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2025-10-01 16:40

#90 AIは勉強に活用できるのか?Learn your wayはAIで教科書を再定義する

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✍️内容

Googleが公開した教育用のAIツール、Learn your wayについて話します。

どのような取り組みがされ、どのようなことができるようになったのか?AI x 教育について話します。

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🔗リンク

Learn your way

Alpha school

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🎧番組紹介

「耳で学ぶAI」はChatGPTやGemini、Claudeなど生成AIを初心者・中級者向けに分かりやすく解説する番組です。

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👨‍💻パーソナリティ: 矢野哲平

「AIを分かりやすく、楽しく」をコンセプトにポッドキャストやnoteでAI情報を発信。ツールも開発しています。株式会社root c代表取締役。⁠

note

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サマリー

AIを活用した新しい教育ツールであるLearn Your Wayは、従来の教科書を動的に再定義する可能性を示しています。このツールは学習者の年齢や興味に応じて内容を変更し、さまざまな形式で学習を提供します。Googleの研究によると、このAI教科書は学習効果の向上を実証しており、今後の教育の在り方に革新をもたらすことが期待されています。また、Learn Your Wayとアルファスクールが新しい取り組みとして紹介されており、これらの取り組みは学習の個別最適化を促進し、教育の在り方に大きな影響を与える可能性があります。

