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2026-07-27 48:35

【Monday Night Run】吉住友里が8連覇、上田瑠偉が逆転連覇|Tatra SkyMarathonの衝撃|トレラン業界を動かす「お金」の話【powered by Goldwin】

トレイルランニングの世界で起きた1週間の出来事を、背景にある力学とともに深く読み解くDogsorCaravanのニュース番組。毎週月曜夜にYouTubeプレミア公開+ポッドキャスト配信。


今週は、富士登山競走で吉住友里選手が男女通じて前人未到の8連覇、上田瑠偉選手が前半4番手からの逆転連覇。海外ではポーランドのTatra SkyMarathonで男子コースレコード、女子は膝の手術からわずか5週間での圧勝という驚きの展開。後半では中国の大会数急増と運営9割赤字、香港100の定員縮小、パリマラソンの主催者交代など、トレイルランニングを動かす「お金」の構造に切り込みます。


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【今週の登場人物・大会ガイド 📝】

※動画を見ていて「誰?」「どの大会?」と思ったらここをチェック


■ 国内:富士登山競走(山梨・富士吉田市/21km・D+3,000m、富士山頂を目指す国内屈指の山岳レース)

・吉住友里 Yuri YOSHIZUMI (JPN) … 女子3:で優勝、8連覇。男女通じて前人未到の記録

・上田瑠偉 Ruy UEDA (JPN) … 男子2:で優勝、連覇。前半4番手からの逆転劇


■ 海外①:Speedgoat Mountain Races by UTMB(米ユタ州スノーバード/50km・D+3,475m、UTMBワールドシリーズ一戦)

・ローレン・グレゴリー Lauren GREGORY (USA) … 女子優勝5:。陸上トラックからの転向組

・メイソン・コッピ Mason COPPI (USA) … 男子優勝5:。全米マウンテンランニング王者、ボストンマラソン2:の好走者

・ケイレブ・オルソン Caleb OLSON (USA) … 4位。2025年ウエスタンステイツ100王者、故障からの本格復帰戦


■ 海外②:Tatra SkyMarathon(ポーランド・ザコパネ/45km・D+3,350m、ゴールデントレイル・ワールドシリーズ歴戦の大会)

・バルトシュ・ゴルチツァ Bartosz GORCZYCA (POL) … 男子優勝4:でコースレコード。本来の主戦場は50〜240kmのウルトラ

・イヴォナ・ヤヌシク Iwona JANUSZYK (POL) … 女子優勝5:で圧勝。膝の関節鏡手術からわずか5週間


■ 業界トピック

・中国トレイルランニング市場 … 大会数が前年比31.3%増、一方で運営会社の9割が赤字という二面性

・香港100(2027年開催) … エントリー費値上げ・定員縮小

・柴古唐斯括蒼越野賽 … 105km優勝賞金が中国史上最高額の13万元

・パリマラソン … 2027年から「ASICSパリマラソン」に改名、運営もASOから新設Cadenceへ

・張火話 ZHANG Huohua (CHN) … ITRAパフォーマンスインデックスを批判。尊敬する選手としてフランチェスコ・プッピ Francesco PUPPI (ITA) を挙げる(※動画内テロップ訂正:プッピ選手はイタリア国籍、繰り上げ優勝は2017年世界選手権のエピソード)


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**🎧 ポッドキャストでも配信中**

この「Monday Night Run」は、DogsorCaravanのポッドキャスト『Run the World』としても配信しています。SpotifyやApple Podcastで「Run the World by DogsorCaravan」を検索してフォローしていただくと、通勤中やランニング中にもお聴きいただけます。


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毎週日曜日、DogsorCaravanのInstagramストーリーズで「週末どこを走りましたか?」の質問スタンプを設置しています。回答いただくとこの番組でご紹介します。ぜひ #DCResults で参加してください!


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### ⏱️ 目次(タイムスタンプ)


オープニング

#DCResults — 読者のレース報告

富士登山競走 — 8連覇と終盤の逆転劇

海外ハイライト① Speedgoat Mountain Races by UTMB

海外ハイライト② Tatra SkyMarathon

業界トピック① 中国市場・香港100・柴古唐斯括蒼

業界トピック② パリマラソン・張火話選手のITRA批判

今週のまとめ・来週プレビュー

エンディング


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### 🔗 関連リンク


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# トレイルランニング #TrailRunning #DogsorCaravan #MondayNightRun

