1. そんない理科の時間
  2. 第629回 五感はどんなセンサー..
2025-08-22 51:07

第629回 五感はどんなセンサーなのか byそんない理科の時間B @sonnaip

spotify apple_podcasts

■オープニング
・運動神経と感覚神経は別系統
・主に脳で統合される
・からだの錯覚
・身体の感覚は調整できる
・成長時に神経の統合の調整がされる



■嗅覚、味覚、聴覚、視覚
・それぞれの動作原理
・特徴
・感覚器官がどう役立っているか
・人工的な刺激や、同様のセンサはどんなものか
・情報処理はエコロジカルに行われる



メールをお待ちしています rika@0438.jp質問などあれば気軽にお送りください!



audiobook.jpで使える60日間無料聴き放題クーポン
3MRU-RH46-RJ31-2GLQ

サマリー

このエピソードでは、五感が持つセンサーとしての役割に触れています。触覚の成り立ちや脳の情報処理について考察し、嗅覚、味覚、聴覚、視覚がどのように脳に接続されているかが説明されています。また、五感の様々な側面が探求されており、具体的には各感覚がどのように機能するかが解説されています。特に、ラバーハンド錯覚や感覚情報の統合について言及し、感覚の重要性とその仕組みをわかりやすく説明しています。 音、視覚、嗅覚、味覚の各感覚器官がどのように機能し、環境との相互作用を支援するかも探求されます。聴覚が危険や食物を察知するためにどのように役立つかが議論され、さらに人工的に感覚を模倣する技術についても触れられています。また、このエピソードでは匂いや味覚と関連するセンサー技術について議論され、匂いセンサーや味覚センサーの実用化状況、両者の感度や使用法の課題が詳しく取り上げられています。第629回では、五感がどのように働くかが解説され、感覚器官の役割や感覚の重要性について探求されています。

五感の基礎
よしやす
理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B 第629回
かおり
そんない理科の時間Bをお送りいたしますのは、よしやすと、かおりです。 よろしくお願いします。よろしくお願いします。
よしやす
今日は、五感というのはどんなセンサーか、みたいな話をしようと思っています。 五感性。五感性は漢字が違います。
5つの感覚ね、五感とはいえ、触覚、触れる方は、なんていうのかな、ちょっと毛色が違うので、
今日は、嗅覚、味覚、聴覚、視覚の話をしようと思っています。 で、ちっちゃいお知らせを一つ。
氷河機店のプレゼントですけれども、送り先について皆さん送っていただいたので、今週末発送処理をします。
はい。ので、もう少しお待ちください。 もう少しお待ちください。はい。
で、話を戻して、触覚ってね、どこに、こう、なんていうのかな、
人間ってさ、自分たちって指を動かしたりすると、そこが、なんかに触るっていうのが当たり前のようになってるじゃない。
物持ったときに、持ったものが滑りそうだったら、ギュッて強く掴むよね、みたいなことをする、まさにこう、
触覚の話なんだけど、生まれたばかりのときには、この、指先の筋肉と指先の触覚っていうのの結びつきは実は弱くて、
触りながら、動かして触りながら、それが確実になっていくっていうのが形成されるんですよ。
で、脳の中にはホムンクルスっていう言い方をするんですけど、
脳の中に体の全体のね、地図があって、ここが手、ここが足、みたいな。それが、感覚があるところと筋肉がくっついているところが、
隣接しているというか、そういうふうに並んでいるんで、触ったところと動かしたところの連携が取れている感じがするんですけど、
私たち、自分たちの感覚では、その、筋肉を動かしたところ、つまり、なんか物を持ったときに手のひらに触れる感覚っていうのは、
筋肉のすぐそばで発生している感じがするじゃないですか。当たり前なんだけど。
で、いくつかのね、反射的なものは脊髄で反射をするっていうのもあるんだけど、
感覚と筋肉のコントロールっていうのは、実は脳の中で行って帰ってくるっていうのがされていて、
自分たちの中では一体化しているって思っているものが、コントロールする方と感じる方は、別々のネットワークなんだけど、
脳でそれを同じように処理しているっていうのが起こっているし、それが生まれた後に、しっかりと確認しながら構築されるっていうのがあったりするんですよ。
で、なので、例えばね、生まれたしばらく経ってというか、大人になってから、何かの理由でね、事故で、例えば片腕の肘から先がなくなってしまったりするじゃないですか。
かおり
うんうんうんうん。
よしやす
そうすると、脳の中には肘から先の感覚やら筋肉やらの場所って、もともとあるわけでしょ。
かおり
うん。
よしやす
で、そこに何らかの刺激があると、手はないのに触っているとか、手自体は物理的にないのに痛みがあるとかっていうのがあったり、
あとは、私たちね、体のどっかの部分がなくなってしまうとかがなくても、何かこの辺りが痒いんだけど、どこを書いても改善しないっていう痒さとかが出たりするっていう。
かおり
おー。
よしやす
脳の中で処理されていることっていうのは、実は情報処理で、体とね、うまくシンクロしているときにはいいんだけど、そうじゃないときには、感覚的には不都合なことが起こってしまうっていうのがあったりして、
で、そのない腕の痛みを取るために、腕があるようなふりをして、模型を使ったりして、
で、リハビリをすることで整合性をとっていくとかっていう治療もあったりするっていうのがありまして、
なので、オープニングで話したいのは、今日ね、嗅覚とか味覚とか聴覚とか視覚はセンサーがくっついていて、そこが何かを感じますっていう話をするんだけど、
最終的には、それが脳に行って、なんとなく私たちの感じている、あっ、匂いがするぞとか、音がするぞとかになっているんだけど、それは当たり前のことではなくて、意味とか、その、それが起こったらどう反応するかっていうのは、脳の中で情報処理されているっていうのを最初に知っておくといいんじゃないかと思ってるんですよ。