AIと学習の融合
皆さんこんにちは、矢野哲平です。この番組は、耳で学ぶAIをコンセプトに、初心者・中級者向けにAIを分かりやすく解説する番組です。
今回のテーマは、AIは勉強に活用できるのか、Learn your wayはAIで教科書を再定義する、について話していきます。
はい、ということで今日は、AIと勉強の文脈で話したいと思います。
AIを業務に活用している方、最近増えていますよね。
それと同じように、最近ではAIを勉強に使っている人も増えてきていると思います。
先日、GoogleからLearn your wayという教育向けのAIツールが発表されました。
これが結構海外で話題になっています。
今日はこのLearn your wayに触れながら、AIは勉強に活用できるのかという点を掘り下げたいと思います。
今日話すポイントは主に3つです。
1つ目に、Googleが発表した教科書を再定義するLearn your wayについて。
2つ目に、Learn your wayを取り入れた学習は、どのような影響を及ぼしたのか、Googleの研究結果について。
そして3つ目に、Learn your wayを実際に使ってみた私自身の感想について話したいと思います。
学習効果の実証
AIを使った勉強、このトピックが気になる方はぜひ最後までお付き合いください。
はい、では早速話していきましょう。
Googleが新しく発表したLearn your wayについて。
Learn your way、これ直訳すると、自分のやり方で学ぶ、みたいな意味合いになります。
これは新しい概念とかテクニック、そういったものではなくて、Googleが開発した新しいAIツールの名前です。
Learn your way。
ちょっと今までにない名前の付け方で珍しいですよね。
じゃあこのLearn your wayというAIツール、どういったものかというと、
これ簡単に言うと、生成AIを使った新しい教科書ツールのようなイメージです。
AI教科書と表現すればいいんでしょうか。
従来の教科書、紙の教科書で内容というのは固定されていますよね。
誰が読んでも、何回読んでも、そこに書かれている内容は同じです。
これは当然の話なんですけど、じゃあLearn your wayは何が違うのって話なんですけど、
これは読み手の年齢や興味に応じて動的に内容変更する教科書のようなイメージです。
教科書と言っても、従来のような紙ベースのものではなくて、
webにアクセスして閲覧をする、いわゆるweb版の教科書といった方がイメージしやすいでしょうか。
教科書の中身ってテキストと画像とあとは図で構成されていると思うんですけど、
Learn your wayは学習者の好みに応じてスライド動画であったり音声であったりマインドマップ、
そういったもので学習することもできます。
そうですね、例えば私が経済の勉強したいとします。
Learn your wayを使って。
この時にテキストで学習することもできますし、
あとは視覚的に勉強したいのであれば、スライド動画でも学習することができます。
勉強を進めていくと、AIが学習した内容に対してクイズを出してくれます。
矢野さん、今学習した内容について復習をしましょうと。
〇〇とは何でしたか。次の4択から回答をしてくださいと。
こんな感じでクイズで私が学習した内容の理解度も確認してくれるような仕組みがあります。
つまり、Learn your wayを使うことで、従来の教科書とは全く異なったアプローチで勉強ができるというものです。
これはGoogleが模索している、教育にAIを組み合わせた新しいアプローチといえます。
ちなみに、Learn your wayの内部では、Learn LMという学習用に特化したAIモデルが動いています。
これ、Geminiをベースとしたモデルで、学習用にファインチューニングしたモデルということです。
学習者の属性とか、あとは理解度に応じて教科書の中身を動的に変更すると。
これうまくAI組み合わせてきたなと思うんですけど、じゃあこのLearn your way AI教科書を使うことで、
学習効果がどのぐらい高まるのかっていうのも気になりますよね。
これ実際にLearn your wayを使って、どれぐらい学習効果が上がったのかっていう調査結果もGoogleから発表されています。
これ論文でも発表されている内容となります。ここをちょっと詳しく説明します。
実験では、Learn your wayを使って学習したグループと、あとは通常のPDFリーダー、これはデジタル教科書みたいなものですね。
この2つのグループに分けて実際に実験を行ったと。
実験の結果は、Learn your wayで学習したグループと、あとは通常のPDFリーダーで学習したグループと比較した場合に、
Learn your wayで学習したグループの方が平均して9%高いスコアを獲得したと報告されています。
数日後に行った記憶力の評価テスト、学習した内容、どれだけ頭の中に定着しているのかという記憶力の評価テストにおいても、
Learn your wayで学習したグループの方が11%高いスコアを出したと報告されています。
あとは実験後のアンケート、アンケート結果ではLearn your wayを使った方がPDFリーダーよりも理解に役立ったとか、
あとはLearn your wayをもう一回使いたいとか、そういったポジティブな評価で上回ったと報告されています。
Googleが発表した内容なので、そういった点も含めて差し引いて判断する必要があると思うんですけど、
教科書の内容がその学習者に応じて動的に最適化される、こうしたことっていうのはやっぱり従来の教科書にはできないAI教科書ならではのメリットかなと思います。
学習者に応じたアプローチ
ちなみに私、Learn your way、Learn your wayって何回も言ってますけど、このツール誰でも無料で使うことができます。
Google Labというまだ正式にリリースされていないプロダクトを公開しているサイトがあります。
Googleが運営している。こちらで無料で利用できます。
こちら概要欄にリンクを貼っておきますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
Learn your wayのサイト、全部英語なんですけど、Chromeのブラウザの翻訳機能を使えば日本語に翻訳することもできます。
なので問題なく利用できると思います。
現時点でサイトにアクセスをすると、16冊の教科書があります。
具体的には経済システム、人類の歴史、社会学、原子と分子とか、あとはコンピューターサイエンスなどの教科書もあります。
結構幅広いトピックをカバーしているので、おそらくどれか一つは興味のある教科書が見つかると思います。
教科書をクリックすると、まず自分の属性を聞かれます。
あなたは中学生ですか、それとも高校生ですかと。
その内容に応じて教科書の中身が変わっていくような感じです。
デモで聞かれるのは中学生か高校生だけなんですけど、将来的にはもっと細かく学習者の属性を設定できると思います。
そこから学習目標をAIが設定して、学習の内容に対してAIがクイズを考えてくれると。
あとは学習者の要望に応じて教科書の中身をテキストからスライド動画に変換したり、
あとは音声コンテンツに変換してくれる、こんな感じです。
今は実験的な段階なので、用意されている教科書だけしか利用できません。
ただ本来は学習者がアップロードした内容に応じて教科書コンテンツを作ってくれる、こんな感じのツールとなります。
イメージ的には学習に特化したノートブックLMみたいな感じですかね。
例えば私が生成AIの論文をアップロードするとします。
そうすると生成AIの論文を教科書として変換してくれる、こんなイメージです。
