体型を綺麗に見せるコーディネートのロジックとしても正しいですよね。
今日はちょっとそんなお話をしてみたいと思います。
次の自分に着替えるラジオ。本日で934回目の配信でございます。
この番組では服を着替えるように自分もまるごとアップデート。ファッションと心理学の力であなたの次の一歩を軽やかに後押しします。
お相手はパーソナルスタリストで公認心理師の日産の梨彩です。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
今日もですね、朝の7時40分ぐらいからCBCラジオですね。東海エリアで聞けるラジオですけれども、CBCラジオでもう何回目なんでしょうね。
5、6回目かな。エンタメコーナーに出演させていただいて、今日は衣替えの話なんかをしたんですけど、それもちょっといつもと違う切り口で話したのが、結構プロデューサーさんにも好評だったりしたので、
このラジオでもまたおよいちょうどいい時期なんでね、話していこうかななんて思っていますけど。
その後、パーソナルリビルド新サービスですね。今モニターさん募集していたパーソナルリビルド、ポッドキャストのリスナーさんがモニターで応募してくださって、新しいモニターさんのカウンセリングがZoomであって、
その後に研修ですね。身だした身研修を1本やってっていうかなり盛りだくさんな回でしたね。
ちょっと今私が気になっていることを話すと、今までの話と関係ないんですけど、これ多分音声すごい調整してくれると思うんですけど、
うちのサロンで今収録してるんですけど、スクールの生徒さんとかお客さんとか来てくださったことある方はわかると思うんですけど、目の前がすごい開けてて公演なんですよ。
この時間ね、そこですごいお子様たちが遊ぶんですよ。だからその音声が乗っちゃってるかもしれない。キャーみたいな声は心霊現象ではないので。
客録直してもらおうと思うんですけど、ちょっと入っちゃったらね、怖い方想像しないで、子どもたちのはしゃいでる声だなって思って聞いてくださいね、お願いします。
ということで、そんな忙しい日だったんですけれども、
いろんな最近はね、研修もすごく多いんですけど、パーソナルリビルドのサービスでモニターさんの人生の再構築みたいなのに立ち会って、
これまで以上に心理カウンセリングの要素が強いサービスなもんで、すごいこれまでとこれからとか、今抱えてる悩みとか、もやもやしたのを断ち切って再構築していくっていうプロセスの始まりなので、
いろんなことを伺うんですけど、やっぱりつまりを取るみたいな作業ってすごい大事だなと思っていて、
それは単純にオシャレを楽しむっていう上でもとっても大事で、楽しいよ楽しいよっていうことを情報提供するのも大事なんだけど、
でも楽しめなくしてるつまりって各々あって、どっちかというとそれを取ったほうが楽しめるようになるには早いなって本当思うんですよ。
もちろんそのつまりが何か、どこが詰まってるかって本当に人それぞれなんだけど、ファッションにおいては体型がつまりになってるケースって結構多いんですよね。
だからそれをつまりじゃなくするというか、むしろこの体型の悩みがあったからこそ今のこの私のオシャレなスタイルができたみたいにすることってできるんですよ。
そうするととても自信がつくし、とてもオシャレが楽しくなる。
それに味わってほしい。
なんかむしろ私なんか言わせてもらうと、そういう体型の悩みのひとつでもないとなんか面白くないっていうか語弊があるけど、
なんかその体型の悩みだったり、体型じゃなくてもいいんですけど、何かの悩みが取っ掛かりとなって、起点となってその人のスタイリングを個性的にすることってすごくある。
むしろそういうところがないと個性って出ないんじゃないかっていうぐらいね。
そうだからね、逆に私はなんかチャームポイントじゃないですけどチャンスだなというか、あ、ここがスタートだなって思うんですよ。
そのスタイリングを組む上でのいいお題をもらったっていうか、それがあるからこそのスタイリングができる。
あるからこそのスタイリングになって、それがすごく他の人にはないものになるみたいなのがあるので、それをどう考えていくかっていうところなんですけど、
まず体型の悩みって一つ目はだいたい主観的なんですよ。