で、その中でも、感覚と筋肉のコントロールっていうのは、その場で、指先は指でなんとなくやってる気がするけれども、実は脳の中で連動して動く、また筋肉が連携して何かをするっていうのも、脳の中で順番にされているっていうのがあって、連動した、例えば一連の動作を順番にやっていくみたいな話は、
錯覚と体験
よしやす
脳の中の自動処理のものがだんだんうまくいっていると、頭の中で考えないでも指先が動くようになったりするんだよね。
かおり
うん。
よしやす
あの、タッチタイピングって言って、キーボードを見なくてもキーが打てる人とか、あと、えーと、例えばね、テニスのラケットってさ、
うん。
打つところっていうかボールを当てるところって、自分の手よりもずっと先じゃない?何十センチか。
かおり
うんうん。
よしやす
で、慣れてくると、自分の手のようにラケットが使えるようになるじゃないですか。
かおり
ほう、確かに。
よしやす
ね、考えて、自分の手の先よりも50センチのところにボールが来なければいけないって考えながら打ってないよね、だんだん。
最初の頃はさ、あれ?どのくらいだ?っていう調整とかするけど。
かおり
うん。
よしやす
あとは、野球のバットとかも、ピッチャーが投げて振り始めるのって、えーと、ボールが目の前に来たときに振り始めたんで遅いわけじゃないですか。
かおり
うん。
よしやす
っていうようなことで、えーと、自分でね、コントロールしてるって思っても、脳の中の自動処理だったり、えーと、生きていくとか、育っていく中でできるネットワークで整合性をとるっていうのをやっているっていうのを意識すると、自分はどこで何を感じてどうコントロールしてるかっていうのを、えー、違う目で見られるんじゃないかと思ってるんですよね。
かおり
うん。
よしやす
で、前も話したかもしれないですけど、脳の情報処理って、えー、エコノミーというか、お金をかけたくないわけですよ。つまり、えー、自動処理するとか、あと単純な処理でいいやつは単純な処理に任せて、えー、ほとんどうまくいけばいいっていうことにしてるんで、変な信号が入ってくると、えーと、誤解をするとかっていうのもあったりして。
うんうん。
そんなのもね、えーと、体験って言うと変だけど、えーとね、作詞とか変なものが見えるってあるじゃないですか。あのー、えー、書いてないものが見えるとかね、っていう作詞ね。
かおり
書いてないものが見える?
よしやす
えーと、騙し絵みたいなやつあるじゃないですか。
かおり
お。
よしやす
錯覚みたいなやつがね。で、ちょっとこの前読んだ本で、体の錯覚っていう本があるんですけど、これにはね、えー、変な実験がたくさん載っていて、あのー、二人で、えー、いつも、えー、二人で物持ちながら、えーと、普通の持ち方じゃない持ち方をしてってやると、自分の手が変なところに行ってる状態で、それを見ながら動かすと変な感じになるとか、あのー、
指をぎゅーっとくっつけたままなんかして、あのー、触ると変だとかね、いろんな、えーとね、一番最初に言ったけど、ぶったの耳錯覚っていうのがあって、上の手で耳タブを下に引きながら、下の手で見えない耳タブをみょーんと下にスライドさせるっていうのをやる。
はぁ?
耳タブを、えーと、右手で、
うん。
つまんで、
かおり
うん。
よしやす
えー、左手を耳タブのところから下にみょーんって、えーと、スライドさせると、
かおり
右手は何も、あのー、つまんでるだけなわけね。
そう。
よしやす
だけど左手で、その、耳タブを伸ばしてるような感覚でみょーんって引っ張ってあげると、
えーと、耳をつままれた本人が、耳タブが伸びた気になるっていう。
ほう。
ちなみにですね、これ2人でやるんです。体験は、
かおり
あ、2人でやるの?自分でやっちゃダメなの?
よしやす
自分でやってもあまり良くないんですけど、誰かにやってもらうらしいんですけど、
うん。
っていうのがあって、あのー、結構いい加減に処理されてるっていう話とか、
かおり
うん、あーなるほどね。
よしやす
そうそうそうそう。
あとはさっきちょっと話した、えー、所在いない痒み問題っていうね。
どこかが痒いんだけど、どこが痒いかわからないっていう。
で、あなたの体はどこにあるの?みたいな話があって、
これ実は触覚とかね、っていうのが、
頭の中でどう処理されてるかっていうのと関わってきたり、
えーと、ものによってはね、目で見ているものと、
えー、感じているものが、えー、なんていうの、
えー、矛盾があると変な感じがするとかっていうのが、
えー、出てくるらしいとかっていうのがあったりします。
で、えー、本編の方ではですね、この、えー、
嗅覚、味覚、聴覚、視覚っていうのを、
どんなことがそこで起こっているのかっていう、
すごい基本的な話を、えーと、していきながら、
自分の体の中でね、こんなことが起こっているんだよっていうのを、
えー、お伝えできればいいんじゃないかなと思っております。
かおり
はい。なんか前見たね、
うん。
動画で、えーと、自分の前に、えーと、
ついた手を置いて、えーと、右手が見えないようにするのね。
自分の右手が。
机の上に両手を置いといて、
右手だけついた手の外側に置いて見えないようにして、
で、だけど、
よしやす
縦方向に、縦方向についた手を置いて、
縦方向についた手を置いて、
その右側に手を置くから、自分の目では見えないわけね。
かおり
見えないようにして、
で、自分のそのシャツの右袖を脱いとくのね。
よしやす
はい。
かおり
で、その右袖のところに、
の先端になんかグローブみたいのを置いて、
うん。
見えるように、自分の右手っぽくついた手の内側に置くのね。
よしやす
うん。
かおり
で、初めは本物の右手と、その偽物の右手の同じところを触っていくわけよ。
うん。
小指、中指、親指って感じでね。
で、ふんふんふんふんってその人は、
あの、見えてる偽物の指を、手を見ながらふんふんふんっていう風に見てて、
で、何も言わないで、今度はその自分の指を触らなくなるっていうのかな。
えっと、偽物の指だけ触るようにするのね。
うん。
でもなんかその人は、触られてる感じがあるらしいのね。
よしやす
これね、ラバーハンドっていうらしいよ。
ん?
