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みけの、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
ご覧なさい ミケが歩くと
カラカラ カラ
と鈴が鳴りました
豪雅屋さんみたいだ と
赤トラが笑いました ミケは恥ずかしくなりました
なんでこんなものをつけたのかなぁ ミケは考えながらお家へ帰ると
ちょうどネズミが窓の上 ちょろちょろと登りました
これを見つけたミケは目を丸くしました ネズミは問いを伝って
枝についた赤い牡蠣を食べに来たのです 悪い奴だ
ミケは塀に登りました カラカラ カラ
と 鈴が鳴りました
利口なネズミは猫の来たのを知ると 隠れてしまいました
ミケは残念でたまりません 夜までじっと窓の上で
ネズミの出るのを待っていました コロコロコロ
と あちらで鈴の音がします
おや誰だろう と
ミケは月の光で見ますと ネズミが
霧の木へ登り 身をゆすって猫をからかったのです
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ミケは赤虎の家へ行きました 赤虎さん
ネズミがバカにするから どうぞこの鈴を取ってください
と頼みました 赤虎はそうだろうと言わぬばかりに
にゃおう と言って
ミケの首から 鈴を取ってやりました