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2022-08-03 11:58

513.UNIQLOの女性用ジャケットにポケットがないのは女性差別か? from Radiotalk

SNS上で、UNIQLOの女性用ジャケットに男性同様のポケットがついてないことを指摘し「女性をバカにしている」とした投稿が議論を呼んでいます。なぜ女性向けのジャケットにはポケットが少ないのか?それは女性差別なのか?アパレル特有の問題も取り上げながら、考えました。

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おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で513回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバッサバサと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師のしさのりさです。本日もよろしくお願いいたします。
今日からyoutubeとダブル配信を再開いたしまして、いろいろありましたが、通常業務に戻っておりますけれども、そんな中、昨日、今日ぐらいかな、ちょっと気になっていた炎上案件というの。
ネット上を騒がしているアパレル関係の件がありましたので、今日はそれについてちょっと言及していこうかなと思うんですけど。
またユニクロさんですよ。みんな大好きユニクロさんの商品について、ある消費者の方がインターネット上に発信した内容が話題になっているんですけども、どういう内容かというと、ユニクロの感動ジャケットっていう、非常に軽くてストレッチも効いていて着心地が良いジャケットがあるんですけど、
それがね、男性用と女性用両方作られているんですけども、女性用の方を見た女性がね、男性向けのジャケットには同じ価格で、同じラインのね、同じシリーズの商品で、男性向けの方には胸ポケットとかオチポケットが付いているのに、女性向けには付いていないと。
これは女性をバカにしてるんじゃないか、みたいなことで発信をしたのが、非常に賛同する声もあれば、いろんな声が集まって話題になっているというところですね。
実はこの件ね、私がやっているオンラインサロンの服装心理ラボの会員さん向けチャットの方でも、ちょっとね、気にして話題になって、ちょっとそれについて気になるなということで、投稿された、いろんなご自身のご意見をね、投稿してくださった会員さんなんかもいたりして、私たちうちわでもいろんな考えとかね、気持ちとかを交換したりして、盛り上がっていた案件ではあるんですけども。
これについて皆さんどうお考えになりますでしょうかね。この件に乗っかって、それ以外のユニクロの商品も、例えば冬物のね、防寒のために内側にボアという毛足が長いもこもこしたものが付いている商品って結構あるんですが、それに関しても男性のものはしっかり付いていて、厚いのに女性のはこんなに薄いボアしか付いてないとかね。
そういう話なんかも結構、乗っかって投稿がされたりして、同じ価格帯にもかかわらず、男性向けと女性向けでこういうふうに仕様が違うのは、これは女性差別じゃないかみたいな話になっていたわけですよね。
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まず、じゃあ現状として、ジャケットとかスーツっていうところに限定してお話をしていくと、アパレルの現状としてね、確かに男性物に比べて女性物の方がポケットが少ないですね。
これスーツに限らず、他のマスカードとかワンピースとかも女性向けに関してはポケットが少ないアイテムというのは非常に多いかなと思います。
ただ、私がアパレルメーカーとして勤めていた経験、プラスそのパーソナルスタイルとして、いろんな個人の方にマンツーマンでファッションの好みとかね、お悩みとかを聞いてきた経験からなんですけども、その経験から言うと、男性よりも女性の方がポケットがあるかどうかを洋服に対して求める意識する人は、私の経験ではやっぱり少ないかなとは思います。
やっぱり男性の方が遥かにポケットがないと買わないっていう気持ちが強い人が多いのかなっていう印象ではあるので、正直今販売されている商品はその反映とも言えなくはないかなという気はしています。
なので、今回はユニクロの商品が訴状に乗りましたけれどもね、そのユニクロの商品がその仕様が違うことが女性差別かどうかということについて今日は考えていきたいと思うんですけども、現状としてユニクロ以外にもポケットが少ない女性ものは男性ものに比べて多くて、
そして男性の方がポケットを求める行為が多いということから考えると、決して女性差別したくてやってるわけではないのかなっていうふうには私は考えています。
そもそもじゃあポケットのあるなし、ポケットがあるっていうことが誰に対しても女性、男性問わず誰に対しても絶対的に良いことであるっていうことが成立しないとポケットがないっていうことが女性差別だっていうことにはやっぱりなりづらいわけですよね。
ここで語られているポケットっていうのはファッションの機能性についての話ですよね。ボアもそうですよね。そのファッションの防寒という機能性についての話ですけれども、やっぱり世の中には男女問わずファッションに機能性を第一に求めている人ばかりじゃないわけですよ。
機能性以外ということで言うと、例えば具体的には着心地とか見た目っていう観点からポケットはいらない、分厚いボアは欲しくないって思う人もいるわけです。これは男女問わずね。
例えばボアが分厚ければ温かさは増しますけれども、どうしてもシルエットはもこっと当然膨らみますよね、物理的にね。なので膨らんでしまったスタイルが嫌だって思う方も当然やっぱりいるわけですし、
ポケットに関しても、あることでやっぱり商品の印象としてカジュアル感が増してしまったり、あとはどうしても生地が二重三重になってしまうわけなので、その分シルエットが若干崩れたりっていうことはあるので、それを好まないっていう人もいます。
