2025-08-20 15:35

924. 「変わりたいのに動けない」──心理的ブレーキを外す3つのヒント

前回は「去年の服が似合わない」と感じる違和感が、セルフイメージの変化=次のステージへのサインであることをお話ししました。

でも実際に「変わりたい」と思っても、なかなか行動に移せない…そんな経験はありませんか?


今回は、変化を止めてしまう代表的な心理的ブレーキを3つ取り上げ、それを外すための具体的なコツを解説します。

さらに、未来の自分を先取りして演じるために「服をどう活用できるか」もご紹介。


キャリアや人生の転機で立ち止まっている方に、次の一歩を踏み出すヒントになる回です。


◆スタイリングを通じて「新しい自分」に着替えるための新サービスを準備中。詳しい情報やお得なモニター割引のお知らせ、自分をステップアップさせるためのノウハウなどは公式LINEでお届けしています https://lin.ee/4gQ3TiJ


◆noteのメンバーシップ「服装心理lab.」ではおしゃれの"超"基本と服装心理学が学べるコンテンツを配信中! 

https://note.com/risahisano/membership/join


◆運営サイト・SNSなど 

https://lit.link/risahisano


📩ご質問募集中!

https://marshmallow-qa.com/risahisano?utm_medium=url_text&;;;utm_source=promotion

サマリー

このエピソードでは、自分を変えたいが行動に移せない理由とその解決策が掘り下げられています。心理的なブレーキを理解し、過去の成功体験や損失回避バイアスを乗り越えるための具体的な方法が提案されています。また、心理的ブレーキを解消するための三つのヒントが紹介され、自分を変えたいが動けない人々への助言がなされています。特に、自己評価や行動の小ささ、服装の工夫が重要なポイントとして語られています。

