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2022-12-14 12:00

580.おたより「"抜け感”とか”垢抜け”って一体何……?」 from Radiotalk

リスナーさんからのご質問に回答!「垢抜け」とか「抜け感」って言葉、よく見かけますよね。でも、おしゃれが好きな人でもこの言葉の正確な意味を把握している人って、意外と少ないんじゃないでしょうか?この2つの言葉の意味の違いと、おしゃれに寄与するポイントを詳しく解説します!

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで今日はまじまるに寄せられたご質問にまた回答していきたいと思います。
今日はですね、ファッションの質問でかなり端的な質問をいただきましたので、読んでいきたいと思います。
久野さん、こんにちは。いつもラジオやYouTubeをとても楽しく拝聴しております。
私自身、ファッションは大好きですが、抜け感”と言われるとアテナになってしまい、どうやって抜け感や垢抜けを作ればよいのかわからず、
ここ最近よく耳にする抜け感や垢抜けについて、久野さんのご説明を聞いてみたくてお便りしました。
これからも配信楽しみにしております。ということでありがとうございます。
前に1回抜け感って言葉をラジオで取り上げた気もするので、取り上げた気もするけど忘れちゃったのでもう1回やらそうかなと思います。
ご質問ありがとうございます。
それでは今日は、まあこれ結構品質ワードですよね。この抜け感、垢抜けについて解説していきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで集まりましたオシャレの呪いTALKラジオ、今回で580回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールオシャレの呪いをわざわざと解いていきます。
服装心理学をベースにオシャレをもって楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
こういう抜け感とか垢抜けとかもそうですけど、いろんなファッションワードがありますが、
それがファッション雑誌だったり、ファッション系のSNS、ネットだったりにそういう文字が踊っていると、
それをやらなきゃいけないのかな?身につけなきゃいけないのかな?ちょっと焦っちゃうとは思うんですけど、
今日はあくまでこの言葉を解説しますが、聞いた上でやるかやらないかは自由だと思います。
ただ、その言葉がよく出てくるけど、ちょっとその言葉の意味がよくわかんないって状態は気持ち悪いし、
その言葉が指し示すファッションを取り入れるかどうか、その言葉の意味がわかんないと決めようがないじゃないですか。
なので、そういう参考に聞いていただければなというふうに思います。
まず、抜け感と垢抜けってどういう意味でしょうか?ということで並列にご質問で並べたんですけど、
まず大事なことは、抜け感と垢抜けって意味結構違うんですよ。
両方とも抜けっていう文字がついてるから結構混同してしまってたりとか、
同じような意味合いだなって認識されてる方も多いと思うんですけど、紛らわしいんですよね。
抜けってついてるからね。だけど意味合い結構違うんですね。
その辺もちょっと整理しながらお伝えできればと思うんですけど、
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まず垢抜けっていうのは別に特別ファッション用語というよりは一般用語ですよね。
一般の言葉ですよね。だから辞書にも普通に載ってると思うんですけど、
よく辞書でされてる説明っていうのは、野暮でないこと。洗練されてる様。
なんていうふうに書いたりしますね。
じゃあ野暮の意味を聞いてみようと。野暮の逆でしょってことで野暮の意味はっていうと、
洗練されてないことって書いたりして辞書によくある堂々巡りなんですけど、
それ以外の意味で言うと、人と人との機微に通じてないこととか、事情に通じていないことみたいな意味合いも書かれてます。
なので垢抜けに関しては単にファッションのことというよりは、
人とのコミュニケーションの部分であんまちょっと分かってねえなみたいな、
なんかそういう意味合いも含まれてるんだなってことがその辺りから分かってきますよね。
なのでこれをファッションで使うとなると、自分に似合ってるかどうかっていうことももちろんなんですけど、
コミュニケーションっていうところを考えると、要はそのファッションが世間と調和してるかどうか、
分かってるかどうか、今の空気を分かってるかどうかっていう意味も多分に含んでるんだろうなっていうことが分かってくるわけですよね。
つまりその垢抜けっていうのは単に自分に似合ってるだけじゃなくて、
今っぽさとかいわゆるトレンド感っていうのも抑えていないと、
垢抜けっていう状態にはならないんじゃないかなというふうに思います。
なので似合う服だけ着てても、その似合う服っていうのは今のトレンドに合ってるかどうかとか、
今っぽいかどうかっていうことは保証しないわけですよ。似合うっていう条件はね。
似合うけどこれは今っぽくない。
こういうデザインは似合うけどトレンドではないっていうことはよくあることなので、
だからいわゆる最近のイメコン診断、うちでいうとカラー診断とか顔パーツ診断とか体型診断に加えて、
やっぱりじゃあその中でかつ今っぽく見えるものはなんだろう。
今流行っているもの、今の空気に合ったデザイン、色ってなんだろうっていうことまで知らないと。
それを身に付けないと垢抜けにならないのかなっていう感じがしますよね。
だからやっぱり何か似合う服の診断を受けて似合う服着てるはずなのに、垢抜けないんだよなっていうお悩みがあるのはその点ですよね。
世間と調和しているかどうかっていう観点がやっぱりイメコン診断だけでは抜け落ちてしまいがちだというところがあるんじゃないかなと思います。
だから垢抜けのためには自分に似合ってるプラストレンドを抑える。
ファッション雑誌見るのも良し、インスタを眺めて最近みんなどんな格好してるのかなって見るのも良し。
街でおしゃれな人が多い街に繰り出して見てみるのも良しっていうところが垢抜けには大事なんじゃないかなというふうに思いますね。
