1. Run the World, by DogsorCaravan
  2. 安曇樹香 Konoka Azumi さん・..
2024-02-23 43:28

安曇樹香 Konoka Azumi さん・Tarawera 100マイル優勝とNZ移住後に始めたトレイルラン【ポッドキャスト Run the World 140】

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2024年のTarawera Ultra-Trail by UTMBはニュージーランド・ロトルアを拠点に開催されるトレイルランニングのイベントで、世界のトレイルランニングカレンダーの中でも2月に行われる魅力的なイベントとしてその名を高めています。


その大会の中で行われた100マイルのレース「TMiler」で安曇樹香 Konoka Azumi さんが女子優勝を勝ち取りました。男女総合でも7位となっています。


スポーツの分野で安曇さんの名前はトライアスロンのトップアスリートとして知る人が多いでしょう。学生時代から小学校教員として社会人になってからも10年以上にわたって国内の主要大会で優勝を重ねてきました。ロングディスタンスに強く、カナダで行われた、ランが84kmという超長距離の Ultraman World Championships で優勝した経験を持ちます。一方、ロードのウルトラマラソンにも情熱を傾け、サロマ湖、伊豆大島、沖縄、茨城などの100kmウルトラマラソンで表彰台に立ち、2019年にはIAUアジアオセアニア選手権で銅メダルを獲得しています。


そんな安曇さんが意を決して、ニュージーランドに移住したのは2019年の秋のことでした。コロナ禍で国境を跨ぐ移動が難しくなる直前にニュージーランドに渡った安曇さんは、ウルトラマラソンを走る機会を求めるうちに、自然とトレイルランニングに打ち込むことになります。移住後の2020年2月のTarawera 102kでは5位、翌年3月のNorthburn 100では初の100マイルを走って優勝。昨年10月には久しぶりに日本に一時帰国し、Lake Biwa 100を走って、改めて日本でトレイルランニングに触れました。


このインタビューでは先週のTaraweraのレースの振り返りから、トライアスリートとしての自分の強みを見極めるうちにウルトラマラソンに興味を持ったこと、そしてニュージーランドへの移住を考えるようになった背景について聞きました。さらに、安曇さんのキャリアである幼児教育とスポーツやアウトドアとの関わりについてもお話を聞きました。


(収録日 2024年2月16日)


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#KonokaAzumi

#安曇樹香

#TaraweraUltra


00:14
DogsorCaravanのインタビュールルームへようこそ。ということで、今回は先週行われました、Tarawera Ultra Trail by UTMB 100マイルのベースで見事優勝されました、
安曇香 Konoka さんをゲストにお迎えしてお話を伺います。安曇さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回、ニュージーランドにお住まいでいらっしゃる安曇さんです。そして、私はたまたまなんですけれども、
大西洋のカナリア諸島の方に来てまして、時間差13時間という、こんなに大きい時間差でお話しするのは初めてなんですけれども、
すみません、それは内側の話で失礼しました。
昼と夜で、今こちら朝ということで、世界をまたいでのインタビューとなります。
安曇さん、まずは先週末のTarawera 100マイルTマイラーですね。おめでとうございました。いかがですか。今、フィニッシュされて少し2晩ぐらい経ったのかなと思うんですけれども、
体調とか、落ち着かれましたか。