例えば私は肩幅が広いんですとか、足が太くてとか足が短くてとか顔が大きくてとか、その自分がこう思ったっていうのが主観ですよね。
それはそれとしてすごく大事にしてまずお話を伺うんですけど、それはそれとして置いといて本当に顔が大きいのか本当に足が長い足が短いのか足が太いのかっていうことを確認する。
これが客観ですよね。この上でとても大事なのが、いろんな人間の体の黄金比とか基準のバランス、標準的なバランスっていうのが実は数値がたくさんあるんですよね。
なのでうちではそれを使って測っていくわけです。これがよくある、うちでも体型診断ってあるんですけど、あとは巷であるのは骨格診断とか、
よくある診断と違うのは診断ってあくまでいくつかのタイプがあって、うちの場合体型診断は4タイプですけど、そのどれかに当てはめるじゃないですか。
診断ロジックを使って。なんですけど、そこまでする必要もなくてというか、それが必要な人って実はそんなに多くはなくて、むしろその体型に悩みがあってっていう人は診断に当てはめるより、
自分の悩みのところが本当にそうなのかっていうのを、その体の比率とか基準値をもとに確認するほうがはるかに役立ちます。
っていうのは、診断ってこのいろんな要素が含まれちゃってるので、自分が気にならない要素も入ってきちゃったりするんですよ。そうするとその問題解決には結構遠回りだったりするし、そのせいで、かえって気になるところが増えちゃう結果につながることもあるんですよね。
だからあくまで診断は診断であって、そのパーソナルな分析とはちょっと違うんですよね。あくまでタイプ分けをして分類をすることで、物事を問題より単純化して分かりやすくするっていうこと。だからタイプ分けしておくと、SNSで情報が集めやすい。
何々タイプの人はこれが似合う。集めやすいのは単純化されるからですよね。単純化すると、私とあなた全然違う体型でも、こういう単純化をしたら結果同じタイプになるよっていうことで、タイプ分けができるわけじゃないですか。
だから単純化して理解したよって場合にはいいんですけど、本当の何か悩みがあって問題解決というところにはなかなか至らないことが多いので、そういう意味では、自分の気になっているところが本当に自分が思っている状態なのかっていうのを採寸して基準値と照らし合わせる。
今日一例を挙げると、例えば具体的に言うと、肩幅。よく私広いんですって悩まれている方、特に女性には多いですけど、肩幅って基準値があって、身長の4分の1が標準的な肩幅なんです。
これね、ちょっとご自身で肩幅が悩まれている方がいたら、狭くても悩みになりますよね。広くてもまた悩みになりますよね。それはやっぱり、身長の4分の1っていう標準的なバランスがあって、そのバランスを大きく小さくても広くても大きく崩すと、やっぱり全体のバランスがね、肩幅ってとても重要なポイントなので、全体のバランスが崩れやすいから悩みにつながるんですけど。
でも実際に自分は肩幅が広い、あるいは狭いと思っている人も、測ってみると、身長の4分の1前後だったりするんですよ。大きくそこから一冊してないケースって結構あるんですよね。そうした場合に、じゃあ問題は肩幅にはなかったってことになるんですよ。
なのに肩幅と思い込んで、そこに何らかのアプローチをずっとかけ続けていても、やっぱり問題は解決しないですよね。非常によくあるのが、肩幅が広いと思っていたけれども、それは肩幅じゃなくて二の腕だったとかね。
そう、二の腕にお肉がついて横に張り出すと、肩周りがちょっとがっしりと印象にはなりますが、それは決して肩ではない。この違いってすごく大事なんですよね。あとは、肩幅が広いと思っていたケースで実は違った、よくあるのは顔が小さかった。
人間って近くにあるものと比較してみるので、やっぱりお顔が小さいとすぐそばにある肩幅って広く見えちゃうんですよ。でも実際には広くないので、肩幅を狭く見せようとすると、今度は上下が太く見えたり、別のところに不適合が生じてくるわけなんですね。
あとは肩幅が狭いと思っていたけど、実際狭いんじゃなくて撫で方だった。角度が急なせいで狭く見えているだけだったとかね。その逆もあります。肩幅広いと思っていたけど、肩の形が怒り方だったから広く見えただけで、幅自体は標準的だった。