ラバーハンド、ゴムの手。
あ、そうなんだ、ゴムなのね。
で、
かおり
で、そこに、なんかナイフみたいなのを突き刺そうとすると、
突き刺すのかな、実際に。すごい痛みも感じるみたいなね。
よしやす
そうで、
わわってなるっていうのはやってたけど。
手の、ダミーの手を用意するの大変じゃないですか。
かおり
グローブにプッて空気入れて、入れちゃダメなの?
よしやす
あ、グローブってゴムの手袋ね。
そうそうそう。
えっとね、この本によると、2人で行う即席ラバーハンド錯覚っていうのがあって、
ほう。
実験者が手を貸してあげるの。
かおり
あ、あの、その、偽物の手が、その、えっと、
よしやす
実験者が、
ラバーハンド錯覚の神秘
かおり
実験者の手なわけ。
よしやす
そう、後ろから手を伸ばして、
かおり
あの、あの、なんで、ニンニンバオリ状態ってことね。
よしやす
に、ま、横からで、横からというか横後ろからね。
うん。
っていうのでやると、えっと、何?他の人?実験者の、実験者の手が、
あ、被験者が、実験者の手のことを自分の手のようにだんだん感じてくるっていう気持ちのあるさがあるっていうふうに書いてあります。
かおり
へえ。やっぱね、なんかあるんだね。
なんか、あの、受けたことがあって、特にそういうのがあるって知った状態で、
その実験を受けてもそう感じるんだよね、きっとね。
そう。
知らない人だったら、あの、本当にすんなり騙される、脳も騙されそうだけど、
それを知ってても、その変な感覚に陥るのがすごいなって。
よしやす
そう。で、すごいね、面白い表現があって、この、え、体の錯覚っていう本には、
え、ラバーハンド、え、つまり、え、直接、え、触覚があるっていうのに比べて、
目で見たり、いくつかの条件が重なると、え、自分の手じゃないのに自分の手のように感じられる。
つまり、ラバーハンド錯覚を享受できる能力があるんじゃないかと書いてあるわけ。
ほっ。
要は、ラバーハンドっていうのは、ある意味こう、脳のバグであるというふうに、えっと、捉えるんじゃなくて、
ある条件が揃うと、その変な感覚っていうのがみんなに起こる。
つまり、それは実は能力じゃないかと、っていうのがあって、で、つまり、
自分の体ってどこまでかって、本当は曖昧で、えっと、なんていうの、学ぶっていうのが、
え、学ぶ、またはほんの短い体験で、えっと、そんなようなことが、えっと、変わって感じられるっていうのがあって、
さっきかおりさんも言った、えっと、体験者の手の代わりにゴムの手をトンカチでガバって叩くっていうのとかもあって、
自分の手の場所と同じ場所にゴムの手が置いてあって、それをポンってやると、まるで自分の手にぶたれたように感じるっていうのがあったり、
あとは、このラバーハンドはどこまで手の形じゃないといけないかっていう実験もしてたりする。
かおり
あー、5本指じゃなくドラえもんの手をやってみても同じような感覚の方があるかどうかってこと?
よしやす
まあまあ、ここでは角材、手と同じくらいの大きさの角材に親指だけ飛び出してるやつ、手首を少し細くしたやつ、なんとなくグーっぽく4本指が感じられるやつみたいなやつがあって、
さあ、どこまでが自分の体で、どこまでが自分の体じゃないのかとか、他の人と手を入れ替えるような感覚ができる錯覚の話とかね。
自分の体の認識
よしやす
あとは、自分の体の中の場所を探すってどこまで正確かみたいな話もしている。
かおり
足の指は結構もう、そもそも鈍感じゃないですか。
だから、何もしなくても、この指どれって言っても間違って認識をしてたりすることはあるよね。あるみたいね。
よしやす
で、まさに赤ちゃんは自分の体をね、触りながら、または動かしながら、それを学んでいくっていうのがあって、
足の先とかね、手とかをこれはなんだっていう顔で見ながら、人のもののように見ながらね、だんだん自分のものになってくる。
かおり
なんとかって名前ついてるよね。
よしやす
これではセルフタッチって書いてあるんですけど。
かおり
いや、もっとね、なんかね。
よしやす
学術的なやつ?
かおり
いや、学術的じゃない気がするんだけど、なんか初めに赤ちゃんって手足を反射的にバタバタバタバタバタ動かしてるじゃない?
