00:09
はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いトークラジオ。本日で680回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをばさばさ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨彩です。本日もよろしくお願いいたします。
なんか最後声が上がるなってごめんなさいね。昨日か一昨日かにリリースが流れたんですけども、またユニクロで、みんな大好きユニクロで新しいコラボレーションラインが9月15日に発売されるということで、結構ネット上、ツイッターとかインスタ上でもかなり話題になっていましたけどもね、ご覧になりましたでしょうかね。
今回はその新しいラインの名前がユニクロC、表記としてはユニクロコロンC、ABCのCですね。ユニクロCということでね、このCはいろんな意味があるCらしいんですけども、デザイナーさんがね、クレアワイトキャラっていうデザイナーさんが手がけるラインなので、そのCっていうのがね一番大きいとは思うんですけどもね。
ということで、今日はなので結構話題になってますし、かなりいいコレクションだったので、それを取り上げつつですね、そのユニクロのこのコラボレーションってもう販売するために結構社会現象になっちゃうぐらい割と大騒ぎになるんですよね。
なので、そういう意味でそのユニクロコラボの今回は勝ち筋っていうところを切り口に、勝つ筋、つまり成功の秘訣みたいなところをキーワードに、我々消費者がその新しいユニクロCをどう買ってどう組み合わせたら勝てるか、勝ち負けじゃないんだけど勝ち筋か。
成功しやすいかっていうこと、プラスやっぱりねそのコラボレーションする側もこれユニクロどう使うかっていうのね、結構慎重に考えなきゃいけなくなってきたと思うんですよ。
こんだけこう事業規模というかマーケット規模が大きくなってくると。
なのでその辺も合わせてちょっと考えていきたいなと思うんですけど、まずはコラボする側、これは私はどうしてもね自分がアパレルの企画職側の人間だった企画職側だったので、どうしてもそれ考えちゃうんですよね。
もし自分がブランド持っててやっててユニクロとコラボするとしたらどうやったら勝てるんだろうというか成功できるんだろうっていうのはね結構考えちゃうんですよ。
ユニクロこの間マルニ、去年の秋冬ですね。これ春か春夏だったっけあれ。春夏か。
マルニとコラボしてましたけど正直ねあれはね結構売れ残ってたのを見た人多いと思うんですよ。
03:02
かなりね大半のアイテムがセールになっていて最終の作業もかなり安くなってましたねと。
正直マルニはどうだったんだろうっていうのはもちろんユニクロ側マルニ側が総括するはずないですから内部では総括するでしょうけどそれを表に出すはずはないでしょうから客観的にね単に私が見るだけなんですけど正直マルニ側は失敗だと思ってるんじゃないかなって思っちゃうんですよね。
やっぱりそのユニクロってそうは言ってもこれだけまあみんなに好かれていて長等って言ってもやっぱりプライスラインがマルニとかそういうデザイナーズブランドに比べたらはるかにお手頃安いじゃないですか。
多分それでもマルニとかジルサンダーみたいなそのある程度の価格するブランドがコラボするのはやっぱりその安い価格帯で自分たちのクリエーション手に取ってもらってファンを増やしていずれはその自分たちの商品を買ってもらいたいっていうねあの気持ちがあるからだと思うんですよ。
これは私よく例に挙げるんだけどお寿司屋さんお寿司業界にも言えることでお寿司業界もその木のさ一枚板のさ板前さんが一貫ずつ握ってくれるお高いお寿司屋さんもありますけれども一方でぐるぐる回っていてね一皿二貫乗ってて100円みたいなそういう回転寿司もあるわけじゃないですか。
その回転寿司があったからといってじゃあそのお高いね逆単価一人当たり2万円みたいな寿司屋さんがなくなるかっていうとそんなことはなく逆に増えてますよね。
あれ何かっていうとやっぱり回転寿司っていうところでちっちゃい頃からその寿司を食べ慣れているとやっぱりお寿司っていうものが好きになるしじゃあもっといいもの食べたいなって気持ちになるから。
これが高いお寿司屋さんしかなかったらそもそもお寿司の存在を学べないから高いものも食べようと思えないわけですよね。
この逆を置いてしまったのが着物業界で安い着物をもっと作って広げておけばよかったんだけどそれをあんまりしなかったからお高い本物の着物の方も買う人が減っちゃってるっていう状況があると思うんですよ。
とはいえですよ。とはいえお寿司の価格差とマルニの価格差って全然違うんですよね。
だってマルニって本来で買おうと思ったら10万円10万円定期で飛んできますからお寿司は言ったって回転寿司で1人当たり1000円ちょっとで済むものが2、3万円になっちゃうよっていう程度の価格差なので
その回転寿司からお高いお寿司屋さんへのステップアップはあり得るとしてもこの格差固定社会でユニクロのマルニから本物のマルニのステップアップってなかなか考えがたい。
あれだけの価格差があるともう別の世界に住んでる人ってなってしまってるのでなかなかステップアップって難しいんじゃないかと思うんですよ。
