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2019-10-20 14:30

#005 上田瑠偉、2019年スカイランナー・ワールドシリーズ・チャンピオンに 【ポッドキャスト・Run the World】

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上田瑠偉 Ruy Uedaさんがついにスカイランニングの頂点を極めました。今回のポッドキャスト番組・”Run the World”のエピソードは10月19日に開催されたミグラン・スカイランナー・ワールドシリーズ MIGU RUN Skyrunner World Seriesの最終戦、「SkyMasters」で優勝し、今年の年間シリーズ戦のチャンピオンの座を勝ち取った上田瑠偉さんがゲストです。
(写真・© 藤巻翔 Sho Fujimaki)
スカイランナー・ワールドシリーズは今年からフォーマットが変わりました。従来は距離やコースの難度でカテゴリーに分かれていたのを一本化。選手にとっては距離やコースが様々なレースで力を発揮することが求められるタフなシリーズ戦となりました。さらに、その最終戦は「SkyMasters」として、決められた資格に該当する選手だけが出場できることになりました。
今年の「SkyMasters」はイタリア・リモーネで開催される「Limone Extreme」の中で27km 2,600mD+の特設コースで開催。今年のスカイランニングで活躍してきた選手たちが勢揃いする中で上田さんは今回も序盤からレースを積極的にリード。フィニッシュまであと6-7kmのダウンヒルを前に、後ろに続くオリオル・カルドナ Oriol Cardona(スペイン)には2-3分のリードをキープしていました。しかし、このダウンヒルで一旦はカルドナにリードを奪われることに。しかし上田さんは最後まで諦めず、下りの最終盤のアップダウンの繰り返しでリードを奪い返します。そしてそのままフィニッシュ。続くカルドナが2位でフィニッシュしたのはわずか12秒後でした。
レースを終えたばかりの上田さんに、今回のレース展開について聞いたほか、今シーズンの活躍の理由、来年の目標について聞きました。そしてインタビューの最後では上田さんに続いて世界を目指そうとする選手の皆さんへのメッセージもいただきました。


ポッドキャスト番組・”Run the World”の今回のエピソードはこの記事の下の再生ボタンを押すとお聞きいただけます。このほか、iTunesAndroidでチャンネル登録しておけば、新しいエピソードも既に公開済みのエピソードも見逃すことがありません。ぜひチャンネル登録してみてください。

