1. Run the World, by DogsorCaravan
  2. 2024年振り返り - トレイルラ..
2024-12-31 47:05

2024年振り返り - トレイルランニング界の変化とDogsorCaravan Award発表【ポッドキャスト Run the World 149】

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2024年のトレイルランニング界を振り返り、3つの重要なトレンドを分析。コロナ後の人口拡大、大会運営の二極化(原点回帰とバリューアップ)、ウルトラからミドルディスタンスへの移行について詳しく解説。後半では、DogsorCaravanアワードの受賞者を発表し、本賞には女性の部で吉住友里選手、男性の部で山口純平選手が選ばれた経緯を紹介しています。


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印象的な言葉と時間

- 「トレイルランニング人口が順調に拡大している」()

- 「原点回帰かバリューアップか」()

- 「ウルトラからミドルディスタンスへ」()

- 「女子選手のレベル向上は非常に著しい」()

- 「DogsorCaravanアワード本賞」()


チャプター

イントロダクション

トレイルランニング人口の拡大

大会運営の二極化

ウルトラからミドルディスタンスへの移行

DogsorCaravanアワード概要

特別賞女性の部発表

特別賞男性の部発表

本賞発表

ノミネート選手紹介

エンディング


サマリー

トレイルランニング界では、DogsorCaravan Awardの発表と共に、2024年度の振り返りが行われています。今年はトレイルランニングの人口が順調に拡大し、多様な大会が開催されています。運営コストの増加や地域ボランティアの高齢化の影響を受けつつ、新たな価値の追求が進んでいます。2024年には女子選手のパフォーマンスが飛躍的に向上し、特にコートニー・ウォルター選手が注目を浴びています。ドクサキャラバンアワードでは、トレイルランニングの各分野で優れた選手が選出され、業界の発展に寄与しています。2024年のDogsorCaravanアワード受賞者には、岩井恵美さんや吉住百合さんなどのトレイルランナーが選ばれ、特別賞や本賞を受賞しました。今年のトレイルランニング界では、様々な選手が活躍し、特に国際大会での成績が注目されています。この年の変化について振り返ると、特に山口隼平選手の活躍が際立っています。また、ドッグサーキャラバンアワードの受賞者の紹介と共に、選手たちの成績についても触れられています。

