はい、ということで前回の配信から、結局どれくらい経った?1ヶ月弱くらい経っちゃいましてね。
映像をつけてるとね、ちょっとなかなか撮るペースが遅くなっちゃうなっていうことで、また声だけのポッドキャストに戻したつもりがですね、また結局ちょっと間が空いてしまいますが、今度こそ、
今度こそちょっと頻度高くね、あのやっていこうと思うんですけど、前回のお話覚えてます?
前回、第939回でね、タイトルは初回商談やワンオンワンでどんな服を着るべき?信頼を生む関係デザインの考え方と、
ということで、主にビジネスシーンで、例えば初めて取引先様に行って商談するとか、あとは自分の上司もしくは部下と一対一の面談、ワンオンワンなんて呼ばれますけど、
そういったような、結構、社内にせよ社外にせよ大事なシーンで、どんな服を着るべきかって、割と相談いただくこと多いんですよね。そういうシーンが直近にあると思ったときに初めて、
ちょっと印象もちゃんと考えないとなっていうきっかけになるんだと思うんですよね。そういったことが経緯で、パーソナルスタイリングとかご依頼いただくこともとても多いんですけど、
でも、そういうときに、どれが正解なんだろうって考えちゃうと、最適な服にたどり着くことは実はできないんだよっていう話を前回はしたんですよ。
絶対的にどんなシーンでもどんな相手でも通用する正解な服があるんじゃないかって思っているうちは、正解にはたどり着けなくて、それよりも自分はどう見せたいか、どういう印象を与えたいかっていうその関係性をデザインしていくっていう視点じゃないと、
そこから逆算しないと、自分にとって、あるいはそのTPOにとっての正解の服って導き出せないんだよという話をしました。
その信頼を生む関係性の3つのパターンというのをちょっとお伝えして、それぞれに合う装いの方向性というのをざっくりとお伝えしたんですけども、今回はですね、そもそもその前段階として、そもそも何で服が信頼感を左右するのかっていうところをちょっと心理学的に掘り下げていこうかなと。
人は言葉より先に視覚、ビジュアルで判断するっていうのが歴然とした事実が実はあって、それが心理学的に証明されているものなので、ちょっとその辺の話をしていきたいと思っております。
940回目の次の自分に着替えるラジオ。この番組では、服を着替えるように自分もまるごとアップデート。ファッションと心理学の力であなたの次の一歩を軽やかに後押しします。お相手はパーソナルスタリフト、公認審理士の日産のりさです。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
この更新ペースからお察しいただいている通り、忙しいんですよ。おかげさまで。もう研修もめちゃめちゃ多いし、取材以来も結構あったりして、バタバタおかげさまでしておりまして。
ガッチコってたくさん喋ってるから、なんかポッドキャストも更新した気になってる。だけどね、全然更新できてないっていう。何だろうな。何回かね、このラジオではね、言ったことあると思うんですけど、あのポッドキャスト聞いてる方はね、またまた嘘だろって思うかもしれないけど、私そんなに喋りたいタイプじゃないんですよ。
そんなに何時間でも喋ってられますってタイプでもなくて、意外と喋れるパワーの上限が決まってて。だから研修とか取材とかで、この間も取材がさ、テレビ、新聞、雑誌か。
で、1時間ずつ雑誌付きに3件入ったら、もうなんかほうげちゃって。なんかそれ以上も一言も喋りたくありませんみたいになっちゃって。そうなるとね、なかなかね、更新できないんですけど。
でもなんか、やっぱりでもポッドキャストをこうやって収録し始めると、なんか一番ポッドキャストがリスナーさんというかと距離が近い感じがするんですよ。取材とかでもたくさんの人が、新聞とかね、それこそもしかしたらこのポッドキャストよりもたくさんの人が見て読んでくれてるかもしれないんだけど、やっぱりなんか距離感を感じて。
ポッドキャストの方がね、なんかすごい近い感じがするので、そういう意味ではこう収録しながらも、あのなんかエネルギーが充電されるような不思議な感覚もあるし、あの皆さんからリアクションいただくとね、それもまたやりがいになりますので、ちょっとポッドキャストはね、頑張って収録してきたなと思っておりますけれども。
そんなこんなでですね、今月はですね、ちょっと若めのターゲット層の雑誌ではあるんですけど、キャンキャンさんですね、の12月号、今発売中の12月号の特集でですね、25歳から始めるジュエリーニューモンという特集で、服装心理学のプロとして、
そのジュエリー、25歳から私を表すジュエリーを選ぶにはどうしたらいいかみたいなお話を、ちょっと心理学の観点からジュエリーを語るみたいなね、そんな特集に登場しておりますので、よろしければぜひご覧いただければと思います。
ということでですね、今日のテーマは、なんで服装で信頼感が変わるのかというところですね、をちょっとお話ししていこうと思うんですけれども、まあそうは言ってもね、皆さん日常生活で人をね、見た目で判断しちゃうことってなんだかんだあると思うんです。
最近はね、そのルッキズムっていう言葉も結構言われるようになってきて、人を見た目で判断していけないという風潮はあるものの、やっぱりね、人を見た目である程度判断しちゃうっていうのは、その人間の危機管理能力ではあるので、止められないものではあるんですよね。
人間っていうのは、その相手を見た瞬間にね、そのこの人は安全な人かっていうのはやっぱり瞬時に判断しようとするわけなんですよ。
できる限り危険を回避したいっていうのが人間の本能として、まず大前提としてあるので、なのでその見た時にね、この人は安全なのかな、どんな人なのかな、自分の仲間なのか、敵になりうる人なのか、こういったことをね判断しようとする。
