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2022-10-22 12:00

554.このまま「機能性重視」を続けると、アパレル業界は詰む from Radiotalk

前回の無印良品の衣料品不振を取り上げた配信に、ご感想メッセージなどありがとうございます!無印に限らず、アパレル業界全般に広がる「機能性」重視の物づくり。これを続けると、早晩詰むんじゃ…。私がそんな危機感を抱えている理由とは。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
00:04
始まりました、おしゃれの呪いを解くラジオ。
本日で554回目の配信です。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、
イコールおしゃれの呪いを、バラバラと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれを持って楽しみ、
自分を変えるコツをお届けしています。
お相手は、パーソナルスタイリフトで、
公認心理師の日産のりさです。
どうぞよろしくお願いいたします。
秋武縄ということで、お買い物動向とか、
企業研修とか、わたわたしていまして、
今日もちょっと遅めの配信になってしまいました。
早速、前回、第553回のタイトルが、
無印良品の医療品売上が前年割れ、
なぜここまで不審になってしまったのか、解説します。
という長いタイトルの回を聞いてくださったリスナーさんから、
早速、ご感想メッセージをいただいています。
ブラウニーさんからいただいています。
ブラウニーさん、いつもありがとうございます。
それでは、読んでいきたいと思います。
こんにちは。いつも楽しく拝聴しています。
ブラウニーと申します。
無印のアパレルが不調の件、
確かに買わなくなったと膝を打ちました。
確かに、よくも悪くもスタイルをよく見せることに
こだわりがない感じが、体型に似合う服を求める風潮に
合わなくなった感じがしますね。
実際に着て、「おお似合う!」とか
「絶対欲しい!」と直感的に思う服があまりない気がします。
無印の作家と同じく、首周りがチクチクしないタートルネック等の
気遣いやアイディアを感じる商品は大好きなので、
独自路線で続けてほしいなとは個人的に思いました。
個人の感想なり申し訳ありません。
これからもご活躍応援しています。
ということでブラウニーさん、いつもありがとうございます。
ご個人の感想、大歓迎ですよ。
ぜひ聞かせてくださいね。ありがとうございます。
やっぱり変わらなくなった人、結構私の周りに聞いていても
確かに前は買っていたけど、最近見ていない方が多いんですよね。
それが欠散という数字にも現れてしまっているので、
そうなんだろうなという感じですけども。
そうは言っても、体型とか外見に似合う服を着ても
人ばかりではないはずなので、そういう人に売れてもおかしくないはずなんですけど、
そういう人にもあまり不審というのは、
じゃあ似合う服じゃないものを求めている人ってどういう人かというと、
無印らしい世界観を求めている人にも刺さっていないということなので、
その辺で中途半端になってしまったのかなというところは、
ぜひご視聴いただきたいと思います。
もともとは無印良品の洋服って、機能性とか品質とかを求める人が買っていたんでしょうけど、
前回の配信でも言った通り、他のメーカーがかなり追随してきてしまったので、
どんな無印に限らず、
無印に限らず、無印に限らず、
03:01
もう少し安いメーカーさんでもある程度機能性があるものとかが買えるようになっちゃったので、
その点でちょっと優位性がなくなっちゃったというところも大きいんじゃないかなと思うんですよね。
だからそういう意味では機能性、もちろんチクチクしないタートルネックみたいな機能性もすごい大事なんですけど、
それに特化しすぎることなく、
個人的には、
特化しすぎることなく、
食品とかって結構そういう世界観を感じるんですよね。
なんかこう、
丁寧に味わうみたいな世界観感じるんですけど、
その辺も、その医療品にも広げていく、
