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2020-10-12 12:00

85.高い服のほうが良い物だ、と言いづらい現代に from Radiotalk

本日のテーマ

秋の立ち上がりのお買い物同行で、メゾンブランドに行く機会が多かったここ1〜2ヶ月。
改めて感じました。

メゾンブランド、値段すごく上がってますよね……?

私が大学生の頃は、VUITTONやシャネルのバッグや財布を持っている友達、結構いたんです。
それが今や、学生が持っている姿なんてほとんど見ません。

景気のせいというのももちろんあるでしょう。でも、実際にメゾンブランドの価格って、この20年でかなり値上がりしているんです。


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はい、85回目の配信でございます。おしゃれの呪いを解くラジオでございます。
えーと、まあだいぶ秋が深まってきましてね、あの秋の第1弾のお買い物動向は一段落という感じで、また10月下旬ぐらいから11月上旬にかけて今度は冬物メインのね、あのお買い物動向がだいぶ詰まっているという感じで、あの今はねお買い物動向の後の
えーと、うちお買い物動向でお客様が買われた商品一回お預かりをして、全部うちのスタジオで撮影をして、あのどういうふうに組み合わせるかっていうのをコーディネート撮影して、それを本にしてお届けするっていうサービスまでやっているので、まあその
えーと、アフターサービスというかね、そちらの方が今、下境に入っているという感じなんですけど。で、あの私の顧客、私自身の顧客の方、本当に長いお付き合いの方も多くて、私がこの仕事を始めても14年目なので、それこそもうあの始めた当初からの顧客さんもいらっしゃいますし、もちろんね、あの新しい方もいらっしゃるんですけども、私自身の顧客様は比較的こう、あの
メゾンブランドっていうような、まあ分かりやすいところで言うとルイビトンとか、えー、あと何でしょうね、この間プラダとか、ルエベとか、エトロとか、バーバリーとか、まあお客様に言うと違いますけどね、まあそういうメゾンブランドで、あのお買い物される方がすごく多いんですね。で、もちろんフォースタイル全体としては私以外のスタイリストがいるお客様とか、あとオンラインサロンの方とかだと、あのかなり幅広い
いろんな方がいらっしゃるんですけども、私個人の顧客様としては、まあそういうようなメゾンブランドで買うお客様が多いということで、まあ一般のね、アパレルもかなりこのコロナ禍厳しいんですけど、メゾンブランドも結構厳しくて、まあこのところね、やっぱりほとんど、その銀座のそういう路面店とか、あの百貨店、あの某新宿のね百貨店とか、あの某有楽町の百貨店とか
銀座の百貨店とかは、そういうメゾンブランドはね、やっぱり結構な割合ね、中国の方々が多かったんですよね。中国以外もそうですけども、外国からの観光客の方の比率がすごく多かったんですけども、そういう方が今はほぼいない。ゼロ。
この間ね、数名いらしたんですけど、あの方は渡航してきてるのか、今は日本に入れるのかしら、わかんないんですけど、ほぼゼロになるとすっごい店内寂しくてね、私と一緒にお客様とご案内して、私たち一組とプラス何組かぐらいしかいなくて、これは国内需要がないなーみたいなことをね、考えていたんですよね。
で、やっぱりここもう5、6年ですかね、ですけど、一般の人がほぼメゾンブランドで買い物しなくなったじゃないですか。それが本当にそのメゾンブランド離れというか、急激だなと思っていて。
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で、買わなくなった。よくね、なんか車離れ、若者の車離れとか若者のブランド離れとかよく言うじゃないですか。でも、買わなくなったんじゃないと思うんですよ、私、やっぱり。買えなくなったんですよね。それはもう私自身もひしひしと痛感していて、
いろんな、私もね、ファッションの情報を発信するブログやったりとかSNSやったりとかラジオやったりとかしてても、一番集客できるというか、お客様に見てもらえる、ネットであればPVが上がるのって、ユニクロとかGUの記事を書いたときなんですよ。
私もね、お客様に見ていただかなければお仕事にならないので、そういう記事をたまにユニクロとかGUの商品取り上げてあげるんですけど、多分ね、そういうファッションの仕事じゃない方、これ聞いてる方ね、なんかやたらそのユニクロの新作が出ると、それのことを書くインスタグラマーとかブロガーとか多いなって感じると思うんですけど、
それね、決してユニクロが多少広告としてインフルエンサー呼んだりしてると思うんですけど、自発的に書いてる人の方が圧倒的に多いんですよ。
何かっていうと、やっぱりね、人が集まるからなんですよね。
それぐらい、ユニクロとかGUみたいなプチプラ服とか手頃な服の記事はすごく読まれるし、みんな自分ごと通信捉えてくれるんだけど、
他のブランド、メゾンブランドはもちろんのこと、百貨店レベルのブランドでも本当に見てくれないっていう現状があると。
なので、ブログなんかでは、安い服でもオシャレできるよとか、値段が安くても全然高く見せることができるよっていうのはすごく言いやすい時代だし、受けがいいんですよ。
いいんだけど、でもやっぱり高い服いいんだよねっていうのは本当に言いづらい時代になった。
これなんでかなって考えたんですけど、その辺の現状の出しの結論をこの後また続けてお話ししていきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。
85回目の配信でございます。
おしゃれの呪い徳ラジオでございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野寺でございます。