こういう形で本当に広いのかということをちゃんと追求する。まずこれが初めのステップかなと思います。
で、タイプ分けするんじゃなくて、それが自分の体の特徴になるので、その欠点ではなくてまずは特徴というふうに捉え直して、まず客観的に理解する。これがね、初めのステップになります。
この過程って自分の長年抱えているコンプレックスとか、そういった心の状態っていうのにもすごく効いてくる。
欠点じゃなくて特徴というふうに捉え直すっていう認知を変えるっていうのはメンタル的にも後々効いてくるので、このステップはとっても大事です。
で、その上でまずはその体系カバーテクニックっていわゆる言われるものを使っていくんですけど、でもこれが最終的にカバーっていう感じになくなっていくんですけど、具体的にはどういうことを体系カバーテクニックって言ってるかっていうと、要は錯覚を利用してバランスを調整するっていうことです。
ここが視覚心理学、認知心理学の領域です。心理学の中には錯覚っていうのがちゃんと研究分野としてあって、私もともとは大学では認知心理学が専門だったので、そっちの分野だったんですよ、もともとは。
で、実は心理カウンセリングっていうのは心理学の中で臨床心理学に分裂されることで厳密に言うとジャンルが違うんですよね。だからその両方、認知心理学と臨床心理学両方体系アプローチがすごい重要なんですけど、錯覚は認知心理学です。
で、その中でも錯視と呼ばれる視覚、見るね、ビジュアル、見る感覚の錯覚を起こして、実際とは違うふうに見せる。ここでちゃんと問題を正確に把握してきたことが聞いてきます。
例えば、ざっくりと肩幅が大きいんだって思い込んでて、肩幅を狭く見せるような錯覚をいくら起こしても、実際には肩幅が狭くなかったら効果は出ない。良くならないんです。良くならないどころか、さっき言ったように肩幅を狭くないのに、本来ならバランスが良いのでバランスを崩してしまうことにもつながるので、全身バランスが余計に崩れる。なんか全然うまくいかないってことになるわけですね。
なので、肩幅じゃなくて二の腕がちょっとがっしりしてるなら、そこにアプローチした錯覚を起こす。お顔が小さすぎるとか大きいとかであれば、そこにアプローチした錯覚を作る。そういうことをやっていくことが、前段でね、ちゃんと問題が客観的に分析できているとできるようになるわけです。
だから肩幅が広いと思っていたけれども、実際はそうではなくて、お顔が小さかっただけだったっていう場合には、例えばヘアスタイルとかメイクとか、あとは耳回りのアクセサリー、ピアスとかイヤリングとかを使ってボリュームを出す、みたいなこともやりますし、
肩幅が本当に広いんだったら短く見せるために、例えばね、斜めの線、斜線って引くとその引いたところにあるものがボリュームをダウンして見えるっていう効果がある。錯覚効果があるので、これとっても着こなしに使いやすくて、
例えばドルマンスリーブとかラグランスリーブってわかりますかね、袖の付け線のところが肩のラインに直線、直角、地面に対して垂直ではなくて、こう斜めに入っているものがありますよね。
首の方から脇に向けて斜めにカットがされていて、そこから袖がついているっていうタイプ。ラグランスリーブって言いますけど、あれ斜線、斜めの線なので肩幅狭く見せる効果があるんですよね。そういう錯覚がいろいろありますので、それを使って肩幅狭く見せていくってことになるし。
二の腕が気になるようであれば逆に肩には何もアプローチをせずに、手首に向かってふんわりと膨らむようなバルーンスリーブって呼ばれるようなものにすると、二の腕がカバーされて、二の腕の先にボリュームを出すことでボリューム補正ができる。
効いてば、二の腕が気になったくなる。そういう補正をしていくといいわけです。さらにそこから視点を逸らすっていう観点も必要で、その自分がちょっとここは気になるなっていうところに錯覚効果を生んだ上で、そことは違うところ。
一番いいのは逆に自分の体型で一番好きなところ、見せたいところを引き立てるようなスタイリングをする。こうすると完璧になります。見て欲しくないなら見ないでっていうんじゃなくて、こっち見てっていう方がいいわけですよ。
見て欲しい方に視線を誘導する。で、そのためにはそのスタイリングの3要素、よく言いませんだし、形、質感、色。この中のどれか一つを使って、その一つが目立つようにする。その目立つものを見せたいところに配置する。
