1. おしゃれの呪いを解くラジオ
  2. 94.ファッションはその部族だ..
2020-10-27 12:00

94.ファッションはその部族だけで通じる言語のようなもの。スタイリストはその通訳者 from Radiotalk

本日のテーマ

マシュマロから寄せられた以下のご質問への回答、後編です!
https://marshmallow-qa.com/messages/7da8808d-3ced-4d87-b7ad-77841d3ba5c8

自分はかわいいと思うけど、友人からはウケがよくないブランド。
それを着るべきか着ないべきかというお話しです。

ファッションって、自分がいる環境によって良し悪しの基準が全然変わるから、違う環境に行けば、そのブランドもウケがよくなるかも・・・


ご質問募集中!
https://marshmallow-qa.com/risahisano?utm_medium=url_text&;utm_source=promotion

#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
00:00
はい、前回のお悩み回答の配信の続きでございますね。前回はね、マシュマロから頂いたご質問だったんですけども、まあ予約しますとですね、プレイボーイっていうね、あのうさぎのマークのブランドというか服ですね。
あれが質問者さんは可愛いと思って小物をいくつか持っていたんだけど、友人にそれだけはダサいと思うとか、なんでプレイボーイなのって聞かれてダサいのかなと思って身につけなくなったと。
で、質問者さんは自分的にはおしゃれだと言ってもらえることも多くてダサくはないと思って可愛いと思って買ったのに。あとはインスタグラマーもおしゃれな人を身につけてるのを見たことあるのに、なんでダサいって言われるんだろう。納得いかない。どう思いますか?というご質問を頂いてました。
で、前回の配信、また93回目かな、配信聞いていただきたいんですけども、前回はそういうのってあるあるだよねと、プレイボーイに限らずあるあるだよねと。ブランドっていうのはすごく強い記号なので、いろんな人がいろんな意味をそのブランドから抱えちゃうんだよね。意味合いを組み取っちゃうんだよねと。
それが必ずしもみんながみんないいイメージを抱いてるわけじゃないんだよと。特にプレイボーイもそうですけども、過去にドカンと流行ったブランドっていうのはその後たびたびリバイバルといってね、再び復活した流行があったとしても、過去の流行のイメージが強いので古臭いとかダサいっていうイメージを1回持ってしまう人は、そしてあの再び復活して流行しているっていう情報キャッチアップできない人にとっては、
ずっとダサいブランドになっちゃうんだよと。だからもしかすると質問者さんの周りのご友人が、昔流行ったブランドだっていう知識はあるけれども、プレイボーイ最近ね、いろいろリバイバルでいろんなブランドとコラボして商品作ってますと。ただそういうことを知らなければ、そういう評価になっちゃうよねと。
まあそういう過去にドカンと流行ったことがあるブランドっていうのは、そういう宿命にあるんですよねというお話。あとはこういうプレイボーイみたいにそのライセンスで展開しているブランド、つまり自社で商品を作らずにロゴマークをいろんなメーカーさんに貸し出すことで、そのメーカー、各メーカーさんがいろんな商品を作って売るという形態、形式で展開されていくブランドというのは、いろんな商品が作られてしまうので、中にはファッション的に
あまりちょっとおしゃれじゃないかなと思われるものが作られてしまうこともあると。なので、そういう商品を見たことある人にとっても、そのブランドに対するイメージが悪くなることがあるという、そういう2つの問題があって、ちょっとあまり良いイメージを持たない人もいるかもしれませんねという、そのブランドのイメージの構造のお話までを全開していきました。
じゃあ、それを受けて、それでもこの質問者さんは着るのか着ないのか、その辺をどう考えていったらいいのか。ここはね、やっぱりおしゃれにこの質問者さんが何を求めているかとか、どういうことを気にして、どういうことを求めておしゃれをしているのかっていうところによって変わってくるので、今日はそのあたりの話をしていきたいと思います。それではスタートです。
