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2023-08-31 12:00

689.西武池袋本店でスト…百貨店とアパレルの関係、販売員の未来を考える from Radiotalk

大手デパートとしてはおよそ60年ぶりに決行された、西武百貨店池袋本店でのストライキ。元アパレルメーカー企画職としてこのストをどう見たか、また、百貨店とアパレルメーカー、アパレル販売員の関係性について語りました。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いトークラジオ。本日で689回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバザバザ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師の久野里紗です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ8月末ということで、今日は朝からニュースで、西武の池袋本店でストライキが実施されたということで、かなりニュースを賑わせていましたので、
ちょっと今日はそれにちなんで、ストライキの話をしつつ、百貨店とアパレルメーカーの関係性が分からないと、
ニュースを聞いてても、え?どういうこと?って思う方結構いらっしゃるんじゃないかなと思うので、
ちょっと豆知識として、そういうこともお伝えしつつ、プラスアパレル販売員、今後どうなっていくのかね、みたいな話もできればなというふうに思っております。
そんな雑学回ということで、今日お届けしていきたいと思うんですけども、私のキャリア的にどういう目線で今日語るかというと、
長くこのラジオを聞いていらっしゃる方はご存知かと思うんですが、私はもともとオンワード柏山と、あとはデニムのリバイスで企画職をやっていまして、
特にオンワード柏山は、かなり百貨店で販売するブランドの企画職をやったり、ブランドの立ち上げを行ったりしていましたので、
がっつり販売員としてのキャリアは私ないんですよ。アパレルではずっと企画だったので、販売職としてキャリアはないんですけども、
企画職だと、ちゃんと店頭のお客様の声を直に聞いてこいってんで、結構定期的に販売応援と呼ばれるものに行くんですね。
百貨店に立って、本当に販売員さんと同じように販売をさせてもらって、お客さんがどういう風に服を選んでいるかを見たり、
あとは販売員さんの声を直接聞いて、どういう商品を企画してほしいかというリクエストを聞いたりするので、
そういう販売応援という形で店頭に立ったりしたこともありますし、あとは百貨店さんとは直接商談ですよね。
このブランドを今後どうしていくかみたいなことをプレゼンテーションを営業と一緒にしに行ったりとか、
実際主体は営業職になるんですけども、その営業職と一緒に同行して、来期のブランドの方向性とか、商品の方向性を説明したりとかっていうことをやっていたので、
結構百貨店の裏側も割と見ている方かなと思います。
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今の仕事に変わってからも百貨店さんからご依頼いただいて、店頭イベントで集客のためのイベントという感じで、
いろいろトークショーをやらせてもらったりとかもしているので、そういう取引先とは別の視点からも百貨店との付き合いは結構長い方かなと思うんですよね。
そんな百貨店の一つの整部、今は組合整部グループになってますけれども、今回は労働組合が整部いけぼろ百貨店が外資系のファンドに売却されるということで、
事業員の雇用が維持されるのかというよりも、そもそも百貨店としての手をなしていくのか、今後事業を継続していくのかというところがまだ不明瞭なまま、
事業を売却しちゃうということに対してストライキを起こしたというのが今回のストの目的というか理由だったわけです。
主要なデパート、大手デパートとしてはおよそ60年ぶり、確かニュースで62年ぶりって言ったかな、正式には、はいって言ってましたね。
なので私自身も、もちろん60歳以上ではないので当然ですが、百貨店のストライキを見るのは初めてということです。
いろいろいろなストライキに対して見方があるようなんですけれども、
それこそお店休まれちゃって迷惑だとかね、そういう感想を抱いていらっしゃる方もいるようなんですけれども、
私自身はストライキはやっぱり労働者の正当な権利だと思うし、あまりに昨今ストライキやらなすぎだったんじゃないのとは思うんです。
だからやった方がいいと思う。これは私、経営者の立場ですからどっちかというとストライキを起こされる側なんだけど、
でもやった方がいいと思うというのは、やっぱり経営者と雇用される側って、
やっぱり普通でいるとアンバランスなんですよね、力関係がどうしても。
だからストライキをやることでちゃんと公平な立場に、平等な立場になって、対等に交渉できるというところがある。
対等に交渉するための武器なので、全然正当な権利だし、どんどんやった方がいいんじゃないかなと思うので、
今回のことに対してもすごくいい流れなんじゃないかなって。
西部だけじゃなくて、他の百貨店だったり、ひいておアパレルとか、他の業種の経営者にも影響が波及していくものだと思うので、
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すごくいい運動だというふうに考えています。
このニュースの中で、今回の当たり前ですけども外に参加しているのは、
双方西部グループの西部池袋本店の正社員、従業員、かつ労働組合に入っている人がストを起こしているわけなので、