そのためには、できるだけ早く判断できたほうがいいわけですから、パッとあった瞬間の見た目で、できる限りその判断をできるように情報を収集して、っていうのは本能なわけですよ。
これは予測処理って言われる、脳の基本構造なんですよ。
なので、例えば、そのビジネスのシーンでは、初対面とはいえ事前情報はあるわけなんですよね。
こういう、今度は取引先の人が来るとか、ああいう部下の人が新しく中途左右でやってくるとかね、あるいは自分が転職した側であれば、こういう上司の人に会えるんだとかね、
そういう時に事前情報があった時に、こうあってほしいという希望的観測も含めて、ある程度予測をしているわけですよ、その人のキャラクターとか、人との愛とかを。
で、そこからある程度こういう見た目だろうみたいなものも、やっぱりどうしても予測しちゃう。
で、その予測と実際にあった時の見た目、印象が一致しているほど、やっぱり人間というのは安心するわけです。
そういった物理的に洋服がどうであるかっていうメッセージ、信号っていうのかな。まずこれを一つ意識しなきゃいけなくて、これを整えることによって、まずはさっき言った清潔感とかに象徴されるような安心感とか秩序、この人って安全かどうかみたいな、本当にごく基本的な印象が整えられると。
で、この物理的な信号、メッセージに関しては、そうは言っても割とどんなTPOでもどんな関係性でも共通しているところなんですけど、この後の2つが、2つのメッセージ、信号っていうのかな、が自分の立場と相手の立場、その関係性だったりTPOだったりによって正解が変わってくる部分。
2つ目は、象徴的信号。いわゆる立場とか文化を表す信号っていうんですかね。これ例えばですよ。立場とか文化っていうことで言うと、そもそもスーツを着るのかカジュアルで行くのかみたいなところですよね。
これってその文脈によって変わってきますよね、背景とかによって。その適切な服装を選んでいかなきゃいけないってことになりますよね。
普段はカジュアルで職場だけど、こういう時だったらちょっときちんとした格好をしていくよねとかね。だからその辺はやっぱり本当に大きく関係性、TPOによって変わってくる。
で、最後が感情的、エモーショナルな信号、メッセージ。これはその、じゃあ自分はどういう気持ちなのか、その熱量、温度感だったりっていうのを伝えていく。
この辺はそのどういうフォーマル度合いの服かということでもなく、例えば色彩であったり、色であったり、あとは素材感ですよね、柔らかさ。この辺が特に関わってくる部分ですね。
なので、例えば転職してきてくれた部下になる人と初めての面談だとした時に、多少その象徴的なメッセージとしては初めて会う場面だから、そして自分は上司だからということで、ちょっときちんと感を出したいわけじゃないですか。
だから普段はそのトレーナーにね、スラックスみたいなカジュアルな職場だとしても、ちょっと今日だけはジャケットを着ておこうかなってなるわけですよね。
なんだけど、でも冷たい印象を与えてこないと。こちらはウェルカムだし、今後仲良くやっていきたいし、頼ってねっていう感情的な信号を出したりとなると、じゃあジャケットは着るんだけど、あくまで柔らかい素材のジャケットを選ぶとか、あとは色合いをベージュなどの柔らかさを感じる色にして温かみを加えるとか。
この3つの信号が揃ってくると、初めて非言語メッセージとして自分が伝えたいことを正式に伝えられることになるわけです。
この場合、服って自己表現じゃなくて、それこそ関係性の構築のためのツールになるわけですよね。
この点がビジネスの服装でのとても特殊なところっていうのかな。
プライベートはあくまで自己表現だったり、自分を至る気持ちだったりするんだけど、大きく違うところかなっていうふうに思います。
さらにですね、信頼される人ってどういう人かっていうと、今言ったような非言語メッセージが全部一貫してるんですよね。
例えば、さっき言ったようなシーン、新しい中等社員を迎えるときに上司として、声とか態度はすごく柔らかくて、これから一緒に頑張ろうって言ってても、
服の印象が冷たかったりとかすると、あれってなるわけですよ。
人間その一貫していないものに関して、ものすごく不安を抱くっていう性質があるので、そこの一貫性、非言語メッセージ、複数あるものの全体の一貫性っていうのもすごく大事なんですよね。
その行動とか見た目とかが一致して、さらに少しずつ話していったときに分かる中身も一致しているっていうことが、理解できると人間って初めてすごく安心ができるっていうことがあるので、この一貫性っていうのもとても大事かなと思います。
この一貫性が極まっていくと、それこそセルフブランディング、自分をどうブランディングしていくかみたいな、少し大きな話もできるようになってくるかなと思いますので、
今日は非言語メッセージとしてどういうふうに服装を使っていくのか、どういうメッセージ、信号を与え得るのかっていうところをぜひ覚えて、ご自身のビジネスでの服装に役立てていただければいいなというふうに思います。
ということで皆さんどうでしょうかね、ご自身の普段のビジネスでの服装をどんなふうに選んでいますでしょうか。
もしかしたら今言った物理的信号、清潔感があるかどうか、象徴的信号、立場とか文化とかを表しているか、そして感情的なメッセージ信号を出しているか。
どれかだけをすごく気にしちゃってたっていう方もいるかもしれないし、どれか一つがすごく苦手っていう方もいらっしゃるかもしれません。
ぜひぜひその辺のご感想、ご質問もお待ちしております。
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次回はもう少し具体的に、どんなふうにその信頼感をデザインしていくのか、その服装の組み立て方をもうちょっと具体的にお伝えできればというふうに思っております。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。バイバイ。