2024年の振り返りとトレイルランニングの現状
DogsorCaravanのポッドキャスト、Run the Worldへようこそ。
ということで、久々のポッドキャストのエピソードであり、年末、
DogsorCaravanの年末を締めくくるコンテンツということで、今日はお送りしたいと思います。
2024年もDogsorCaravanをご覧いただき、ありがとうございました。
年末のコンテンツ、最近少なくなり気味なんですけれども、
忘れてはいけないDogsorCaravan Award、こちらを忘れてはいません。
2024年も発表させていただきたいと思います。
それに先立って、今年を振り返るお話というか、
私のトレイルランニング事情ウォッチというようなコンテンツを付け加えさせていただいて、
この年末の締めくくるエピソード、コンテンツとしたいと思っています。
というわけで、2024 Year in Reviewとなります。
今日のお話なんですけれども、DogsorCaravan Awardをお伝えする前に、
いくつか今年のトレイルランニング業界といいますか、
この世界のトレイルランニングを見た印象と、
あと国内のトレイルランニングのいろんな話題を追ってみた印象ということで、
3つの話題をお伝えしようかなと思っています。
大会の原点回帰とバリューアップ
まず一つ目は、トレイルランニング人口を順調に拡大しているなというお話です。
コロナが明けたのが2022年の5月ぐらいでしたですかね。
いわゆる行動制限、日本国内で行動制限がいろいろなくなって、
バックトゥーノーマルということになったのが2022年の中頃でしたけれども、
トレイルランニングの大会の数は着実に増えてきているし、
もちろん開催されなくなった大会というかもあるんですけれども、
一方で増えて、新しく立ち上がった大会というのもありました。
そんなこともあって、数の上では順調に増えてきている。
それだけではなくて、いろんな練習会でありますとかですね、
いろんなコミュニティで行われているトレイルランニングのイベントとか、
こういうのをランネットで少し調べてみたんですけれども、
着実に増えてきているし、大会という形で開催されるようなイベントも戻ってきているなと思います。
この背景としてはいろいろあるとは思うんですけれども、
今年もいろんなインフルエンサーの方がトレイルランニングに関心を持って
体験してくださったというようなお話ありましたよね。
夏には大阪をすぐる選手がシャモニーで、パリギデのオリンピックが終わった後にシャモニーで
UTMBのMCCという40キロのレースを走ったという話題もありましたし、
秋口にはタレントの井上咲良さんがトレイルランニングに相次いでチャレンジして見事入賞というようなお話もありましたし、
開いた話題を見てトレイルランニングのことを新しく知ったとか、自分でもやってみようとか身近に感じた方というのはですね、
たぶんいっぱいいらっしゃったんじゃないかなと思うんですよね。
そういうこともこういうトレイルランニングの国内での人気というのを後押ししているのかなというふうに感じています。
続いての話題はですね、原点回帰かバリューアップかというような話題なんですけれども、
トレイルランニングの大会というのを私も毎週いろんな形で追っているんですけれども、
今選択を迫られているのかなというふうに考えております。
皆さんご承知のとおりいろんな物価は上がっていまして、大会の運営コストというのが上がっていると、
もちろんいろんな場所を設営するためにいろんな機材とか資材とか買われたりとか、
警備員の方に来ていただいたりとか、いろんな物資、エイドに置くような水とかそういうものとかも含めて運営コストが上がっていると。
そしてそういった大会、少なからずの大会はですね、地域のボランティアの皆さんが支えてくださっているわけなんですよね。
そういうところで高齢化が進んできてちょっと大会をサポートしていくのが難しいですというようなお話は時々ちらほら聞くようになって、
それが大会を続けていけないというような状況にまで来ていると。
これトレーナリングの大会に限らず、いわゆるロードのマラソン大会ですね。
各地の市民マラソン大会とかでもこういった話題は時々聞かれるようになったということを皆さんご存知かと思います。
そういう環境の中でですね、一つは多くの大会はこの原点回帰ということを打ち出しているように思うんですね。
例えばその大会会場のいろんな演出であるとか、例えばMCの方を呼んで花話しくステージを開設してであるとか、大会の前のイベントであるとかといったこといろいろありますよね。
そういうもので無理をしないとかですね。
プロモーションみたいなところ、私たちのやっているところにも影響があるところなんですけれども、そういうところであまりお金をかけないとかですね。
あとその距離を短くしてリニューアルする、レースも少なくするとかですね。
そういったようなお話は時々聞くようになったなという気がするんですよね。
例えば最近私が変わったなというのはハセヅネカップが一つ大きいかなと思いますよね。
日本を代表するトレーラーニングのイベントということなんですけれども、いろいろお話を聞いているとやっぱり運営体制を見直してかつてのハセヅネカップの精神に戻るというんですかね。
それこそ橋川恒夫さんがその大会のきっかけを作ったような、その精神を思い出そうというようなお話、そういうようなストーリーがあるんだということを聞いたこともあります。
