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強みを生かす5分ラジオ、脱力系ITコンサルタントのりんです。
本日は、ITコンサルタントが仕事にchatGPTを使ってみたらどうだったか、というお話をしたいと思います。
私が今月、先週ですね、お客様から依頼された仕事というのが、私はセキュリティ関連のITコンサルタントをしているんですけれども、
3月2日にアメリカのホワイトハウスが出した、米国国家のサイバーセキュリティ戦略というものがありまして、
それについてどういったことが書かれていて、その内容がお客様の今、実行しようとしているセキュリティ関連の施策に影響するものがあるのかどうか、
あるとしたらどういったところが考慮していかないといけないのか、というところを教えてほしい、というのが依頼事項でした。
それを対応するにあたり、chatGPTが比較的長文だったり、長い長文をサマリーするようなことが得意かなと思って、
そのPDFは英語で60ページくらいになるものなんですけれども、そのリンクをもとに300字でサマリーをまとめてください、というようなオーダーをしてみました。
そうすると、それらしい要約したものが出てきました。
ただ、それをやったから、例えばお客さんがITコンサルタントとしている私にそれを依頼するんじゃなくて、
chatGPTに依頼してそれが成り立つかというと、それが本当に正しいのかどうかというのを、やはり自分で原文を読んで確認しないといけないので、そこが大変なところだと思います。
そういう意味で人に依頼すると、きちんとそれを読んで、人が判断して、内容を抽出して重要なポイントを整理して説明してくれる。
自分がその原文を全部読んで理解せずとも、必要な情報を与えてくれるというところで、ITコンサルタントの私の価値は出せたのかなと思っています。
というのも、そのchatGPTのサマリーを読んだとしても、それが原文のどこに書いてあって、どの部分がどういうふうに要約されたのかを自分で理解しないと、結局お客さんに説明できないので、
そのままはもちろん使えないですし、自分できちんと原文をすべて読んで、自分が理解して、お客さんは全部読むのは難しいので、要点についてサマリーしたもの、それに対して今のお客さんの立てている施策と整合が取られているのかどうか、
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もしくは新たに追加した方がいいのかというところをまとめるという作業をしたんですけれども、それがchatGPTにできるかというと、やはり難しいのかなと思いました。
そのchatGPTのアウトプットとして参考にしたところは、その米国のサイバーセクリティ戦略がどういうもので、最初に本当にそれが何なのかというのを説明する2行ぐらいの文章を一部採用して使ったかなというところです。
ただそれについてももうちょっと簡潔に言いたいとか、自分の中でこうした方がいいんじゃないかなという感覚があるので、結局そのchatGPTの内容については1割程度使ったかなというぐらいのものでした。
ということで結論としては、ITコンサルタントの仕事の1つをchatGPTを使ってやってみた結果、参考にはなるけれども、結局一手でやる必要があるものがほとんどであると私は思いました。以上です。