当然ですが社員の中には労働組合に入っていない人がいますから、そういう人は普通に仕事をしていたわけですし、
アパレルショップ、西部池袋に入っているアパレルショップの販売員もこのストは関係ないということになるので、
このニュースなんかでは、テナントの社員は今日一日休むことで無給になる人もいるよ、給料もらえなくなっちゃう人もいるよっていう話を聞いて、
えっ、じゃあそんなストライクやめた方がいいんじゃないのってなんとなく思っちゃった方もいると思うんですけど、
これテナントの社員無給になるってどういうことかっていうと、要は百貨店とアパレルだったり、
あとは地下のね、デパ地下に入っている食料品ショップも同じことだと思うんですけれども、
多くはですね、メーカーが場所を借りて商売をやっているんですね。
なので、そこに立っている販売員さんはメーカーから派遣された販売員なので、雇用主はアパレルであればアパレルメーカーになるんですよね。
なので、当然のことながら西部池袋本店の社員さんではないので、今回のストには関係ないと。
単純に働く場所が閉まっちゃったっていうことになるので、
あとじゃあその分給料どうするかっていうのは、派遣している雇用主たちのメーカー側の判断になるので、
場合によっては無給になっちゃうこともあるかもねと。
ただそうは言っても、ストが昨日今日決まったわけじゃないと思うんですよ。
うちうちでは結構前々から決まっていたはずなので、
例えばおそらくアパレルメーカーであれば、じゃあこの日はお店休みになるから本部に来て、
ちょうどいいから打ち合わせでもしようかとか、なんかそういう感じでね、
うまい具合に、あとは有給当て込むとかわかんないですけど、うまい具合にやりくりしているはずなので、
突然無給になっちゃったって人はそんなに、バイトさんとかはいらっしゃるかもしれませんけれども、
そんなに多くはないんじゃないかなというふうに思います。
で、じゃあ別にアパレルの販売員とかアパレルにとって百貨店がどうなのと関係ないかっていうと、もちろんそんなことはなくて、
やっぱり百貨店ってそのアパレルメーカーにとって集客をしてくれる非常に大きな役割があるわけです。
当然アパレルも、例えばなんだろうな、ユナイテッドアローズとかそういうセレクトショップもそうですし、
ブランドもそうですけれども、自分で路面店を、その店舗、ビル、店舗の場所を借りて自前で運営している路面店と呼ばれるものもあれば、
百貨店に入ることもあれば、路面店があるんだから路面店だけでいいじゃないと思いがちなんですけど、
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やっぱり百貨店って、すぐ隣に違うブランドのショップがあることによって、そのブランドのファンの方も見に来てくれるかもしれないっていう、
自ブランドだけではかなわない範囲のお客様たちを呼べるっていうね、そういう利点があるわけですよ。
あとは百貨店独自のサービスとか、それこそカードとかね、そういう優待をめがけて、目当てに来る方もいらっしゃる。
そういう意味では集客力っていうのがやっぱりバカにならないわけで、その自前でやっている路面店であれば、
自分たちの力だけで集客しなきゃいけないところを百貨店に入ることによって、より大きな力で集客できるっていうところが非常に大きいところ。
あとは、実は例えばJRのルミネとかですね、あとはイオンモールとか、そういうショッピングビルとかモールって言われるところと違うのは、
百貨店もう一つあって、テナント料、つまり家賃がいらないんですよ。
ルミネとかモールって家賃が必要なので、売れようが売れまいが一定の家賃が出ていくんですけども、
百貨店ってほとんどの場合、契約形態によるんですけど、ほとんどの場合が売れた商品に対しての部合みたいな感じで押し払いをしていくので、
その点もメーカーとしては固定費が、家賃という意味での固定費が削減できるというか、売上げに連動して上がったり下がったりするので、
すごくビジネスとしては助かるというところがあるんですね。
なので、アパレルとしても百貨店とはもう一つもたれというか、百貨店にはしっかり事業を存続してもらいたいなという存在なわけなんですね。
なので、そういう意味ではアパレルメーカーももちろん今回のストはカタズを飲んで見守っているとは思うんですけども、
ただね、やっぱり今回のストに、そういう意味ではアパレルメーカーの販売員は関係ないので、
今回のストが仮に成功したとしても、アパレル販売員、メーカーから派遣されている販売員の待遇は上がらないわけです。
だからね、消し掛けるわけではないけど、個人的にはアパレルメーカーの販売員も待遇なかなか良くならないし、
ましてやSNS対応とかさ、仕事の量だけはどんどんどんどん増えている状況なので、
ちょっとたまにはストでもやったほうがいいんじゃないかなと個人的には思っちゃいますけどね。
はい、みなさんどう?今回のストライキどうご覧になったでしょうか?
ぜひぜひご感想とか、あとは素朴な質問でも結構ですのでね、ぜひ送っていただければと思います。
番組概要欄にありますマシュマロからお送りください。
これ以外にもね、ファッションの悩み、心理系の悩みなんでも結構ですので、どうぞお気軽にお送りください。
今ちょっとね、質問の数減ってますので、比較的早く取り上げられるかと思いますのでね、お気軽に送ってください。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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