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00:03
みなさん、こんばんは。DogsorCaravanのIwasaです。【Monday Night Run】powered by Goldwin、今週もGoldwinにご提供いただいてお届けいたします。
7月最後の月曜日ですね。先週末は、国内も海外も記録に関わる話題がいくつも重なった週末でした。
まず、日本の山岳レースの象徴と言える富士登山競争が金曜日にありましたね。
ここで全陣未踏の連覇記録が生まれています。
それから海外ではポーランドのタトラスカイマラソン、男子でコースレコード、女子は膝の手術からわずか5週間の選手が圧勝というちょっと驚きのニュースが伝わってきています。
そして今週はですね、後半にまとめてトレイルランニングにまつわるお金のお話になります。
中国のトレイルランニング市場、香港100の来年の変更点、それからパリマラソンの主催者の交代、一見バラバラの話題ですけれども、実は同じ一本の線でつながっているというふうに私には見えています。
そのあたりをちょっとご紹介したいと思っています。
まずは日曜日にいつも伺っている恒例のDCリザルツから、皆さんの週末のレポートをご紹介します。
日本も先週は連日の猛暑でしたけれども、ヨーロッパも同じような猛暑と伝えられています。
しかも山火事の被害も伝えられていますよね。
この夏の大きなレース、例えばUTMB本部なんですね。
こういったものに向けてこれから最後の追い込みに入ろうという方にとっては、国内でも海外でも練習の組み立て方がですね、本当に悩ましい時期だと思います。
体調に十分気をつけて取り組んでいただきたいなというふうに思います。
改めまして、DCリザルツ、読者の皆さんからの報告をお届けいたします。
日曜日の夜にInstagramのストーリーズで、週末どこを走りましたかという質問スタンプを立てています。
今週も回答いただきました。ありがとうございます。
まず最初にご紹介するのはこちら。
マナ・バナナ・ランさん。
イギリスのサウスウエストコーストチャレンジ50K走ってきたということです。
マナさんいつもありがとうございます。
イギリスにお住まいのマナ・バナナ・ランさんから投稿いただきました。
このサウスウエストコーストチャレンジ50K、私も初めて知ったレースなんですけれども、
マナさんもお近くにお住まいのサウスウエストコーストパスというイングランドの南西部のロングトレイルですね。
そのスタート地点であるマインヘッドから50キロを走るというイベントなんだそうです。
面白いのは、このラン、ジョグ、ウォークのどれで参加するかを選べるということなんですね。
そのうちのランのカテゴリーの中にさらにトレイルブレイザーというカテゴリーがあって、
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これは男子で7時間、女子で7時間半という制限時間が設定されているそうで、
いわばこのより高いハードルに挑戦するというカテゴリーですね。
時間内に走れなくても通常のランとして走り続けることもできるということで、
この完走後にもらえるのもトレイルブレイザーを完走するとそれがもらえて、
これは普通のランのメダルというのもあるという仕組みなんだそうです。
その中でこのバナナランさん、このトレイルブレイザーのカテゴリーで見事完走されたということです。おめでとうございます。
そして同じトレイルブレイザーで演出場をしたロンドン在住のお友達がですね、
なんと男子3位に入ったということで、5時間10分ほどでフィニッシュされたということなんだそうです。
これもまたバナナランさんからイギリスの話題をご紹介いただけたらいいなと思います。
マナさんどうぞよろしくお願いいたします。
それからマナさんから写真も送っていただいたんですけれども、
ダンケリービークというピークがあって、そこからの眺めが本当に素晴らしいんですよね。
イギリスにしてはちょっと標高差のあるコースという話でお知らせいただきました。
両方とも面白く聞いてますけれども、熱いレースになったんじゃないかと思います。
そして続いてはじゅんいちみどりかわさん、こちらもいつもありがとうございます。
富士登山競争でしたということです。
みどりかわさんもお疲れ様です。
まさに今週これからメインで扱うトピックのレースです。
後で詳しくご紹介したいと思います。
そしてこちらもいつも常連のたつおたつよさんありがとうございます。
東大見トレイルを夏らしくワラアチでというふうにお知らせいただきました。
そして加えてですね、皆さんくれぐれも水分補給はくまめに積極的にというメッセージもこのたつおたつよさんからいただきました。
本当に大事なことですよね。
本当この時期は危ないですからね。
ワラアチで夏のトレイルっていうのもですね、この夏らしい、この季節らしい走り方でいいなと思いました。
こういう形でですね、世界中から本当にこの番組にDCリザルツというね、このコールに答えていただいて投稿していただけるのは本当にありがたいことだなと思っています。
それから夏だからこそ楽しめるトレイルランのやり方っていうのもですね、いろいろあると思います。
そういう工夫もですね、またこの来週の、今週末のDCリザルツの方で教えていただけたら嬉しいです。
それでは最初のレースの結果の話題です。
富士登山競走8連覇と終盤の逆転劇というテーマでお届けします。
7月24日金曜日第79回富士登山競走が開催されました。
皆さんもご承知の通りかと思いますけれども、改めて確認しておきますと、
富士吉田市役所前、標高約770メートルをスタートして、富士山頂3776メートルを目指す山頂コースですね。
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これは距離21キロメートル、標高差が約3000メートルということです。
これを完走するには5号目の関門に制限時間が設けられていて、これを突破することが前提となります。
