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はい、ということで6回目の配信となりました。今日はですね、あのちょっとツイッターでさっき炎上とかバズるまではいかないんだけど、ちょっと気になるものが話題になっていて回ってきたので、その話をしようかなと思っております。
ファッションコンサルって皆さん聞いたことありますかね。ファッションコンサルタントの略だと思うんですけども、その海外でファッションコンサルという言葉を使われると、あのどうやらですね、婚活男性に
洋服の指導アドバイスをする人たちを最近はファッションコンサルってよく呼んでるらしいんですね。
なので私がいるパーソナルスタイリスト業界とは、かなり近いんですけどもターゲットがかなり絞られているということで、ちょっとまた違う流れができてきてるんですが、
そのあるファッションコンサルさんが男性をスタイリングしてビフォーアフターをツイッターで投稿してたんですが、それに対してですね、賛否というか否の方が多いかな、がかなり巻き起こってまして、あるスタイリストさん、この人はプロの方ですねきっとね、雑誌とかやってるのかな、スタイリストさんが全然ダメだという話をしてですね。
で、そのスタイリングに関しては、洋服が某有名なセレクトショップのもので、靴が某有名プチプラショップのものを合わせたと。
靴に、なんでこの洋服にこの靴を合わせちゃうんだと、お金のかけ方が逆だろと、すごく怒っていて、それに対してファッション業界からは賛同の声があって、
でも一方でファッションコンサルの方のスタイリングのリプにいいですね、という話もあってと。
これ普通の人が見たら、どっちが正しいんだって思うと思いますし、ただよくこういうことって言われるんですよね。靴にお金をかけた方がいい。
なんででしょうね。ということで今日はそのあたりの話。
おしゃれがそんなに得意じゃなかったり興味がない方には、なぜよくファッション業界の人は靴にお金をかけた方がいいというのか。
そしてこれを聞いていらっしゃるファッション業界の方もいると思いますし、おしゃれがすごく得意でよく知っている人にとってみたら気になること。
なんでこういう知識のない個人向けファッションアドバイザーにもお客様がついてしまうのか問題。
今日はこの2つについてお話をしていきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
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服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野理茶でございます。
今日もよろしくお願いいたします。
この話をする前にですね、そもそもお前誰だよということで、私の立ち位置をちょっとはっきりしていたほうが聞く人も聞きやすいかなと思ってお話をすると、
私もともとですね、20年前に、早いですね、時間経つのね。
20年前にオンワード菓子山というですね、日本のアパレルメーカーに入社しまして、
マーチャンダイザーという企画職をやってから、その後リーバイスというジーンズのメーカーでも、
そこではね、需要予測っていう、どの商品を何本作るかみたいな、もうちょっと数字よりの仕事をしたんですけども、
そこから個人向けのパーソナルスタイリストと名乗っているんですけども、個人向けのファッションアドバイスをする仕事について、
もう2006年に創業したので14年目になります。
アパレルの前は普通に中央大学で新入学を学んでいたので、
副職専門学校卒ではないんですよ。
なので普通の4台に出て、バリバリのどっぷりアパレル業界で、
今はアパレルと一般の人をつなぐ仕事、どっちかというと取引先はアパレルさんも多いんですけど、一般企業も多いみたいな感じで、
結構自分としてはアパレルと一般の方の中間かなと、経歴的にも思ってますし、
お仕事としても一般の人とアパレルをつないでいきたいなっていうのがすごく一つの目標としてあるので、
そんなことを意識しているんですね。
なので今日は両方の目線からお話をちょっとしていきたいなというのがあるんですね。
まず初めの問題、よくファッションの雑誌なんかでもそうですし、お店の人なんかも言うと思います。
靴にお金かけた方がいいですよ。
これ何でかっていうところですよね。
冒頭にお伝えしたツイートが結構ファッションコンサルの方のスタイリングが批判されていたのは、
結論から言っちゃうとファッション理論的に言うと、
ファッションコンサルの方のスタイリング全然正直ダメなんですよね。
サイズ選びとかも、アイテムの合わせ方もファッションの理論に則ったものでは決してないです。
なので言っていることとしてはもちろんファッション前提とするとスタイリストさんの言っていることが正しくて、
またこれ靴にお金をかけた方がいいっていうのもやっぱり一理も二理もあることなんですね。
なんでそもそも靴にお金をかけた方がいいかっていうと、