そうですね、ちょっとずつ良くなってます。ダメージがすごい大きくて、今回思ったよりも。レース終わった夜は一睡もできなくて、ずっと寒さと気持ち悪さで、
眠れなかったんですけど、それがだんだん物を受け付けられるようになってきて、ようやく今日ちゃんと夕飯まともに食べられたかなって感じです。
かなりダメージは大きかったというか、それだけ素晴らしい結果だったと思いますが、そうでもないって感じですか、ご自身としては、評価としては。
100点満点中、50点ぐらいです。
タイムとしては、私の手元のデータによりますと、18時間24分53秒で女子優勝、そして男女総合で見ても7位という結果でらっしゃったわけですよね。
アズミさん、トレイルランニングのファンの方にとっては、アズミさんの名前は新しい名前かもしれませんけれども、
エンジニアスポーツの世界というか、トライアンスローンとかの世界では、アズミさんが大変な実績あるアスリートとして、学生時代からずっと活躍されて、
03:07
知ってくださっていると思います。
私もトライアンスローン界についてはあまり詳しくはないんですけれども、
大きなレース優勝されてきています、アズミさんも大きなレースがあって、
私もトライアルサロンについてはあまり詳しくはないんですけれども、
いくつものこのですね、この大きなレース、優勝されてきています。
世界的なレースも含めて制覇されてきた。
そして特に遠慮、長いロングディスタンス系の競技ですか、
そちらの方で強みを持っていらっしゃって、
というふうに理解しているんですけれども。
大学入ってからトライアルサロンを始めたんですけど、
それで大学3年生、19歳の時にアイアンマンに初めて出て、
それがニュージーランドだったんですけど、
そこからロングの方が。
それは学生時代にニュージーランドのレースに出たということですか。
そう、大学3年生の時にアイアンマンニュージーランドに出て、
そこからロングが楽しくなりました。
様々なメディアでもその活躍紹介されているので、
アイアンマンファンというかトライアルサロンファンの方にとっては、
今さらあずみさんのキャリアをあまり詳しくない私が紹介するのも、
失礼なぐらいだと思うんですけれども。
そういった形で並行してウルトラマラソンも始められていて、
ということをされているということだったと思うんですけども、
やっぱりそのエンディオランススポーツに自分楽しい強みがあるというふうに、
長い距離であればあるほど楽しいという気持ちがあったということなんでしょうかね。
一番のきっかけは2017年に出たウルトラマンという、
トライアルサロンの中でも3日間走り続けるウルトラマンという競技があるんですけど、
それに出た時にウルトラマンカナダに出て、
それで3日目のランニングパートで運良くコースレコードを出すことができて、
06:01
そこで3日目でもちゃんと走れるんだなとか、
ランニングが一番楽しいなということに気づいて、
そのあたりからサロマコウルトラとか100キロのロードレースにも出るようになりましたね。
さっきも言っていたんですけど、ウルトラマンというのは、
ランだけでも50マイル超えるようなすごいレースなんですよね。
ダブルフルマラソンです。
ダブルです。だから84キロぐらい。
ダブル。なるほど、フルマラソンのダブルぐらいの距離があるということですね。
そうすると全部で500キロ。
スイムが10キロのバイクが450キロぐらいかな。
で、84.4キロですね。
トライアスロンファンの間でも本当に出る人がいるのかというと、
そういうハードな超耐久レースということですけど。
それがすごい楽しくて、特にランニングが楽しかったので、
トライアスロンももちろん楽しいんですけど、
一番フォーカスしたいのはランニングだなと気づかせられたのがその時でしたね。
そうすると2017年、18年あたり、
でも実は安住さんの姿を見かけしたというか、
一声かけせやすくいただいたことがあったのは、
たぶん2018年のサロマコにも取材する機会があって、
3位でフィニッシュされたときだったと思いますけれども。
