscord:https://discord.gg/cbfbRgsmt9
X:https://x.com/sakashushu
ご意見、ご感想、ご質問等、お気軽にどうぞ
メール:sakashushu@gmail.com
Googleフォーム(匿名可):https://forms.gle/S2cff9Vbhy4owRFr7
サマリー
かやぶき職人の方が自身のキャリアや空調服について話しています。大学時代の興味からかやぶきの世界に入り、10年以上の経験を経て独立した経緯を共有し、現在の職業に対する思いやかやぶき文化の貴重さについても言及します。
かやぶき職人の始まり
みんなの声を届けよう、樋口塾。音声コンテンツをもっと身近な存在に、ポッドキャストラボ福岡。
シュウの放すラジオは、誰でもポッドキャストを始められたらいいという思いのもとに集まった樋口塾。
そして、RKB毎日放送と日本一のポッドキャスター樋口清則によるプロジェクト、ポッドキャストラボ福岡の一員として配信しています。
シュウの放すラジオ特別編
これは時間制限とかなんですか?
いやまあ、5分10分見やすいぐらいな感じですね。
はい、かぜおりさんのところにまた、この間もお邪魔したんですけど、またお邪魔してしまって、今ちょっと収録だけ先にさせてもらおうかなという感じで撮ってます。
はい、よろしくお願い致します。
まだ作業は始められていない?
いやいや、よう考えたら空調服の音が入るなと思って。
全然いいのに、暑いっしょ。
大丈夫です。
本当に?
実はね、これ本当にびっくりされるんですけど、私空調服を着だしたのは今年からなんですよ。
えー、それまでは?
全然普通で、生浴びてやってました。
えー、そうなんですか。
そもそも修行時代ってまだ空調服はそんなに普及していなかったので。
そうか、そうですよね。
去年とかは山の中で仕事してたんで、いらなかったわけじゃないですけど、
日陰にもなる?
幸い、やってた屋根の面が東側だったんで、朝めっちゃ暑いんですけど、3時以降陰っていうところでやってたんで。
昼の時間だけちょっと昼休み伸ばして調整したら大丈夫みたいな環境で仕事してたんで、まだいらないと思ってて。
空調服って意外とバッテリーが高いんですよね。
あー、なるほど。
だから、どうしようと思ってたら、たぶんかやぶき職人の中でもだいぶ遅い方になりました。皮が。
へー、そうなんですね。
全然大丈夫です。今日ちょっと曇ってますしね。
そっかそっか。
うん、大丈夫です。
興味本位なんですけど、バッテリー高いってどのくらいする?
えーとね、ファンとセットで買ったから、セットの状態で2万とか、たぶんもっといいバッテリーだともっと高いと思います。
なるほど、そうか。確かに思いっきりが最初より低そうですね。
そうですね、まあね、ほんまはたぶん6年前とかに買っとけばよかったんですよ。
あー、いやいやいや。
でも、そん時まだ会社にいたんだよね。
あー、そういうのがあるんですね。ちょっと細かいところ。
補助とかね、もらったんだけど、自分で買いました。
そっかそっか。今ちょっともう大前提みたいなのをしゃべらずにしちゃったんですけど、かやぶき職人としてやってらっしゃるんですよね。
かやぶきの魅力
そうです。一応かやぶき職人歴が、この間よく聞かれたんで調べたら14年目でした。
おー、すごい。
10年越えてからもう数えなくなっちゃったね。よく聞かれてどっちだったかなみたいになるんですけど、意外と歳をとりました。
いやいやいや、歳は僕負けません。
えー、そっか。最初のきっかけとかってどんな感じだったのか。
きっかけは、大学の時に歴史の勉強したくて私大学行ったんですけど、その中でやっぱその何が一番興味があったかっていうと、
昔の人がどんな風景見てたのかなっていうのが気になって、それから学科の中でも建築系の街並みとか農村の風景みたいなことをやってる先生の研究室に入ったんですよ。
そこでたまたま学生団体の活動として先輩たちが地元の山の中にあるかやぶきをどうにか再生させようという活動をしてて、
そこに誘われるがまま入ったことがきっかけですね。
やっぱその時にワークショップとかして屋根直そうってなるんですけど、自分たちだけだとできないじゃないですか。
だからかやぶき職人さん先生として呼んできて、みんなで一般の人にもワークショップやりますよって募集をかけて、
ワークショップやってたのは学生時代だったので、そこからですかね。
そこで私は興味を持ってしまったんで、アルバイトとか夏休みに行ったりとか結構最初の方からしてて、
そこからじゃあやってみようかなみたいな感じで入りました。
ご両親とかという流れではないんですね。
じゃないですね。かやぶきはね意外と少ないかもですね。
そういう接種的な流れが少ない。
接種というかその家業っていう形になると思うんですけど、家業でやってるところあるんですけど、でももう少ないですね。
数えるほどですかね。
なるほど。貴重ですね。
そうですね。人数的に言ったら今日本で100人から200人ぐらいとは言われてるんですけど、
もともとがそんな、これ実際にもなんですけど比喩的にも草の文化って私はよく言ってるんですけど、すごい民草の文化だから、