あと、例えばカンナマウンテンランドウォークとかも地元のコミュニティが支えてくださっている大会だと思うんですけれども、
コロナ後はですね、ちょっと前夜祭とか皆さん楽しみにされていた、ああいった負担が重いんでしょうね、こういったイベントであるとか、ロングディスタンスの長距離のロングのコースとかもですね、
開催されなくなった形でリニューアルされたとかですね、いうようなお話もありました。
奥三河ですね、奥三河パワートレイルが奥三河トレイルランニングレースという風に名前を改めて距離も短くする形で再スタートを切ったりとか、そんなこともありました。
原点回帰っていうとその通りなんですけれども、見方を変えればちょっと縮小均衡しているというか、そんな面もあったのかなというふうに感じました。
その一方で大会の数としては少ないんですけれども、バリューアップっていうんでしょうかね。
新たに力を入れて大会を大きくしていこうと、発展させていこうというような形のアクションを取る大会ももちろんありますよね。
例えば、フルザ・トレイルマウントフジはマウントフジ100と名前を改めて、
2024年のシーズンからワールドトレイルメジャーズという新しいですね、グランカナリアワールドトレイルメジャーズに加わって、
大会の位置づけをですね、世界の中の精神を共有するレースシリーズの中に位置づけるという試みをされていますよね。
あと、フルザ・トレイルマウントフジ100はフランスのレースシリーズの中で、
リープジャパンウルトラ100ですね。こちらもアジアトレイルマスターの中に位置づけて、
このアジアの中で存在感を示していくというような考え方を取られていると思います。
これに合わせて、これらの大会は国際シリーズに入って知名度を高めるということで、
国際シリーズに入って知名度を高めるということで、
それ以上に海外のトレイルランニングファンの皆さんに日本に来ていただいて、
この大会を知っていただくと、それを通じて地元の観光場ですかね、
インバウンドといわれるそういうものを増やしていこうというような、
地域に貢献していこうというような発想がもちろんあるんだと思うんですね。
そういったことに合わせて、さまざまなSNSとかでのアピールというんですかね、
頻繁にコンテンツを投稿するというかですね、投入していくということもそうですし、
単純にそのエントリー募集ですと、ボランティア募集ですと、
大会会場に行くためのバスのチケットを売りますというようなことだけではなくて、
そういったことに合わせて、いろいろなコンテンツを投稿するというかですね、
単純にそのエントリー募集ですと、ボランティア募集ですと、
大会会場に行くためのバスのチケットを売りますというようなことだけではなくて、
その大会の背景にあるようなその地域のストーリーであるとか、
主催者の方、ボランティアの方々のストーリーであるとか、
あるいはエリート選手のストーリーであるとか、
そういったものも紹介していって、
こういったものに力を入れる。あとはもちろんライブ配信ということも一つあると思います。
それからオリジナルグッズの販売というんですかね、
これも単純に収益を上げるということだけではなくて、
そういうロイヤリティの高いファンというんですかね、
コミュニティを作っていくという試みの一つなのかと思います。
こういったものに一定のリスクが伴う攻めの投資だということだと思うんですけれども、
いろんなやり方されていますし、そういったものを見習っていこうというような大会ももちろんある。
こういったバリューアップに力を入れていこうとされている大会もあるということなんですよね。
ウルトラからミドルディスタンスへの変化
もう一つの視点から見ると、ウルトラからミドルディスタンスへという動きも
今年いろんなところで聞いたエピソードだったんですよね。
まずウルトラ、これは例えば42キロ以上のコースを走る、
レースを走るものというふうに考えていただければと思うんですけれども、
これまでトレーラーニングの人気を牽引してきた100マイルであるとか100キロの人気というのは
安定していると思うんですね。世界では、やっぱりUTMBワールドシリーズですね。
これの存在感、このUTMBワールドシリーズの一強と言っていいんじゃないかと思いますね。
国際的に知られたこの100マイルであるとか100キロであるとか、
レースって何だろうと言ったときに、まずはUTMBの名前が上がるし、
その頂点にあるのがモンブランであり、その名前を冠したbyUTMBですね。
その名前が世界に今もう60近くあるということなんですよね。
だからモンブランを頂点としたUTMBのフランチャイズと言いますかね、
いろいろなシリーズとなっているレースがある。
これはやっぱり有名なレースだろうと、参加する価値があるレースだろうという
一つの指標になっていると思うんですよね。
エリート選手であれば、やっぱりモンブランで活躍することというのが
もちろんエリートレースの方ばかりではない、
一般的な普通のランナーにとっても、やっぱりUTMBワールドシリーズのレースから
モンブランというのは一つの大きな目標になっている。
そういうストーリーが出来上がっていると言えると思うんですよね。
もちろん他のレースもあります。ウェスターステージであるとか
ハードロックであるとか、こういったものも人気でしょうと、