安住さんはもう覚えていらっしゃらないと思います。
一般で出たときですよね。
そうだと思います。一般で優勝。
エリートというか登録選手の中で混じって3位だったという。
登録エントリー間違えちゃって。
それぐらいまだウルトラマンの世界はまだ始めたばっかり。
ウルトラマンさんですね。
それが初めてのサロマコですね。
翌年には確かまたサロマコで3位に入られて、それがですよね。
それでアジアオセアニアチャンピオンシップに。
IAUのウルトラマンニャーズ協会のアジアオセアニア選手権ですね。
09:08
その年はアジアの年で。
私も地元のデータを確認しながらになるんですけれども、
そのアジア選手権で同メダル3位ということでしたよね。
ということですから、あっという間に国際的なウルトラマンさん。
まだまだそれかもしれませんけど、
それでも決めたばっかりでそこまで力を発揮されたということなんですね。
ありがとうございます。
そしてその後の国内のいろんなウルトラマラソン大会でも
リザルトでお名前を見かけして、
私もあずみさんってすごい人なんだなというふうに感じるようになったんですけど、
そこからコロナの期間があったりして、
それと前後する形でニュージーランドに移られたわけですよね。
2019年の12月、ちょうどコロナの始まる直前に。
直前ぐらいですね。
ニュージーランドにラッキーでした。
ボーダーが閉まっちゃったんですよね。
そうですよね。
このニュージーランドに移られようって思ったのは、
それまたスポーツと関係あるんですか。
そうですね、関係あります。
いろいろあるんですけど、
日本にいたときは小学校の教員やってたんですよ。
はい。
それで結構仕事的にハードでっていうのは、
拘束時間が長いので、ワークライフバランスがあんまりだなと思って、
それこそ12時間働く上に、
例えば朝4時に起きてトレーニングして、
通勤ラン、往復ランしてっていう生活を毎日ずっと送ってて、
休日は、宿日は、ロングセッションとかっていうのをやってるときに、
もっといいワークライフバランスの環境がないかなっていうのが一つと、
それとやっぱりウルトラマン出たときに、
いろんな海外の方と交流する機会があって、
12:00
プライスギビングのときにスピーチをしなくちゃいけなくて、
そのときに全然英語で恥ずかしながら話せなくて、
すごいそれが悔しかったんですよ。
で、なんか日本に留まってたらダメだなと思って、
そのときに、もちろん世界に出ないとなって思ったのが、
英語の、そうですね、世界の人とつながりたいって思ったのがもう一つの理由ですね。
あとニュージーランドは自然が豊かなので、
家族と過ごす時間とか自然の中で、
思い切り体を動かすことが大好きな人が多いので、
それで、アイアンマーニュージーランドを初めて観走したっていう思い出も、
いい思い出もあるので、なんかニュージーランド。
学生時代ですね。
そうですね。
いろんな要素が重なって。
やっぱり、お仕事の負担を思いながら、スポーツの目標も達す、
自己実現というかね、目標を持って臨みたいという中で、
思い切って、新しい環境に飛び込まれたということなんですよね。
あとは、テファリキーっていうニュージーランドの幼児教育のカリキュラムがあるんですけど、
それを勉強したいなって思ったのも一つですね。
子どもの成長に、ニュージーランドに行ってからの子どもの成長に関わりたいなという気持ちはあったので、
こちらの教育を勉強して、
こちらの教員免許を取って働きたいなっていう気持ちもありました。
なるほど。
教育分野のキャリアも、いい次のステップが見つけられそうだという、
そういう期待もあったということなんですね。
そうですね。
ニュージーランドに連れてからは、英語だったり、教育分野の学校。
ちょっとコロナで予定より遅れちゃったんですけど、
去年、正式な教員免許を取得できまして、こちらの。
そうなんですね。おめでとうございます。
はい。それで、正式な、日本で言うとなんて言う?正式な教員?
そして、
サティフィギュートみたいな感じですか?