またこれとは別にですね、5号目でフィニッシュする約15キロの5号目コースも設けられています。
まず、女子の山頂コースは吉住由里選手がですね、3時間12分59秒で優勝して見事8連覇達成しました。
この数字だけ聞くとそんなものかなと思うかもしれませんけど、これはすごいことでして、
富士登山競走には通算10勝を誇るレジェンド、芹澤雄二さんというですね、スーパーレジェンドがいらっしゃるんですね。
この芹澤さんも7連覇を達成されているんです。
この吉住さんも今回の8連覇はそれを超えたということになります。
男女を通じて誰も足を踏み入れたことのない領域に入ったということが言えるんですね。
今回も吉住さん、レース展開もですね、これはもう完璧という言葉しかありません。
馬返し5号目、8号目、どの通過地点でも吉住さんがトップ、そして小川美稲さん、高志恵里子さんが順位として続くという順位はですね、全く変わりませんでした。
吉住さんが、住民さんがですね、終始トップを守り続けての完全勝利でした。
2位は小川美稲さんで3時間24分9秒、3位は高志恵里子さんが3時間38分3秒でした。
一方で男子のレースの方はですね、終盤に逆転劇がありました。
優勝したのは上田瑠衣選手です。2時間43分58秒、初優勝を飾った昨年に続く連覇となります。
ただレースの中身は結構ドラマチックだったんですよね。
前半のロード区間、馬返しの通過ではですね、山口大賀選手がトップに立っていました。
上田選手はこの時点では4番手、約1分19秒差がついていたんですね。
そこからトレイルの区間に入って5号メートルを通過するんですけれども、ここでもまだ山口大賀さんがリードしていて、上田選手は2番手でした。
差はですね、1分34秒ということでむしろ広がってたんですね。
つまり前半部分では上田選手というのはですね、山口選手を前に行く山口選手を追いかける立場だったんですね。
ところがですね、ここから先本格的な富士山の上りの区間に入ります。
ここに入って上田選手が一気にペースを上げます。
8号目の通過ポイントでは上田選手が33秒差でトップに立って山口さんがこれを追うという展開でした。
そしてそのまま山頂まで押し切って最終的には2分13秒差をつけての優勝ということになったんです。
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2位の山口大賀選手が2時間46分11秒、3位はこちらも菊島圭一選手2時間54分56秒ということでベテラン論が見事に3位に入りました。
それでですね、この結果を聞いて気づかれた方がいると思うんです。
この大会でですね、これ面白いことなんですけれども、男女ともに表彰台のトップ3のカーブレは去年と今年全く同じ順位で並んだんですね。
偶然といえば偶然かもしれませんけれども、この大会の上位層がある種安定期というか、そういう状況にあるということもできるのかなと思います。
あと今年の大会では山頂コース5号目コースとも大会記録の更新はありませんでした。
ちなみに山頂コースの歴代の最高記録は男子が宮原徹選手の2時間11分、あれごめんなさい、2011年の2時間27分41秒。
女子が1986年に中島和子選手が記録した2時間51分36秒。
女子の記録はなんとも40年にわたって破られていないという大記録なんですね。
一方5号目コースでは女子が菅井美里選手、こちらが2時間41分36秒で優勝。
男子優勝は美野隆選手、1時間21分34秒でした。
この藤戸山競争についてなんですけれども、ずいみんさんはですね、以前から3時間という壁をまず破りたいという強い思いをおっしゃっていたのを私も伺っています。
今回はそこに届かなかったのがすごく惜しいなとは思うんです。
もしかしたらこの日本トレーニングランプリシリーズの第2戦が先週あったばかりですから、そういったものも影響したかもしれません。
けれどもですね、このチャンスはまだまだあると思うんですね。
今年に入ってからのこの吉住さんの走りを見ているとですね、年齢を重ねてもまだ伸びしろがある、諦めないというですね、勢いをね私は感じるんです。
次の9連覇、10連覇、あるいはその先でこの3時間の壁が破られる可能性は大いにあるだろうと、吉住さんがそれを破る可能性は大いにあるというふうに期待しています。
あと上田選手についても、今回はですね、直前のこの野沢温泉グランプリシリーズ第2戦でも体調があまり良くなくて練習も進めていないという話を伺っていました。
まあけどそれでもですね、この走りができるということにやっぱり驚かされますよね。
逆に言えば前半のロード区間にもっと磨きがかかっていたら、宮原さんのコースレコードに手が届くと、この可能性はまだまだ高いなというふうに改めて思ったんですね。
ロードと登り、この両方を極めた上田選手がこの記録を更新するというところをですね、ぜひ見たいと思いますよね。
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この鉄壁の随民さんと上田瑠衣選手、この2人に挑む選手が続いてくることにもですね、期待したいなと同時に思っております。
続いてレースの話題、2つ目は海外からスピードゴートマウンテンレース by UTMBですね。
こちらは7月23日から25日、アメリカのユタ州スノーバードで行われました。
UTMBワールドシリーズの一戦でスピードゴートマウンテンレースby Bですね。
これはワサッチ山脈のですね、鉱山エリアが舞台となっていて、50キロの部はですね、累積標高差3475メートル、標高3000メートルを超えるエリアを行き来するコースになっていて、全米屈指のタフな50キロレ
ースとして知られているコースです。
今回のスピードゴート50K by UTMB、ローレン・グレゴリー選手が5時間56分4秒で女子優勝となりました。
ローレン・グレゴリーはですね、もともとアーカンソー大学で陸上競技のトラック選手として活躍していた選手です。
卒業後にトレイルマウンテンランニングの方へ転校しまして、今季シーズンは4月のキャニオンズbyUTMBのですね、50キロでですね、こちらで東京オリンピックのマラソン銅メダリスト、森セイデルといった選手と
