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2024-01-23 12:00

764.アパレルのいわゆる「パクリ」問題を考える from Radiotalk

アパレルではデザインの模倣・・・いわゆる「パクリ」が度々問題になります。年末にも、ユニクロが「ラウンドミニショルダーバック」を模倣されたとしてシーインを提訴した、というニュースが飛び込んできました。

なぜアパレル業界でのパクリはなくならないのか、消費者として、またスタイリストとしてこの問題にどう向き合っていくべきか、語ってみました。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まります。おしゃれの呪いを解くラジオ。本日で764回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師の岸田のりさです。
本日も、そして今週もよろしくお願いいたします。 まずはですね、Spotifyの感想機能からね、ご感想を送れる機能。Q&A機能なんだけど、厳密にはね。
からいつもご感想を送っていただいてありがとうございます。1月11日に配信した第758回お便り、会社で自己評価をすることを求められてるんだけど、どうしてもできないというお悩みに回答した会員に
お寄せいただいています。 ご感想をね、読んでいきたいと思います。明けましておめでとうございます。おめでとうございます。
年始から災害や事故等様々なことが起き、新年を祝うモードではなく、私も自分の話す言葉を考えてしまうような心境でした。
さて、今回のお話ぎっくりという感じでした。 私も自己評価を面接などでバカ正直に話したり書いたりしており、
本当に自己アピールから浸らったと思います。笑い。そうか、自己評価を問われた時は自己アピールのつもりで伝えればいいのかと、今更ながらとても参考になりました。
ということでね、ありがとうございます。 まあそうですよ、そうですよって言ったらダメなんですけど、自己評価しろって言って、
ちゃんと評価基準を提示してくれてない場合には評価できないわけですからね。 いろんな軸での評価ってあるじゃないですか。
どういう軸から、どういう観点から評価するんですかって明確にしてない場合には無効が悪いわけですから、いいことしか言わないってことですね。
だからほら、面接でもさ、端緒は?って言われても、どう考えても長緒だろっていうものを何とか端緒的に言うみたいな感じで、自己アピールしてればいいんですよね、本当にね。
そんな感じで生きていきましょうよ、皆さんね。はい、ということでご観察ありがとうございます。
Spotifyでお聞きの方はね、Q&A機能っていうのがあって、気軽にメッセージを送っていただけますので、よろしければご利用いただければというふうに思います。
時折こんな感じで取り上げさせていただきます。 さあ今日はですね、パレル業界としては切っても切れないですね、たびたび問題になる
パクリ問題についてね、ちょっと考えたいなと思わされるニュースがありましたので、ちょっと前のニュースなんですけどもね。
先週だったかな、ちょっと取り上げてみたいなと思いますけども、ユニクロがシーンを提訴ということでね。
シーンって皆さんご存知の方も多いかもしれないんですけれども、非常に格安な通販サイトですね。
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そこがユニクロの超人気商品、ラウンドミニショルダーバッグっていうのと非常に似た商品を発売したということで、ユニクロが去年の12月28日、年末付で提訴をしたわけですね。
どういう法律で提訴するかというと、不正競争防止法違反で提訴するんですよね。
通常パクリとかだと、アパレル以外で言うとね、衣装法っていうデザインの法律があって、その衣装法っていうのはね、そのデザインを作った時に特許庁にそのデザイン申請、登録申請をすることで、そのデザインの衣装権っていうのを取れるわけですよ。
で、取っておくと、他人、誰か他社にその登録したデザインをパクられちゃった、真似されちゃった時に、もう少しこう、打たれるのが楽になるので、例えば私が昔勤めてたリーバイスで言うと、バックポケットについている独特のウィングっていうんですけど、独特のこの刺繍のマークだったりとか、
あとはいろんなブランドで使っているロゴマークだったりとかね、ああいうものはずっと使うものなので基本的には衣装登録してあるんですけど、例えばこのユニクロの今回のようなラウンドミニショルダーみたいな、パッと作ってパッと出すみたいな、ずっと使うかわかんないよみたいなものは基本的にはいちいち衣装登録しないんですよ。
なんでかって言うとすごい時間かかるので、衣装登録終わった頃には販売も終了しちゃうよみたいなケースが多いので、衣装登録しないわけですね。そうするとこういう感じで、不正競争防止法っていうので訴えることが多いみたいなんですね。
とはいえ衣装登録してるわけではないのでなかなか難しい戦いになるようなんですよ。通常この不正競争防止法での戦いっていうのはね。ただユニクロぐらいの大手になると何とか裁判もできるのかなっていうところでね、今後どうなるかっていうのを注目だと思うんですけども、なかなか全てのアパレルメーカーがこんな風に強気で訴えられるわけじゃないんですよね。
そもそもアパレルってパクリパクライの歴史であると言ってもおかしくないぐらい、比較的他の例えば芸術品とかに比べて模倣、真似っていうのに対して寛容であるっていう背景はあるんですよね。
なんでかっていうと、ある程度同じデザインがマーケットに出回った方が流行になってくれるので、自社だけでそのデザインを推していくよりも、例えばみんなでオフショルダーのトップス作ろうよとか、みんなでワイドパンツ作ろうよみたいな方がボリュームパワーが出てさ、流行らせることができるわけなので、