今はあんま変わらないですね。フルタイムで働きつつ、通勤ランもしてますし。
15:03
ただ、ワークライフバランスは確実にいいです。
そうでしょう。そうなんですね。
残業ないですし。
今は、お仕事としては、小学校とか、
小学校、幼稚園とか。
幼稚園ですか。
そちらで、仕事されながら。
はい。普段は。
そうなんですね。
そういう中でのトレーニングとかっていうのは、やっぱり日本にいた時のトレーニングとはだいぶ内容とかも全然違ったりするんですか。
環境はやっぱり自然に恵まれてるとか、あるでしょうね。
すごい、もっとワイルドになったと思います。
そうすると、ロードで何キロ走るとかっていう代わりにトレイルというか山行ったりとか。
それはすごい多いですね。近くにいい森があって、
それが一周30キロぐらいアップダウン。
すごくタラウエラのトレイルに似てるんですよ、それが。
よくタラウエラの前は行ってましたね。
これがもうトレーニングはそうなんですね。
今はもうトライアスロンとかもされることもされるっていうか、バイクのトレーニングとかもされたりするんですか。
レース自体は出てないんですけど、クロストレーニングでバイク乗ったりとか、水泳。
家から1キロ先が海なんで、泳ぎに行ったりとか感じですね。
ランニングはメインですけど。
そこでニュージーランドに移られてからトレイルランニングというところで考えていくと、
ニュージーランドに移られてから本格的に取り組まれるようになったのかなと思うんですけれども。
本格的、そうですね。
日本にいらっしゃる方からすると、本格的に始めたんだなって思う方が多いと思います。
自分としては自然とそうなったっていうか。
最初、ニュージーランドに来て初めて走ったのがタラウエラだったんですよ、5年前の。
2010年。
2020年ですね。
本当だ、2020年の2月。移られて間もない頃でもありますよね。
18:04
そうです。私、ロードの100キロが好きだったんで走る。
ロードが好きだったんですよ。
ロードの100キロレースをニュージーランド中探したんですけど、無くて。
そうでしょうね。
無いんですよ。
タラウエラもエントリーした時点で、グラベルかフォレステリーロードで、割と走りやすいんだろうなと思ってエントリーしたら、そんなことはなかったっていうか。
ガッツリ走りやすいところもあるんですけど、ルーティーなところも結構あって、スティープなヒルもあるし、気づいたらトレイルを走ってたみたいな。
なるほど。トレイルの練習、トレイルのための練習みたいなことはスキップして。
ロードシューズで出ましたからね、最初の年は。
そうなんです。長い距離走りたいなと思ったら、それはもうトレイルに行くしかないみたいな。
選択肢はトレイルしかなかったです。
ある意味で日本のトレイルランニングファンの方にとっては羨ましい、理想的な環境だと思うんですけど。
でも日本のトレイルと地形が違いますからね。
そうですね。日本の場合は山っていうと本当に登って降りてっていうことが前提になりますけど、ニュージーランドとかみたいに自然が豊かなところであれば、もちろん山もあると思いますけれども。
牧草地帯とかも結構ある。
それこそ走ってたら、羊と牛が並走してくるような、牧草的なところがそこら中にあるんで。
そういう中で、今私の手元にデータベースもあるんですけども、そのときの2020年のサラベラ100キロウルトラマラソン。
こちらも女子5位ってイメージされてて。
その後、コロナ禍で国際的な人の移動とか大会の開催もなかなか難しい時期があったと思うんですけれども。
サラベラはまた翌年も出られていて、今度は女子2位ですよね。
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翌年はドメスティックだったんで。国内にいる人だけ。インターナショナルなランナーは来なかった年で。
同じ年にはノースバーの100マイルにもチャレンジされて。
そう、初めての100マイルです。1ヶ月後、サラベラの。
それは結構、一番ハードな100マイル、ニュージーランドの中で一番ハードだって聞いてて。
すごい登る、1万メートル以上登るんで、結構ハードでしたね。
初めて100マイル出て、こんな感じなんだって。
そうなんですね。
けど、初めての100マイルでも、もちろん海外選手がね、あまりローカルの人が多かったということは、写真一つをしても中心賞、総合でも4番手でフィニッシュということでいらっしゃったので。