* 表題写真・© 藤巻翔 Sho Fujimaki
* 音楽・未来向きトライアド / Audiostock、da ta 3 / Audiostock



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00:04
DogsorCaravanプレゼンツ、Run the World
これで彼に負けたなら、本当に仕方ないかと思ってはいたんですけども、
どんどん世界に出ていって、そういう環境に慣れていくことが大事かなと思います。
トレールランディング、スカイランディング、オンラインメディア、DogsorCaravanのKoichi Iwasaです。
10月19日にイタリアリモーエで開催された
ミグランスカイランナーワールドシリーズの最終戦
スカイマスターズ、日本のスカイランディング、トレールランディング界のプリンス
上田瑠衣さんが見事優勝しました。
そして、今年のシリーズの年間チャンピオンに輝きました。
上田さんといえば、もう日本のトレールランディングファン、スカイランディングファンの間では
もう有名な有名人なわけですけれども、今回見事その世界の頂点に立ったと。
早速、まだレースを終えたばっかりのイタリアにいらっしゃる上田瑠衣さんにインタビューしましたので、どうぞお聞きください。
上田瑠衣さんです。スカイマスターズ、スカイマスターズ、今日開催されまして
見事優勝、そしてシリーズチャンピオンとなった
まさに世界の頂点に立った上田瑠衣さんです。おめでとうございます。
ありがとうございます。
正直ね、ちょっと驚いたし感動したし、本当にみんな喜んでるところなんですけれども
今日のスカイマスターズ、どうでした?手応えとしては、まず最初の終えてみた一言
思う通りのレースになりました?
今回レース全体を通しては、本当に過去一番のパフォーマンスができたと思います。
登りも全部プッシュできましたし、下りも本当に自分指導では上手く下れたかなという感じではありました。
今回のコースはリモーネエクストリームというスカイラーニングの有名な
毎年このシーズン終盤にあるレースですけれども、今回はそのリモーネのコースを使って
登りをさらに増やしてコースもちょっと伸びたような特設コースですよね。
今回新しく作られたコースで27キロで2600メートルのバーチカルゲインという
すごい数字なんですけど、どうでした?今まで経験した中でも相当な
そういう意味では登りの厳しさという意味ではコースだったと思うんですけど
そういう意味では十分研究して臨めたという感じなんですか?
今回は早めについてしっかり入念に質問することもできましたし
全部のコースは一応見ているので、その辺はすごいどういったペース配分でというか
どういった走りをというのはあらかじめ研究できていたので
03:02
それは今回の勝利につながったかなというふうに思います。
私がちょっと特にすごいというか一段の成長というか
私が言うのもおこがわしいんですけれども、思ったのは
最後の下りですが、オリオル・カルドナー選手、今シーズンのライバルだったわけですけれども
ほぼ下りは同時というか一緒に下るような感じだったという
ツイッターの速報があったんですけど
実際は今回エイドステーションもサポートを入ってもらっていたんですけれども
下りに入る手前のエイドステーションでは
サポートの方が言うには2分ぐらいあったかなという
リードがあったということですか
僕も攻めてはいて
逃げ切れるかなどうかなというギリギリの感じではあったんですけれども
最後の本当に残り2、3キロですね
まだなかなかテクニカルな下りが続く中でオリオルに捕まった
一旦追いつかれた感じだったわけですか
そうですね、一回捕まって
なかなか激しいところを彼が追い抜いていって
一回パスされて
そこも僕も必死で追いかけて
折り切ってから少しトラバースする感じで
短いアップダウンを繰り返すようなところがありまして
そこでもう一度抜き返して何とかリードを取って
最後のアスファルトに出てからのダウンキル
だいたい1キロぐらいあるんですけれども
そこで何とかリードを広げて逃げ切ったという感じですね
本当に開幕戦の泡形と似たような展開でした
最後の最後まで勝負が
勝つか負けるかという緊迫したレース展開が
ずっと続いたということですね
本当にあそこで気持ちが折れかけたんですけれども
実際に今回のこのレース
僕としても本当にパーフェクトな
今までにない最高の走りをしていたので
これで彼に負けたなら
本当に仕方ないかというふうに思ってはいたんですけれども
ただやっぱり僕もそこで諦めきれなくて
その後に少し上りがあるというのも分かっていたので
もう一度勝負しようと思いました
下りは今までの僕の去年とかその前の記憶の中でも
06:03
上田さんが前半からずっとリードをしたけれども
後半の特に最後の下りで先を譲ることになるという展開は何回かあったと思います
やっぱり日本の選手にとって
ヨーロッパのスカイラーニングのレースのダウンヒルは
やっぱり同じような環境で練習できるとかそういう問題もあって
どうしても不利な部分あったんじゃないか
かつては宮原さんなんかもね
やっぱりなかなかその辺は下りは苦労されたという記憶があるので
やっぱりそこはずっと課題としてあったと思うんですけど
やっぱり今シーズンはそこをこれまでとは違う自分でも手応え
そこはやっぱり成長したところっていう風に言っていいんですかね
上田さん自身
一番はそうですね
一番は上りがすごく強くなったという実感がありまして
得意の上りが増えましたよね
その分上りを余裕を持って上れるようになったっていうのが
下りに入るまでにまだ足に余力を持たせることができているのかなという風に思います