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そういう意味である程度真似みたいなものには結構寛容だったりするんですよ。
ですからそのシーズンが始まったら、これからだと春物ですよね。春物が出始めたら、私も昔やってましたけど企画職の人間が店頭に行ってタブランドで何が売れてるかみたいなのをチェックして、場合によってはそれを買ってきて分解して真似できないかみたいなことを分析するみたいなことは普通にやっていることなんですよね。
他社が作っている売れ筋を見て、同じようなデザインを急遽作らせて、国内で急遽生産すると生地さえ用意していれば最短で1週間、もうちょっとかかっても2週間ぐらいでは作り上がるので、
そしたら季節の変わらないうちに、模倣品といったら聞こえ悪いですけど、売れ筋商品からインスパイアされたものを作って販売することができるわけで、そういうのをQR、クイックレスポンスなんていってもてはやした時代もあったぐらいなんですよ。
企画職タルモのQR、クイックレスポンスして、他社の売れ筋を即座にアンテナを張って入手して、同じようなものを作って追いつくべきだみたいなね。っていうぐらいですから、本当に普通にやっていたわけなんですけど、
ただね、最近はやっぱりインターネットの発展、SNSですよね、の発展であまりにパクリが簡単になっちゃったんですよ。昔はちゃんと店頭に行って売れてるのかな、売れてないのかなっていうのをちゃんと情報収集して作るっていうことで、多少難しさというかハードルがあったからまだ抑えが効いてたんだけど、今もSNSでどんどんみんな宣伝のために仕方なくですけど、どんどん画像を上げるじゃないですか。
そうするとそれについたいいねの数とかリアクションの数とかである程度売れるかどうかなっていうのが、変な話、販売前に分かっちゃったりすることもあって、そうするとその商品の販売時期にぶつけてパクリ品を売ることも下手したらできちゃうぐらいのスピード感になってきちゃったんですよね。
こうなってくると話はやっぱり別ですよね。どっちが本家本物かわかんないみたいな問題も発生しちゃうわけなんですよね。
だからそういう意味では昔と同じ昔のままの法規制だけではちょっとよろしくないんじゃないかなっていうのは私も感じるところではあります。
で、と同時にやっぱり売れ筋ばっかりが売れそうなものばっかり、不況だからね、そういうものだけをメーカーも作っていきたいっていうのもわかるんだけど、そればっかりがマーケットに出回っちゃうことで、洋服が同質化しちゃうことによって消費者にとってもそれは良くないこと、問題なんですよね。
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同じようなものしかないとそれ以外が欲しいもの、欲しい人が買うものがなくなっちゃったりするわけで、なのでマーケットの同質化というのも消費者にとって決して良いことではないので、そういう意味でも規制していくべきなんじゃないかなというふうには思いますね。
今できることとしてはね、やっぱり消費者としては調べられる限りでいいんですけど、難しいと思うんですよ。だから調べられる限りでいいと思うんですけど、できる限り模倣品は買わない。
模倣品だったらどうしようって心配になっちゃいますっていう方は、なんかそのアイテム名だったり、あとはその商品の画像を保存してグーグル画像検索とかかけると、結構似たデザインの商品、精度高く検索できるので、それで一回調べてみると安心かもしれないですね。
あとはパーソナルスタイリストとかイメコンがお勧めしないっていうのもやっぱり大事だと思うんですよ。お勧めしないことも大事だし、もし万が一だよ、お客様がどうしてもそれを着たいとか、やっぱり模倣品の方が一般的には値段が安くなるので、金銭的な問題でこのデザインがどうしてもいいんだけど、安い、より安い模倣品を買いたいって時には、その模倣品を着る上での問題点とか、
模倣品って見る人が見ればわかるので、それを着ることでの印象の悪化を招くこともあるかもしれないし、そういうことをしっかりご説明して、でも買うことを止められる立場ではスタイリストは正直ないので、ちゃんとでも説明責任はやっぱりあるんじゃないかなというふうには思うので、
結構ね、フォースタイル、パーソナルスタイリストスクールの授業の中でも生徒さんが模倣品と気づかずに、スタイリング課題の中にね、その模倣品を使ったりすることもあるので、そういう時にね、
都度都度、これ実はなんとかっていうブランドが本気本物なの知ってるみたいな感じでお話ししたりするんですけどね、そういうちょっとアンテナを高く張っておくっていうのが、スタイリストとかね、イメージコンサルタントとか洋服をお勧めするものの役目かなぁなんていうふうにも思いますね。
皆さんパクリ品についてどうお考えでしょうか。よろしければね、番組概要欄にありますマシュマロからお気軽に感想やご意見などお聞かせいただけると嬉しいです。
そしてね、この番組では皆さんからのご質問お悩みも引き続き募集しておりますので、そちらも番組概要欄のマシュマロから匿名で送れますので、ぜひよろしければご利用ください。
そしてこの番組の更新情報は各ポッドキャストサービスで登録をすると、もしくはラジオトークでフォローすると受け取ることができます。登録数が増えるのが本当に励みになりますのでね、ぜひまだ登録まだの方はご登録をよろしくお願いします。それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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