よく理由としてあげられるのは、靴は人に見られるからってよく言いますよね。
いい靴履いてるかどうかでその人を図る人もいるよみたいな。
でもこれね結構ちょっと古い考えで、
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確かに私が起業した頃までは40代50代ぐらいの何か物事を掲載するような役職に就いているような人は業間を靴で測ったりしてたんですね。
ですけどね今はあんまりかなっていう気がしますね。
それもありますし、もう全くそういう人に自分が能力とか立ち位置とかを測られる世界に生きてない人にとっては、
靴で人が測られるからって言われても何も説得力もないので、
靴で人が測られるからっていうことで靴にお金をかけましょうっていうことを全ての人に納得させるっていうのはちょっと難しいかなと思うんですね。
じゃああとはって言うとやっぱりね一番は靴って体を支える部分じゃないですか。
なので一番体調に影響するんですよね。
悪い靴履くと本当に姿勢が悪くなったりということで体にやっぱり影響が及ぶので、
健康に露骨に良くないという影響は服よりもはるかに靴の方が高い。
なのでやっぱり良い靴っていうのはそのあたりまで考えられて作られているので、
体のことを考えたらやっぱり靴にお金をかけた方がいいというのが一つあります。
2つ目は靴って手入れすると結構長く使えるんですよ。
特に良い靴というのは本当に10年20年持つんですね。
そういう意味で手入れすることが前提ですが靴にお金をかけると長持ちする耐久性があるということで費用対効果が高いです。
ですので服はいくら高いものでもそんなに持たないです。
そうは言っても10年20年着れる服はかなり少ないです。
ただ靴は比較的お金の割には耐久年数が上がりやすい。
服もすごい良いものを買えば耐久対応年数が上がるんですけど結構かけなきゃダメなのでその辺のコスパが良いというところは確かにありますね。
最後はやっぱりアパレル企画とかをしていくと分かるんですけども、
靴の減価率ですね。その低価に対して減価がどれくらい占めているかという減価率というのはあんまり変動しづらいんです。
どんなブランドでもだいたい45%とか50%とか結構靴の減価率高いんですよ。
それに対して洋服の減価率って結構ブランドによって違うんですね。
例えばユニクロとかザラとかこの辺は40%とかものによっては50%のものもあるかななんですが、
それが百貨店で販売されるものとかあとはこのツイートにも上がっているような有名なセレクトショップで販売されるようなものになってくると30%くらいになっちゃうんですね。
ちょっと下がっちゃうんですよ。
なのでその程度のせいぜい百貨店のところで一般の人が普通に買えるレベルぐらいまでの価格帯の中での話をすると、
やっぱりユニクロとかよりもちょっといいところと思って百貨店とかセレクトで買ったとしても、
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減価率で考えると実はそんなに値段が上がった割にはすごく品質が上がっているかというと、
そういうわけではないことって結構あるんですね。
でも靴っていうのは減価率変動しないのでちょっと値段を上げたらそのままそれが質が上がるっていう比例しやすいということ。
もちろん例外はありますよ。
でもその値段を上げた分が帰ってきやすいっていうのは靴の方があります。
この辺もまたハイファッション別です。
すごいお高いものはほんと別なんですけど、私たち一般の人が買える範囲っていう意味ではね。
なので服と靴を一緒に買うっていう時に予算配分の比率として靴の方を多めにするっていうのは今言ったような理由から非常に理にかなっていることなんですね。
この辺を体感として実感しているアパレル業界の人が多いからやっぱり靴にはお金をかけた方がいいよって言うんです。
この予算配分がファッションコンサルって自分で名乗っている婚活男性向けにモテるスタイリングを提供してますっていう人に関してはこの予算配分が逆転しちゃってるんですね。
服の方に大きく予算をかけて靴には予算をあまりかけない。
なのでこれは明らかにお客様にとって見た目が良い悪い以前に良いものを買えるかどうかっていうところも全部満たさなきゃいけないのでファッションアドバイスをお金にとってするのであればね。
なので正直この点は勉強不足だしお客様の利益になってないことをしているってことは確かなんですよね。
ただここからはやっぱりなんでそれでもこのファッションコンサルをお客様が選んでるのか。
そういう知識がなさそうな一般向けのアドバイザーでも選ばれてしまうのか。
こういうことも考えなきゃいけないと思うんですよね。
なんですがもう時間が11分になってしまったのでここから先はまた次の回にしたいと思います。
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それでは次回の配信でお会いしましょう。
さよなら。