100マイルも、あずみさんからすれば、ある程度トレイル100マイル走るのも、そういうウルトラマンとかトライアーソンのすごいです走るのも、だいたい同じぐらいの自分の中ではマネージできるようなそういう環境でしたか。
100キロと100マイル、やっぱ違うな。
ベストは100キロですね。
そうなんですね。
走れるっていうことで、またそのスピードを自分のベストを出し切れる力を出し切るっていうのはまたちょっと違う面もあるんでしょうかね。
自分のポテンシャルを最大限試せるのは100キロかなって思うんですよ。
ただ、そこからどれだけそのスピードを維持できる、100マイルで維持できるかとか、もっとテクニカルな場所でどれだけ走り切れるかみたいなのがこれからの課題なのかなって思います。
まるでまだトレーニング始めたばっかりみたいな、自分の課題と同じなんですけど、すでにこれだけの力を持ち出したときに。
そこにギャップというか、我々の後ろが大きいんだということがすごいびっくりさせられますけどね。
いやいや、まだ、ノースバーンと去年日本に久しぶりに帰って、その時にレイクビュア出て、今回が3回目の100マイルだったんで、どれも地形が全然違うので、いい経験でした。
24:03
レイクビュアはある意味、日本に里帰りしてトレーニングを改めて日本で経験するという経験、なかなか珍しい経験かなと思うんですけど。
初めてのトレーナーが、はい、レイクビュア。
いかがでしたか、日本で自分の故郷、母国のトレーニングを経験してみて、ある意味いろいろ思うところもあったんじゃないかと思うんですけど。
いやー、日本のトレイルランナーの層は厚いなって思いました。
本当、テクニカルって言われてたら、本当にテクニカルなんだなって、日本。
こっちはテクニカルとか言っても、グラベルじゃんみたいなとこあるんですけど。
なんか本当、すごいルーティーでロッククライミングみたいなとこもあるし、
同じ1万メートルの獲得標高でも、ノースバーンと全然違うし、
すごい良い経験でした。
自分にとっては初めてのトレーニング、経験するトレーニングだったんで。
日本の方と話すことができて、それも楽しかったですけど。
コミュニティの雰囲気とかもやっぱり違ったりするんでしょうね。
ニュージーランドにもニュージーランドのランナーのコミュニティがあるんだと思うんですけど。
ホスピタリティは本当日本のレースは一番だと思います。
例えば、私レイクビアの途中で怪我しちゃって、膝から血を流せたんですよ。
でも気にせず走り続けてて、
エイドステーションで自分は水分補給とかをやってたんですけど、
サポートのボランティアの方が何も言わずに全部綺麗にしてくれて、
膝の手当てをされて。
すごいホスピタリティだなと思って。
全部サポートしてくれて。
ニュージーランドだとそこはワイルドな感じで、自分の責任でチャレンジしたらいいよっていう。
ドロップバックも自分でとってってねって感じなんで。
レイクビアはエイドステーションに着く前にもう用意してくれてるんですよ。
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事前に何メーターか前で何が来るか調べて。
着いた時にはドロップバックが目の前にあるっていう形なんですけど、
そんなことはニュージーランドは絶対ないです。
運営の規模とかもあるでしょうし。
日本のトレイルランニングファンの方にとっては新鮮なお話だと思います。
トレイルランニング大好きな人が多いんだなって思いました。
日本に帰った時。
改めて日本のトレイルランニングもまた魅力的という点も発見していただけたのかなと。
また帰るたびに一個ピックアップして出たいなと思います。
そうですよね。是非楽しみにしたいと思います。
日本のファンの皆さんもアスリート時代からご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますので、
日本でまた戻られて競技に参加されるのは非常に楽しみなことだと思います。
そして今シーズンというか今後のスポーツに関する目標みたいな話もぜひ伺えればと思うんですけれども、
今回タラベラで優勝されて、またモンブランのチケットというか出場券というのも手にされたということもあるかと思うんですけれども、
今後モンブランの方に出てみようとか挑戦してみようというようなことも考えていらっしゃるんでしょうね。
チケットを取るのが最低条件だったので今回。
出てどれだけ自分が走ることができるか試してみたいですね。
ニュージーランドも非常にアスリートのレベルも高いですし、
そういう意味では切磋琢磨というか、レースでもいろいろな経験、