うん。
で、それが自分の視界に入ってきても、自分の手足だって認識できてないわけよ、初めはね。
そうそうそうそう。
で、それが、そのうちなんとなく無意識にグーパーグーパーっていう風にやっていって、
で、それがその視界に入ってきたときに、その自分の無意識なグーパーグーパーと、その見えてるものが連動してるっていう風に気づいたときに、
これは何?って手を見つめるのがあるんだよね。
あ、待ってね。赤ちゃん、手を見つめる。
ハンドリガード。
日本語で。
えっと、英語のリガードを見るが語源。
はい。
で、生後2、3ヶ月頃から見始められ、数ヶ月で終わることが多い。
自分の体の一部であるという認識を深め、視覚や運動機能の発達を促します。
手を動かしたり口に持っていったりすることで、触覚や味覚を含む感覚情報を統合し、手先の協調性を養うこともできます。
よしやす
ということで、感覚は当たり前のように感じられるけど、実はいろんなところの小さい情報の組み合わせで作られてるっていうことなんですよね。
かおり
たまに間違えますというお話で、本編の方でその他の感覚の話をしていきたいと思います。
五感の役割
よしやす
よろしくお願いします。
ではですね、嗅覚、味覚、聴覚、視覚の話をしていくんですけど、
当たり前のような気もしますけど、とりあえずどんなものかを整理していきたいと思います。
まず、嗅覚、これは鼻の中で感じるやつね。
かおり
はい。
よしやす
一般には400種類ぐらいの受容体っていうのがあって、そこで匂いを感じるっていうものです。
ただ、400種類の受容体1個1個が感じるだけじゃなくて、その組み合わせで人間はこんな匂いがするっていうのを感じているんで、
400個の匂いが嗅ぎ分けられるっていうよりも、もっともっと細かく匂いの感覚っていうのはあると。
分かるんですか?
はい。
嗅覚物質を感じる。
はい。
味覚が口の中にあって、これも嗅覚物質を感じるっていうので、
こちらは一般的には甘味、甘味、酸味、塩味、塩ね、苦味、うま味を感じるっていうのがそれぞれの種類としてあって、
もうちょっと辛味、辛いってやつはセンサーが反応するってよりも口の中で痛いっていうのが起こる。
または熱いのと同じセンサーが反応するっていうので辛味を感じると。
だから英語ではホットって言うほどのね。
これも化学物質のセンサーです。
はい。
聴覚、こちらは空気の振動を感じるセンサーで、人間は20Hz、1秒間に20回の振動ね。
それから2万Hz、2万回までの振動っていうのがこの耳で感じられるっていうのがあって、
前もお話したかもしれませんけど、空気の振動が耳の中に入っていって、外耳から内耳に行って、
鼓膜っていうのを揺らして、その揺れたものが下牛っていうね、まさにかたつむりみたいなぐるぐるぐるって回った中に液体が溜まってまして、
その液体を揺らして、下牛の壁に揺れたのを感じるセンサーがあって、どのくらいの音の高さが大きかったかっていうのを感じて、
それで音として感じるっていうのが聴覚。
視覚、これは光を感じるっていう話ですが、他の言い方をすると、特定の電磁波を感じる細胞が網膜っていうところに並んでいて、
そこに入ってきた光の強さを感じるというやつで、人間の場合には衰退細胞っていうのと換体細胞っていうのがあって、
衰退細胞では、RGB、赤、緑、青のそれぞれの波長に感じるっていうのと、
換体細胞っていうものでは、緑を中心にした少し広いところをもう少し感度が高く感じることができて、
明るさがわかるっていうもので、換体細胞だけ感じても色はわからないっていう風な感じが通します。
もう1個重要なのは、視覚は面にセンサーが並んでいるから、2次元なもの、つまり私たちは絵のようにものを見ることができますが、
目の中には細胞の並びっていうのは均一ではなくて、目の中心のところは感度が高く周辺に行くにしたがって感度が低くなったり、
あとは色が綺麗に見えるところは視野の中心のほんとに狭いエリアで、そこから離れたところは色は感じられないっていう風に生物学的にはなってるんだけど、
我々はね、身の前のもの、別に視野の真ん中以外でも色がついて見えますよね。
かおり
カラーの世界に見えますよ。
よしやす
そうそうそう。なんですけど、その辺は脳の中で保管をしていて、自分の身の周りのものは色についてっていうのと明るさについては脳の中でこんな感じだろうっていうのを保管している、補って見えているっていうのがあったりします。
で、それぞれの特徴、違う面で見てみると、例えばね、閉じられる閉じられないっていう話をすると、嗅覚、匂いはだいたい閉じられないじゃないですか。
一応ね、鼻つまむっていうのはできないわけじゃないけど、だいたい息してたら入ってきますよね。
なので、嗅覚は一般的には閉じられない。
味覚は口の中に入れなきゃ感じられないんで、これは閉じられる。
で、聴覚、音は閉じられない。もちろん防音用のヘッドホンとかすればいいかもしれないけど、嫌でも聞こえちゃう。
で、視覚、これ閉じられる。
なんで視覚が閉じられるんだろうねっていうのはね、目が弱いから保護するために閉じられるっていうのだけではないんじゃないかと思っていて、目からの刺激をなくすっていうのが何かしら効果があるんじゃないかと思うんだよね。
脳のために。だからこそ寝るときには閉じるんですけどね。
かおり
閉じても透明なのもいるか。
よしやす
透明なのもいたりする。だいたいの哺乳類は閉じてるし、寝るとき閉じるよね。
かおり
見えないよね。だから今、外からの外界刺激の9割は視覚っていうけど。
方法不可になっちゃうのを予防するのかね。
よしやす
そうかもしれないですね。だから情報を減らすために閉じられるようになっているのかもしれません。
かおり
いつからまぶたっていうのがあったんだろうね。
よしやす
哺乳類はだいたいあるでしょ。で、他の動物でも閉じられるやつ多いでしょ。ただ、寝るとき閉じてるかどうかわかんない。