03:20
はい、ということで始まりました。94回目の配信でございます。おしゃれの呪いを解くラジオでございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバッサバサと解いていきます。服装心理学をベースにおしゃれをもって楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。今日もよろしくお願いいたします。
はい、ということでね、プレイボーイ、プレイボーイって何回も連呼して申し訳ないんですけどもね。そういうのあるあるなんですよね。
あの、じゃあ、それを前提にね、だからまあ、ダサいっていうわけではないんですよ。だから私がプレイボーイを選んだのは間違いだったんですかっていうご質問であれば、決して間違いではないですという回答にはなるんですけども、ただそう思う人もいるよというね。
まあこういうふうに、あのよくね、私パーソナルスタリングのお客様にもすごくよく言うんですけど、特にね、婚活ファッションを依頼されてくるお客様によく言うかな、言うんですけど、万人受けするファッションも万人受けするブランドもないんですよね。残念なことに。
あの、万人に何とも思われない服ならあります。いわゆる無難ってやつですね。ならあるんですけど、やっぱりね、こういうプレイボーイみたいに特徴的なロゴマークのあるブランドってやつですよ。ブランドっていうのはやっぱり特徴的だからブランドなわけで、やっぱりそういうものっていうのは、人間もそうですよね。アーティストもそうですよね。当然ファンもいればアンチもいるんですよ。
なので、自分がもしね、他者に、他者から評価されたいと。評価され、おしゃれをどうせするからには自分も好きなものも着たいけど、やっぱり他者からも評価されたいって思うのであれば、やっぱり自分に、あなたにとっての他者は誰なんですかっていうことなんですよね。
で、この質問者さんは、この質問の中でね、私はおしゃれが好きな方で、周りからもおしゃれだと言ってもらえるって書いてあるっていうことは、それを書いてるってことはやっぱり、自分の好きな服も着たいけど、やっぱり他者目線も意識されてる方だと思うんですよ。じゃなかったら、たぶんご友人にそれだけがダサいと思うとか、なんでプレイボーイって聞かれても好きなんだもんですね。なので、やっぱりね、他者からも評価されたいって気持ちもあるんだと思うんですよ。
そういう方からすると、やっぱり評価されないブランドで着たくないと思うんですね。で、じゃあ、自分の着ている土俵の上でどういうブランドが評価されるのか、そうじゃないのかっていうのはやっぱり知らなきゃいけない。
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コンカツなんかもそうなんですけどね。番人に受ける服はない。番人の記憶に残らない服はありますけど、番人に受ける服はないので、じゃあターゲットは誰か。自分がおしゃれを見せる相手は誰なのか。その相手にとって受けがいい服っていうのであれば絞り込めるので、それを着ていきましょうって話になるんですよね。
で、この質問者さんがやっぱり自分の普段生活している中で周りのご友人におしゃれだって思ってもらいたいなって思うのであれば。
前の放送で言った通り、このプレイボーイっていうのは最新の、今年とか去年とか一昨年とかのレベルでは有名ブランド、最近のそこイケてるブランドとのコラボ商品もあるんですけども、
それを知っていればそれだけはダサいっていう評価にはならないので、多分周りのご友人はそこまでファッションに詳しいわけではない。ただプレイボーイってものは知っているっていうレベルのおしゃれ感度というかおしゃれ知識だと思うんですね。
そこに合わせておしゃれをするしかないんですよ。そうなるとプレイボーイっていうのは最新の情報を知っていれば再びちょっと今イケてるというかブランドという見方もできるんだけど、それを皆さんには伝わらないわけなんで、自分の生きてる世界ではね。
なのでそれを着るという選択肢が周りから評価されるということを大事にするのであればなくなるわけです。私よく言うんですけど、このパーソナルスタイリストっていう仕事って私は通訳だと思っているんですね。