言ったら大工さんとかってすごいちょっと高尚というか、専門性が強いんですけど、
かやぶきって多分写真で見たことがある方もおられるかと思うんですけど、
ユイって言って昔村の人たちがみんなで一緒に吹いてたこともあるぐらい、
普通の人のところに近い技術でもあり文化なので、結構その一つにまとまるとかが結構難しいというか、
未だにまとまりあんまないんですけど、
そうなんですね。
そういう文化なんで、やっぱり結構かっちりとした伝承の方法もない、未だにないし、
なくなりやすいなという感じは受けますね。
今も基本はお一人でやってらっしゃって。
今後の展望と配信計画
そうですね、でも一人でやってる人はちょこちょこいるんですけど、
一人でほんまにそんなに現場するっていう人は少ないかもしれないですね。
なんか最初に教えてもらった、要は先生的な立場の方がいらっしゃるわけじゃないですか。
そうですね、実はそこは日本でも、当時は日本で一番大きい会社だったんですけど、
それでもレーサー企業ですけど、
10人ぐらいは全員で屋根をふくえる人がいたかな、なんですけど、
結構意外とそういうところって少なくて、そもそも企業でやってるところが少ないので、
個人事業主だったり、未だ有限会社みたいな形でやってるところが多分多いので、
珍しい環境では育ったかもしれない。
けどやっぱりそこでのスピード感と、やっぱり一人で仕事してるスピード感って全然違うことは違いますね。
会社の方が早いというか。
やっぱり効率が重視されるのと、私が行ったとこってマジで財布会計だったので、
ゴリゴリでしたね。
自分でも20代であれやっといてよかったなって思いました。
基本的には一箇所でずっとやってらっしゃって、独立みたいな感じで今お一人になった?
そうですね。
だいたい5年以上したら一通りできるようになるので、
私の場合は6年半くらいかな、7年ってよく言うとめんどくさいから言ってますけど、
7年くらい元にいたんです。
それから独立して、それが京都だったんですけど、
大学が滋賀だったので、やっぱりいろんな、
つてというのもそうですし、文化的にも滋賀面白いなと元々思ってたので、
滋賀に帰ってきたって感じですかね。
もうそれから7年くらい経つ?
今そうですね、丸6年経つのかな。
そうですね、7年目になるのかな。
なるほど、すごい。
どう聞いていいかも分からないみたいなので、ちょっとドキドキしながら質問してるんですけど。
うち両親も最初やりたいって言った時に、
私が大学でこういうことをしてるのは知ってたんですけど、
職業としてやりたいって言った時に、分からなさすぎて反対もできないって言われました。
そこは両親偉かったなと思う。
知らないことに対して即座に拒絶しないっていうとこは、
そういうとこがあったんだなって、自分の親にびっくりしました。
知らないことは恐怖って言ったりしますもんね。
反対されるかなと思いながら、わざわざ実家帰って言いに行ったんですけど、
意外とポカーンみたいな感じになっちゃった。
そこは予想外だった。
すごい素晴らしいですね。
そこから、古典ラジオとか議事館につながってきたか聞きたいんですけど、
主の話しラジオは1日に収録する時間を5分10分みたいに短くしてるんで、
こんなところかなと思いながら、
でも普段から古典ラジオを流しながら作業されてますよね。
古典ラジオだけじゃなくて、ポッドキャストを色々聞いてて、
今スピーカーで流してますけど、音楽聴きたい時音楽流してるみたいな時もありますし、
なかなか仕事してる時って頭に入ってこない時もあるんで、
難しいところでもあるんですけど、
でも車の移動が多いんで、その時は最近はポッドキャストが多いですからね。
あと一個だけ気になってるのが、
ツイッターのアカウント名がかぜおりラジオってなってる。
かやぶきラジオです。
あれは早く始めないといけないですけど、
ポッドキャストやりたくて、実は収録を何回かあるんですけど、
私はバタバタしすぎてて、まだ編集できてないっていうやつが、
ずっとあってずっとそれがタスクとして残ってる感じがストレスなんですけど、
それ聞いただけでめちゃくちゃワクワクしてます。
せかしません。
そうなんですよ。
でもちょっと実は最近若い子が、
ずっと他のとこで親のとこで頑張ってた若い子が、
かやぶき職人をやめるっていう決断をした子がいて、
別にその子はかやぶき嫌いになったわけじゃなくて、
身体が結構きつい職業でもあるので、
身体がついていけなくなっちゃって、
それでもかやぶきのことは好きだから、かやぶきには関わり続けたいって言ってくれてるんで、
その子を誘って今、そそのかしてどうにかしようとしてるので、
その子もすごくいいキャラクターの子で、
唯一無二のものを持ってるなって私は思ってるんで、
いい感じに配信できたらいいなと思って、
ちょっと頑張ろうとしてるところです。
めちゃくちゃ楽しみです。
ちょっと頑張りは育ちで。
期待しすぎずに楽しみに待ちたいと思います。
じゃあちょっと今日はこんな感じのところで終わっとこうと思います。
大丈夫です。ありがとうございました。
12:33
コメント
スクロール