実際に私もいくつか試してみました。
具体的には経済と、あとはコンピューターサイエンスの教科書を試してみました。
先に結論を言うと、学習体験はすごくいいなと感じました。
学習してすぐにAIが問題を作ってくれて、理解度のチェックをしてくれると。
学習効率が良さそうだなぁと率直に感じました。
ただ個人的には何か勉強するときってやっぱり本が好きなんですよね。
ただ学習者に応じて教科書の中身を動的に変更できるっていうのはやっぱり本ができないことで、
AIならではというか、これはちょっと見逃せない機能だなと思いました。
まだ実験段階のツールなので色々課題はあると思います。
それこそハルシネーションとか。
ただそういったデメリットの部分を差し引いても面白い取り組みだなと思いました。
例えばLearn Your Wayを使って家で勉強すると。
移動中、例えば通学中や通勤中に耳で教科書の内容を復習すると。
そういった色々な活用アイデアが広がると思います。
それこそテキストで勉強することが苦手という人もいると思うんですね。
テキストよりも動画が良いとか。
そういった人でも教科書の内容を動画に変換できる。音声にも変換できる。
これは生成AIを搭載した教科書ならではのアプローチかなと思いました。
AIと教育の新しい試み
こんな感じでAIと教育の組み合わせっていうのは最近事例が増えてきています。
それこそこのLearn Your Wayが出る前、アメリカで発表されたアルファスクールというのも話題になりましたよね。
これは教育にAIを取り入れた新しい学校のスタイルで、午前中の2時間だけAIを使って勉強しておしまいと。
浮いた時間、午後は勉強以外のワークショップに充てると。
例えば金融リテラシーとか企業とか屋外活動とか、いわゆる勉強ではないライフスキルを学ぶ時間に充てるというものです。
AIを使って学習そのものを高速化して、あとは個別最適化すると。
余った時間を子どもたちの個性を伸ばす時間に充てるという、ちょっと今までにないカリキュラムです。
アルファスクール発表のデータによると、アルファスクールの生徒は従来の学校の生徒よりも2倍の速さで学習ができていると発表されています。
そしてアルファスクールのクラスの生徒は全国的に上位12%の成績を収めているということです。
アルファスクールの思想としては、教師はサポートに回ると。人間の教師はサポートに回って、AIによる個別に最適化された学習を行うというものです。
つまりメインの教師役はAIで、人間の教師はサポート役に回るというものです。
午前はAIで学習を進めて、午後は現実世界のスキルを学ぶという、2本立てのカリキュラムが書くとなります。
ちなみにアルファスクール、現時点では私立としての展開が中心だそうです。
一方でアルファスクールへの反対意見もあります。
AIツールの活用
例えばワシントンポストでは、教師の役割をAIで代替することへの懸念が述べられていました。
アルファスクールでは、人間の教師はサポート役に回って、メインの教師役というのはAIが担うわけだからですね。
あとは、AIを教師としたカリキュラムに対する検証が不十分であるとか、
あとは、そもそも論として年少の子供がオンライン学習に耐えられるのかという、そういったシンプルな疑問ですね。
結構AIって手探りな部分ありますよね。業務へのAI活用も手探りですけど、
教育へのAI活用も手探りだと感じます。
リスナーの皆さんは教育現場へのAI活用、これについてどのように感じますでしょうか。
コメントやお便りフォームから意見もらえると嬉しいです。
私がSNSでフォローしている現役教師の方いらっしゃるんですけど、
その方は、AIと自動化を組み合わせて教師の業務負担を軽減するような取り組みをされている方もいます。
アルファスクールとはまた別のアプローチで興味深いです。
今回紹介したGoogleのAI教科書、えっと、Run Your Way、
あとはアメリカのAIを取り入れた学校、えっと、アルファスクール。
対象が子供向けの内容ですけど、
私たち大人もAIを使った学習の入り口というのは開かれ始めています。
例えば、チャットGPTやGemini、少し前に学習モードというのが搭載されましたよね。
チャット画面で学習モードに切り替えるだけで、AIが学習をサポートしてくれると。
例えば、プログラミングを教えてとか、統計を教えてとか、
勉強にAIチャットを使うという新しい勉強のアプローチも、実際に今私たち試すことができます。
あとは、ノートブックLM。
これはGoogleが開発しているAIツールなんですけど、
ノートブックLMでも学習向けの機能というのが追加されています。
ユーザーがアップロードしたソースからクイズを作成したり、あとはフラッシュカードを作成したり。
フラッシュカードは暗記カードみたいなものですね。
そうしたものを作れる機能がノートブックLMには搭載されています。
現時点では教科書を完全に置き換えるものではないんですけど、
学習の幅を広げるツールとして活躍してくれると思います。
ソースを上げるだけで自動で暗記カードを作成してくれたり、
AIがクイズを作成してくれる。
こうしたツールってなかなかないですよね。
AIを学習に使いたい人、ノートブックLMがオススメです。
学習内容の理解、あとはクイズの作成、あとはポッドキャスト、そういったものも作れるので、
移動中の復習用の教材、これを自分で簡単に作れます。
興味のある方はLearn Your Wayと合わせてチェックしてみてください。
企業でも社員研修とかで上手いことAIを使うと、研修の効果を高められるんじゃないかなと思います。
ここは企業の研修担当の人とぜひお話し聞いてみたいですね。
重ねてになりますけど、今回紹介したLearn Your Way、これは誰でも無料で試すことができます。
概要欄にリンクを貼っておきますので、興味のある方は試してみてください。
パソコンからChromeブラウザーでアクセスをして、翻訳機能を使うと。
これだけで簡単に試すことができます。
これ今はGoogleラボで限定公開されているんですけど、将来的にGeminiに組み込まれたら面白いですよね。
課題もたくさんあると思いますけど、AIと教育の組み合わせ、これがどのように発展していくのか、
ちょっと引き続き注目したいと思います。
はい、それでは今日のポイントをまとめます。
一つ目に、Googleから実験的に教科書AIのLearn Your Wayが公開されました。
二つ目に、Learn Your Wayは学習者の属性や興味に応じて、教科書の内容をAIが生成するツールとなります。
誰でも無料で試すことができます。
三つ目に、アメリカのAIを導入したアルファスクールのように、今後AIと教育の分野も発展することが予想されます。
はい、今日はこのへんということで、本日もお付き合いいただきありがとうございました。
あのちょっと話変わりますけど、私Udemyという学習プラットフォームでAI関連の講座を公開しています。
今回割引クーポンを発行していますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
概要欄にリンクを貼っておきます。
番組ではこのように、耳で学べるAIを毎週発信しています。
通勤中や家事の合間にAI情報をキャッチアップできます。
毎週水曜朝に更新していますので、是非フォローをお願いします。
そして、おすすめの生成AIツールをまとめた資料も配布しています。
興味のある方はこちらも是非、概要欄にリンクを貼っておきます。
お相手は、耳で学ぶAIの矢野てっぺいでした。
また次の配信でお会いしましょう。
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