プラスして言うと今回トレーナーさんも帯同していて
今回のレースのためにしっかり体のコンディショニングもしっかり調整したので
それもあって最後までつらずに走り切れたかなという風に思います
強みをさらに伸ばして
その他のところもカバーできるぐらいの余裕を持つということなんです
ちょっと思い返せば今年の8月ですけれども
マッターホールドミトラックスの直前に足にちょっとトラブルというか違和感があって
マッターホールドは出なかったということもありましたよね
それも大きなピンチだったと思うんですけれども
今回はそこの点は不安はなかったですか
そうですねもう完全にそこで痛めたところはリカバリしてましたし
それがいい休養になったかなという今回のレース最終戦に向けて
オリオルも8月はしっかり休養を取ったと言っていましたし
5月にトランスファルカニアも体調不良でDNFしていますけれども
やっぱりこのシーズン通してこのシリーズ戦を戦い抜くというのはやはり難しいかなという風に思いますし
それを今回オリオルもそうですしポイント揃えてきたトップ5だとか
今回スカイマスターズのスタートラインに立った全ての選手
本当にこの厳しいシーズン戦い抜いたということに皆さんにリスペクトしたいなと
09:03
この1年間は長かったですか短かったですか
長かったか短かったかで言われると終わってみたらあっという間だったと思うんですけれども
今回余分にレースエントリーしていた分何とかポイント揃えることができたのは
本当に保険かけて良かったなという風に思いますし
シーズン後半ですねマッターフォルン以降は
当初のシーズン前の目標が年間5位取れればいいかな
今年はという風に思っていたんですけれども
やはり年間トップ目指せるところにつけていただけに
マッターフォルンあたりからはちょっとポイントが気になり始めて
ここでやっぱり取っておいた方が後々有利になりますし
マッターフォルンボーナスレースですし
やはり出れなかったことに対しては少し不安もありました
しかしそういうのを乗り越えて今回のシリーズ
スカイランナーワールドシリーズのチャンピオン
日本で成し遂げた人はまだいないし
上田さんも一つの大きなマイルストーンというか目標にされていた
だと思うんですけれども
そうですね
見事それを手にした
先の話するのはまだ早いというのは徐々に承知の上で聞くんですけれども
どうですかやっぱりこの大きな目標を達成して
スカイランニングというものに向かい合う
次なる目標みたいなものはどうなるんでしょうね
来年に関して言えば今度世界選手権がスカイランニングでありますので
そこを一番の目標に置きたいなと思っています
シリーズ戦は出れる範囲で出ていって
ディフェンディングチャンピオンとしてまた
今度はマークされる側なので
より一層勝つのが難しくなってくるのかなというふうに思いますけれども
そういった中でしっかりスカイランナーワールドシリーズでも
また勝利を重ねていけるように頑張りたいなというふうに思っています
最後に日本のスカイランニングあるいはトレーニングに関わる人
あるいはそこで活躍しようというふうに目指すいろんな人いらっしゃるし
多分皆さんもそういう一人からいろいろとアドバイス求められたりすることも
あると思うんですけれども
そういう日本で見ているファンの方
あるいは小倉さんに続こうとするような方に
小倉さんの立場から続く人へのメッセージみたいなものがあったりしますか
やっぱり世界に出てみないとわからないことはすごい多くて
12:00
僕自身も海外のレースに出るようになったのは2015年からですけれども
本当にこの1年ぐらいがようやく海外の環境に慣れたというか
それまではやっぱりまだお客さん状態というか
海外に行っただけでテンション上がっているような状態だったりだとか
いろいろ宿を手配したりだとか車を運転したりっていうのも
まだまだふなりなところもあったりとかしたんですけれども
それが今回わりといろいろと慣れてきて
仕事がスムーズにいくようになってきたりとか
実習したりとかもしてより普段と同じような生活ができるようになってきたからこそ
今回の結果が出たかなと思いますので
こういった世界を目指している人であればどんどん世界に出ていって
そういう環境に慣れていくことが大事かなと思います
最先端を走る文字通り走っている上田さん
またこれからますますいろんな形で世界に挑戦されていくことになると思いますので
今年のサイトでも引き続き追いつかってお伝えしていきたいと思いますので
よろしくお願いします
よろしくお願いします
エミグランスカイランナーワールドシリーズスカイマスターズ
今日優勝されて見事シリーズチャンピオンになった上田瑠衣さんでした
ありがとうございました
スカイランナーワールドシリーズ年間チャンピオンになった上田瑠衣さんにお話伺いました
レースの結果もさることながら
一年間のこのシリーズをずっと一緒に戦ってきた選手たちの値切られの言葉っていうんですか
その辺はさすがやっぱりプリンスじゃないなと
スカイランニングトレーラーニングのキングになったと言っていいのかなと言ったように思いました
またこの続く選手たちにどんどん世界に出て自分の力を試して
こんな環境に慣れていくことが大事だというようなアドバイスもすごく参考になったんじゃないかなと思います
上田さんに続いていくようなアスリートの皆さんがどんどんどんどん日本から生まれたらいいなと私も思います
そして上田さんはそういった皆さんにとっての大きな目標ということになっていくのかなと思っています
独裁キャラバン岩澤浩一でした
14:30

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