そうなると逆に何だろうなギリギリマルニの本物というか本物って言い方なんだけどホンラインを買えるぐらいの人でもユニクロでやってるんだったら同じって思われるのやだからホンラインも買うのやめようってなってしまうデメリットの方が大きいんじゃないかって思っちゃうんですよね。
06:18
そう考えるとやっぱりねそのうまくやったなと思うのはマメ通称マメクロですよね。マメっていうブランドのコラボレーションこれはうまかったなと思うのはマメクロの場合にはアイテムをインナーウェアっていうそのマメの本体ではやってないジャンルに制限してるんですよね。
なのでマメのインナーウェアあくまでドレッシーなお出かけに着られるようなものはないけれども部屋着とかちょっとそこまで普段着だったら使えるアイテムでマメの良さを知った。
でもその中にはユニクロのマメクロの中にはドレスはないっていう状態だとじゃあマメのこのデザインが好きでこのデザインを味わえるドレスを着て結婚式に出たいとかねなんかパーティー行きたいだとしたら本体顔しかなくなるわけでこういうのはねうまいと思うんですよアイテムを動ける。
だからコラボする側としてはマメクロみたいにまずはその仮にコラボするとしてもアイテム制限をする。
本体ではやってないジャンルのアイテムしかやらないっていうのはこれねカッチするとしてねかなり良い手を思いついたんじゃないかなというふうにあの感じるんですよね。
もしくはもう一個は今回のユニクロシーですよ。
今回のユニクロシーのようにデザイナー自身には十分な実績もありなんだけど本国では知名度もあるんだけど日本とかアジアっていう市場に今度出ていくときに知名度がない。
上げたいっていう人がユニクロとコラボするっていうのはこれまたねマルニーとは違って非常に良い手なんじゃないかと思うんですよね。
これまでユニクロのコラボってそのユニクロコラボの良さが知れ渡る前まではやっぱりそのユニクロ側がどちらかというとそのコラボ相手の知名度もお借りしつつみたいな
あのウィンウィンというかギブアンドテイクというかそういう関係性があったと思うんですけども
もう今やユニクロのコラボって言ったら何かしないけど良いものがどこに買えるんでしょっていう認識になっているので
そういう意味ではもうそのコラボ相手がユニクロよりも知名度を持っている必要は逆になく
なんならコラボ相手にユニクロの知名度貸してあげますよっていうぐらいのことを言えるようになってきたんですよね。
そういう意味ではコラボする側もそのユニクロの知名度を借りて自分の名前をこの機会に一挙に広めよう
そのユニクロとコラボするだけで日本市場でのその自分の名前のメディアでの取り上げられ方がブワッと一気に増えるんですよ
09:02
私試しに期限を区切ってねグーグル検索してみたんです
ユニクロのこのユニクロシーが発表される前の期間でのグーグル検索の結果と
クレアワイトキャラの名前でのメディアの記事と発表された後の記事数は全然違いましたよ
やっぱり発表前で検索したら最新の記事が何か2018年とか2020年ぐらい
クレアワイトキャラってクロエとかジバンシーみたいな結構想像たるブランドのデザイナーだったんですけども
メイガンヒのウェディングドレスをデザインしたことでも有名なので非常に腕がある人なんですよ
にもかかわらず個人名でブランドをやっているわけではないからやっぱり日本での知名度って全然低いわけですよね
なんですけどやっぱりこれでユニクロシーをやることでこの名前がとにかくメディアで取り上げられるわけじゃないですか
そうすると今度クレアワイトキャラが自分の名前で仮にブランドを立ち上げるときに知名度がかなりある状態からスタートできますから
これはいいですよね
なのでそういうふうにメクロみたいにユニクロでやるアイテムは本体ないアイテムにするか
もしくはクレアワイトキャラのように知名度を上げるためにユニクロを活用するのか
どちらかじゃないとなかなかコラボする側にとってみたらユニクロはもちろん得できますけれども
コラボする側にとったらちょっとなかなか厳しいんじゃないかなと
ユニクロ得できますからねって言いましたけど
まるでみたいに売れ残っちゃったらユニクロも果たして得したのかってことにもなりますのでね
そういう意味ではお互いウィンウィンじゃないと結局はコラボっていうのは成功とは言えないわけなので
ユニクロのコラボっていうのはそのあたりアイテムを区切るか知名度を上げるか
この2つにちょっと絞っていくっていうのが勝ち筋になるんじゃないかなと
そう考えると今後どんどん出てくるユニクロのコラボラインっていうのもね
まだ日本では知名度がないけれども実力があるデザイナーを紹介するみたいな役割にどんどん向いていくんじゃないかなと
いうふうに予測してもいいんじゃないかなというふうに思いました
ということでユニクロコラボのユニクロとコラボ側の勝ち筋を説明するだけでここまで使ってしまいましたので
継続ものとして久々に次回は我々消費者がユニクロCをどう活用したら勝てるのかというか
得できるのかということをちょっとご紹介していきたいと思います
明日の配信は楽しみにお待ちください
ということでこの番組では皆さんからのご質問ご感想もお待ちしております
番組概要欄にありますマシュマロからお気軽にお寄せいただくか
Spotifyでお聞きの方はQ&A機能かな
感想機能で送れるみたいなのでぜひそちらも活用してください
また次回の配信でお会いしましょう
おやすみなさい