あずみさんにとってもやりがいのあるレースだからきっとできますよね。
そうですね、あとコミュニティが狭いのでその分レースに出るたびに顔なじみのトレイラーさんたちと会って一緒に走ることができるというのがいいところだと思います。
そういう中で例えば、こういうとこで一緒に練習してみないかとか、こんなレース出てみないかとかいう話も聞いたりするんでしょうね。
30:13
あと夏、サマーシーズンは特に日も長いので、サマータイムって結構朝晩ランニングセッションとかをシリーズでやってたりするんで、それに参加したりとか。
そういう中で、やっぱりサマータイムっていうのはやっぱりサマータイムっていうのが一番大事だと思うんですけど、
アズミさんぐらいのレベルに来ると、むしろスポーツ自体を仕事にするというか、プロアスリートだったり、そういういろんなセッションを自分で企画されたりとか考えられるんじゃないかなと。
実際そういうふうにしているエリートランナーも少なくこのスポーツの中でもいると思うんですけれども、そんなことは考えたりしないですか。
どうなんでしょうね。
そうですね。
一緒に、私はやっぱり子どもが好きなんで、キッズランニングとかそういうセッションいつかできたらいいなとは思います。
子どもたちに走る楽しさ。
子どもたちにオースというかアウトドアランニングの楽しさを伝えていくような。
別にシリアスなランナーにならなくてもいいのに、すごい体動かすって楽しいとか、トレイル走るって楽しいって、そういうのを伝えられたらいいなと思います。
言わなくてもここの子たちはみんなワイルドですけどね。
環境で育てば自然と育るんでしょうけど。
すごいワイルドですけど。
それでも自分でどんどん自然の中に飛び込んで、親が心配ぐらい、日本だったらとても信じられないぐらいのところに行ってしまったりするって感じなんですか。
靴なんて履いてないし。
木に登るよりも自由に遊んでます。
日本のような、例えばディズニーランドのようなアミューズメントパークがないので、ここは。
家族でどっか行くって言っても、みんなカヤキングしに行ったりバイキングでトレイル走ったりとか、
33:01
そういう自然の中で体を動かすことを楽しむっていう子どもたちが多いので、
それはいいな、すごいいいなと思います。
そういう意味では、日本でもニュージーランドでも幼児教育っていう言い方でいいのかな。
そこの関わってキャリアが進まれてきてるわけですけども、
ある意味全然前提が違うというか。
あるべき姿っていうのは、日本はやっぱり違うんじゃないかとか。
あるいはニュージーランドは、ある意味行き過ぎてるんじゃないかとか。
実践自体はすごく対照的だなとは思いますし、
でもそれがどっちがいいっていうよりは、
両方いいとこもあるし、両方課題もあるしって感じで。
日本の教育はすごくオーガナイズされているので。
自立した行動もというか、
自分でプランを立てて何かをやるっていう面ではオーガナイズするスキルも大切だなと思うし。
でもこっちの子たちのように自発的に何でもやってみたい、これやってみたいって興味を持ってチャレンジする。
させられるような環境があるっていうのもいいなと思うし。
どっちもいいとこはありますね。
そういう経験の中から、この幼児教育のキャリアの中でもまた新しい価値がというか、
ニュージーランドの中で日本流のやり方を何か知っていることが
ニュージーランドの人たちにとってもプラスになるような、今までない発想を持ち込むような存在になれる可能性がありますよね。
願わくば日本にもそういうものをまた持ち帰るというか、伝えるようなこともあったらいいなと思います。
できたらいいですね。
そうですね。ニュージーランドの女性のトレイルランナーというのが、僕は思い出したらルース・クロフトさんですけど、
彼女とかもアジア、台湾を拠点にしてたこともあったし、
その時代に富士山の山頂まで行く寿司登山競争で優勝したこともあったし、
そしてまた今度はNUTMBで大活躍ということもあったりして。
36:01
あとウェスタンステイツとかね。
そうですね。優勝したりとか。
まさにそういうのを思い出すので、たぶんあずみさんにとっても何よりも刺激というかね。
すごい刺激に。
2年前のタラウエラで一緒に走って、すごく圧倒されて。
優勝、準優勝というキャンペーンでしたもんね。
でも終わった後話してみるとすごく気さくな方で、そのギャップがまた良くて。
すごく尊敬してます。
そうですか。
というような先々、ますます世界を広げていかれるという可能性があるということ。