変わりたいのに動けない理由
はい、ということで始まりました。次の自分に着替えるラジオ、今回で924回目の配信でございます。この番組では、服を着替えるように自分を丸ごとアップデート。ファッションと心理学の力で、あなたの次の一歩を軽やかに後押しします。お相手はパーソナルスタリストで公認心理師のヒーさんのリサです。本日もよろしくお願いいたします。
さあ今日はですね、前回923回目にお話しした、服がしっくりこない時に、それはこうセルフイメージが変わった、自分の内面の変化のサインかもしれないよっていうお話をしたんですけども、そのちょっと延長線上で、
なんか自分の内面が、例えば服がしっくりこなくなったことをきっかけに、変わりたいんだなっていうことには気づいたんだけど、でも実際じゃあ変わるための行動がなかなか起こせないんだよって人ってとっても多いと思うんですよ。
なんか変わりたいのに動けない。今の仕事どうなんだろうとかね。なんかこう、副業とか独立とか考えたいけど、なんか腰が重いんだよなとか、今のプロジェクトのポジションがちょっとなって思ってるんだけど、なかなか上司周りに言えないんだよなとか。
今の職場でやりたいことがあるんだけど、なかなか動き出せないんだよなとかね。やっぱり変わるってすごい大変なんですよ、人間とって。
だからまずは変われないことに対して、あんまり自分を責めないでほしいっていうのはまず大前提としてあるんですけど、どっちかというと生き物ってやっぱり現状維持したがるものなので、その方が何かと安全なので。
だから変わるってすごく大変だし、変化を起こしちゃったら起こしちゃったで、それが仮に良い変化だったとしても、やっぱりストレスになるんですよ、生き物にとっては。
だから変われないっていうのは、ある種普通の状態なんですけど、でも未来のこと考えたら、自分の気持ち考えたら変わりたい、動きたい、ありますよね。
そういう時に、じゃあなんで変われないのかっていう、心理的なからくりを知っておくと、そのブレーキを外せる、外すために何をしたらいいか見えてくるので、ちょっと今日はね、よくある心理的な変化を止めてしまうブレーキを3つほどご紹介しつつ、そのブレーキをうまく外すコツをお話ししていきたいと思います。
じゃあまずブレーキ一つ目なんですけど、一つ目は、過去の成功体験にとらわれている、あるいは過去の成功体験から出たくないって感じですかね、感覚としては。
これは例えばこう、今やってるやり方って、たぶん昔うまくいったやり方、これまでうまくいってきたやり方がベースになっているはずなんですよね。変わるってことはそのやり方から、そのルーティンから飛び出すっていうことなので、うまくいくかどうかわかんなくなるわけですよ。
故障がなくなる。だから怖い。これはね、当然のことだと思います。やっぱり特に仕事では、これまでこういうやり方でやってきてうまくいってきたからっていうところがあると、それを変えるのがなかなか怖いですよね。
だからそうなってくると、年齢重ねれば重ねるほどちょっと新しい挑戦、これまでやったことなくてうまくいくかどうか、こうデータが自分の中にないみたいな状態はなかなか怖いんじゃないかなと思います。これを、このブレーキに自分がはまってるなと思ったら、そこから外すコツとしては、まずは小さく始めるっていうことですね。
なんで小さく始めるのがいいかというと、失敗しても小さくやったことならばたかが知れずじゃないですか。だから、こうあんまりやるのが怖くないっていうことが一つあります。
あとは、その小さく変化させるっていうことももちろんありなので、昔うまくいったやり方に少しアレンジを加えて小さく変化させるみたいなこともいいんじゃないかなというふうに思います。ぜひ試してみてください。
損失回避バイアスの理解
服だったら、例えば、昔褒められた服がちょっとしっくりこないっていうのが変化のサインだよっていう話は前回もしたんですけども、そういう昔褒められた服をちょっと着こなしをアレンジしてみる。
つけるアクセサリーを変えてみるとか、トップスだったら合わせるボトムを変えてみるとか、そういうことでこっち方向に行きたいんだなみたいなことを気づくきっかけにもなるし、昔褒められた服だからっていう安心感の中でできるチャレンジをするっていうのはすごく変化の一歩としてはやりやすいんじゃないかなというふうに思います。
さあ、よくある心理的なブレーキ。2つ目は、効率とかあとは孫徳を考えすぎるということですね。新しいチャレンジってやっぱりリスクが伴うものなので、孫徳計算とかあとは効率みたいなことを考えすぎるとなかなかできないことが多いですね。
だからそういう合理的な考え方の方ほど、新しいチャレンジできなかったり変化を嫌うことが多いかなと思います。
効率を考えれば、当然今のままでそんなに大きく困っていないのであれば、現状維持が一番エネルギー的にも効率がいいですし、あとはやっぱり始めるのにはリスクがありますから、そのリスクを取るかみたいなことになりますよね。
人間の心理ってやっぱりリスク回避っていうのをすごく重んじるのが本能的にあるんですよね。その得をするっていうことよりも、まずは損をしないっていうことを優先してしまうっていう心理傾向が人間にはもともとあるので、なおさらですね。
これ心理学では損失回避バイアスって呼ばれるんですけど、例えば1万円得られるよっていう行動よりも、1万円を失うことを予防できるよ、避けられるよっていう行動の方を人間取りがちなんですよね。
だからやっぱり新しい挑戦ってしづらい。これは本能なので、そういうもんなんだ、そういう性質が自分にはあるんだと思って対応していくしかないんですよね。
なので、例えば転職活動を始めようかと思っても、いい職場が見つかる、今よりもいい職場が見つかって待遇がも良くなるっていう得があるかもしれないけれども、その逆に失敗して今より悪くなる、今の職場にも戻れないっていう損もある。
どちらの可能性もあるときに、人間はこの損っていう方をより強く感じちゃうから、こっちを避けようって思っちゃうし、後は新しい服、全くこれまで着たことない服に挑戦しようと思ったときに、すごい印象が変わって新しい自分が見つかるかも。