かおり
昆虫は閉じないね。
よしやす
昆虫は閉じないし、目の構造からして違う。
ヘビはどうなんだっけ。哺乳類、ヘビ。
かおり
あれ、カネとかってまぶたなかったっけ。
よしやす
とかっていう感じでですね、その辺が違いで。
あと、情報がやってくる向きがわかるかどうか。嗅覚はわかんないよね。
この匂いは右からだとか左からとかわかんないよね。もちろんね、そよ風吹いていればなんとなくわかるかもしれないけど。
本質的にはわからない。味覚もわかんないよね。
かおり
口の中でしか感じないからね。
よしやす
そう、で、聴覚はある程度わかるんだよね。
かおり
耳の、で、耳たぶがあるからじゃなくて。
よしやす
えっとね、音が来る方向がわかるのは、耳の形、まあ耳たぶって言ったらあれですけど、外にペロリンっていう耳がついていて、
それの影響と、あとは左右のタイミングの差を脳で分析するっていうのもあるんで、
その辺である程度方向がわかるのと、高い音と低い音では、低い音では方向がわからないとされています。
へえ。
ある程度以上高くないと方向感覚はない。
かおり
へえ。じゃあ、誰かを驚かせようとするんだったら、デーレン、デーレンって低い音を出して近づいていったほうがいいってことね。
よしやす
デーレンデーレンっていうのは後ろからか前からかわかりにくい。
かおり
わかりにくく恐怖心だけ与えると。
感覚の特徴
かおり
デーレンデーレンって言うと、後ろからこいつ来たってわかっちゃうってことね。
よしやす
そうですね。テレビとかオーディオセットで、5.1チャンネルサラウンドとかあるじゃないですか。
かおり
はいはいはい。お高いやつでしょ。
よしやす
で、点1っていうのは低い音を出すためだけのスピーカーがあるのね。
つまり、5チャンネルっていうのは正面、前の右側、前の左側、後ろの右側、後ろの左側で5つじゃないですか。
かおり
うん。
よしやす
それプラス、低音用っていうのが1個だけあって、低音用はね、部屋のどこに置いてもいいですよって書いてある。
かおり
へー。
よしやす
だから、低い音は方向がわからないんで、というのが聴覚の特徴。
で、視覚、これはね、まさに2次元なんで、どっからどんな情報が来てるかわかりますと。
どこに敵がいるか、どこに獲物がいるかっていうのが確実にわかる。
一方で、視界に入ってないものは見えないんだよね。
さっき言った、聴覚はとりあえずどっちの方向からでも情報は得られる。
空気の振動ですから、後ろからでも横からでも上からでも下からでもいいんですけど、
この視覚、目は視界っていうのがあって、そこから外れると見えない。
特に人間はね、前方向に2個目がついてるから、真横よりも後ろの情報はほとんど入ってこないし、
上側も首を上に向けないと見えない部分が結構ある。
その代わり、目が横に並んでると立体視がある程度できる。
で、周りに気を使う動物、よく言うね、草食動物は頭の左右に目がついていて、
敵を察知する能力が高い、みたいなことも言われてますけれども、
感覚器の特徴としては、向きというか、物が確実にどこにあるかがわかる。
一方で、ある場所から外れると見えないっていう特徴があります。
嗅覚と味覚の役割
よしやす
なので、そもそも目的が微妙に違うんだよなと思っていて、
嗅覚、たぶんこれが一番古い感覚だと思うんですよ。生物の進化ではね。
自分の外にどんな化学物質が存在しているかを感じする。
で、わかりやすいのは、危険だったら離れる。
おいしそうなものだったら近づく。これが嗅覚。
で、味覚は嗅覚と似てるんだけど、口の中に入れた後、この後取り込んでよいのか。
それとも吐き出さなきゃいけないのか。
あとは、これはより体の役に立つのかっていうのを選別するためのセンサーだよね。
人間はね、さっき言ったけど、おいしさというか、おいしさの中に5つの基本の味。
塩味、甘味、酸味、苦味、あと旨味っていうのがあるっていうのがありましたけど、
危険なもの、毒っぽいものは苦味として感じて、
動物性タンパク質とか植物性タンパク質は旨味として感じて、糖分などは甘味として感じて、もちろん塩分は塩味として感じて、
酸っぱいのは昔は危険だなと思う。
腐っていて発酵が始まっているやつはおいしくないって思うっていうのがあるんですけど、
今やね、ほどほどの酸味はおいしいって感じたりしますけど、
そんなのも含めて危険か危険じゃないか、自分の体により取り込んだ方がいいかっていうのを判断するために使う。
これは化学物質なんで、たぶん我々哺乳類になる前からあちこちの生物が持っている体外の、または体内に取り込むときの選別のための化学センサーというふうになっていますが、
聴覚、こちらは空気の振動っていうふうに言うと、水中では耳はなくていいわけですよ、空気の振動だと思うと、つまり鼓膜はないわけね。
ただ、外のものの振動を感じたり、耳の中の内耳のところの大きな働きである水平方向を感じるっていうので、魚とかの中でも使われていて、
今、私たちとか哺乳類が聴覚、耳をどうやって使ってるかっていうと、外の様子を探る、方向がわかる、何かがどこかで起こっているっていうのがわかって、生きていく上には危険を察知する、またはおいしいものがある。
危険を察知するとおいしいものがあるしか言ってないですけどね。っていうのが、より早く確実にわかる。つまり、風が吹いているとおいしいものがあっても、こっちに匂いはやってこないわけじゃないですか。
でも、音は四方八方に広がるので、そういったものを感知できるっていう風になっていて、最後、四角、目は形や遠さ、距離感を見るっていうのができるんで、何かものをつかんで処理をする、処理っていうか食べたり捨てたり投げたりね、っていうときに外界を知るっていうのはとっても便利。