競り合って2位に入っています。
50キロへの挑戦を本格させていたところでした。
その中での優勝ということになります。
女子2位はフレア・ローズ選手です。
アラスカアンカレッジ在住で、7月4日に独立記念日に行われる伝統のレース、アラスカのマウントマラソンというイベントがあるんですけども、こちらで3連連続優勝を果たしたばかりです。
4月にはですね、日本のマウントフジ100のKAI70K、こちらでも優勝しています。
女子3位はディア・インディン選手。
こちらウエスタンステイストUTMBでそれぞれ2度のトップ10入りを果たしているというランナーです。
2024年のウルトラランナーオブザイヤーでは全米8位にランキングしました。
一方、男子の50Kの結果ですけれども、優勝したのはメイソン・コッピーですね。
こちらが5時間15分20秒で制しました。
メイソン・コッピー選手はですね、今年2026年のUSATF全米陸連のマウンテンランニング全米選手権を制しています。
この他にもこのWMTRC世界選手権にはですね、2度にわたってアメリカ代表として出場しています。
それだけではなくて、今年4月のボストンマラソンで2時間15分6秒を記録していまして、
これはアメリカのUSオリンピックトライアルですね。
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オリンピック選考のマラソンに参加する標準記録を突破しています。
山岳からロードまで対応力の幅が非常に広い選手と言えると思います。
このレースの2位はアンソニー・ウィリアムズ選手でしたけれども、
続いた3位のキャム・スミス選手、こちらも面白い経歴の持ち主です。
スキーモー、山岳レース、山岳スキーでですね、全米選手権11回優勝。
今年2月のミラノ・コルティナ・トーキー・ゴリンのスキーモー種目では、
混合リレーで4位入賞、男子スプリントで11位という結果を残しています。
あと気になる名前としては4位に入ったのがケイレブ・オルソン選手ですね。
このケイレブ・オルソンは2025年、昨年のウェスターステイツ100のチャンピオンです。
14時間11分、これもね、当時歴代2位という高タイムで優勝したんですね。
今年の春以降、春にですね、補償のためレースを離れていましたが、
今年は、その後ですね、5月のツイステットフォーク30Kというレースに続いて、
今回のスピードゴートで本格的に復帰してきたということが言えそうです。
続いて3つ目のレースの話題ですけど、こちらも海外から、タトラ・スカイ・マラソンです。
これはポーランドです。
7月25日、ザコパネの北の方にあるタトラ山脈を舞台にしたタトラ・スカイ・マラソンが開催されました。
今年で7回目の開催。
過去にはゴールデン・トレイルワードシリーズの一戦にもなっている大会で、
ヨーロッパでは名の知れたレースとなります。
このイベント自体は120キロから4キロまで7つの距離カテゴリーがあるという大規模なものなんですけれども、
メインと言えるのはやはり45キロ、累積獲得標高差が3350メートルのタトラ・スカイ・マラソンです。
これは火鉱山の旧旬な地形と露出した稜線を巡るという、そういったループのコースになっています。
まずこのレースのコンディションの話を先にしておきますと、
前日まではですね、氷とか雨に見舞われて、山の上は視界がもう10メートル程度まで落ちてたということなんですね。
ヘッドランプで15メートル離れると、前の選手も道しるべも見えないという状況だったと。
それがレース当日は一点の快晴。
ただ前日までの雨とか、露線部の岩場、木の根が露出した急な下り坂、こういったところは非常に滑りやすくて、
足元の悪さが最後まで選手を苦しめることになったそうです。
男子ではバルトシュ・ゴルチツァ選手が4時間37分42秒で優勝しました。
コースレコードを更新しています。
このバルトシュ・ゴルチツァ選手ですけれども、日本ではあまり馴染みがないと思います。
ただ経歴は結構面白いんですよ。
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1991年生まれの34歳。
もともとは3000メートル障害の選手ということで、2010年にポーランドのジュニア選手権で銅メダルを取っています。
そこから山岳レースに転向したという選手なんですね。
ただ彼の本来の主戦場となるのは50キロから240キロというかなり長めの距離というふうに聞いております。
ポーランドの山岳ウルトラ選手権では2019年に優勝していて、昨年2025年は2位でした。
ポーランド国内の150キロのレース、レンコイナウルトラトレイルというのがあるんですけれども、
こちらでは4度優勝しているということはポーランドのこの分野では第一人者と言えますよね。
そして今年の4月にはクロアチアのイストリア100バイユーティエンビーの168キロカテゴリーで2位に一時間差をつけて優勝しているんですね。
昨年のカンフランの世界選手権、WMTRC世界選手権ではロングトレイルカテゴリーで24位、ポーランド全体では4位に入ったのに貢献しています。
つまりこのゴルチザ選手にとっては45キロというカテゴリーのレースはですね、結構短い方に入るということなんです。
本人もレース後のインタビューでそれを言っていて、マラソン前後の距離の方が100キロ以上のレースよりも好かれると、休むタイミングが一切ないかなというコメントを残しているんですね。
しかも今回彼は来月のUTMBオンブランの100マイルUTMBの本選に向けた調整の途中でこのレースに出ているということなんですね。
レースの前の週には200キロを走って累積標高14000メートルのトレーニングを行いました。その足でスタートラインに立っているという話なんですね。
なので勝ち方というのもこういった経緯を踏まえるとですね、納得なんですよね。
本人の説明ではですね、後ろから上りで強く押してくる選手がいたので、まずは離されないことだけを考えたと。