今日もよろしくお願いいたします。
ということでね、安い服でもオシャレできるよ、安い服もいいよとはすごく言いやすいし、そういうと受けがいい。
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ただ、その逆は本当に言いづらい時代です。
そういう時代なんですよね。
でもね、正直おかげさまでね、そういうベーゾンブランドで買える。
ベーゾンブランドでも買うお客様もいるし、いろんなところで買うお客様がいる。
とにかくうちのお客様幅広いので、いろんな洋服を触らせていただく機会が私自身もおかげさまであるので企画できる。
確かに昔より、私がバリジネス業界に入った20年、この20年で、ファストファッションみたいなね、20年前ファストファッションなんて言葉すらなかったですけどね。
その同じ手頃な価格帯の3400円くらいの価格帯の洋服の品質っていうのは劇的に上がりました。
それは企業努力もあり、いろんな効率化もありだと思うんですけど、劇的に上がった。
それは確かに言えます。
技術改革もあってね、本当にもう3400円の服を買ったところですぐ破れるなんてことほぼないじゃないですか。
本当に上がったと思うんですけど、でもやっぱりそうは言っても、
そういう意味で20年前に比べると、その価格による品質差っていうのは縮まってきたのかもしれないです。
でもそれはこと品質に限ってであって、やっぱりそのデザイン、凝ったデザインとかね、手間暇かかったデザインみたいなデザインとかも含めた総合的なクオリティで言うと、
それは当たり前ですけど、メゾンブランドみたいな値段が上がれば上がるほどやっぱり良さは増えるんですよ、当然。
なんですけど、だから私やっぱりメゾンブランド、ブランド物っていうのはブランドのタグが付いてるだけで、
それだけで何倍も何十倍も値段が上がってるっていうのはやっぱり賛成しかねるんですよね。
それは決してそんなことはないと思うんです。
なんですけど、それがやっぱりイスラエルの中になったと。
どうしてかなって思ったんですけど、やっぱりね、私が大学生ぐらいの時って、
今よりもっと大学生がメゾンブランドのバッグとか小物とか持ってたんですよね。
でも今私、大学とか専門学校に講師として行きますけど、ほぼいない。
それは安くて良いものが増えたからかなって、ちょっと前まで思っちゃったんですけど、
やっぱりこの時期にメゾンブランドのお買い物を起こすと、いやいや違うだろうって、
改めて目が覚めるんですよね。
何かっていうと、メゾンブランド、値段上がってますよね。
本当に上がってる。
私が20年前は、10万円以下でもビトンのバッグって買えるものがいくつもあったんですよ。
でも今はないでしょ、バッグは。
あっても財布?財布も厳しいよね。
そうだよなと思って、改めて値段ってどうだったっけと思ったら、
やっぱり調べてる人がいて、
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ここ15年くらいでも60%近く累計で上がってるんですよね、値段。
なので5万円のものが8万から9万円くらいになってるイメージ。
それで計算、確かに計算合うんですよね。
ビトンのスピーディーとかってもうちょっと手頃じゃなかったっけなっていう私の感覚と合うんですよね。
それはもちろん為替もあるんですけど、
でもそれだけではなくてやっぱり戦略なんですよね。
本当にもう日極化なんですよ、世の中が。
もうすごくお金があるところとないところがパッキリ分かれてしまっているので、
ちょっと前に確かに5年くらい前に、
オートクチュールっていう、プレタプロジェットオートクチュールって2種類あるんですけど、
洋服のコレクションってね、ざっくりですよ。
オートクチュールっていうのはVIP向けに、いわゆるVIP向けに仕立てる、仕立て服、注文服です。
注文服の方が一時期下りなんですね、当然なんですけど、
逆転してきたっていう、注文服の方が最近売れるようになってきたみたいなニュースを見かけて、
つまりもう超富裕層か、あまりお金のない層かって分かれてしまっているので、
超富裕層にとってはメゾンブランドの既製服、そのSMLで作られた服っていう価格が中途半端なんですよね。
だから本当に自分のために仕立てられた服しか欲しくない。
なのでメゾンブランドの既製服を買う人がいない。
じゃあどうするか、値段を上げようってことになるんだと思うんですよね。
なので、なんだろうな、これね、悪循環だと思うんですね、アパレルにとって。
良いものに触れる機会が昔はあったので、
良いもの、高いものの良いところはこういうところだ、プチプラのこういうところが良いところだ、
っていうことが分かった上での奥行きのあるファッションの広がりっていうのが今ないっていうのが、
ちょっとどうなんだろうなって私の中では全然まだ答えが出てないし、
もう経済問題とかも絡んじゃってるので、すごい大変なんですけど、
でもやっぱりお金をかけたからこそ作れる良いものっていうのに触れてもらわないことには、
ファッションの楽しみっていうのが広がっていかないので、
今後ちょっとアパレル業界シュリンクしていく一方なんじゃないかなっていう私の不安をここに今日は置いていきます。
皆さんぜひ感想を聞かせてください。
同時代の方からはね、確かにハイブランド持ってたかもなんて感想とかもしあったらぜひ聞かせてください。
そんな感想やご質問は、マシュマロもしくはラジオトークの公式アプリを頼り機能でお待ちしております。
マシュマロは概要欄にリンクを貼ってありますので、ぜひ投げてください。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。
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