親が子供をね、認識するのだって、母乳類って親子でね、認識し合わないといけないから、そのときには四角というのですぐそばにいるかちょっと離れているかっていうのがわかったり、あとは親についていくっていうのができたりする。あとは遠くにいるときには鳴き声で呼ぶっていうのができる。また、音で敵が来るのを感じるっていうのができる。
で、さっきわざわざ言わなかったってあるんですけど、嗅覚、こちらはおいしいものだけじゃなくて、多くの場合、異性、つまりカップルになるための相手を探すっていうのにも使われるっていうのがちょっと特殊な用途としてあるんじゃないかと思っています。
特にね、昆虫とかの外の化学物質を感じる力っていうのはとっても強くて、パートナーを探すときに四角と嗅覚で探すっていうのがとっても多いんですよね。
ちょうちょとかはね、自分と同じ種類の、で、異性、つまりオスがメスを探すときには、メスの羽の模様のパターンを目で感じて近くまで行ったら、本当に仲間のメスかどうか確認するっていうのは化学物質で確認してとかっていうのをやっているんで、つまり目と鼻を使ってパートナーを探すっていうのをやったりします。
という感じで、私たちの五感から嗅覚を除いたやつを、どんなセンサーで、どんな目的で使っているかっていうのを見てきました。
人工的刺激の進化
よしやす
で、ぜひですね、皆さんも自分の目、耳、鼻、あとは口というかベロというかがセンサーだと思って、ちょっと意識してね、周りの世界とどうつながっているかっていうのを考えると、ちょっとね、化学的なものの見方ができるんじゃないかと思っています。
で、ここまでは生物の話なんですけど、人間はこのセンサーをごまかす方法とかね、そういうのをたくさん考えてきました。
一番楽ちんな方向からいくと、例えば、声を出して、自然界の中に今までなかった声を出して耳に伝えることで、自分がいるっていうだけじゃなくて、言葉を使って会話するっていうのは、この聴覚のハッキングなわけじゃないですか。
他の方法、他の目的に聴覚を使うっていう話で、人工的刺激ってちょっと無理やり言うと、楽器とかさ、これも聴覚に人工的なもので刺激を与えてますよね。
で、ここ100年ぐらいはスピーカーっていうのを使って、今皆さんが私たちの声を聞いてるっていうときに空気の振動を物理的に作ってあげて、それを音として聞くっていうのをさせている。
記録ができる前は電気で伝送して、遠くの人とお話ができるっていう電話っていうのも人工的刺激っていうのを作って、本来そこで聞こえない音、つまり空気の振動を電気で作って遠くに送るっていうのをやってきました。
なので、耳の真似をするセンサーとしてはマイクがあります。
で、視覚についても人工的刺激っていうのは火を燃やすとかっていう明かりを作るっていうのもあったし、もちろんね、ここ150年200年ぐらいは写真や映画またはテレビや液晶画面みたいなものでスクリーンに画像を出す。
最近はね、VRゴーグルみたいなやつで被って、視界を全部覆ってしまって、その刺激を人工的なものだけにしてしまうとかっていうのもあったりします。
で、目の真似をするセンサーといえばカメラとフィルムだった時代だったり、今や電子で光の赤緑青の強さをセンシングする殺像素子とかっていう風に言われているものがあって、
こいつらが目の代わりに光を信号に変えるっていうのができます。
なので聴覚と視覚はもし脳と脳みその脳と電気回路とかそういう人間が作った情報処理機械がつながれば、すぐにでもかどうかわかんないですけど、
耳の代わり、目の代わりができるっていうので、既にいくつかのものは人工内耳って言って電極を頭に差し込んで耳が聞こえない人のために外の音をマイクで拾って感じるっていうのだったり、
あとは目が見えない人用に、これまだ実験段階ですけど、外の情報をカメラで撮って、その明るさ信号を脳に電気信号で伝えるっていう実験も進んでいたりします。
もう少し進むと、電極経由でいろんなものが少なくとも目と耳はなんとかなるかもしれません。
一方で、嗅覚と味覚については人工的刺激ってなんかあるのかなって思って、いやいやなかなか難しいだろうと思ったんですが、
少なくとも化学物質の合成っていうのができるんで、嗅覚に関しては香料とか香水っていうのが既に昔からあるんだよね。
人工的な刺激じゃないですか、でも。
あとは味覚についても調味料というもので、直接の物質だったり、あとは化学合成した複雑なアミノ酸だったりするんですけど、
そういったものが人工的化学物質っていうのを作って刺激っていうのができるようになっていますが、何でもかんでもできるわけじゃないんだよね。
その辺が、聴覚とか視覚は人間が感じられるものを一通りざっくりと伝えることができる。
あとは電気信号になるので、それを記録して再生するっていうのができるけど、まだまだ嗅覚と味覚については化学物質を特定のものを作って量を変えて混ぜるぐらいしかできないんで、
まだ縦横無尽というわけではないし、ある一瞬だけ嗅覚を騙すとか、ある一瞬だけ味覚を騙すっていうのはなかなか難しい状況だなと思っています。
ただね、臭い定時期っていうのは開発が進んでいて、臭いを一瞬だけ出す。
映画館でね、なんとか4DXみたいなのじゃないですか。
ああいうやつもいくつかの臭いだけ出して、映画の雰囲気を出すみたいなのがあって、っていう演出でできるものもある一方で、話を聞くとね、臭いをいきなり伝えるのはまあまあできるんですってやれば、化学物質を鼻の中に突っ込めばいいから。
ただ、次の臭いの前にその臭いを消すのが大変なんだって。
空気中に漂っちゃうわけじゃないですか。
かおり
そうか、特に例えば映画館って言い方をするんだったら、その空間に全部漂っちゃうわけか。
よしやす
そう、だからそれを消すのが実は大変で。
かおり
日常生活だったら場面転換って言ってもそれなりに場所も移動するけど、場所を移動しないところで次の場面になっちゃわなきゃいけないわけね。
よしやす
さっきまでキッチンでお料理ができる香りがしてたんだけど、映画の中ではね、いきなり外に出て、どこかで山火事が起こって、その煙がやってきてるみたいなときに、