上りで自分が抜け出せると思ったけどそれは無理だった。だから最後まで待って相手が押してくる瞬間を探したというふうにコメントしています。
そしてゴールの5キロ前にその瞬間を感じ取って実際長い追い上げをしたというふうに言ってるんですね。
これはライブ配信の中ではですね、彼はウルトラランナーという言葉の同義語みたいな選手だと。
感情を手綱で抑えられるというふうに実況の方で説明してたんですけれども、すごく的を得ている表現だなというふうに思いました。
まさにウルトラランナーらしい走り方で45キロを制したということになります。
このゴルチサ選手は8月にUTMBに出ます。そしてその前には20キロのレースをどこか遊びで走るだけだというふうなことを話してるんですね。
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男子2位にはダビド・マリナ選手が4時間38分18秒。3位がドミニク・タボール選手。
こちらが4時間38分39秒。優勝から3位までの差がわずか57秒ということで表彰台はこの開催国のポーランド勢が独占しました。
マリナ選手はですねショートトレイルいわばマラソンディスタンスのポーランド王者です。
タボール選手はバーティカルのポーランド王者です。つまりこの表彰台はショートトレイルの王者、バーティカルの王者、そしてウルトラの王者というこの3者3位を
それぞれに強みを持った選手が45キロのレースで57秒の間に収まったということになります。
まとめてこのレースの展開ということで言うとレースの中盤では上位の3選手が一時は4秒差というスプリント合戦、皿柄の接戦を演じていて
終盤にかけてゴルチサ選手が抜け出したという展開ということになります。
それぞれ全く違う距離を主戦場にしている選手たちがこの日だけは同じ45キロの土俵でいわばバチバチにぶつかり合ったという見方もできると思います。
そして女子も有意に面白い展開でした。
イボナ・ヤヌシク選手ですね。こちらが5時間38分8秒で優勝したんです。
2位に56分以上の差をつける圧勝でした。
このイボナ・ヤヌシク選手、男女の総合でも9位に入っています。
ここでちょっと驚きのお話をお伝えするんですけれども、
ヤヌシク選手は6月16日に膝の関節胸手術を受けているということなんです。
ですからレースはその5週間後になるんですけれども、
この実況解説の中でも手術後5週間でこういう走り方をするという、
こういう回復のプロセスというのは聞いたことがないというふうに話していましたね。
レース後のインタビューでも膝の状態について聞かれて、
彼女は膝って何のことというふうに返したそうです。
本当に手術の翌日からもうリハビリを始めていたというんですね。
このヤヌシク選手はですね、
冬季五輪のスキーマウンテンギアリング種目で
パイナリストとなった経験も持つマルチアスリートです。
この大会の短い距離のコースレコードも持っている選手なんです。
女子2位に入ったのはヨアンナ・パウカ選手、6時間34分48秒。
3位はカタージーナ・フロンチスタ選手で、6時間39分57秒でした。
この大会216名が完走した一方で、
72名がリザイアという非常に好転後の厳しいコンディションだったことが
数字にも表れています。
このタトゥラ・スカイマラソンについては、
私も詳しく調べたのは今回初めてなんですけれども、
ポーランドでも陸上選手とかスキーモーといった別のカテゴリーから入ってきた選手が
24:00
プレールランニングの中で活躍の場を得ていると、
そういう現象が結構起きているんだということを知ることができました。
同じようなその国ごとの進化を示すエピソードというのがですね、
世界各地にあるんだと思います。
こういう話題をですね、独裁キャラバンではこれからも日本の皆さんに
少しずつお伝えしていけたらいいなというふうに思っています。
続いては業界に関するトピック、
トレイルランニングを動かすお金の話ということでご紹介していきます。
ここからはですね、ちょっとレースの結果から離れて違うお話になります。
今週はですね、このトレイルランニング業界の動きの中に
お金の流れに関するニュースが集中しています。
中国、香港、そしてフランス、それぞれ別の話なんですけれども、
ある種同じような構造がそこには見えていると思うんです。
順番にご紹介していきます。
まず一つ目は中国からです。
これはですね、中国のアウトドアメディア、バイカルアウトドアというのがですね、
あるんですけれども、そちらが7月24日に公開した分析記事からご紹介します。
データ元となっているのは、AIメディアリサーチというところです。
驚く数字があるんですけれども、
2026年5月1日までの時点で、
中国全土で開催されたトレイルランニングレースの数が403あるそうです。
これは前年同期比で31.3%の増加です。
参加者の総規模は103.8万人ということなんです。
わずか4ヶ月で400大会を突破しているわけですから、
このペースなら年間では1000大会に達する可能性が高いということなんですね。
もう少し時間軸を振り返ってみますと、
2014年、中国国内のトレイルレースというのは65あったそうです。
10年後の2024年には505の大会があった。
2025年は中国の登山協会、これがトレイルランニングを中国で管轄している競技団体なんですけれども、
そちらに届け出のあった政府主導のレースだけで800大会を超えているということなんですね。
まさに10年で数十倍にまで大会の数が増えてきているということなんです。
この大会の増加を何が原因なのかというと、
答えはいわば軽量化にあるということなんですね。
従来のトレイルランニングのイメージというと100キロといった長い距離、数十時間という長時間、
そしてイトラのパフォーマンスインデックスのハードルが設けられていて、
装備品もかなり充実させる必要があると。
こういうふうになると自然とほとんどの一般の人にとっては非常に高いハードル、
簡単には参加できない競技ということになりますよね。
そういう文脈で考えていくと理解できるのは、