それに対して抜け感なんですが、抜け感っていうのはファッション用語なのでいろんな定義があるんですけど、
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大体こんな意味で使われていることが多いなっていうのは決め決めすぎないこと、ちょっと外していることっていう意味で、
抜け、間抜けの抜けですよね。
抜けている感じをあえて作ることで決めすぎないことっていうのが抜け感っていうことです。
抜けてるってことで生地が抜けちゃってるってことで肌見せみたいな意味合いで使ってる人もたまに見受けられるんですけど、
本来の元々使われた意味っていうのは前者の意味、つまり決めすぎないこと、外しを含んでいることっていうふうに使われていたんじゃないかなというふうに思います。
時にその肌を見せることが決めすぎないことに一役買ったりはするので、そういう意味で同義になっちゃったのかなっていう感じもするんですけれども、
本来の意味というのはちょっと外しを加えるっていう意味合いだったんじゃないかなというふうに思います。
この抜け感っていうのはつまりちょっと決めすぎないで外しを作ることっていうことなので、
おしゃれに常にマストな条件ではないわけですよ。
これは今のトレンド、今の流行からすると抜け感が大事であるっていうだけであって、
抜け感が不要な時代、抜け感が不要なトレンドも当然あります。
例えばですけどバブル時代、もう1980年代から90年代前半なのでもう30年ぐらいでしましたけれども、
この時代はみんなバッチバチのキメキメになったわけですね。
この時代に抜け感なんて言葉はなかったし必要なかったわけです。
抜けちゃったらイコールトレンドじゃないってことになっちゃうわけなので、
今の空気じゃないことになるのでバッチバチキメキメみたいなトレンドの時に抜け感っていうのは必要ないわけです。
ということは、今のこの現代で垢抜けるために抜け感が必要っていうことであって、
垢抜けと抜け感は同じ意味ではない。
今のトレンド的に垢抜けるために抜け感が必要。
だから同時に出てくるだけであって同じ意味ではないっていうことが言えるわけですよね。
だからオシャレになるためには垢抜けはずっと必要なことかもしれないけれども、
でも抜け感はオシャレになるために未来永劫必要なものとは限らないっていうね。
この違いわかりますかね。
抜け感はやることが決まってるけど、垢抜けっていうのは実はやることは決まっていない。
時代によって変わる。
結構意味違うなっていうの。
ここまでわかってきましたかね。
なので例えば抜け感、今垢抜けるためには抜け感が必要なんですけども、
例えば抜け感どういうことかっていうとバッチバチにしないってことなんでどっか外す。
ちょっとずるっとした感じを出す。
例えばちょっとサイズ感をオーバーサイズにしてみるとか、
あとはですね、ちょっとこうだらっとした感じで着こなす。
あえてシャツの裾なんかも全部入れないで半分だけ入れて半分出してみたりとか、
前だけ入れて後ろだけ出してみたりとか、この辺抜け感ですよね。
ちょっとだらしなくあえてするっていうようなことだったりとか、
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綺麗目のワンピースにあえて足元はスニーカーを合わせる。
そこでヒールのパンプスを合わせてしまうとキメキメになりすぎてしまう。
キメキメっていうのはあるし、
全部フォーマルよりにテイストが整ってしまったっていう状態を指しますので、
ちょっとカジュアルな要素を指していくとここが抜けになるんですよね。
そういう状態を作ることで綺麗目のワンピースも今っぽく見えたりとか、
そういうところですよね。
なのでその辺を作ると、赤抜けに繋がる。
っていうのは今のトレンドだからっていうことになります。
じゃあこの抜け感がいつまで続くかなんですけど、これはまた難しいところですよね。
この抜け感が流行になってからかなり久しいわけで、
そろそろバチバチにキメキメになるようなトレンドが来ても良さそうなものなんですけども、
この辺はやっぱり時代の流れともちろんリンクしているものなので、
なかなかコロナ禍が続いていると、
バチバチにキメキメにしていくシーンっていうのが訪れないわけですよね、早々ね。
パーティーもしづらいですしね。
なのでそうなってくると、なかなかこの抜け感が良しとされる流行が終わらないということもあるかと思います。
それに加えて、未曾有の高齢化社会でございますがね、
なかなかキメキメにする体力がないっていうね、人口の大半がね。
っていうところもあるので、
バチバチにキメキメで夜の街に繰り出すわよみたいなトレンドがマスになるか、
大多数派になるかっていうと、なかなかこれも人口動態的に難しいんじゃないかなっていうところもあるんじゃないかなというふうに思いますね。
こんな感じで、なんとなく使われているような、
なんとなく意味わかっているんだけど、でも実際よくわかっていないなみたいなファッション用語ってすごいたくさんありますよね。
でもその辺を突き詰めていくと、また新たなことを知ることができたり、
より解像度高くオシャレを深く楽しめるようになるんですよね。
だからファッションを楽しむ上でもちろん感覚的に目だけで楽しむのも面白いんですけども、
言葉っていうのを介してファッションを考えていくとより深く楽しめるし、
いろんなことがわかったりするので、言語化ってすごい楽しいんですよね。
なので私がテロンラインしたのは服装シニラムもそうですけど、
先日第15期の入学受付が始まった4スタイルパーソナルスタイルスクール、
FPSSでもすごく重視して教えているのは言語化です。
この抜け感とか垢抜けみたいな言葉をしっかり説明できるかどうか、
お客様に対してね。
それをお客様に対してのサービスレベルの向上にももちろんつながりますし、
ちゃんと言語化して頭で考えられるということで、
オシャレをしっかりコントロールできるということになるんですよね。
なのでその辺も興味がある方はFPSS非常に向いているんじゃないかと思いますので、
こちらの方もぜひ見てみていただけると嬉しいです。
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