今回インタビューですごく伺えてよかったと思うんですけれども。
そうすると、これから夏にかけてはモンブランに向けて、モンブランが一つ大きな目標になるというか、準備していくって感じになるんですか、アスリート的には。
そうですね。
またここからニュージーは冬に入っていくんで、そこがね、またあれですけど。
今回のタラウエラで失敗したこともたくさんあるので、それを克服しつつ、次のレースで失敗しないように頑張りたいと思います。
ちょっと話が前後してしまうんですけど、今回失敗というかうまくいかなかったようなことって、もし差し支えなければどのあたりだったんですか。
まずタラウエの今回のコースが、前半70キロはすごく走りやすいコースだったんですよ。
起伏はあるんですけど、グラベルとか林道で。
で、70キロ地点でウォーターフォートがあって、フォートで湖渡って、対岸に着くとそこからすごくルーティーな本格的なトレイルになって、コンディションがガラッと変わって。
で、もっと本格的な山登りが始まる。
だからラスト90キロがすごくきついんですよ、今回のコースは。
で、最初の70キロすごく快適に走ってて、そこは良かったんですけど。
そこがちょっと気温も30度ぐらいまで上がって脱水になったんですよね。
で、そこからが結構きつくて、脱水になったのにお腹も壊しちゃって、物を全然受け付けられなくなっちゃって。
で、それで何も食べられなかったのが最後40キロぐらい。
39:10
そんな状態で40キロを走りつつもっていうことだったんですね。
それはもうオーカレスクの中でどのランナーもそうはきついのはきついんで、
言い訳的に言いたくないんですけど、
自分の中でガス欠になりながら、それをこらえながら走る経験、そんなに長くしたことなかったから。
今回もうちょっと中盤で脱水になる前に、もっと序盤のうちにもうちょっと何かいい栄養補給の仕方があったらな。
結構プランは立ててたんですけど、半分ぐらいしかやっぱりコンプリートできなくて。
そこがちょっと課題ですね。
他は筋疲労とかそんなに。
それはそんなになかったんで、そこは良かったんですけど。
呼吸、この100マイルとかの場合、ランニングだから100マイルでもやっぱり時間が20時間、もっと倍減ったら30時間とか時間がかかってくるから
その間の補給はより複雑というか、いろいろ考えないといけないという部分がある。
常にジェルを飲み続けてるっていうのも体にすごい負担があるから。
トレイアスロンとかだと普通はジェルで全部コンプリート、最後までいくんだっていうのは普通だったりするのかなと思う。
そういう人も多いのかなと思うんで、特にプロレベル、上レベルの選手はそうなのかなと思うんですけど。
全然食べなかったんですよ、アイアンマンの時とか。
全然固形物とかも取らずにやってたんで。
食べ続けるっていうのがすごく大変。
レールランニングの100マイルは。
食べ続けるっていうのは、いろんなものを食べたり、固形物を取ったりしますもんね。
その辺の経験をこれから探していくということなんでしょうね。
あとはもっとテクニカルな山登りで強くなりたいなっていうのがあります。
私が今日お話しかかって思ったのは、トレーランナーとしての伸びしろというか可能性がすごくあるんだろうなということを思いました。
そう言っていただけて嬉しいです。
これだけの先週末は、トラベラー、ウルトラトレーカー、UTB、Tマイダー、女子優勝であったんですけど、
42:07
それでも50品の評価、最初おっしゃったような50点ぐらいということですので、
これが70点、80点、あるいは100点満点の走りができたらってどういう…
そうですね、次走る機会があったらもうちょっと。
非常に楽しみです。
自分に引っ張れた目標を達成したいですね、次は。
ありがとうございました。
日本のファンの皆さんにとっては、海を隔てての応援ということになると思いますけれども、
引き続き独占キャラバンでも海外デイズの情報であるとか、ニュージーランドの情報、
あずみさんの情報も色々また紹介していきたいと思っていますので、
ぜひこれからトレーダーの皆さんにとっても注目のアスリートとして、
皆さんに見ていただきたいと思います。
あずみさん、ありがとうございました。長時間お付き合いいただきました。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
43:28

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