27:04
今回のお話の中でトレイルランニングの大会が増えた、参加者が増えたということの中心になっているのは、
まさにそういったハードなカテゴリーではなくて、距離30キロ以内、パフォーマンスインデックスの基準なし、
過去の参加歴も問わないという参加しやすいレースということなんですね。
2025年の800大会のうち、短い距離のトレーニングレースとか、
コミュニティ向けのレースというのが6割ぐらいを占めていたそうなんです。
あとは中国のほうでは、ソーシャルメディアの効果も大きいという指摘があります。
小本集、Little Red BookというSNSがあるんですけれども、
こちらで人生初のトレイルという意味のハッシュタグですね。
こちらは6200万回以上の閲覧、57万件以上の投稿を記録しているそうなんですね。
参加者の構成も変わってきています。
2026年のある大会のデータでは、50歳以上が30%、
40歳から50歳が24%、30歳から40歳が40%、30歳以下が14%だったんですね。
この数字を提供した分析された方はですね、
トレイル選手が全面的に若年化しているということではなくて、
主力層が40歳から50歳のカテゴリーから30歳から40歳へと下がってきているという風に分析しているんですね。
女性の比率も初期の30%ぐらいから35%程度まで上昇している。
一部のレースでは4割を超えているという統計もあるそうなんです。
ここからが本題になるんですけれども、この記事の中にですね、こういう記述があるんです。
大部分のレースは赤字。エントリー比だけでは90%の会社が儲からない。
この高いクオリティの基準でですね、レースを運営しようとすると、
エントリー比だけでは9割の会社が赤字になるというのが実態だと言っているんです。
つまり大会数が激増していることと、運営会社の9割が赤字であることが同時に成立しているということなんですね。
これは驚くべきことだと思うんですけれども、ではどこにお金が流れているのか。
それはですね、このトレイルランニングのギアですね。
このギアのマーケットとブランドのマーケティングというところにその源があるということなんですね。
データによりますと、2026年のトレイルランニング関連のギア市場の規模は、
中国の人民元の単位になりますけれども、146億元だと、
だから3千億円ぐらいということですよね、日本で言うと。
これは前年比で50.7%増だと言うんですね。
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具体的にトレイルランニングシューズで見ると、ランニングシューズ市場全体の売り上げの18%がトレイルランニングシューズ。
今後3年の成長率は20%が続くというふうに言っているんですね。
これはこのランニングシューズ全体の中で見たときのサブカテゴリーの中では、主位を占めているということです。
ブランド側の動きも非常に激しくて、2026年の中国市場ではですね、
ルルレモンがトレイルランニングの製品ラインを正式に投入しています。
あとナイキの方はですね、ACGブランドを再立ち上げしていますよね。
中国の米人にはですね、世界初のACGの店舗、直営店をオープンしています。
そしてアークテリクスはシャンフージャーをはじめとするヨミニの選手と一気に契約を結んでいると。
中国の国内ブランドでもアンタですね、こちらが多数のトレイルランニングのモデルを展開しています。
それから他にも中国のですね、日本で言うとユニクロにあたるようなアパレル、
ナショナルレベルのブランドといえるアパレルブランドがトレイルランニングイベントのカムリスポンサーになったりしているんですね。
加えて中国の地方政府の方でもいろいろな動きがあります。
このトレイルランニングに関しては1日のレースで数日の滞在、
そして1人の参加で数人、友達だったりサポートクルーだったり、数人が消費するというモデルが各地で囁かれていて、
それに沿ったイベント作りがされているとね。
場合によってはそれに加えて観光の新工作として、例えばレースのナンバーカードを見せれば、
レース後10回以内に市内全ての観光地が無料になるというような特典も用意されている。
そんな事例もあるそうなんです。
記事の中では最後にこの成長の天井として3つの要素を挙げています。
1つは規制ですね。
2021年以降、超長距離交渉の極限的なレースについては厳しい監督がされるようになりました。
ハードコアな競技レースの拡張ペースは確実に落ちているんですね。
2つ目は収益モデルにボトルネックがあるというお話です。
この9割赤字という現実が変わらなければ、
供給側、レース主催者側の持続性が問われることになります。
そして3つ目がレースの質のばらつきです。
例えば今年の春にも奇襲賞で行われたレースでは、
50キロカテゴリーのリードステーションに、
例えば使用のタブレットが置かれていなかったということが、
すごく話題になって問題にされたことがあったそうなんです。
33:03
この会社を登記さえすればレースは開けるという参入の低さが、
こういった質のばらつきにつながっているという指摘がなされています。
そして業界ニュースの2つ目、今度は香港です。
香港については、中国のトレイルランニングメディア、
トレイルCが7月23日に公開した2027年の香港100のエントリーガイド、
こちらの情報をご紹介します。
情報源はもちろん大会の公式のほうから見ています。
2027年の香港100は、
2027年の1月21日から24日の開催となっています。
この優先エントリーが先週7月24日から始まって、
明日28日までということになります。
こちらは優先エントリーの対象者は過去の優勝者、
前年の大会のボランティア、そして全ての16回の大会に参加した人、
すごく限られると思いますけどね、
それからスポンサー推薦を受けている人に限られます。
一般エントリーは今週の7月30日から8月4日、
最終的に抽選結果が発表されるのが8月17日となっています。