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なんせね、洋服の中には縫い目すら気にして肌に当たって痛くてダメだっていう方もいらっしゃるぐらいですし、だからニット製品なんかはホール画面とって言って、縫い目がないものをわざわざ機械まで開発して売ってある程度支持を得るっていうこともあるぐらいなので、縫い目一つに対してもそうですから、たかがポケット、見た目関係ないでしょ、機能性の方が大事でしょって思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではないと。
やっぱりここは個人差が非常に大きい部分なんですよね。って考えると、一概にポケットがないっていうことがイコール差別かっていうのは、なかなかちょっとこれは言い難いかなとは思います。ただ、私だってポケットが欲しいってリクエストを出すことはもちろんやった方がいいことだと思うんですよね。
イネクロっていうのはかなりマーケティングをしっかりする会社ですよね。なので、ポケットが付いている方が売れると、ボアが分厚い商品が求められているとなれば、当然それは作ると思うんですよね。他のメーカーに関しても、やっぱりこれは営利の話なので、営利活動なので当然利益が出る、売れるとなれば、それは作ると思うんですよね。
だから、そういうリクエストがあるっていうことに気づかれてなかった、本当は作れば売れるのに作られてなかったっていうことであれば、やっぱり声を上げた方がいいと思うので、どんどんリクエストして出していった方が当然いいとは思います。
ただ、女性全員それを欲しがってるんだよっていう論調ではなく、単純にこういうのが欲しいですっていうリクエストを出すだけで全然いいんじゃないかなっていうふうには感じましたし、プラスリクエストを出すだけではなくて、実はもう女性向けにかなりメンズの仕様に近いようなスーツを作っている、小さいですけど、イネクロさんに比べれば小さいですけども、メーカーさんもあるし、そういうポケットを付けてちゃんと制作しているブランドさんもあるので、
そういうところを買うことで応援してあげる。やっぱり買っていただけないとそういう活動も続けていかれないので、買うことで応援してあげるっていう気持ちも持ってもらえると、元メーカー出身としては非常にありがたいなっていうふうに思います。
やっぱり男女差別とかフェミニズムとかって、行政の話とか、人と人のコミュニケーションの話とか、会社のポジションとかの話とは違って、やっぱり商品についてはあくまで営利活動なので、公平性を担保しきれないというか、公平性を追求した結果、利益が取れなくなって潰れてしまった元も子もないので、その辺が難しいところだなと思うんですよね。
なので、やっぱり自分にとっていい商品を作っている会社については、それを買って応援するっていうアクションも、消費者側としては非常に必要なことだと思いますし、プラス、やっぱり覚えておかなきゃいけないのは、使用が多くなるとか、そういったことに関しては、価格帯が上がるっていう可能性もあるよということも、やっぱり合わせて認識してほしいなと思うんですね。
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ユニクロのジャケットもね、メンズは同じ価格でポケットをつけられているのに、レディースはつけられていないのはおかしいじゃないかって思うかもしれませんが、これあくまで推測ですよ、推測ですけど、ジャケットとかスーツって、レディースよりもメンズの方がはるかに数が多く売れるんですよ。
たくさん売れるものは、やっぱりたくさん作りやすいんですね。たくさん生産すれば、その分コストを下げることができるので、その分いろんな仕様をつける、同じ価格でいろんな仕様をつけるってことが可能になると。そういう背景もやっぱりアパレル商品にはあるので、だからこそいいなと思ったものは買ってほしいっていうのはその辺にもあるんですよね。
例えば例としてね、同じ航空飛行機のチケットが女性向けには高くて男性向けには安かったらおかしいでしょ、それと同じことですよねって言ってる方もいらっしゃったんですけど、アパレルの場合は微妙に違って、一つの飛行機を60人の男性で貸し切った時の一人当たりの航空運賃と、一つの飛行機を30人の女性で貸し切った時の航空運賃、これが違うっていうのは納得できますよね。
それと同じことがあるんですよね。同じ商品を何人向けに作るかによってどうしてもかけられるコストが変わってきてしまうと。それがやっぱりスーツ、ジャケットっていう商品においてはどうしても男性の方が買う人数が多いので、その分同じ価格帯でたくさんの仕様を付けられるっていうことがやっぱりあり得るんだよということもちょっと頭に入れていただけるといいのかなというふうに思いますね。
つまり、自分の求めるものはたくさん買うようにすれば、その分どんどんコストも下がっていくし、こういうもの売ってるよって拡散してみんなで買おうよっていうことをすることで安くなっていくっていうことも期待できるので、ぜひそういうアクションも取っていただけるといいんじゃないかなというふうに思います。
本当にね、いろんなファッションが増えた方が当然ね、私も仕事やりやすくなりますしね、スタイリストとしても、本当こういう商品もっとあったらいいのになっているのはすごくいつも思うんですよ。だからどんどん声を上げた方がいいと思うし、プラスいい商品を作っているところは多少高くても買って応援してあげてほしいなって。買わないと安くはならないので、買って応援してあげてほしいなと。
単純にジェンダー論で終わってほしくないなと、もっと多様性っていうね、もうちょっとそういう広がった議論になってほしいなっていうのは私個人としては思うことでした。ということでまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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