さっきまではいい感じでお肉焼けたのに、今度は森が焼けてるんだっていうのを変えるのはすごい大変だし。
かおり
確かにね、そうね。
よしやす
ほんのりなものをエアフローを考えながら提示するっていうのができると、
例えば実験でいろいろあるのは、VRゴーグルかけるじゃないですか。
そこでゲームをやるんだけど、そのVRゴーグルの鼻のあたりにチューブが出てて、
匂いセンサーの挑戦
よしやす
匂いの元5種類ぐらいをうまくミックスして、ゲームの中であるシーンが来るとこの匂いを出すみたいなやつが、研究ではいくつか進んでいて、
ただ、香里さんも言ってましたけど、人間はね、外界を捉えるときにすごく大きい部分を視覚に頼っているので、
匂いが漂ってくるっていうのをどう演出の中にうまく使うかっていうのは難しいところらしくて、
コストがかかる割に効果が少ないと流行らないじゃないですか。
そうなので、匂い提示っていうのは大変。
もう一つ、真似するセンサーもある程度はできてるんですけど、
なかなか実用に足るものはあまりないっていうのが現状らしいです。
匂いセンサーってたくさん作られてるらしいんですよ、実は。
なんですけど、生物、我々の生きているものと比べて、
化学物質がくっついて信号が出るっていうのを作るわけじゃないですか。
当たり前だけどね。
なんだけど、そうすると化学物質がくっつかないとセンシングできないよね。
でもくっつくと、だんだんくっついたのが取れなくなってきたりして、
感度が落ちるんですって。
だから継続的に同じ感度で使える匂いセンサーっていうのはあまりなくて、
特定の化学物質だけだったらできそうなんですけど、
人間が感じられる匂い一通りについて劣化がない、
使っていて劣化の少ないセンサーっていうのはなかなか作るのが大変だし。
使い捨てになっちゃう。
人間はね、人間というか動物は新陳代謝したり、
あとは取り込んだものもね、血液と一緒に流して老廃物捨てるとかできますけど、
そういうのが今のセンサーにはついていないので、
人工的なセンサーにはついてないんで、
その辺が大変だっていう話をしていたり、
匂いを提示する機械を作ってるところが、
その匂いセンサーを構成、キャリブレーションするね。
感度を確認するために決まった量の匂い物質を出すっていうのに使うとかっていう、
なんだかね、いろんな開発が進んでいるそうです。
味覚センサーの可能性
よしやす
で、味覚センサーは実験室レベルであれば結構実用化されていて、
味のバランスをセンサーで測るっていうのはできるんですが、
ただ、人がやるほうが簡単なんで、独でもなければね。
なのでさっき言ったコストとベネフィットというか、
どんな効果があるか、またはどんな便利さがあるかっていうので、
緊急しては使われるけど、日常製品に味を見るセンサーっていうのはあんまり入っていないし、
味を提示するための人工的なものっていうのは調味料だとか、
そういうふうなもので既に提供されていて、
それを電気的に合成するとかっていうのはあんまりされていない。
かおり
でも例えばすごくこれが安く簡便になれば、
レシピで何とかを作りますって言って、
一番厄介なのって塩コショウで最後に味を整えますって、
なんのこっちゃなわけよね。
そう。
っていうところを、例えばそのセンサーをすることによって、
ちょっと塩が足りませんとかね、
もうちょっと水分を入れましょうとか何かを入れましょうって。
よしやす
塩コショウで味を整えるのは、
センサーの幅のここからここまで、あなたの好きなところに落とし込んでくださいってことでしょ?
かおり
わかんないよそんなの。
何を言ってんだかそのさ、整えるって何って。
よしやす
一番自分としてバランスの取れた味にするってことですよ。
かおり
そんなことわかんない。
わかんないからさ、レシピ見てるんだからさ。
あれ前言ったっけ何だっけ、理系のためのレシピ集みたいな。
よしやす
話をしてくれました。
かおり
非常に規適でよろしゅうございます。
よしやす
適量って書いてないやつね。
かおり
そう、チューブで3センチ出すとかさ。
よしやす
何グラムっていうのが正確で、
少々とかが少ないやつね。
そう。
だから、
かおり
そういう感じってなわけです。
よしやす
そういうのであっても最後の塩とコショウは、
ミニマムこれくらい、マックスこれくらいの間で、
味見をしながら一番バランスが取れるところにしてくださいって書いてあるわけですよ。
かおり
バランスが取れるって何っていうね。
よしやす
おいしいと思うところね。
かおり
わかんないもん、味覚がよくわかんないからさ。
よしやす
そうですか。
じゃあ、塩とコショウ入れなきゃいいんじゃないですか、最後。
かおり
だから大抵入れないっていうか、プラスアルファではやんないんだけどさ、
そんなに言われたって結局わかんないわぐらいで終わっちゃうんだけど、
そこを、
よしやす
料理センサーで。
かおり
嬉しいなって。
よしやす
最近は塩味、しょっぱい感を人工的に作り出すっていうのがあって、
塩分取りすぎな人に、このスプーンで食べると塩味が増すので、
塩少なめに作っていただいて、このスプーンで食べてくださいっていうのが出てるらしい。
かおり
それはちょっと面白い。
それの砂糖バージョンがあると非常によろしいですね。
よしやす
砂糖はね、技術的に難しいらしいんですけど、
塩味は、
かおり
砂糖バージョンが欲しいですね。
よしやす
塩味は作りやすいらしくて、それはあるみたい。
で、砂糖というかカロリーを取りすぎな人も課題ではあるんですけど、
やっぱり、
かおり
そうですよ、すごいキンキンな課題ですよ。
よしやす
塩分を取りすぎな人も課題が大きくて、
特に日本人はね、塩分取りすぎだっていう人がいたり、
あと年を取ると塩分への感度が薄くなるんで、