アメリカの伝統に支えられたレースもあって
すごく人気を集めていますけれども、
ただこういったものに一つの大会が独力で肩を並べるようになるというのは
非常に困難なことだろうと思います。
新しくそういったものになっていこうというのはすごく大変なことだろうと思うんですよね。
そういう意味でも、やっぱりUTMBワールドシリーズが作った
世界的な存在感を放っているというふうに思うんですよね。
2024年の新しい話題としては、やっぱりグランカナリアワールドドライブメジャーズだと思うんですね。
いろんな大会、UTMBだけではなくて
女子選手のパフォーマンス向上
他に何かいい大会がないだろうかというときに
このワールドドライブメジャーズというのは一つのレファレンスになっていると思うんですよね。
メジャーズという形を取ることによって、こんな大会があるんだと。
アメリカにもこういう大会があるんだなということを知る
一つのいいチャンネルになっていると思うんですよね。
こういうエリート選手にとっては、どういうレースに出たら自分の力を試すことができるだろうかという意味で見ると
モンブランの頂点とするシリーズ、あるいはウエスタンスエースハードロックとか
あとはメジャーズというような考え方になるのかなと思うんですよね。
そういう意味では、バラエティが少し
以前に比べるとやや乏しいのかなというような印象を持ちます。
一方、競技レベルとしては、女子選手の向上は非常に著しいものがありますよね。
これは今年、2024年に限ったことではありませんけれども
今年で言えば、コートニー・ウォルター選手
ウルトラトレイル、マウントフジ100の優勝というのも
すごい鳥肌が立つような素晴らしいパフォーマンスでしたけれども
先ほども見ていたら、イトラのパフォーマンスインデックスのベースになる
イトラスコアというのがあるんですけれども、コートニーさんがマウントフジで記録した
857、こちらはやっぱり今年のベストだったんですよね。
世界でも、彼女のマウントフジでのパフォーマンスが
女子選手としては最高のパフォーマンスだった。
それ以外にも、U10Bで優勝したケイリシャイド、シャンフージャオさんですね。
ウェスターセッツの2位、ルースクロフトとかですね。
U10Bでの2位ですね。こういった選手もすごく高いパフォーマンスを見せている。
やっぱりさっきも見ていたんですけれども、女性の選手で
パフォーマンス、イトラスコアが800を超えるというようなパフォーマンス
10年ほど前では、本当に年間に
3回か4回ぐらいとかですね、そういう感じだったんです。
2024年はなんとこの30回、35回ぐらい
35回ですね、そういうパフォーマンスが見られたということなんですね。
だから女子選手の実力向上というかレベル向上というのは
このトップオブトップの世界ではですね、非常に向上していって
レベルが上がっているということなんですよね。
日本のトレイルランニングの現状
日本の方で同じように見てみると、ウルトラディスタンスの方は
大きなイベントというよりはグラスルーツの
手作りのイベントをみんなで楽しむというようなところなのかなと。
そこが今注目されているのかなと思います。
例えばマッサイの国とかもそんな雰囲気がありますし、
新しい大会だと東京グランドトレイルとかも注目されましたけれども
非常に小規模なイベントだし、そんな大きな演出とか
みんなが集まって走る体験を大事にしているということなのかな
というふうに思いました。もちろんその背景には
大きな大会を立ち上げて運営していくためのコストであるとか
初期コストが大きいということももちろんあるんだと思うんですよね。
そういう中で、マウントフジ100ですね、
来年2025年の6月に開催されるカガスパー
トレイルエンデュアランス100 by UTMBですね。
こちらは日本のこのウルトラトレイル市場というんですかね。
そこをまた盛り上げていろんな人が注目してもらえるような
イベントにしていく、競技分野にしていくという意味では
資金積というんですかね。大きなきっかけになる、チャンスになる。
そこでうまくいくかどうかということが将来に日々影響してくる
大事なイベントになるのかなというふうに考えています。
ドクサキャラバンアワードの概要
あと競技レベルということで言いますと、男子選手の方は
この後のドクサキャラバンアワードの方でもお話ししますけれども
若干目立つ男子選手のウルトラトレイルの分野でのパフォーマンスは
やや見出しにくかったかなという印象がしました。
正直なところですね。これからもっと若い人が
ここに入ってきて底上げしていくというようなところが期待されますし
また選手の側から見ればチャンスがここに広がっているということも
言えるんじゃないかと思います。一方で女子選手の方では
この後もドクサキャラバンアワードの話題でご紹介しますけれども
新しい才能が生まれ始めてきていて注目していきたいなということで
ここはダンス上で少し違いがあるのかなと考えています。
こちらは非常にニーズ拡大競技レベルが向上しているけれども
受け皿に課題というふうにまとめております。世界では
皆さんお気づきかと思いますけれどもトレイルランニングの人気が
高まっているというときに40キロから50キロぐらいの
それぐらいの距離のレースに人気は集中してきているようなんですよね。
これはエリートというか一般的な全体のお話ですけれども