新しい自分の顔が見えるかもっていう得もあれば、似合わないかもな、周りから変に思われるかもなっていう損もある。どちらの可能性もあると、やっぱりこの損を避けようかなと思ってチャレンジできない。これは本能的なものなんですよね。
だけど、しょうがないことなんだけど、でも新しいチャレンジをしなければしないで、実はビジネスでは特にね、私もすごい会社経営してて本当に痛感してるんですけど、ビジネス上での現状維持をするためには、ちょっとずつ変化していかないと現状維持ってできないんですよね。
例えば売上げの維持とか、自分のスキルの維持って、何もしないのでは落ちていくだけなんですよ。現状維持って何もしない状態ではできなくて、実はちょっとずつ変化させていかないと、実は現状維持ってできないんですよね。
そういう意味では、現状維持をしたいと思っても変化は避けられないんです。だからもう自分のそういう本能、損をするかもしれないっていう損失を回避したいっていう本能を乗り越えてでも、新しいことをできるように工夫をしなきゃいけないということなんですよね。
そういう意味でいうと、損を回避しながら動くっていう意味では、さっきのブレーキ1の解決策にもちょっと近い、似てるんですけど、スモールステップでやるって最初の行動に分解して、ちょっとずつやるっていうことですね。
だから転職するのであれば、本当に転職するって思っちゃうと動けないから、転職するまでのプロジェクトの中で行動を分解して、ちょっとずつ始めるっていうこと。
心理的ブレーキの解消
自分を騙し騙しやるっていう感じですよね。本当に転職するわけではないから、まずは転職エージェントに登録するだけだからとか、話を聞くだけだからとか、面接行くだけだからとか、そういう感じでちょっとずつハードルを下げて、ちっちゃくちっちゃくやることで、自分の脳にリスクを感じさせなくするっていうことがポイントとしてやっぱりあるかなというふうに思います。
洋服でいうとですね、行動を小さくするっていうことは、さっき言ったように、買えるものを面積を少なくする、全身買えるんじゃなくて、どっか1アイテムだけみたいなこともそうですけど、安いものを買うっていうことで、出る金額を最初に抑えるっていうね、そういうやり方もあるんじゃないかというふうに思います。
さあそして最後、ブレーキ、3つ目ですね。3つ目は、自己評価が低いことで、それがブレーキになってしまうっていう。これもよくあるパターンですよね。
なんかこう、やることに対して、変化しよう、変わろうってしたときに、私なんてとか、私ができるはずないみたいな、こう自己効力感、自分はやればできるんだっていう気持ちの無さによってブレーキがかかってしまう。
自分ができるってことが信じられないから、行動できない。これもね、結構多いと思います。
で、これはやっぱり自信って一丁一石につくものでもないので、やっぱりこれまで言ってきたスモールステップとか、ちょっとアレンジするみたいなことでやってみて、できたっていう経験を積み重ねるしかないんですけど、なかなかでもね、成功体験って積めれたらベストなんだけど、すぐに積めないこともあるので、できた気になるっていうか。
できた自分だったら何をやるだろうみたいなふうに、できたと仮定しちゃう。できてる自分を演じるっていうのもすごく有効かなと。これも自分に自分で暗示をかけるみたいな感じなんですけど。
今の自分は、なるほど自信がないんだな。これやってもどうせできないと思っちゃってるんだな。その気持ちは気持ちとして受け入れて、受け入れてその気持ちを見つめると、その感情と距離が取れるようになるんですよ。
距離が取れると、その感情に溺れるんじゃなくて、そういう気持ちもあるんだなっていうふうに、ある種その感情を自分の中で相対的に小さくできるんです。こういう気持ちもあるよねって。
だけど人間っていろんな気持ちがもともと心の中にあるもんなので、そのワンノブゼルにできる。いろんな気持ちがある中の一つが、私なんかできないんじゃないかなっていう気持ちなのね、ふんふんなるほどっていうふうに、距離を取れたら窓閉めたもので。
じゃあ、できるかもしれないなって自分とか、できた自分だったらどう考えるかなっていう。擬似的に多重人格化するっていうか。いうふうにしてちょっとやってみる。これがまさに服を使うと結構演じやすくなる。
演じるツールとして服は抜群なので、その未来の自分を演じるために、その自分なら何を着るかなみたいなところで洋服を着て、それまた自分に暗示をかけてやってみる。
やってみると、できただけで自己考慮感ちょっと上がるんですよ。できるじゃんみたいな。それを積み重ねていくということで、できる自分だったらどうするかなっていうことで演じてみる。これがおすすめでございます。
変わりたり変わらないってよくあることなんですけど、それでもやっぱり自分を責めがちなので、責めてても良くないことはあっても良いことはないですから。
国内ではあなたの意思が特別弱いとかいうことは全くなくって、人間っていうのはそういう心理的ブレーキがあるんだなというふうにまずは受け止めていただいて、そのブレーキの種類別にいろいろ今お話ししたコツを試してみていただければいいなと思います。
服装を利用した自己暗示
その時にやっぱり服装ってとても便利なツールとして働いてくれるので、ぜひ上手に活用していただけると嬉しいなというふうに思います。
どうでしょうかね。変わりたいのに変われないなって悩んだ経験、あるいは変われないなと思いつつも頑張って動いたらこんな良いことがあったよみたいな経験あればぜひ教えてください。
SpotifyかYouTubeでご覧の方お聞きの方はコメント機能でお気軽にお寄せください。それ以外の方は番組概要欄にありますマシュマロのリンクから匿名でこれまたお気軽に送れますので、ぜひぜひ送ってみてください。ということでまた次回の配信でお会いしましょう。
15:35

コメント

スクロール