おじいちゃんおばあちゃんが作ったおかずが劇的にしょっぱいっていうのを聞いたことがあるんですよ。
へー。
そう。なので、普通に作って、
こんなの薄くて食べられないじゃないのっていうのに、
塩味追加スプーンを使うと、
電気信号で、
お、しょっぱいじゃないかっていうのを感じられるっていうのができるらしいよ。
そう、とかっていうのが進んでいて、
五感の役割と脳の認知
よしやす
いくつかのね、感覚。
嗅覚、味覚、聴覚、視覚っていうものが、
それぞれどんなふうなセンサーを使って、
どんなふうに役に立って、
人工的にどうコントロールされるかって話を今日してきたんですけど、
結局ね、一番最初オープニングでも話したんですけど、
我々はおいしいものを食べてるとか、
何々が見えるって思っているけれども、
最終的には脳の中でどう神経が動いたかっていうことなんだよね。
だから、うまく騙されるといいっていう話もあって、
例えば視覚もね、
必ず見逃さないように見てるって思ってるかもしれませんけれども、
目玉がギョッて動くとき、
左から右に視線を動かすときに目玉が動くときの、
途中ブレてる映像は脳で捨てられちゃうわけですよ。
自分の視界ってブレてないじゃないですか。
でも、視線をピュッてずらすときには、
実はブレた情報が網膜に映ってるはずなんですよ。
なんだけど、それはね、脳に行くときに、
目玉を動かす筋肉にこれ以上の、これ以上でこれぐらいの信号を送ったときには、
ブレてる映像だから捨てちゃえって言って捨てられちゃうのね。
とかっていうのがあって、
外界のことをちゃんと見えてる。
ちゃんと聞こえてる。
ちゃんと味を確認できてる。
ちゃんと匂いを感知できてるっていうのは、
時に病的なもので感度が落ちたり、
過励で歳をとって感度が落ちたり。
あとは、いくつかのことを組み合わせると、
騙せたりするというのがあったりします。
裏を返すと、脳がそう感じるっていうのができさえすれば、
本当の刺激はいらないのかもしれない。
つまり、人間は生物で、
生物はタンパク質で作られている、
ある程度自動機械だと思って、
そのセンサーとして互換があるっていうふうに考えてみると、
自分は何を見てるんだろう、何を感じてるんだろうっていうのを、
違う視点で見られるんじゃないかななんて思っています。
はい。
さっき言ったね、視線のことについては、
サッケード、またサッカードっていうワードで引くとわかるんですけど、
目をギョロギョロさせる、左右にギョロギョロさせるっていうので、
目の周りの神経にセンサーを、
これは機械のセンサーね、つけて、
ある筋肉がピッてなったときに電気がピカッてつくっていう実験装置を作って、
被験者はその前に座って、
右から左に視線をギュンてずらす。
また左から右に視線をギュッてずらしたときに、
外から見てると、電気がピカッてついてすぐ消えるんだけど、
本人にはついてるのがわからないっていう実験とかもあるんですよ。
さっき言った、外界の景色がブレてるところを捨てられちゃうんで。
これをね、情報に漏れがあると見るのか、
うまく経済的にいい感じで、
無理せずやってるって思うのかは捉え方次第なんですけどね。
かおり
そうね、なるほど。
よしやす
だって、それで生きてこられたんだし。
という感じでですね、
今日は五感についてお話をしてきました。
光の話とかね、そういうのをやったときに、
メールでこっちの感覚はどうですかとかっていうのがいくつか、
ご質問が来たりもしていたので、
それをヒントにしたのもあって、
五感っていうのをもう一回、
広く見てみるといいんじゃないかということでお話をしました。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
この番組では皆さまからのメッセージを募集しております。
メールの宛先は、
また、私たちはそんないプロジェクトというグループで
複数の番組の配信を行っております。
この番組のほか、そんなことないっしょ、
またそんない雑貨店という番組が配信中です。
私たちのウェブサイトそんない.comに来ていただくと、
最近の100本よりも昔の配信だったり、
他の番組も聞けますので、ぜひ遊びに来てください。
あとですね、そこでは寄付のお願いっていうのと、
新メンバー募集っていうのを出しているので、
新メンバーの応募があったっぽいんですけど、
リーダーは何をしているのだろうな。
かおり
半年ぐらい前ですか?
よしやす
半年もまだ経ってないと思います。
とかもありまして、そっちにも来てくれると嬉しいのと、
あと、一月ぐらい前にお知らせしたんですけど、
私がノートっていうところに、
博物館、科学博物館のガイドブックをPDFで置いてるんですけど、
そこに投げ線で応援するっていうのがありました。
チップだ、ノートのチップっていう機能があって、
そこで応援のこととかもいただいています。
かおり
反響があったわけですか。
五感の解説
よしやす
反響ありました。
素晴らしい。
ありがたいです。
ということで、この後、
有料版audiobook.jpで聞いていらっしゃる方はおまけがつきます。
オーディオブックでは有料配信をしておりまして、
そちらにおまけの音声がついております。
オーディオブックで聞いていただくと、
再生時間に応じて我々に報酬が入るようになってますので、
もしよろしければ応援のつもりでそちらを聞いてくれると嬉しいです。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
ということで、そんなエリカの時間、第629回、この辺にしたいと思います。
お送りいたしましたのは、よしやすと、
かおり
かおりでした。
よしやす
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。
かおり
ごきげんよう。
51:07

コメント

スクロール