ドクサキャラバンアワードシリーズのレースいくつかありますけれども
そういったもののリザルトを眺めていると100マイルとか100キロとかも
あるんですけれどもそっちよりも40キロとかぐらいのレースが
一番参加者数が多いし早く枠も埋まっていたりするんですよね。
モンブランについて言っても100マイルのUTMB、CCCももちろん
人気なんですけれどもOCCですね。50キロ、56キロの
OCCがやっぱり競技レベルとしても非常に高いんですよね。
ここで言うのはUTMBインデックスのお話ですけれども
非常に参加する選手層も非常に厚いし
エリートレベルの選手ですね。厚いし結果としても非常に高い
結果が毎年生まれているということなんですよね。
今のは一般的なランナーレースで
アベレージレベルのランナーとエリートレベルのランナー両方の話をしたんですけれども
一方でこのエリートレベルの話をするとゴールデントレイルであるとか
スカイランニング、マウンテンランニングといったいくつかの競技分野で
エリート選手が挑戦する機会が増えていると思うんですね。
ゴールデントレイルは年間8つのレースを走って
その中で年間チャンピオンを決めていこうという
スカイランニングはもう少し数が多いですけれども同様の機会があります。
そういう中でエリート選手が切磋琢磨するような機会であるとか
ある大会で活躍したことで注目されて次の大会でまた話題になる
というような機会が得られるということは
エリートレベルのアスリートにとっては非常に大事な機会じゃないかなと
これはなかなかウルトラでは最近そういうような
そんな簡単に走れないとかという問題はあるんですけれども
なかなかミドルディスタンスの方がそういう意味ではアスリートとして活躍していく
という条件に恵まれているということは言えると思うんですね。
もちろん100マイルとか長い一昼夜かけて走る運営しないといけないというような大会に比べて
大会運営にとっても非常に負担が相対的に軽いということがあるでしょうし
それだからいろんなイベントとの見込みとか
例えばEXPOとかそういうようなイベントとのミックスができるとか
あとそのメディア展開というのは例えば取材を受けるとか
ライブ配信もそうですけれどもそういうことをする上でも
1日半日ぐらいの時間に集中していろんなリソース
人とか撮影のためのスタッフとかそういったものを集中できるというのは
メディア展開もやりやすいということは言えると思うんですよね。
日本ではこれは私の感覚なんですけれども
今でもそのUTMBとかあえてUTMFと言いますけれども
そのウルトラディスタンス100マイル100キロというのが
トレーラーニングの人気を牽引しているという時期があったと思うんですけれども
そこの成功体験というんですかねレガシーがすごく根強くて
この40キロから50キロに今この人気が高まっていて
参加した人が多いという状況をうまく捉えられていないというんですかね
今でも40キロから50キロのレースというのは
おまけという言い方ちょっとあんまりと思われるかもしれませんけれども
入門編というか100マイル走りたい将来は走りたい
100マイルが今メインであってこのイベントのメインで
100キロがこのイベントのメインですけれども
捉えられていないというような感じは何かあるように
皆さん思われないでしょうかね私はそんなふうに感じる
そんなふうに位置づけられている大会がいまだに多いんじゃないかなというふうに思うんですよね
そういう中ではなかなかそのエリートレベルの選手が
そういうレースにあえて参加しようというふうに思わないかもしれないし
トレーラーニングに自分の力を試そうという人がいても
そういう感じに今日本ではなっているんじゃないかなというふうに危惧しております
そういう中では今年も開催されて来年の春も行われますけれども
ゴールデントレイルワールドシリーズの開幕戦となる神戸トレイルですね
こちらには大きな期待をしたいなと思うんですね
昨年の神戸トレイルも非常にレベルが高くてトップ10に入ったのは女子で
9位に入った高村さん高村孝子選手だけだったんですよね
日本で知られてじゃあ私もやったらできるかもしれないというような人が現れてくれば
またこの日本のトレーラーニングシーンもすごく盛り上がってくるんじゃないかなと
それに神戸トレイルに並んで挑戦の機会を提供してくださるような
本格的な40キロ50キロの
あとは20キロでも30キロでもいいんですけれども
そういう大会が出てくるんじゃないかなということも期待したいなと思っております
ここまで来たところでドクスワキャラバンアワードに話題を移していきたいと思います
お待たせいたしました
ドクスワキャラバンアワードとは何かこれはですね
私がドクスワキャラバンが運営しているものなんですけれども
トレイルランニングスカイランニングマウンテンランニング
ロードを含むウルトラマラソンこのあたりを幅広く
この幅広い分野において私岩澤が個人的に選ぶ賞ということになります
2013年からですね振り返ると始めていてですね
毎年男性女性を一人ずつ本賞と
ドクスワキャラバンアワード以前は日本トレイルランナーオフザイヤーという名前にしていたんですけれども
2019年に変えましてですねもう2013年から続けております
以前は投票ウェブ上での投票とかで用意していて
選ばせてくださった方もいらっしゃるかと思うんですけれども
最近は少し一貫したポリシーで選ばれたということを