こういうふうに同じブランドでもね、その人が住んでる世界によって違う言語になっちゃうっていう、違うことを意味する言葉になっちゃうっていうことがすごくたくさんあって、多分この質問者さんが生きてる世界の中では質問者さんはすごく多分いろいろ好きで感度が良くってね、インスタグラマーさんが来てるのを見たりとかチェックされてるんでしょうけど、周りの方はそこまでチェックされてないという世界に住んでると、
そこの世界でのプレイボーイっていうのの意味は昔のブランドとか、今はもう無しなブランドっていう意味になっちゃってる。
だけどそのインスタグラマーさんとか、最新のファッションが好きな世界に行くとそのプレイボーイっていうのが最近また復活してきたブランドとか、可愛いちょっとイケてるみたいな意味になるっていうふうに、
一つの洋服が言語だとすると違う意味になっちゃうというのかな。その世界だけに通じているファッションっていう言語があるんですよ。
なのでスタイリストっていうのはその部族部族のね、その世界世界いろんな部族がいて、その部族の中での言語、イケてるファッション、こういうファッションが良しとされているっていうものをちゃんと読み取って、そこにローカライズしていくっていうのかな。
その世界の一番適したファッションにしていくっていうのがもうパーソナルスタイリストの仕事だと思ってて、なのでよく通訳だって言ってるんですけど。
09:04
なので、通訳っていうのはつまり周りとのコミュニケーションを円滑にするためにファッションを使う人のための場合の話ですけどね。
質問者さんが周りからやっぱりオシャレだと言ってもらえることも大事だと思うのであれば、やっぱりプレイボーイはなしってことになるし、もしくはそういうインスタグラマーさんとかその最新のファッションの情報をすごく知れている友達とも会うのであれば、そういう人と会うときだけに着るっていう風に使い分けていくしかないんじゃないかなという風に思うんですよね。
で、やっぱりそういう風にファッションが行く場所、TPOによってもファッションで変えなきゃいけないっていうのは皆さん理解してると思うんですけど、本当に私なんかも例えばいろんな部族に属している人間で、企業家っていう側面もあってそういう部族にも属しているし、一時のままっていう側面もあるし、
あとはスタイリッシュスクールの先生だったり、パーソナルスタイリストだったり、いろんな顔があって、それぞれの部族に、一つの部族にしか属していない人っていないと思うんですよね。
なんでそれぞれの部族がどういう言葉を話しているのか、つまりどういうファッションが良しとされるのかっていうのを、全部を個人の人が読み取るのって結構難しいと思うんですよ。だからこそ、似合う似合わないを診断したりとか、似合う服を提案するだけじゃなくてね、その部族で一番良しとされる綺麗な言葉を使うというかね、そういう感じで一番良しとされる素敵だと思われるファッションをちゃんと読み取って、
ご提案するっていうのもスタイリストの役割だと思うので、そういうことに悩んだら、ちょっとそういうことができそうなスタイリストに相談してみるのもいいんじゃないかなというふうに思いますけどね。
なので、質問者さんが本当に周りからどう思われるかなんて関係ないってことであれば、自分が可愛いと思ったものを貫いていただければいいと思うんですけども、そうではないのであれば、プレーボーイっていうブランドの言語が通じるような場所で来ていただくというのが一番いいんじゃないかなというふうに思います。
ぜひぜひ参考にしてみてください。ということで、まだまだ皆さんからのお悩みご相談お待ちしております。番組概要欄にありますマシュマロのリンクから投げていただくか、ラジオトークでお聞きの方はお耐えるという機能がありますので、そちらからでも結構です。ご感想とかね、普通に悩み以外でも励みになりますのでお待ちしておりますので、ぜひぜひお寄せください。
あとはですね、この番組は毎晩9時前後に配信しておりますので、各ポッドキャストサービスでお聞きの方はぜひ登録をしてください。ラジオトークのアプリでお聞きの方はフォローすると配信情報が受け取ることができますので、ぜひぜひご登録お願いいたします。それではまた次回の配信でお会いしましょう。
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