そのライフスタイルが、
そのライフスタイルが、
その世界観を
丁寧に味わうという、
その世界観を、
丁寧に味わうという、
その世界観を広げていく、
そのライフスタイルが、
それを着て生活するシーンが見えるような、
なんかそういう作り込みってもうちょっとできるんじゃないかなっていう気が、
まあ偉そうにすいません。
そういう方が私としても買いたいなあなんていうふうに思っちゃったんですよね。
別にこれは無印だけに言えることではなくて、
最近やっぱりそのいろんなメーカーブランド全般的に、
どうもその機能性っていうものに、
特化しすぎているというか、
機能性を追求しすぎている気がするんですよ。
私もともとアパレルメーカーだったので、
その気持ちとか背景はすごくよくわかるんですけど、
その一方で今パーソナルスタイリングっていう仕事を通じて、
消費者にかなり近い立場で、
日々いろんなお客さんの声を聞いていると、
このままいろんなアパレルメーカーが、
機能性ばっかり追求していくと、
これアパレル業界積むぞって、
本当に結構危機感を感じている部分があるんですよね。
それどういうことかっていうのを、
今日お話ししたいと思うんですけど、
そのためには機能性、
ここで私が言っている機能性ってどういうことかっていうのを、
説明していきたいんですけど、
機能性って辞書を引くと、
機能っていう意味を引くと、
働き作用とかっていう意味合いが出てくるんですけど、
とにかく目的への貢献っていう観点から見て、
働きだっていうふうに書いてある辞書がありまして、
つまり何かの目的を満たす機能っていうのを、
追求する洋服が増えすぎちゃったんじゃないかなっていうのが、
私が言いたいことなんですよね。
何かの目的ありきで、
服を買う人にしか訴求できないというかね。
その目的っていうのは、
例えば具体的には、
冬にはとにかく少しでも暖かくしたいとか、
逆に夏には涼しくしたいとか、
汗をかいても匂わせないようにしたいとか、
あとはさっき出てきた、
自分の体型を綺麗に見せたいとか、
あとはスーツを着てもバシバシ動きたいとかね。
06:01
何かそういう目的、
それに合った洋服を作るっていうことに、
ちょっとアパレルメーカー全体的に
偏りすぎちゃってるんじゃないかなっていう気がするんです。
だからこの素材はとにかく暖かいですよとか、
これは本当にストレッチが効いてて動けますよとか、
体型タイプ別の服ですよとか、
パーソナルカラー別の服ですよとか、
何かそういう機能性を売りにした服ばっかりになってきちゃった気がするんですよね。
それ背景は何でそうなっちゃったかっていう理由としては、
やっぱり不況っていうところがありますよね。
特にここ数年コロナがあったので、
何らかの目的がないと洋服を買わなくなっちゃった。
何となく洋服を買えるような状況じゃなくなっちゃったので、
寒いから買わなきゃとか、
あとはせめて似合うものだったら長く着れるから買おうとか、
何かそういう機能性を歌わないと
単に可愛いでしょう、いいでしょうっていうだけで
売れなくなってきちゃったっていう背景はあると思うんですよね。
なのでその機能性をとにかく売りにする洋服が増えたっていうのはすごく分かるんですけど、
じゃあその行き着く先は何かっていうと、
やっぱり機能性って比較できちゃうんですよね。
例えば特に暖かくしたいとか、
例えばどのダウンジャケットが一番暖かいのかって考えたときに、
じゃあ中綿よりもフェザー、羽ですよ。
フェザーが入っている方が軽くて暖かいですよっていうのは比較できてしまうので、
保温性っていうのは、
じゃあフェザーの含有率がパーセンテージが高くて、
かつ値段比較してお手頃なものが一番いいじゃんってなっちゃうんですよね。
機能性ってどんどん比較できちゃうので、
そうすると競争になっちゃうんですよ。
簡単に価格でECサイトで相として、
素材とかを比較して、
こっちがいい、あっちがいいっていう順列が付けられちゃうっていうね。
だから競争になっちゃうと。
その競争になっていっちゃうと、
大きい大規模なアパレルジャケットが売ってしまう。
大きい大規模なアパレルメーカーに到底かなうはずないわけですよ。
当然ね。だからユニクロ一人勝ちになっちゃうっていうことなんですよね。