そうすると、単純にコーディネートバランスとしてもとても整ったものになります。コーディネートってどこか一つ主役を決めて整えていくと整いやすいので、それを体型をきっかけに考えることができるようになると、自然とコーディネートの完成度としても上がっていくっていう状況が取れるわけです。
こうすると、わかりますか、冒頭言ったように結果的に体型カバーしようと思った、体型で嫌だなと思っているところがあったことが、巡り巡って自分のスタイリングを考える軸になる。し、それがあなたのコーディネートの魅力になる。
体型悩みほどではないですけど、自分らしいおしゃれがしたいとか、コーディネート、いろんな洋服いろんなコーディネートを持っているけど、そこに一本の軸が通った感じにしたいっていう悩みを抱えていらっしゃる方も結構多いんですね。
そういう方が求めている自分らしいファッションの軸、自分らしいテイストっていうのが、結果的に今言った体型カバーを起点としたスタイリングをすることで決まることになるんですよ。
常にそれを意識していると、自然と買う洋服にも着くコーディネートにも統一感が生まれる。それがまんまるさんらしいコーデだねっていうことになっていくんですよ。
こういったきっかけ、体型をカバーしたいとか、何らかのきっかけがないまま自分らしさとか自分の軸を決めるのって意外と大変なので、むしろコンプレックスを逆手に取って自分の個性にする方がやりやすいですし、完成するとめちゃくちゃ自己肯定感が上がります。
コンプレックス逆手に取ったって気持ちよくないですか、単純に。これがきっかけですごくおしゃれかガッツンと楽しくなったとか、自信が出たっていう人多い。
このステップで実は自然にメンタル的なコンプレックス解消もできていくんですよ。コンプレックスを捉え直すっていう視点とか。
それをチャンスと捉え直してやっていく。それができたときに自分はコンプレックスを克服できるんだっていう自己効力感が高まるっていうステップを自然に踏めることになるので、結果心理カウンセリングと同じ効果が出るんですよね。
なので、体系の端緒があると思っている方は、ぜひ今お話ししたステップをちょっと自分なりにやってみて魅力に変わるんだっていうことね。
まずその体系の端緒は直すものじゃなくて、魅力に変えることなんだっていうことをぜひ覚えてほしいなって思います。
体の仕組みとか構造とか、あとは目の錯覚なんかを理解して理論を知るだけで、結果的に自分の体はもっと好きになれる。
ぜひこれを一人でも多くの方に味わってもらいたいなって思ってます。
これも過去20年にわたって、パーソナルスタイリングの中で特に体系悩みがある方にお一人お一人にスタイリング通じて提供してきたんですけども、
やっぱりここまで診断みたいなのが一般化する中で、ますます自分の体系に敏感になってくる人が増えると、
診断もとても大事だし、それが助けになることもあるんだけど、もっと直接的に自分の体と向き合って好きになれる、愛せるようになるっていうこの手法は知っておいていただいて、本当に必要としてる人多いなって思ってるんです。
だからそのパーソナルスタイリングの中で必要な人にお届けするっていうよりも、ちょっとこの手法だけを取り出して講座にしたいなとずっと思っていて、
それがちょっと予約できました。名前悩んだんですけど、ちょっと一旦、一旦なのか決定なのかわかんないんですけど、今回はパーセプションスタイリングっていう名前をつけてみました。
パーセプション、知覚って言うんです。心理学の知覚、知覚スタイリング。ちゃんと体と向き合う、それを客観的に知覚を使って補正をしていく。
その過程で自分の体も愛せるっていう、かなりその心理学の、認知心理学、臨床心理学の要素がたっぷり詰まったスタイリング講座になってます。
今言ったような体型の理解、今日は例として肩幅の数値を挙げましたが、他にもいろんな基準の数値があるので、それを学んでもらって自分の体に当てはめて計算していって、まず自分の体の特徴を知るところから。
そこから、作詞を使った体型カバーのテクニックであったり、黄金比を使ったコーディネートバランスの整え方を使って、具体的に自分のスタイリングの改善方法を学べる。