説明できたほうがいいのかなということを考えておりまして
その責任を私が負うという形で一人で選考させていただいております
今年も本賞を男性女性についてそれぞれ一人ずつ選んで
特別賞を若干選ばせていただくということで考えています
まずは10人ぐらいの選手をクリスマスぐらいに
ご紹介してこの中から本賞と特別賞を選びます
ということをしていたんですけれども
一般投票を設けていたのでそういう仕組みにしていたんですけれども
今年は見直しましてこういう形で一回でご紹介するということにしようと思っています
では参りましょう
それではご紹介していきたいと思います
特別賞の選手たち
特別賞一人目は岩井恵美さんです
岩井さんは今年の4月のマウントフィッシュ100の
下位70Kのほうで女子準優勝ということでありました
これ総合でも12位に入るという
なかなか高成績だったんですよね
これもそれに続いての準優勝ということでした
あとそれと間を置かずに5月の阿蘇ボルケイのトレイル
109キロのほうでも優勝あと7月の滋賀高原100キロ
こちらでも優勝されています秋はこちらもハセツネカップ
こちらでこれもユシジネさんが優勝だったんですけれども
続いての準優勝ということで昨年2023年に6位に入られたんですけれども
あとこちら写真でもご紹介している
アジアパシフィックトレイルランニング選手権ですね
韓国で行われたAPTRC選手権こちらのロングですね
80キロのロングでも8位ということでトップ10入りされました
今年は岩井さんにとって非常に大きくブレイクされた年だった
ということじゃないかなと思っております
次の優勝をご紹介します末宮ゆかりさんです
末宮ゆかりさんが今年の2024年ドクザキャルマンアワード
特別賞を受賞されました
末宮さんといえば2023年昨年の新越語学の110キロで
鮮烈な優勝をされたというのが多くの人にとって
末宮さんの名前を知るきっかけになったのではないかと思うんですけれども
当時は100キロで初めての100マイルだとおっしゃっていましたけれども
ここでコートニードウォルター選手先ほども紹介した世界のトップ選手
トップオブトップのコートニードウォルター選手に続いて2位でのフィニッシュとなりました
新越語学では今年は100マイルの方を走られて
こちらも21時間35分という素晴らしいタイムで優勝ということになりました
この他にも末宮さん本当に
短めの距離からウルトラまで精力的にチャレンジされて
それぞれで結果を残されたということで
今年の独創キャラバンアワード特別賞ということになりました
おめでとうございます
女性の部の3人目の受賞者です高村隆子さんです
高村さんは2018年と2022年に独創キャラバンアワードの本賞を受賞されているんですけれども
今回は特別賞ということになりました
やっぱり高村さんについて一番今年の話題というか印象に残ったのは
11月ですかね
韓国で行われたアジアパシフィックトレーラーニング選手権でのショートで見事金メダルですね
非常に終始リードし続ける圧勝という素晴らしい展開で優勝されたことですよね
これは高村さんの海外での
アジアパシフィックトレーラーニング選手権の成果ということで
キャリアのマイルストーンとなるような結果になったのではないかと思いますね
あと他にも先ほどご紹介した神戸トレイルでの9位これも素晴らしい結果だしたし
その神戸に始まってゴールデントレイルワールドシリーズですね
モンブランそれからスイスのシェルティナールですね
モンブランマラソンですねこちらでそれぞれ20位以内ということで
注目して特別賞とさせていただきました
以上が特別賞女性の部ということになります
いわゆる海さん生命ゆかりさんそして高村たかこさん
この3名が特別賞となりましたありがとうございます
続いては男性の部ですけれどもね
男性の部の特別賞
続けていきたいと思います特別賞男性の部となります
続いては上田瑠衣さんです上田さんが
今年の特別賞ということにさせていただきました
実は上田さんはもうこのドクサキャラバンの10年にわたる
このアワードの中で4回にわたって本賞ですね
年間のトップでトップの賞となるドクサキャラバン
アワード本賞を受賞されているんですよね
今年の後半に6月にオーストリアに行かれた
世界選手権の後に大きな怪我をされて現地で怪我をされて
そこからのリカバリというところでちょっとオフになる
リカバリ期間というのがあって
去年の年末にはレースにも復活されましたが
今年はそこからの再出発という1年だったかと思います
主に日本でのレースの結果はそれほど
大きなレースの結果はなかったですけれども
海外の特にスカイランニングのレースで復活ぶりを示されました
スカイランナーワールドシリーズでは地中海地方の
ニースで行われたメルカントール30キロのレース
オーストリアのカイザークローンで3位
オーストリアで行われたレースで2位ということになりました
あと9月にはスペインでスカイランニング世界選手権が行われましたけれども
こちらでも同メダルということで3大会連続でのメダルだったと思います
あと私もこれは取材でさせていただいた
11月のチャイグトレイルの50キロで
こちらも中国のトップ選手が全員集結するような
ということで中国のほうでももうすでに有名人ということになりました
今年の特別賞なんですけれども非常に本賞に限りなく近い活躍をされたと
言っていいんじゃないかなと思いますウェイダーリーさんでした