この香港100、今年2025年の大会と比べて来年は大きな変更点があります。
一つはエントリー費が全種目で値上げされるということです。
値上げ幅が最も大きいのがグランドスラム、
3つの距離カテゴリーに全部参加するというものなんですけれども、
これは20.46%増となっています。
もう一つ、こちらのほうが影響は大きいと思うんですけれども、
参加の規模が縮小されるということなんですね。
100キロカテゴリーの香港100が1800人、
56キロのハーフが500人、
そして30キロのザ・サードが500人ということになっています。
ザ・サードとハーフのほうは定員がほぼ半減ということなので、
当選のハードルもそれだけ当然上がるということになると読まれています。
あとエリート選手に求めるイトラパフォーマンススコアの要求もですね、
有料枠、無料枠ともに男女とも引き上げられています。
加えてこれは重要な点なんですが、
エリート選手も含めて全ての参加者が
イトラパフォーマンスインデックスの高い低いに関わらず、
一旦公開抽選のチャンネルを通してエントリーする必要があるということなんです。
このプロセスを完了した上で、
エリート資格を満たす選手が無料枠あるいは有料枠を得るという仕組みになっているんですね。
36:00
業界ニュースの3つ目はまた中国です。
チャイク・タワースですね。
こちらはちょっと中国であるすごくビッグな大会なんですけれども、
こちらのですね、
105キロ部門の優勝賞金が人民元でですね、
13万元に引き上げられたということなんです。
日本円でおよそ260万円ということになりますよね。
これは中国の100キロクラスのトレイルレースとしては史上最高額ということになります。
内訳は大会実行委員会が提供する賞金額、
それからサロモンの方がですね、
提供するライトハウスプロジェクトというのに基づく賞金額を合わせたものということになります。
このライトハウスプロジェクトでカバーする選手の範囲も広がっていて、
105系部門では25年、
去年はですね、上位の8選手だけが賞金の対象でしたけれども、
今年は10人に広がりました。
50系部門はですね、上位6人が賞金対象だったものが、
上位8人に広がったということなんです。
そしてヨーロッパからも話題があります。
業界ニュース4つ目はフランスから。
これは私は最初に見たのは中国のメディアランヤーからなんですけれども、
フランスのメディアでもいろいろ紹介されています。
2027年からパリマラソンの正式名称がASICSパリマラソンに変わるということなんです。
2027年から2030年の4大会が対象となります。
2013年からカンムリスポンサーだったシュナイダーエレクトリックという会社から交代するということになるんですね。
ASICSは2009年からパリマラソンの重要なパートナーとして、
装備や記念ウェア、ランナー体験のイベントを担当してきたということなんですが、
2026年大会でも上級スポンサー兼公式装備パートナーとして関わっていました。
この間17年の関係を経て装備パートナーからカンムリスポンサーへといわば昇格したということになります。
パリマラソンが変更されるのはカンムリスポンサーだけではないんです。
1998年以来レース運営を担ってきたアマリースポートオーガニゼーションASOが運営から退いて、
新しく作られたケイデンスという事業連合体が、2027年から2030年の運営を担うことになりました。
つまり主催団体、それからスポンサーシップが同時に入れ替わるということになるんです。
28年にわたって続いてきた体制が変わるということで、フランスのランニング界にとってはかなりの衝撃だというふうに伝えられています。
業界ニュース5つ目、こちらまた中国に戻りますけれども、選手の側からの話題をご紹介します。
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中国のポッドキャストでジョイトレイルというものがあるんですけれども、
こちらが先週に行われたチョンリーの168Kの優勝者であるチャンフォーファー選手にインタビューをしている。
この内容はジョイトレイルとトレイル100という中国のメディアの提携記事として、
先週7月24日に公開されています。
このチャンフォーファー選手は中国のエリート選手の一人なんですけれども、
彼がユニークなのは典型的なスポーツエリートではない、体育学校というのが中国のスポーツエリート選手だいたいそういうところに出ているんですけれども、
この体育学校の出身ではない、福建省の農村の出身で小学校の時から短距離を走っていて、
高校では3000メートル5000メートルの中長距離をしていたけれども、別に専門のコーチがいたとかいうわけでもない、
体系的なトレーニングもないままただ走っていただけだった、そんな選手だったんですね。
そのチャンフォーファー選手が中国のビッグイベントチャイクタウンスで3度優勝して、
チョンリーでも3度優勝しているということで、中国国内の2大レースで三冠王になっているということなんですね。
チャンフォーファー選手というのが中国のエリート選手だということをお分かりいただけたと思うんですけれども、
この選手がイトラのパフォーマンスインデックスについてかなり踏み込んだ発言をしています。
彼曰くですね、僕はもうほとんど気にしていないと。
このシステムは中国国内で深刻にバランスを変えていて、バグが多すぎると言うんですね。
このチャンフォーファー選手がこういう発言をする理由として、彼自身挙げているのが、
同じコース、同じ累積標高でも年によって点数が70点以上変わることがあるということなんですね。
これは彼は非常に理不尽だというふうに言っているんです。
さらに革新的な問題としてこのような指摘もしています。
中国国内の選手にとってパフォーマンスインデックスは商業価値、
それから収入と深く結びついていると。
だからみんな必死に点数を稼ぐ。
ところが海外の選手は全く気にしていないじゃないか。
パフォーマンスインデックスと経済的な収益の関連が薄いからそうなんだと言っているんですね。