それはやっぱり規模が大きければ、
品質のいい機能性を持った生地をたくさん安く仕入れられるし、
似合わせようと思ったらたくさんの種類の洋服を作ることができるわけですよ。
いろんな人に合うようにいろんな種類の服をたくさん作っておけばいいわけなので。
それもやっぱり大手メーカーには当然かなわないですよね。
そうするとやっぱり小さいところがどんどん生き残れなくなってて潰れちゃって、
結果決まった一握りのブランドしか残らないということになり得るわけですよね。
そうすると結局はさらに機能性を追求していくと、
お客さんとしても想像できちゃうんですよね。
洋服がこういう感じの洋服なんでしょっていう、
想像の範疇の洋服しか誕生してこない、出てこないんだろうと、
09:00
結局飽きられちゃうんですよ。
確かに機能性を求めていたのはお客さんなんだけど、
じゃあその機能性だけに全振りして答える洋服を作り続けてどうなるかというと、
結局飽きられちゃうということになるわけなんですよね。
そんなにびっくりするような技術が早々に簡単に生まれるわけじゃないわけですから、
やっぱり想像がついちゃうものは飽きられちゃう。
小さいアパレルがなかなか体力もなくなって、
そういう服も作れなくて潰れていっちゃって、
ますます一握りのアパレルしかなくなってますます飽きちゃう。
なんかおしゃれでつまんないねってなっていっちゃうって、
これもう自利品じゃないですか。
この悪いスパイラルに入っちゃったらね。
じゃあ機能性以外に何を本来は訴えていかなきゃいけないかというと、
やっぱり感性の部分なんですよね。
感性に訴えるような洋服も同時に作っていかないと飽きられちゃう。
つまりその洋服を機能性で買うんじゃなくて、
アートを楽しむように買うっていう、
そういう部分も刺激するような洋服を作っていかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですよね。
なんか全然寒い。
これ絶対冬に着たら寒いけど、
でもすごい美しいから着たいとか、
なんかわかんないけど、
この服に感受量を動かされるから着たいみたいな。
着たいから着るんだみたいなね。
そういう感性に訴えるような服って、
そもそも比較にならないんですよ。
それは持っている感性が人間一人一人違うので、
何を良しとするかが変わるから比較にならない。
そうすると競争が起こり得ないってことになるし、
その感性の部分って想像がつかないから、
やっぱりびっくりするようなものを作ることもできるし、
そうするとお客様も常に意外性を持って洋服に触れられるので飽きることがない。
こんなにいろんな服があるんだっていうことで、
もっと面白くなっていくと思うんですよね。
これさ、飲食店とか料理で考えたら、
やっぱり栄養価が高いとか安いっていう料理だけでなかなか勝負できないですし、
そんな料理ばっかりだったら食べるのに飽きちゃうじゃないですか。
やっぱりこれもすごいジャンクなんだけど美味しいんだよねってものがあってこそ、
そこがやっぱり人生の楽しさみたいなところもありますよね。
だから無駄なんだけど楽しいみたいなものも、
洋服の中に残していかないといけないんじゃないかなっていう気がしていて。
だからそういう意味では消費者としても、
機能性で服を買うだけじゃなくて、
自分の感情が何を着たいと思っているか、
それを大事にしていかないとオシャレも行き詰まるんですよね。
だからやっぱりその部分を私としては、
パーソナルスタイリングを通じて伝えていきたいし、
気持ちで服を買うっていうことをしてもいいんだよ。
じゃあ自分の気持ちって何なんだろうっていうところから、
振り返る、考えていく、スタイリングをやっているっていうところが
この辺にあるんですよね。
皆さんどう感じますか?
ぜひまた感想コメントを聞かせてください。
マシュマロからお送りいただけると嬉しいです。
それではまた明日の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。
12:00

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