そして特別賞のお二人目はこの方小笠原孝謙さんです
小笠原さんは若手アスリートの中では最近の注目株なんですけれども
シーズンの後半に珍しい活躍をされました
スカイラーニング世界選手権先ほどもご紹介しましたけれども
スペインで行われた9月に行われたスカイラーニング世界選手権のスカイウルトラで4位と
それから11月のアジアパシフィックトレイルラーニング選手権のショートで2位
銀メダルということになりましたこういった国際レースで今年は活躍されて
世界でその名を知られるようになった小笠原さんだったんですけれども
国内でもハセネカップでは昨年の準優勝に続いて今年は3位
そして12月のITJイズトレイルジャーニーの70キロで優勝ということで
国内外ともに大きな足跡を残された1年でした
特別賞に輝きました小笠原さんおめでとうございます
そして特別賞の3人目はこの方です
大見さんです大見雄之助さんが特別賞の3人目の特別賞受賞者となりました
大見さんはですね国内では
もう春に8030K初挑戦されて優勝ということでしたし
あと富士登山競争ですね7月の富士登山競争でも
昨年についても2連覇ということになって国内でも活躍された印象
あると思うんですけれども大見さんが今シーズンはもうヨーロッパでの
遠征で武者修行ということに当てられた1年だったということになるのかと思います
結果も残されているんですよねトランスブルカニアのバーティカルキロメーターで
それからホホケニヒスカイレスこれはオーストリアになりますけれども
スカイランナーワールドシリーズのレースですねこちらで5位
11月にはカタロニアで行われたプラレスエピックトレイル25キロ
こちらでも優勝されたりしてスペインでもですね
その名を知られるような活躍されたと思います
あとそれからスカイランニングではワールドシリーズのファイナル
ですけれどもこちらでも見事7位に入る活躍でした
大見さんにとってはもっと上位を狙いたいところだということだとは思うんですけれども
やっぱりこのシーズンスペインのトップ選手との間でレース経験された
ということはですね大きな経験だったし自信にもなったと思います
これから来シーズンに向けてですねますますの活躍というんですかね
今回今年の経験を基にしてまたさらに大きな結果を出されるじゃないかというような
予感が出しました大見さんを特別賞に
選ばせていただきました以上3人ご紹介しましたけれどももう一人
男性の部では特別賞を選びましたその4人
4人目というか純不動なんですけれどももう一方はこちらです
吉野山戸さんです去年のですね世界選手権
2023年の6月の世界選手権の時に大きな念座されて
少し時間をかけられたということだったと思うんですけれども
2022年に続いての特別賞受賞と2回目の特別賞受賞ということになります
もうすでに春には復活されて830Kで大見さんに続いての2位
ということでしたねあとゴールデントレイルシリーズの
ジャパンシリーズの方でですね中央アルプス野沢温泉白馬と
これいずれも優勝ということでこの分野ではですね先ほども
言ったようなミドルディスタンスの分野ではもう日本のトップ選手というか
リードする存在であるということを印象付けられましたあと
880カップではですねこれが今年の吉野さんのハイライトということになる
と思うんですけれども7時間20分で2度目の優勝ということになりました
これは歴代の4番目のタイムなんですよねそういう意味では
歴史に残るような活躍880カップでの活躍だったと言えるか
と思います吉野さんについては海外での大きな活躍という
シーンが期待されてますので私たちは2025年シーズンもぜひ
海外レースで大きな成果をつかみ取ってほしいなというふうに思っております
その期待も込めて特別賞ということにさせていただきました吉野さん
おめでとうございますというわけで特別賞男性の分は4名が
受賞されました上田瑠衣選手岡沢浩健選手
大見龍之介さん吉野山戸さんと以上の4名が
特別賞となりました続いてはドックスアーキャラバンアワードの
本賞の発表
本賞となりますまず女性から発表させていただきます
ドックスアーキャラバンアワード本賞女性の分は
この方です吉住百合さんです
吉住さん文句ないところかと思います
今年は4月の海70期へ
こちらで優勝しかも男性と合わせた総合順位でも
5位という8時間7分ですかという非常に
4月から目の覚めるような活躍をされました
そして続いて5月の比叡山の50マイルで優勝
東京グランドトレイルの50キロで優勝
奥品の100キロですねこちらでも優勝
いずれも男女総合でも上位に入るような高タイムで
他の女子選手を全く寄せ付けないような好調ぶりというのが
すごく印象に残りましたそして7月には
吉住さん競争で6回目の優勝6連覇ですね6連覇を
達成されましたあとハセツネカップですね今回
歴代2位高村さんの記録には及びませんでしたけれども
歴代2位の8時間49分という素晴らしい結果で
タイムで優勝されていますそして海外では
アジアパシフィックトレイルランニング選手権韓国で行われた
ロングのレースで銅メダルということになりました
吉住さんの名前を聞くともう日本のトップ選手ということでは
ないんですけれども粒さんに見ていくとやっぱり
ここ数年はウルトラディスタンスにどういうふうに挑戦していくか
適応していくかというようなことですね試行錯誤されていた時期