高い点数は大衆に心理的な安心を与えるだけで、
実際に国際舞台に立てば実力の差は完全に露呈すると。
そんなことまでチャンホーバー選手は言っているんですね。
実際のところ彼自身この国内の大型レースでそれぞれ3度ずつ優勝しているのに、
パフォーマンスインデックスで言えば彼は800点台のままだったそうですね。
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その上で彼曰く順位とタイムが僕自身の参戦の目標だと。
パフォーマンスインデックスは選手を定義できないし、この競技そのものも定義できないと。
こんな風に語っているんですね。
そんなチャンホーバー選手にとって尊敬できる選手として彼が挙げたのが、
キリアンやトム・エバースではなくフランスのフランチェスコ・プッピー選手なんです。
その理由というのがユニークで、フランチェスコ・プッピー選手はイタリアの選手なんですけれども、
2023年のOCCで本来2位だったところを優勝した選手がドーピングで失格になって繰り上げ優勝になったんですね。
その後地元の小規模なレースで優勝した時にパフォーマンスインデックスが940点台をつけました。
その点数が世界選手権での自身のパフォーマンスを上回ってしまったということがあったそうです。
これは彼にとってパフォーマンスインデックスが高かったということは別に不利益ではないというのが普通の見方だと思います。
けれども彼はそれでもパフォーマンスインデックスシステムの方が合理的じゃないんじゃないかということを大やけに問題視したということなんですね。
その点についてチャンホーバー選手は評価していると言うんですね。
チャンホーバー選手曰く自分の利益から離れて競技全体のために声を上げられるランナーというのは国内には非常に少ない。
多くの人は自分の利益に縛られて疑問を口にしたがらない。
でも全員が沈黙したらトレードランニング業界の問題は永遠に改善されないとこんな風に彼は言うんです。
そしてこの中国語の記事によれば彼自身チョンリー168での単一レースでの評価点がアジア最高ということになったと。
まさに自分がそれだけ高い点を得たにも関わらずその時点でもこの主張は変えていないということなんですね。
チャンホーバーは質問に答えて引退後のキャリアについても話しています。
これも印象的でした。
彼曰く今は一切考えていないと。
態度を用意した時点で競技で踏み込む時に引き下がる心が生まれてしまうと。
全力で限界を突破できなくなる。
だからあと弟子というのもですね決して取らないんだということを言ってるんですね。
以上5つのニュースをご紹介してきましたけれども
トレードランニングがそのを広げながら成長しているというポジティブな面と
その裏側に常に何らかの歪みが存在しているということを同時に示していると思います。
主催者にとってもブランドにとってもまずはそこに現実的に対応していく必要がある。
ただ長い目でこの競技の成長を望むのであればその先を考えないといけないと思うんですね。
大会がコミュニティをつなぐという機能を持っていたはずなのにその意味が変わらざるを得なくなる。
あるいは選手の実力を測るはずの指標があまりに注目されるがゆえに
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選手が本来目指すべき目標や努力の方向が健全さを失っていく。
もしそういうことが起きているならばどうすればその歪みを小さくできるのか
我々は常にそこに目を向けていく必要があると思います。
今週紹介した5つの業界ニュースはそれを示していると思います。
今週のマンデーナイトランパワードバイゴールドウィンいかがだったでしょうか。
ちょっとまとめてみますと、
二次登山競争ではズーミンさんが8連覇、
芹澤優二さんの7連覇を超えて男女を通じて誰も踏み込んだことのない領域に入りました。
男子は上田瑠衣選手が前半4番手から逆転して
海外ではタトゥラスカイマラソンで男子のゴルチサがコースレコード
女子の矢主久が膝の手術から5週間で圧勝。
そして業界の側では中国の大会数激増と運営9割赤字という二面性
中国の香港100の定員縮小と値上げ
チャイクータウン数の賞金史上最高額の提示
それからパリマラソンの主催者の交代
そして超チャンホーファ選手のイトラの批判という話題をご紹介しました。
今週はいくつも話題レースがあります。
まず今日のですね7月27日から29日にかけて
アメリカカリフォルニア州のバットウォーター135マイルが開催されます。
一番過酷なフットレースとして知られるデスバレーから標高2530mのホイットニーポータルまで135マイル
約217キロ走ります。
今年はですね制限時間が48時間から45時間に短縮されたということなんですね。
これは新しいポイントです。
21カ国から98名がエントリーしています。
週末は7月31日から8月2日にかけてオーストリアピッツタールでサロモンピッツタールアルパイングレイシャートレイルが開催されます。
ゴールデントレイルワールドシリーズの一戦として
8月1日に世界トップ選手が集まります。
同じ週末にはエクアドルでキトトレイルbyUTMB行われます。
ラトビアではガウイアトレイルbyUTMB
それからアメリカワシントン州のビーストオブビッグトレイルは
ビーストオブビッグクリークですね。
こちらは今年のメレルスカイランナーワールドシリーズで唯一の北米開催となります。
国内は8月1日に野沢温泉で野沢トレイルフェス
8月2日には札幌で新しい大会OSJ札幌シティトレイル
そして金曜日には、あ、ごめんなさい。
日曜日には静岡県の御殿橋で
秩父宮記念第51回富士登山駅伝競走大会が開催されます。
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マンデーナイトランパワードバイゴールドウィン
ドクサキャラバンの岩澤がお届けしました。
48:35

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