だったのかなと思うんですねなかなか必ずしもうまくいかない
レースのご自身としては課題のあったレースということも
あったと思うんですけれどもこのシーズンはですね
ドックスワーキャラバンアワード本賞受賞となりましたおめでとうございます
続きましては男性の部の本賞でございます
2024年ドックスワーキャラバンアワード本賞は
山口純平さんとなります山口さんはロードの
ウルトラマラソンでの2024年の世界チャンピオンであります
山口隼平選手の活躍
このトレイルとロードと比較が難しいところではあるんですけれども
そういうことを考えに入れたとしても今年の山口さんの活躍はですね
本賞にふさわしいものであったというふうに考えました
山口さんはもうすでにご存知の方も多いと思いますけれども
大学時代国史館大学時代に国史館大学の駅伝部で
協議された後にですねこのエルドレッソ新品系のブランドに就職されて
そこで走りながらランナーとしても活動するというそういうスタイルで
山口さんが活動されているんですよね
近年は100キロのウルトラマラソンというところで統括を表されていて
2022年一昨年IAUの100キロの世界選手権
これドイツで行われて世界選手権2年に1回の開催なんですけれども
前回2022年のドイツの大会で銀メダルを獲得されています
世界の世界選手権の銀メダルですね
2023年は久々に開催されたサロマコの100キロの方で
こちらは6時間6分7秒という
これは日本新記録というタイムとなったことで
この時に少し話題になりましたけれども
このタイムは実は同じ年の5月に記録されたばっかりの
6時間5分35秒という世界記録に
すごい記録だったんですよね
これも注目を集めたことがまだ記憶に新しいところです
その去年は特別賞ということで山口さん選ばせていただいたんですけれども
今年は信山での68キロでの優勝の後
サロマでは6時間10分で優勝とインドのベンガルールで行われた
IAU100キロ世界選手権で6時間12分17秒という記録で
この高いレベルでの活躍をたたえて
今年の独裁キャラバンアワード本賞ということにさせていただきました
ノミネート選手の紹介
山口さんおめでとうございます
続きましては本賞と特別賞に続いて
ノミネートの対象者をご紹介します
去年まではまずそのノミネートの対象をご紹介して
いただいたんですけれどもちょっとフォーマットを変えましたので
今回の独裁キャラバンのアワードの広く対象となる活躍を
された方としてノミネートということでご紹介させていただきます
女性の部では秋山穂乃香さん秋山穂乃香選手選ばせていただきました
こちら真っ赤の今年の下位の70キロで3位と
世界選手権スカイラーニングの世界選手権でも
50キロで2位という活躍をされましたね
安住穂乃香さんは2月でしたがタラベラウルトラトレイル
byUTMBの100マイルで優勝されましたニュージーランドに在住されている
安住さんですねそして枝本かな子さんこちらも東京グランドトレイルでの
シズミさんに続いての50キロで2位アジア選手権
アジアパシフィック世界選手権ではロング5位ということでした
安住さんは70キロで4位徳本純子さんはこれは東京グランドトレイル
100マイルで優勝されてますね向井なるみさんはオクシナの
100キロでこちらもシズミさんに続いての2位ということでした
そして男性の方では尾田桐昌磨さんですね尾田桐さんは
スカイラーニングで今年も大活躍ということで9月の
世界選手権のスカイウルトラでは銅メダルでした
韓国の2ピークスでですね4位あとスペインのデマンティス
ファイナルで10位ということでした2戦目カップでの4位もですね
記憶に新しいところですそして海裕樹さん海選手は
一番の思い出に残るところとしてはアジア選手権ですね
11月のアジア選手権でロングで銀メダルということになりました
そして川崎優弥選手
川崎さんはハセツネカップで2位に入りたいということになりました
田村健人選手ですね田村さんはハセツネカップでの準優勝が
非常にご記憶に残る活躍でしたね松本翔太選手松本翔太さんは
ゴールデントレイルナショナルシリーズのですねジャパンシリーズで
活躍されて野沢温泉の2位白馬国際での2位ということでした
以上ドッグサーキャラバンアワードをご紹介いたしました
一度まとめますと女性の部では本賞は吉住由里さん
男性の本賞は山口隼平さん女性の部の特別賞は岩井恵美さん
清美代碇さん高村貴子さん男性の部の特別賞は上田瑠衣さん
岡沢浩健さん大海龍之介さん吉野大和さんということになりました
おめでとうございますということで
ドッグサーキャラバンのイヤーインレビューをお届けいたしました
ご覧いただきましたがいかがだったでしょうか
2024年のトレーラーニングについて感じた印象と
ドッグサーキャラバンアワードについてご紹介しました
いろんな変化が起きていますけれども
そういった中でそれぞれの選手が活躍されていますし
エリード選手だけではなくて私も含めた様々な
選手が活躍されていますので
2025年も期待の持てるいいシーズンになったらいいなと思っております
ドッグサーキャラバンの方も細々ながら続けていきたいと思ってますので
これからも見ていただければと思います
2025年もどうぞよろしくお願いいたします
ドッグサーキャラバンのポッドキャストランザワールドもまた
お楽しみに
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